やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

最近聴いた曲ひとこと感想(2018年10月)

住所不定無職『Gold Future Basic.』

GOLD FUTURE BASIC,

GOLD FUTURE BASIC,

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Twitterで誰かが呟いていたのでレンタルしてみた。
いいじゃない!ポップ!
私、このバンド名から勝手にガレージロックやっているような、ひねくれた意固地な音楽性をイメージしていました。そしたらこんなにポップなバンドだったとは。
ボーカルの声が川本真琴に似ていますね。なのでいい声なのですが、倍音もサスティンもないのでたまに聞き苦しいときがあります。でも、いい声いい曲いいバンド。
このバンド名は損しているなーと思っていたら、今は新しい形と名前で活動しているのね。


ベッドイン

TOKYO

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RICH

RICH

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ベッドインといえば「90年代バブル期のオイニーを撒き散らす地下セクシーアイドルユニット」なのですが、それに騙されてはいけない。ここに張ったMVは名刺代わりなのでこのキャッチコピーに則ったものになっていますが、アルバムを聴いたらちゃんとしたポップスでした!
こんなちゃんとしたいい曲書けるのか(曲は別の人が作っているのですが)、こんなちゃんと歌えるのか(二人とも上手い)。いやー、知りませんでした、舐めていました、ごめんなさい。
テレビなどマスに出るには「エロでおバカなバブルユニット」というレッテルが必要なのでしょうが、それだと私のように誤解する人ばかりですよ。どこかで「いい曲あるじゃん!」と気づかせないと。まあ、世間はまだ彼女たちの存在を認知していないからそれ以前の段階ですが。
今、彼女たちに必要なのは『いとしのエリー』だ。ベクトル真逆の武器を持っていることがいつか役に立つ。
ライブ見たいなー。


KICK THE CAN CREW『住所 feat.岡村靖幸

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岡村ちゃんのコラボに外れなし!この曲はKREVAがラップと歌の橋渡しをしてくれているので、キックから岡村ちゃんへの移行がスムーズだ。
キックの曲にラブソングは今までなかったのですが、コラボ相手が岡村ちゃんとなればラブソングしかないっしょ!ということで岡村ちゃんにサビメロを渡したら「住所」という思いがけない言葉が出てきたのでタイトルになったそうです。
しかし、よく聴くと単なるラブソングではありません。MCUはゲーム愛を、LITTLEは韻への愛を歌っているのです。詳細はこちらを読むとより理解できます。
www.fumu.in
で、岡村ちゃんはというと、「住所」と「十畳」で韻を踏んでいる通り、「一緒に住もう」を歌っています。こちらは完全なるラブソング!
しかし結婚ではなく、同棲なのね。岡村ちゃんにとって「結婚」はやはりハードル高いのか。
2曲目の『Keep It Up』はキックらしくないというかKREVAっぽくないトラックですな。『ダンサブル』のRHYMESTERのような。こういう速いラップはリリックの内容に関わらずアガる!


KREVA『存在感』

存在感(初回限定盤 CD + DVD)

存在感(初回限定盤 CD + DVD)

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タイトルトラックの『存在感』は、自分への戒め・説教ソングでありつつ日本のヒップホップ・ラップに向けても歌われています。KREVAが自身に向けて「存在感がない」なんて言ったら、その他の日本のラッパーは全員死ぬしかない最後通牒なわけですが、実際日本のヒップホップなんてそんなもんだよなーという諦めと悲しみ。
曲の中身については、分かりやすいリズムでないしきっちりとした韻も踏んでないので、一般人がカラオケで歌ったら「ただしゃべっている人」になるしかない上級者向けフロー。それでも「決定打が出ていない」「代表作がないような」できっちり踏むところがこの男のすごさだ。
その他の曲は正直あまりピンときませんでした。トピックは面白いけど曲としての完成度はイマイチということで、シングルのカップリングやミニアルバムの収録曲レベルかなーと思っています。


真心ブラザーズ『INNER VOICE』

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前作に引き続き、一発録りシンプルイズベストの本作。
あー、やはり私はソウルでロックでファンキーな真心ブラザーズが好きだなあ。このアルバムの中でもホーンが入っているとそれだけでホッとする。
真心ブラザーズ、というかYO-KINGは年齢とともにどんどんシンプルになってきていて、それがこういう詩曲、アレンジ、録音方法になっているわけですが、その姿勢は支持するけど出来上がりの楽曲は「コレジャナイ感」なんだよなー。『手ぶら』とか大好きなんですが。
YO-KINGは何でも5年進んでいるので、もう少ししたら私もこの良さが分かるようになるはず。


YUKI『すてきな15歳』『トロイメライ

すてきな15才(初回生産限定盤)

すてきな15才(初回生産限定盤)

トロイメライ

トロイメライ

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ジュディマリは好きでよく聴いていましたが、ソロになってからはちょっと距離のある私とYUKI。ちなみに私にとっては「YUKIYO-KINGの嫁」であり、「YO-KINGYUKIの旦那」ではないのだ。
YUKIの曲を聴くといつも感じるのは「歌詞やメッセージを伝えるぞ」とか「いいメロディを歌うぞ」とかではなく「この声という楽器をいかに鳴らすか」「いかに弾くか」ということ。この声は歌を歌うためではなく歌を鳴らすために響いている。
それにしても、いつまでかわいいのだ、この人は。帰宅するとYUKIがいる家があるんだぜ。その家はYUKIが帰ればYO-KINGがいるわけですが。