映画『ボヘミアン・ラプソディ』 感想
この感動は映画の力か音楽の力か
映画『ボヘミアン・ラプソディ』を見てきました。公式サイト↓
www.foxmovies-jp.com
私は、クイーンの大ファンではありません。なのでこの映画を見るつもりはなかったのですが、Twitterで絶賛の嵐。そこまでいうなら見てみようと思い、見てきました。
私が映画館に行ったのは公開3週目なのに、劇場はほぼ満員でした。こんな地方の映画館でこんなにお客さんがいっぱいになることあるの!(私が普段見ている作品のせい?)
そして、年齢層が高い。60代以上がたくさんいました。こういう普段あまり映画館に行かないであろう人たちがたくさん来ていることが「ヒットの証拠」ですね。ここまでこの作品の認知は広まっているのです。
感想、面白かった。しかし、果たしてこの面白さや感動は映画によるものなのか、音楽の力なのか。
音楽だろ。
上に書いたように、私はクイーンの大ファンではありません。それでもこの映画で使われた曲は全て知っています。それくらいクイーンの曲は名曲が多く、世間的な認知度も高いです。だからロック映画でありながらここまでの大ヒットをしているのです。
で、見た人はたぶんほとんどが満足、感動、絶賛だと思うのですが、私は映画としてはそこまで大絶賛ではありませんでした。音楽が強すぎる。
あの子よく見るとそんなに美人じゃないけど、めっちゃボンキュッボンなので美人だと思ってしまう。おっぱいに騙されているのでは。
— エセ@12月23日久保みねヒャダ (@ese19731107) 2018年11月24日
ある映画の感想です。おっぱいは正義だけど。
巨乳に誤魔化されている。そんな気がしました。巨乳好きだけど。
もったいないなと思ったのは、大きく2点あります。
まず、バンド結成の部分が短い。フレディが加入した当時のメンバー同士の関係性をもっと描いてほしかったなー。当時は誰がリーダー役だったのか、フレディはこの頃からビッグマウスだったのか。いまいち各メンバーの性格や関係性が分からないままいつの間にかバンドはビッグになっていきました。
こいつすげえとか、信用・信頼できる、みたいなエピソードがあると「バンドは家族」に信憑性が増すのになー。
もうひとつは、当時はもっとめちゃめちゃだったはずなのにそれが漂白された描写になっている点です。具体的にはグルーピーの存在とかパーティーの描写とかです。
レコーディングの現場に女性がいるとかツアー車に女性がいるとかは描かれていましたが、こんなときは半裸かフェラチオだろ。パーティーはドラッグかフェラチオだろ。ドラッグをやっていた描写はありましたが、吸う描写はなし。
R指定を受けないように、真面目な大人や女性が見ても大丈夫なようにきれいに描いているのでしょうが、私には物足りなく映りました。
オープニング前の20世紀フォックスのロゴの部分がエレキギターで演奏されるのです。上手い!もう掴まれた!
フレディがエイズを告白する時系列は事実とは違うのですが、これは映画のためには問題ない改変だと思っています。私がクイーンの大ファンだったら違うこと思っているかもしれませんが。
で、ラストのライブ・エイドのライブ映像。これはまったく文句なし。120点のライブでした!でもこの高揚感は音楽の力だもんな。
あー、面白かったのになぜ否定的な言葉が多くなるんだ。クイーンが偉大過ぎるからなのか。映画を凌駕する音楽の力を持っているからなのか。
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