やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

RHYMESTER「KING OF STAGE Vol.15」@GORILLA HALL OSAKAに行ってきました!感想

スキルとアゲ曲


ゲネプロのチッタ川崎、新潟に続いてこのツアー3本目の大阪に行ってきました。


今年出来たばかりの新しいハコ、ゴリラホールです。

会場の外にもコインロッカーがあってありがたい。早めに荷物は入れて、身軽にて入場を待つ。
しかし、これからの季節は「外は寒いが中は暑い」なので待っている時間が大変ですよねー。今回はシャツをロッカーに入れ、Tシャツとパーカーで入場待ちをして、中でパーカーを腰に巻くというやり方にしました。

ゴリラホールは2階席がコの字になっていて、横側から見れば相当近そう。2階席、アリやな。
今回は整理番号が370番台だったので、下手(Dさん側)6列目あたりをキープ。


今回もほぼオンタイムで開始。スモークが焚かれますが、ゲネプロのチッタ川崎のときのように演者を隠すほどの量ではなく、幻想的かつレーザーをカッコよく見せるためのスモーク演出でした。


流れは前回とほぼ同じなので、違った部分だけ書きますね。
2曲目の「My Runway」では早くも本日のゲストReiさんが登場!白のワンピースに銀のブーツ、髪の毛もショートボブになっていてとてもカワイイ。そして、ギターが上手い!
このときはこの1曲だけでいったん退場。


最初のMC。
宇多丸「ゴリラホール、新しくていいよね。バックステージでうどんとか蕎麦が出るの。美味しかった」
Mummy-D「僕は肉吸いを食べました」
宇「最初に言っておきます。今日のお客さんはラッキーです」という匂わせに続いて「たとえ万博がどういうことになっても気落ちしないでください」という落とし。


マクガフィン」は、これまででいちばん二人のラップが素晴らしかった!
その後のMCで「ベイベの皆さんに岡村ちゃん情報を」と宇多丸さんが言うので私が大きく手を上げると、宇多丸さんはわざわざ私の目の前まで来てお話をしてくれました。
岡村ちゃんは我々の武道館に出ていただくことが決まっているんですけど、『RHYMESTERとコントをやりたい』って。『いやいや、そんな時間ないですよ。そもそもあなた自分のライブではMCも一切しないくせに』って言ったら『自分のライブではカリスマ性を…』とか言うんですよ」
ということで、一旦持ち帰りになりました。つーことは、武道館でコント、あるかもよ(多分ない)。


過去曲をまとめてやる「季節の3種盛り」は、今回から冬バージョン。「お ぼ え て い な い」「サイレント・ナイト」「Diamonds」の3曲。特に前半2曲はライブでなかなか聴けないのでうれしい!「お ぼ え て い な い」は二人ともリリックが素晴らしく、落語のようなよくできた噺です。
この日、Dさんは左手の甲にマジックで何やらカンペを書いていたのですが、どうやらこの3曲のリリック(の忘れやすいポイント?)らしかったです。しかし、その後のMCで「俺、左手でマイク持つから左手に書くと見えないんだよね」と言っていました。


JINさんのMCコーナー。
「大阪はDJで何度も来ていて絆があると感じていて、そんなこともDJ JINと大阪の太いつながりのせいなんですけど」
会場の皆さん「(せいって…)」とザワつく。
そして「私は横浜出身なんですけど、父親が大阪生まれなんですよ。ということで、大阪よろしくー!」
中身ゼロ!!!!


「2000なんちゃら」では、ついにDさんが2ヴァース目の数字だらけパートを完全に覚えていて感動した。やればできる。


再びReiさん登場。
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ファンキーなギターがカッコいい。Reiさんは、やっぱりブルースが根底にあるのが分かるギタープレイでした。
で、この曲にRHYMESTERのラップが乗る!それも「ゆめのしま」!!!
いやー、これは想像していなかった。てっきりReiさんのソロと、RHYMESTERの曲をギターで伴奏するくらいだと思っていました。まさかのマッシュアップ!いやー、いいもん見た。
宇多丸さんによるReiさんの新譜紹介。

宇「こんなカッコいいReiさんなので、このまま帰すのはもったいない。というわけで、今度はRHYMESTERの曲にReiさんが乗ってもらいます。どの曲やろうかなー。あの曲かなー。『サウナ』かなー。『サウナ』かもなー」
D「なんでサウナ一択なんだよ」
というフリから始まったのは「K.U.F.U.」!!!
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これのギターリフをReiさんが弾くのです。
この曲は、最近のライブではDさんヴァースで「廻シ蹴リ」のトラックになってさらにカッコいいのですが、今回は途中であえてラップを止め、「いつも通りラップしてもいいんだけど、ここでさらにムチャぶりをします。Reiちゃんにラップをしてもらいます!」というまさにムチャぶり!
この瞬間、確かにこのヴァースは表打ちのラップなので素人でも(私でも)できるなーと思ったのですが、Reiさんのラップはまさかのオリジナル!しかも上手い!
ラストはもう一度Dさんがキレキレなラップをかまして大爆発の中エンド。いやー、いいもん見た。


Reiさんがいたまま「Open The Window」。そしてここでサプライズゲスト、JQ登場!


フック(サビ)だけのために大阪まで来てくれるとは。ありがたいですな。いやー、いいもん見た。


ゲスト二人が退場し、再びステージにはRHYMESTERの3人のみ。ここでJINさんのスクラッチ宇多丸さんDさんの掛け合いラップで「Rで始まりRで終わる」のアレ(曲名あるのかしら?)。このアカペララップ大好き。
そして「Forever Young」。この曲はBOSEパートを宇多丸さんが、ANIパートをDさんがラップするのですが、DさんはいつもANIパートはやる気ゼロ&ラップ覚えてこないという体たらくだったのが、今回は「似せるためあえてのダラダララップ&歌詞はちゃんと覚えてきた」になっていました。やればできる。


最後の宇多丸ブートキャンプで声出しをして、本編ラスト「待ってろ今から本気出す」!


アンコールは「アトロク2」のテーマ曲。ライブで披露したのもラジオで流れているのと同じもの。この曲はまだここまでしかできていないそうです。
アンコールは毎回グッズの紹介。宇「グッズをお買い求めいただくと助かるんじゃなくて、うちは弱小事務所なんで、お買い求めいただかないと助からないんです!」そこで「助けてください!」とセカチューの小芝居をする宇多丸さん。
この後「B-BOYイズム」「ONCE AGAIN」で終了。


今回は「ゆめのしま」「K.U.F.U.」のアゲ曲があって盛り上がった。アンコールの2曲もいい。そして、この日は二人ともラップがキレキレだった。特にDさん。当たり前だけど、スキルがあるとカッコいい。カッコいいラップを聴けるとライブは盛り上がる。結果、今回のツアーでいちばんよかった回になりました。
あ、ハイパヨちゃんがいなかったので「なめんなよ1989」はやりませんでした。残念。


ギリ自分を発見!


出待ちもする予定だったのですが、メンバーの皆さんはすぐに翌日のライブ地、広島へ出発しなければならないため出待ちできず。残念。でも、入り待ちしちゃったもんねー。



夜は居酒屋で串カツ!大阪だもの。