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舞台『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』 感想

舞台の人、映像の人


クドカンが作・演出の舞台『大パルコ人④マジロックオペラ 愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』を見てきました。
stage.parco.jp
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会場はもちろんパルコ劇場。会場内外に本作のポスター、まったくないのね。コロナで中止になる可能性があるから作らなかったのかな?


過去の大パルコ人の感想↓
ese.hatenablog.com
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クドカンの舞台だからもちろん見に来たわけですが、あとはのんさん!私、能年玲奈時代から大好きなんです。といいつつ『あまちゃん』すら見たことないのですが。えーと、『ラクスル』はいいよね!
と、期待に胸膨らませて見たのですが、のんさん、舞台の声出てないね。あと、間がよくないね。


クドカンの舞台ですから、もちろん喜劇です。コメディです。笑いは「間」ですから、これが出来ない人にコメディはできない。のんさん、あなたはできない人でした。残念。お顔は美しいしギターも上手いのに、喜劇の舞台の演技はできていませんでした。のんさんは映像の人なんだな。
その点、荒川良々さん三宅弘城さん藤井隆さんがバッチリ!さすが喜劇役者。間がいい。


お話もいまいちだったような…。クライマックスでもっと盛り上がると思ったのにな。のんさんのキャラも、どんな人(性格・目的)なのかいまいち分からないから、応援や感情移入ができない。脚本とキャラは物語の両輪なので、どちらかがいまいちだと作品全体もいまいちになっちゃう。


お話としては村上虹郎さんとのんさんが主役ですが、実際は藤井隆さんが大活躍でした。私の見た回は藤井さんの声が本調子でないように感じましたが、そりゃ毎回これだけしゃべって歌っていたら喉のコンディションも悪くなりますよね。お疲れさま。


この作品はロックオペラなので、歌が何曲も歌われます。メインテーマで「愛が世界を救います 屁が出ます 屁が出ます」の「屁が出ます」の部分、ベイシティ・ローラーズの『サタデー・ナイト』みたいだなーと思いながら聴いていました。いい曲たくさんあったし、たぶん歌詞は物語にリンクしているはずなので、舞台のセットなどに歌詞を映してくれるとよかったのになー。


というわけで、期待値を上げすぎたせいで少し残念な感想となってしまいました。
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おみやげにいただいたブーブークッション、使うことあるかな。