やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

RHYMESTERがスチャダラパーに勝てないワケ

あなたが乗るはずだった特急列車などなかったのだ


スチャダラパーRHYMESTERがコラボ!
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発表されたのはもうだいぶ前なので今さらこの曲にどうこう言うつもりはないのですが、いい曲ですよね。
各MCのヴァースを見るとスチャダラパーの自然体なおふざけ感とRHYMESTERの生真面目感が出ちゃってますね。「まだイケる まだまだイケる 俺たちはマイケル」なんてRHYMESTERだったら絶対に書かない。後半の星座と血液型の部分もスチャ発だろうなー。


で、このコラボのプロモーションでいろいろインタビューを受けていて、それを読むとスチャダラパーのデビュー直後の快進撃に「俺たちの乗るはずだった特急列車に乗られてしまった」と臍をかむ宇多丸さんという持ちネタが毎度語られるわけですが、「そんなことなくね?」というのが今回の主題。
kompass.cinra.net
RHYMESTERがその列車に乗ったとしてもすぐ下ろされちゃっただろうし、そもそも乗る資格自体がなかったのだ。


スチャダラパーは結成直後に『太陽にほえろ』のテーマ曲を使ったラップで大評判。そのままデビューを勝ち取る。
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ゲーム好きが高じてゲーム雑誌で連載を持ったりCM曲を作ったり。宇多丸さんの銃器とアイドル好きじゃこうはいかない。
ポンキッキーズ』でお茶の間にも認知度を広め、『今夜はブギーバック』でとどめ。


RHYMESTERにこれができるかって話。
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こんな奴らがお茶の間の顔になるわけがない。宇多丸さんがいくら悔しがったって、RHYMESTERにその器はないし資格もない。世に出るのが遅れたのは特急列車に乗り遅れたからではなく、切符を持っていなかったからです。


そう考えると、BOSEピエール瀧なんかは音楽としては歌謡曲でもJ-POPでもないのにお茶の間の真ん中に出られる、希有なミュージシャンだよなー。宇多丸さんなんて「お茶の間のテレビ」から見ればいまだに「どこの馬の骨」だしCreepy Nutsですらまだ「外側の人」な感じがするもんな。ミュージシャンという肩書きを外してもお茶の間の中心にどかっといられる彼らはすごい。


そうはいっても日々熱心に聴いているのはRHYMESTERの方なわけで、ファンはちゃんといる。私も生真面目だからなのか。
本来であれば何かの機会に生でコラボを披露してくれることもあったのでしょうが、コロナですべておじゃん。仕方ない。30年も31年ももはや誤差。みんなが健康であればいつかは見れる。それまで待とう。


シン・スチャダラ大作戦 P盤

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シン・スチャダラ大作戦 S盤

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Forever Young

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  • 発売日: 2020/04/01
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シン・スチャダラ大作戦 D盤

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