やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

結婚式への道(その1)

記録として


先日、結婚式を挙げました。いい年こいての結婚式なのでベタでいいやと思って始めた結婚式準備ですが、当たり前ですがやることはたくさんあり、また始めるとこだわりたいことも出てきて、なかなか忙しい日々でした。
これから書く文章は読み物としてはあまり面白いものではありませんが、自分の大切な記録として書いていきます。


会場決め
まずはここから。私の住んでいる地方は田舎なので、結婚式場自体があまりありません。少ない選択肢の中から、各式場のHPをチェックして絞っていく。
3つまで絞り、資料送付を依頼。
後日現地確認は2つにして、訪問日を決める。本当は現地確認はもっとたくさんやりたかったのですが、いかんせん田舎なもんで、数がない。遠すぎても嫌だし、近くだと数がない。というわけで2つから選択。少ない。


同じ日に2つの会場を見学したのですが、これが雲泥の差。比較検討の必要もなく、決めました。こうなるとやはり選択肢はもっと多い方がいいのかもしれませんが、今から思えばここ以外にない、とても素晴らしい会場だったのでまったく悔いはないです。


打ち合わせ
2月に最初の打ち合わせ。ウェディングブックなるものをいただく。これにプロフィールなどを書いていくのね。また、引き出物のカタログ一式もいただく。ここから選ぶのね。ここで既に囲い込みは始まっているんだろうなー。
また、現代の結婚式なので、招待客などの取りまとめは専用のソフトとスマホアプリで行うのです。結局スマホアプリの方はダウンロードだけで何も使わなかった。古い人間なのでPCを使いたがる。


招待客
結婚式に誰を呼ぶか。どの範囲まで呼ぶか。何人呼ぶか。誰は結婚式から、誰は披露宴から出てもらうか。難しい。
今の職場に友達なんていないし、地元の友達もいない。かといって前職の人だけって訳にもいかないし。
あの人を呼ぶならこの人を呼ばないわけにはいかないよな。この人呼ぶならあの人は?親族はどの範囲まで?奥さん側の人数のバランスもあるし。難しい。


引き出物
とりあえずそうめんとかバウムクーヘンとか入れておけばいいやと思っていましたが、選び出すと迷う。あれもいいなこれもいいな。同じお菓子でも種類たくさんあるし。もちろん予算の上限もある。
そして、親族で複数人来る人たちにまったく同じものってのも芸がないし、上司など目上の人にはそれ相応の品にした方がいいかな。さらに私の好みと奥さんの好みが違う部分で種類を変えたりして、結局相当多くのパターンができてしまいました。
この後、出られなくなった人の分を減らしたり、披露宴には来ないけどお祝いをいただいた方たちへ引き出物は送ろうと数を増やしたりで、相当大変でした。この辺は奥さんがエクセルを駆使して増減・確認してくれました。ありがとう。


決めることの数々
当たり前ですが、決めることが多い。前撮りはする?2次会は?ケーキの形は?テーブルクロスの色は?テーブルに飾るお花は?衣装は何パターン着るの?アルバムはどのタイプにする?招待状のデザインは?席札のデザインは?
当たり前ですが、決めることが多い。そして、どれもお金が発生します。いいものにすれば高い。安いものはチープ。「どうせやるなら」という魔の声が囁いてきます。
また、シンプルでいいと思っていても、あれもこれも必要となると、結局料金は元通りのお高いお値段になる。私たちは式場の手のひらの上で踊らされているだけ。上手いことできているなあ~。


迫り来るコロナ
今回の結婚式のいちばんの敵は、新型コロナウィルスでした。より正確にいうと、コロナの風評被害というか「何となくの不安感」というやつです。実害も事実もない分たちが悪い。
そもそも結婚式をやるのか、やれるのか。私たち二人は何の迷いもなくやるつもりでした。春先の時点では夏頃には終息しているだろうと思っていたし、夏前には「もう終息はしないんだから、感染対策して普通の生活をするしかない」と思っていました。


それでも、そうは思わない人たちはいます。それがまさか身内にいるとは。
私の家族が「式は止めた方がいいんじゃないか。身内の食事会でいいんじゃないか」と言い出しました。そんなアホな。ニュース見てないのか。ワイドショー見ているから洗脳されるのか。
具体的な事実・数字を持って私ひとりで説得に臨んだのですが、上手くいきませんでした。そりゃそうだ。具体的事実でないことを信じている人たちだもの。事実は何の意味も持たない。
一度引き下がり、二人で作戦会議。式場と感染対策について話し合い、参加予定の人たちに意思確認を行い、外堀を固めて、実家には事実よりも情緒に訴える作戦でいく。
翌週、奥さんと一緒に再度訪問。そしたら上手くいきました!というか、こちらの作戦関係なく、いつの間にか「もちろんやっていいよ」という感じになっていました。この1週間で何があったのか。情緒不安定か!


とりあえず、開催についてはクリア。参加予定の人たちにも開催にあたっての対策やお願いなどを記したお手紙を招待状に同封して送りました。
今から振り返ると少し過敏に反応しながら対応していましたが、あの頃はそこまでやらなければならない世間の空気がありました。


今回はここまで。残りは次回。