『MJ’s FES みうらじゅんフェス!』に行ってきました! 感想
行くときは時間に余裕を持って
『MJ’s FES みうらじゅんフェス!マイブームの全貌展 SINCE 1958』に行ってきました。
www.kawasaki-museum.jp
みうらじゅんさんの展示会などはこれまでもいろいろありましたが、ついに還暦を迎えるにあたり、MJ's FESですよ、マイブームの全貌ですよ、全部乗せの展示会が開催されました。
私はファンなのでもちろん行くわけですが、これがファンであっても一度に受け止めきれない物凄い物量でした!!
会場は川崎市市民ミュージアム。
入場料800円、中学生以下無料(「以下」なので中3まで無料!)、写真撮影し放題という大盤振る舞いっぷり。
それでは、写真をどばどば貼っていきます。
私が行った前日まで「スライドショー」やっていたので、いくつか不在の展示物がありました。残念。
しかし、そんなの「10のうち3がない」ではなく「25万のうち3がない」くらいのレベルの話でした。
通信空手の教材。本当にやっていたのか!
ここ、入場して一歩目の小学生コーナーなのですが、ここだけでこの物量!このペースで見ていくといつになっても終わらないよ!
みうらさんは、小学生の頃からスクラップだしいつも何か書いているし常にそれを発表している。今と全然変わらない。変わったのは三浦純とロン毛とグラサンくらい。
この当時のものをよく今まできちんと保管しているものだな。私の子供時代のものなんてもう何もないよ。インタビューなどを読むとお母さんがみうらさんのやることを全面バックアップしてくれたそうなので、お母さんがちゃんと取っておいてくれたのかな。ありがたい。
おーい、「ブーム」の横棒が抜けていますよー。
インタビュー映像もあるのですが、これを全部見たらそれこそ一日終わってしまうので泣く泣く途中退席。写真は高校時代に400曲作ったエピソード。
学生証とか受験票までよく取ってあるな。
あら、可愛いじゃない。
アウトドア般若心経、あったなー。あまり盛り上がらなかったけど。
映像コーナーはどこも全部見ず、先を急ぐ…。すまん。
ひとりでしたが、係の人に撮ってもらいました。
雑誌の切り抜きを集めただけでこのボリューム!異常!
私は何もしていないのに、ただ見ているだけなのに、ヘトヘトになりながら退場。こんなに写真貼りましたが、ほんの一部。ほんの一部です。しかも展示してある作品の文章やイラストやマンガの中身までじっくり見ようとしたら、本当に時間が足りない。3日間くらいかけて見るしかない。
しかし、まだ第2会場もあるのだ!!
この辺は「いやげもの展」で見たなーと思いつつ、あれでひとつの展示会だったのにここでは単なる1コーナーになっていることを思い出し、改めてこの展示会の物量の異常さを思い知る。
そうだよなー。最初は「地元のアピールポイントを入れ込んだキャラを作ろう→結果いびつなものになっちゃう、いろんなところがゆるいキャラ」というのが面白かったのに、今では「かわいい地元キャラ=ゆるキャラ」に変わっちゃったね。
あら、残念。
なぜこのタイトルでいこうと思ったのか。
なぜこのもっこり写真を採用したのか。
「元気です」って、どう見ても元気じゃない!
誰が買うねん!(みうらさん以外)
「スライドショー」でもたまに使われる絵馬ツッコミ。今はSNSですぐ拡散されちゃうからもうやりにくいですね。
みうらさんも安齋さんも若い!そして安齋さん、いい男!
ここはエロスクラップを鋭意制作中のみうらじゅんさんを覗くことができます。箱に穴が空いていてそこから覗く。箱全体の写真撮るのを忘れた。
ここからは画家みうらじゅんコーナー。そう、みうらさんは美大出身なのでちゃんとした絵も描くのです。ちゃんとしているか分からんけど…。
乙葉!小池栄子!あゆ!叶姉妹!松本清張!上手いなー。
何だこの連作。
やめてくれ、私の性癖を乱さないでくれ。このステキなおっぱいで私を惑わすな。
最近のみうらさんの新作、冷マです。冷蔵庫に貼るマグネット。これ、本物の冷蔵庫にびっしり貼ってあるのです。触るのもOKなのですが、誰か持って行ったりしないのかな。いらないか。
もちろんsinceもありますよー。
有名な芸術作品に勝手に下着を穿かせる「はかせたろう」。ネーミングセンスが毎回上手い。
コクヨから送られたゴールデンスクラップブック。何でもやり続ければ誰かが見ている。たとえそれがエロスクラップであろうと。
ここは隣が常設展なのですが、
このように第2会場と隣り合わせです。これ、もしかして常設展示の一部を外して第2会場にしたのですか?それだったらその決断に敬意!
で、みうらじゅんフェスを見た後だとこういう一般展示まで何かしらの「おもしろ」を見出してしまうのです。これがみうらイズムか。
というか、この市民ミュージアム自体が結構ぶっ飛んでいるのでは?
終わってしまった。
繰り返しますが、ここで貼った写真は一部です。とにかく物量がすごい。私はひとりで見に行ったのですが、それでも1時間半かかりました。これ、友達と一緒に行ったら3時間コースですよ。展示物のひとつひとつをじっくり見ていたら3日コースですよ。
収集癖のある人、発表したがりの人、絵を描きたい人、文章を書きたい人、マンガを描きたい人、歌を歌いたい人、それぞれいますが、それをひとりで全部やってしまう人はなかなかいません。そしてそのどれもが尋常でない量なのです。こんな人、他にいない。
そして、こういう展示会ができるのも、これらの収集してきたもの、発表してきたものをきちんと保管してあったから可能なのです。小学生の時のイラストとか学生時代の受験票まで取っておく人なんていませんよ。お母さんとそのDNA、ありがとうございます。
この展示会はあまりに素晴らしいので、ずっと常設展として続けてほしいものです。もしくは全国行脚してほしいです。でも、この物量を展示しきれる場所はあまりないかも。
そうだ、どうせ今後もモノは増える一方なのだから、いっそみうらじゅん記念館という名の倉庫を造っていつでも見ることができるようにすればいいのだ。こういう「何も役に立たない仕事」(みうらさんの言葉でいうと「ない仕事」)って、とても大事です。人はパンのみにて生きるにあらず。こういう「余裕」とか「余白」とか「無駄」という部分はこの世知辛い世の中で評価されにくいですが、だからこそ保護していくべき。保護という言葉はよくないな、盛り上げていくべき。
3月25日まで開催中。なぜかそんなに混んでいないので、見放題ですよ!
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