やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

結婚式への道(その3)

結婚式、オススメします


前回までのお話
ese.hatenablog.com
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なかなか終わらないもんですな。構成とか考えずだらだら書いているからだな。


さて、前日。
CDのライナーノーツの印刷失敗や製本失敗により、午前中まで印刷製本をしていて、午後に出発。
天気予報は、数種類の天気予報サイトを数日前から何度もチェック。数日前までは一部雨マークもありましたが、前日の天気予報ではどのサイトも晴れマーク!勝った!天気がよければそれだけで結婚式は成功だ。会場はロケーションも素晴らしいので、来るゲストの方たちも感激してくれることでしょう。


会場に着いて、プランナーと最終打ち合わせ。持ち込みのあれこれを確認し、当日の動きを再確認。あとはゆっくり風呂入ってたっぷり寝るだけ。
とはいっても、落ち着かない。私は親族紹介と開会の挨拶と締めの挨拶があるので、一応原稿を読んで練習。本当は暗記して言おうと思っていたのですが、覚えられる自信がない。緊張ではなく、加齢。暗記して自分の言葉で言えたらいちばんカッコいいですが、忘れてぐだぐだになるくらいなら原稿持ち込んで読んだ方がいいと判断し、覚えるのは諦めました。


夕方、温泉とサウナを堪能し、夕食をいただく。
そしてこの日は宿泊客向けの花火が上がるとのことで、会場へ行く。
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これが、レーザービュンビュン照明ビカビカで、花火もホテル単独で上げたとは思えないくらい派手で豪華で長時間でした。
感動した!この夏はどこも花火大会中止だったので、今年初花火。感動した!


再び温泉とサウナを堪能し、就寝。私はぐーすか寝ましたが、奥さんはなかなか眠れなかったそうです。花嫁だもんなー。


ついに結婚式当日!
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やったぞー!晴れたぞー!これでもう成功だ!あとは楽しむだけだ。
朝食はビュッフェなので食べ放題ですが、さすがにあまり食べられない。しかし今日の自分たちはほとんど食べることはできないし、途中でガス欠起こすのもまずいので、一生懸命押し込む。
奥さんはすぐにメイク・着付けへ。私は部屋に戻りシャワー浴びたり髭剃りしたりスピーチ原稿復習したり。別に緊張しているつもりはありませんが、あまり集中できず、気もそぞろ。


自分の支度の時間になったので着付け室へ。奥さんはプロの手で仕上がっており、とてもきれい。とてもきれいだよ。
私も髪の毛だけ整えてもらい、タキシードを着る。うむ、カッコいい。カッコいいぞ。


式場に向かい、リハーサル。奥さんはアムラーもびっくりな15㎝厚底ヒールなので、歩きづらそうで可哀想。私にできるのは手を取ってあげることくらい。
結婚式、やること結構あるのね。全然覚えられない。軽く1回リハーサルしただけで、「あとは本番で囁きますから大丈夫」とのこと。マジかよ。船場吉兆かよ。全然覚えてませんけど!不安しかない!「視線を上げて、もしミスしても知らん顔していれば大丈夫です」。そんなんでいいのか。不安だ。


一旦退席して、休憩。緊張するかなと思いましたが、奥さんが緊張しているため、こちらはしない。それよりも「天気がよくて最高だなー」など呑気なことを考えていました。


式場に親族だけ入れて、親族紹介。当初は親がやる予定でしたが、直前になり「お前やってくれ」と親から投げられ、私が紹介。名前と関係性(母の姉の息子、とか)を間違えずに言えてよかった!
新婦側も奥さんが紹介し、無事終了。あんな1回言っただけで覚えられないよね。でも儀式なのでやることに意義がある。答え合わせは披露宴でやってくれ。


さあ、結婚式本番。緊張しないな。
歩いて、振り返り、待機。手を取り、神父様の話を聞き、賛美歌を聴く。再び神父様の話を聞き、宣誓。向かい合い、ベールを上げ、誓いのキス(おでこにしました)。指輪をはめ、署名し、定位置に戻る。フラワーシャワーを浴びながら、退場。
今回はコロナ渦での結婚式なので、みんなマスク着用。面倒くさいなーと思いながら、既にこれが当たり前になった世界なのであまり違和感は感じませんでした。それよりも、大学時代の友達で誰か分からない奴がいた。あれがS木であれがT田なんだからあれはS田のはずだが、お前、本当にS田か?年月は人を変える。逆に、お前は大学時代からまっっったく変わってないな、という奴もいる、T澤。20年以上の歳月は、人により時空の歪みを生じさせるようです。


一旦着付け室に退場し、トイレなどを済ませて、いざ披露宴。
あとはずっと楽しかっただけです。開会の挨拶も滞りなくできたし(原稿読んだだけだから)、皆さんのスピーチは笑いがありつつ感動的だったし、余興の映像はどれも素晴らしい内容だったし、何より皆さんが楽しいそうにしてくれて、そして嬉しそうに祝ってくれたことがいちばん幸せでした。


クライマックスで、新婦から親への手紙を読む場面。この内容を私はまったく知らされていなかったのですが、これがとても素晴らしくて困っちゃった。ここで私が泣いたらこのあとの締めのスピーチがぐだぐだになってしまう。泣くのは新婦家であり参列者であり、私ではない。感動しつつ、必死にこらえていました。奥さん、あなたすごいな。


私の締めのスピーチも上手くいき、大団円。
結果、(私は)まったく緊張せず、とてもよい結婚式になりました。


これまでお呼ばれで行ったことは何度もありますが、皆さんたくさんの選択と決定と心遣いをして結婚式をしていたんだなー。テーブルクロスやお花なんて気にしたことなかった。BGMも何となく聞いていた。演出のあれこれや段取りも、いろいろ考えた結果なんですよね。今から新たな結婚式に呼ばれることはまずないと思いますが、もしあったらそういう細かいところまで気にして褒めてあげたいなと思いました。
しかし、ということは結婚済の人たちは他の結婚式に出席したとき、いろいろ気付きながら見ていたのかなー。


以上、長くなりましたがこれで終わりにします。後日支払った結婚式代は私の愛車よりもずっとお高い、人生最大の支払金額でしたが、幸せで麻痺している今なら払える。たった1日のために10年乗る車より高いとは。


でも、やはり結婚式はやってよかったです。結婚式、オススメです。


ウェディングBGM 洋楽編

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  • 発売日: 2019/07/20
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