やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

映画&漫画『鬼滅の刃』 感想

この先どうすんの


ついに、『鬼滅の刃』を見てきました。私の鬼滅遍歴は
●話題になるまで何も知らなかった
●アニメで途中まで見た
●コミックは最終巻まで読んだ
というところです。にわかもいいとこ。


私は普段アニメをまったく見ないので、アニメの文法が苦手だし、良し悪しもよく分からないです。
そんな私が見たので、正直映画としての評価はできません。
感想を箇条書きにて。
●絵はきれい!今のアニメって美しいのね。
●テレビアニメをただ劇場で流すだけじゃないの?と思いましたが、劇場版ならではの美しい映像に感激しました。背景や列車は実写取り込みやCGも使って描いているの?
●原作を読んでしまったので、同じ話をアニメで見てもなあと思っていましたが、途中から入り込んで見ていました。分かっていても盛り上がる。


というわけでとても面白かったですが、それでもこれが日本一の映画だとは思えない。この興行収入はコロナ禍での様々な要因がいくつも重なって生まれた奇跡なので、映画の評価そのものではない。ブーム加熱過ぎ。とはいえ、だからこそ私みたいな人間まで見に行くわけですが。これがブーム。


続いて、少し気になった点。
●何の説明もなく物語が始まるので、本当に何も知らない人は誰が誰やらにならなかったかな?禰󠄀豆子はなぜ炎を出したり竹を咥えているんだとか。
●猗窩座がそのまま逃げちゃうのは、連載漫画ならいいけど、映画単体としてはどうなのか。
●カラス、泣くな!!!!


あと、漫画だと気にならないけどアニメだと気になる点。
●みんな、独り言すげー言うじゃーん。漫画だと読者の脳内で時間は止まっているけど、アニメだと気になっちゃう。魘夢、君は列車の上で独りぼっちで何を言っているのだ。
●みんな、すげー説明するじゃーん。
●死ぬ前に長々しゃべったり、死んだあとに長々しゃべったり。実写だったらその間、持たないよ。


とはいえ、面白かったですよ。でも、この先どうするの?
原作を読んでいると、物語としてはまだ前半。この先を映画だけでやるには長すぎる。でも、ビジネスを考えたらテレビアニメでやるより毎回映画でやった方が儲かる。『ハリポタ』のように。さて、どうなる。


ついでに、漫画についていくつか。
●展開が早いのがよい。単行本を読むと細かい設定がいくつもあり、エピソードをもっと描けばいくらでも伸ばせるところを、おいしい本編部分だけぎゅっと凝縮して描いているのがよい。
●描写自体はグロいことを描いているけどそこまで残酷に見えないのはあの絵柄のおかげなのかな。トーンやベタも少なめで明るいタッチのおかげ。
●絵は上手いけど、何が起きているか分からないことも多々ある。よく見たら描いてあるけど、それがぱっと見分からないことがあってもったいない。宇随さんの腕切られたとかラストで炭治郎が禰󠄀豆子に噛みついたとか。


禰󠄀豆子で気になる点。
●そもそもなぜ鬼に成りきらなかったのか。体質?
●戦闘時は鬼になるけど終わったら元に戻る。なぜ?体質?
●なぜ太陽を克服したのか。体質?


ラストの戦闘で気になった点。
●珠代さんの薬、効き過ぎ。
●「12か所同時に切りつければ」と言っていたのは伏線じゃなかったのか。
●ヒノカミ神楽をつなげたらすごい技になるんじゃなかったのか。
●最後の無惨の体内から出てくるときに何かロジックがほしかったなー。


あー、もうまとまらないので終わりますね。
映画続編があれば見に行きます!(雑な締め)