やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

結婚式への道(その2)

世の中ゼニや


前回のお話
ese.hatenablog.com
招待状を送り、返事を待つ。すると、行けないという人が思ったよりいてびっくり。いきなり送りつけたわけではないのに。事前に「結婚式するので招待状送るよ」と言っておいたのに行けないとは。仕方ないし責めるわけにはいかないけど、残念。
仕事のため、持病再発のため、コロナのためと理由は様々ありましたが、私の友人は仕事でヘマをやらかし退職し、さらに離婚したため行けないという理由でした。お前、何やっているんだ。(結果的に彼は出席し、奥さんと娘さんは欠席となりました)
人数が変われば席の配置も変わるし引き出物の数も変わる。そのたび変更し、会場スタッフに報告する。面倒だけどこれも仕事だ。


高くても選択の余地なし
前回の記事にも書きましたが、何をするにもお金がかかる。何でもできるけど、そのためにはお金がどんどん加算される。その場で現金を徴収されるわけではないので気付きにくいですが、慎重に選ばないと費用はどんどん増えていくのです。
今回私たちは前撮りはせず、2次会はせず、ブーケトスはせず、アルバムは簡素なものにして、DVDの作製はせず、エンドロールムービーは作らず、リングピローやフラワーシャワーは友人がプレゼントしてくれて、お色直しは1回のみにして、その他不要と思うものはカットして結婚式を行ったのですが、それでもびっくりするようなお値段でした。前撮りしていいアルバムとDVDを作ってドレスを何着も着てそのたび髪型も変えて花火などの演出までしちゃったら、いったいいくらになることやら。恐ろしい。結婚式は恐ろしい。
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アフロ田中』で「1日の飲み会に300万円は高い」と言っていましたが、実際は300万円じゃ済まないんだよ!もっとかかるんだよ!!!


結婚式準備をする前は「見栄張って高い演出なんてしなきゃいい」と思っていましたが、演出などはプラスアルファなのであまり関係ないのです。もちろんやればその分費用はかかるけど。それよりも、普通の選択一つ一つが、高いのです。
「招待客が座るテーブルクロスはどれにしますか。A:5,000円、B:8,000円、C:10,000円」とかがあって、さすがにAはしょぼいので除外、Cは高すぎる、となるとBを選ぶしかないのです。
「テーブルに飾るお花」とかも、業者が絞られているから選択の余地がない。普通に花屋で買ったらもっと安いのでしょうが、結婚式相場なので高いのが普通になっているのです。これも商売だから仕方ないけど、寡占!カルテル!などの社会科で習った単語が頭をかすめてしまいました。


そして、いちばん高いのは衣装です。ドレスが高い。ドレス代、保険代、着付け代。これだけでおいくら万円?これは「結婚式だもの、仕方ない」とは思いつつ、「でもやっぱり、お高いのね」と思わざるを得ません。納得はするけど、高いなあと思うのはどうしようもない。


BGMで暴走するオタクの血
音楽好きとしてはBGMにはこだわりたい。たぶん気にして聞いている人はほとんどいないと思うけど、こだわりたい。
奥さんも洋楽好きなので、二人で場面ごとの候補を出し合い、決めていく。
いろいろ考えて決めていくうちに、洋楽に統一した方がよさそうだということになりました。確かに日本の歌だと歌詞が強すぎて邪魔になることもあるしね。
ついに完成したBGMプレイリスト。これをCD-Rに焼いて提出します。この曲は○秒からスタート、この曲はサビの瞬間がこのタイミングになるように司会に調整してもらって、と細かな注文を添えて。


ここまでくると、オタクの血が騒ぎ出すのです。この名曲たちを、皆さんにも分けてあげたい。いらないと言われようと、押しつけたい。人数分CD-Rに焼いて渡すのはどうだろうか。
奥さんは「私側の参列者にはいらないよ」とつれないお返事。いいですよ、こちら側の身内だけに押しつけますよ。


音源は、CD1枚では収まらず、2枚必要になります。しかし2枚目はだいぶ収録時間に余裕がある。じゃあ泣く泣くボツにしたあの曲達も入れよう。当初入れたかった日本の曲も入れよう。
結局、収録時間をフルに使って、36曲入れることができました。うむ、満足。


しかし、オタクはこれではまだ満足しません。なぜこの曲を入れたのか、この曲の良さの秘密、この曲についての私の思い出なども書きたくなるじゃないですか。ライナーノーツを添えたくなるじゃないですか。
書きました。全部で4,000文字弱。これを印刷し(専用サイズの用紙が売っているのです)、カットし、ホチキスで製本。ボトムケース用のシートも作り、見た目はCDそのもの。うむ、大満足。
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(表紙は恥ずかしいので載せません)


プロジェクション・マッピング
プロジェクション・マッピング、好きなんです。普通の壁がスクリーンになり、平面かと思えば映像は動き出し、壁面の凸凹も上手く使った投影。プロジェクション・マッピング、好きなんです。
この会場でもこの春から導入したとのことで、いろいろな演出はしないつもりでしたが、これがあるならぜひやりたい!と思い即決しました。
映像は何パターンかあり、実際に会場でデモ画面を見せていただいたのですが、どれもピンとこない。ただ映像映しているだけじゃプロジェクション・マッピングじゃないでしょ。動きが欲しいのだ。
諦めきれずに帰宅後にその会社のHPを見たところ、素晴らしい映像を見つけました。これでやりたい。これをこの会場用に作ってもらえませんか。ダメ元で頼んでみたところ、快く(かどうかは分かりませんが)OKをいただき、しかも料金据え置き。わーい。ありがたい!
結果、とても素晴らしい映像ができあがりました。見た人がどう思ったか分かりませんが、私は大満足でした。無理なお願いを聞いていただき、ありがとうございました。


選択と確認の日々
結婚式の準備は、いってみればこれが全てです。やるかやらないか、どれを選ぶか、数は合っているか、変更したら報告したか、変更後の数は合っているか。
宿泊する人は?前泊?当日泊?食事は?移動は自家用車?バス利用?駅から?実家から?足代などは誰に渡す?引き出物の数は合ってる?種類は?席次表の名前や肩書きは合ってる?
こういう確認作業は本当に苦手なのですが、やらなきゃならない。幸い奥さんがこの辺は細かく見てくれたのでありがたかったです。愛してるぜ。


まだ続きます。次で完結させます。