記録として
本はちょいちょい読んでいるのですが、読書感想としてブログを書くのは難しい。引用で本文を書き写すのは面倒だしテーマについてそこそこの分量で書くのは難しい。
でも、書かないとすべて忘れるので、記憶のあるうちに一言でも書いておこう。
- 作者: 東野圭吾,松枝尚嗣
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: Kindle版
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東野圭吾さんはミステリの「犯人は誰か」という本筋に何かをプラスして書くからベストセラー作家なんだろうなーと思っているのですが、この作品はまだそういうプラスアルファのノウハウはなく、ストレートなミステリ小説でした。密室殺人のトリックは苦しい気がする。
子どものまま中年化する若者たち 根拠なき万能感とあきらめの心理 (幻冬舎新書)
- 作者: 鍋田恭孝
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/07/29
- メディア: 新書
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若者のあれこれを嘆いていますが、そういう若者になるように育てたのは社会であり大人ですよ。なので、嘆く相手は大人であり自分です。若者は被害者。原因は大人、若者は結果。
でもこれを読むおっさんは「そうだよなー、最近の若いもんは恋愛もしないし車も買わないしサービス残業もしないし」と思うんだろうなー。恋愛至上主義を広めたのは誰だ、車も買えない給料しか払わないのは誰だ、ブラック企業で非正規雇用を採用しているのは誰だ。
元気がないとか体力がないとかいうけど、公園でボール遊びも禁止して少しでも元気に声出したら眉をひそめて何でも規制してきたのは誰だ。
全部大人です。
- 作者: 若林正恭
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/08/30
- メディア: 単行本
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前作も後半は文学になっていたけど、本作ではもう完全に純文学私小説。
響いたし刺さったけど、ちゃんと大人になり成長している若林さんに比べて何も変わっていない私ときたら…と少しへこんでしまう作品でもある。
- 作者: 山里亮太
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2018/07/06
- メディア: 文庫
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山里さんが努力の人だということは知っていましたが、思った以上に努力の人なのね。自らを自己啓発で縛っていて息苦しそう。
努力努力努力。それは素晴らしいけど、そのガソリンは嫉妬。それはあまり素晴らしくないぞ。
あとがきは若林さん。ふたりの心の余裕の差が文体の違いに表れている。
絶滅の人類史―なぜ「私たち」が生き延びたのか (NHK出版新書)
- 作者: 更科功
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2018/01/08
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そして、学者はすごい。化石をあらゆるところから調べ尽くし、頭蓋骨の背骨が通る穴がここにあるからこの生物は二足歩行だったに違いない、足の指の骨がこういう形だから足で木の枝を掴んでいたに違いない、土踏まず(そんなの、化石から分かるの?)がこうだから歩き方はこうだったに違いない、歯のすり減り具合からこういう食べ物を食べていたに違いない、ということはこういう環境で暮らしていたに違いない。学者はすごい。
そもそも、二足歩行ってデメリットが多い。草原の中、立ち上がったら周りから見えちゃう。そして人類は足が遅いので猛獣から逃げるのは困難。それでも人類は手に食べ物を持ち、家族に分け与えた。そしてその種が生き残った。
そして何より、「何でも食べる」と「子供を多く産む」種が生き残るという身も蓋もない現実に「人類は頭がよいから」という幻想を打ち砕かれた。結局、食とセックスかよ!
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/05/10
- メディア: 新書
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自分の機嫌をコントロールできないのは赤ちゃんと一緒です。自分の不機嫌で周りをコントロールしようとするのは赤ちゃんと一緒です。
- 作者: 西加奈子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/01/13
- メディア: 文庫
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西さんの本はこれが初めてなのですが、次は何を読めばいいですか?『サラバ!』読んでみたいけど文庫だと上中下だからなー。
- 作者: チャド・マレーン
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2017/12/09
- メディア: 新書
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「日本のお笑いは世界で通用するか」とか「日本のお笑いが世界一」とかはよく言われることですが、お笑いって文化を共有していないと笑えないものなので、どこの笑いが世界一とか決められないよなー。「欧米では」っていわれても、欧米じゃないしなー。
とこんなことを書きつつ、本の内容はもう全然覚えていない。
- 作者: 黒川伊保子
- 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
- 発売日: 2017/04/07
- メディア: 新書
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やっぱり、「女性には共感」ですよ。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2013/10/05
- メディア: 単行本
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こんなところかな。たぶんもっと読んでいると思いますが、タイトルすら出てこない本は内容なんて全然覚えてないから書く必要ないや。
値段と読みやすさを考えるとどうしても新書が多くなりますが、最近小説を全然読んでいないので、読みたい。フィクションとか物語って大事。