やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

最近聴いた曲ひとこと感想(2018年5月)

最近聴いた曲を語りたいがブログ1本分になるほど語りたいことがあるわけでもないので、適当に語って適当な文字数になるまで書くエントリ。新譜旧譜問わず。


NakamuraEmi

NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST【CD】

NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST【CD】

NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.4(初回生産限定盤)

NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.4(初回生産限定盤)

彼女のことは以前から何となく知っていましたが、人間交差点フェスに出るということでちゃんと聴いてみました。
やはり声がいい。そしてラップとメロディの両方を行き来する歌い方も好き。さかいゆうは彼女のことを「彼女の歌にはフロウがある」と評していました。確かにその通り!
サウンドはシンプルですが、ドラムもギターもグルーヴがあってとても気持ちいい。ただ、これだけだとアレンジに幅がないので、アルバム通してだともっとメリハリがほしいなーと思うのも正直なところ。
あと、彼女の歌は韻が甘いところが多いので、ラップっぽく歌っているとそこが気になる。歌詞の中身もいいんだけど、もっと韻にこだわってほしいな。
人間交差点フェスでは一見さんにも届く・刺さると思いますよ。楽しみ。


CHAI

ほめごろシリーズ

ほめごろシリーズ

Pink

Pink

最近世間で騒がしいので聴いてみました。なるほど、センスある!既存のメロディやコード進行や曲展開ではないのに、ポップでキャッチー。うわー、新時代の才能だ。
バンドにも打ち込みトラックにも縛られないサウンドもいい。その曲に合った音が鳴っている。
「最近世間で騒がしい」なんて書きましたが、本当の世間にはまだ全然伝わっていません。今週出るMステでどれくらい爪跡残すのかが楽しみです。そもそも、どの曲やるんだろ。どの曲もいいけど、分かりやすいポップスフォーマットの曲はないぞ。


日食なつこ『瞼瞼』

瞼瞼

瞼瞼

『関ジャム』で取り上げられていたので聴いてみました。あー、こういうピアノをリズム楽器として使っているサウンド、好き。
番組で取り上げられていた「水流のロック」はもちろん名曲ですが、それ以外もいい曲多い。声も好き。もっと聴きたいが、近所のTSUTAYAには置いてない。むー。


筋肉少女帯『再結成ベスト』

筋肉少女帯は好きで昔から聴いていましたが、再結成後の活動はまったく追っていないので、最近の曲は全然分かりません。
せっかくベストが出たので聴いてみたら、いいね!オーケン歌が上手くなってる。
あと、曲のクオリティが高い。きちんとポップスとしていい曲(展開やメロディ等)が多い。これは、オーケンがギターを始めてコード進行とかを知ったからなのかな?もちろんそれでいい曲ができているので何も問題はないのですが、それでもあの当時の「構成として明らかにおかしいけど、いい曲」みたいな「狂った名曲」ではなくなっているのは少し寂しい。天才少年が成長とともに常識を知って特殊能力を忘れていくあの感じ。
オーケンの『40代、職業・ミュージシャン』という本でSIONさんと対談している回があるのですが、そこで

(大槻)オレ何も楽器できないから44歳の誕生日にギターを買いまして、やっと始めたんですよ。
SION)でもキミは曲書いているじゃない?あれどうしてんの?
(大槻)あれ、アカペラです。
SION)え、それをみんなが一生懸命コードつけてくの?
(大槻)そうですよ。ラララ~って俺が歌いながら。
SION)な、なんちゅうバンマスだ(笑)!ひどいなあ!
(大槻)それで、最近になって自分の歌のコード譜を書いてもらって「あ、オレの曲ってEマイナーってやつなのか」って分かったり。
SION)奇跡の人間だ!

というくだりがありました。そう、彼は奇跡の人間なのです!


jinmenusagi

はやいEP

はやいEP

ゆるふわギャング
Mars Ice House

Mars Ice House

SIMILAB
Page2:Mind Over Matter【初回限定盤(DVD付き)】

Page2:Mind Over Matter【初回限定盤(DVD付き)】

DJ SOULJAH
THE NINE WORLDS Presents DJ SOULJAH N。1 Japanese Hip Hop Edition

THE NINE WORLDS Presents DJ SOULJAH N。1 Japanese Hip Hop Edition

日本語ラップの新しいものもちょいちょい聴いています。最近の若い子はみんなラップ上手いね。あと、フロウもテーマも自由ね。いいことだ。
でも、ラップ上手すぎて何を言っているのか聞き取れないともったいないなーとも思います。知らない曲をライブで歌われても全然聞き取れないと全然は入れない。その点、ポップスの「メロディ」という武器は強いなー。だからフェスなどの一見さんが多い場所にヒップホップ勢は呼ばれないのかな。


lyrical school『guidebook』

guidebook

guidebook

私はアイドルを全く聴かないので彼女たちのことも名前は知っていましたが聴いたことはありませんでした。で、聴いてみたら結構いい。
もちろんラップもフロウもイマイチですが、聞き取れないラップより聞き取れるラップの方がいい。そして、サビのメロディがいい。何か久々に「ど真ん中のメロディ」を聴いた気がしました。
彼女たちは自分でリリックを書かないので、ラッパーが曲を提供しています。これが、やはりどうしてもそのラッパーの色が出るもんですね。韻の踏み方とかフロウの仕方とか。それが面白い。


今回はこの辺でおしまい。もう私はおっさんなので「音楽界の革命や!」とロキノンばりに吠えることはありませんが、それでもいい音楽は今日も生まれているので、少しでもそれに触れていきたい。いい音楽に触れて「これはいい!」と思える感性でありたい。