3回目もやろう!!
ライブは中盤戦。前半はこちら。
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宇「いろんなミュージシャン、いろんなジャンルとコラボレーションをしているってのは、RHYMESTERの面白いところだよね。世界的に見ても異常だと思います」
D「2010年代はコラボの10年だったよね」
宇「そうだね。じゃあこれからは人の話を聞かない老害として」
という流れから聞こえてきたイントロは「ジャズィ・カンヴァセイション」!
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SOIL&"PIMP"SESSIONSのメンバーがステージ上段にせり上がりで登場!
ライブで生バンド生演奏は気持ちいい。しかもReiさんまで追加で登場!深いスリットの入った赤いドレスがカッコいい&エロい!
ライムスター武道館公演、ありがとうございました🍊RHYMESTERと"My Runway"、さらにSOIL&"PIMP"SESSIONSと初恋の悪魔とジャズィ・カンヴァセイションを。本当に素敵な音楽の祭典でした。こんなすばらしい夜に参加できて幸せです。
— Rei (@guita_rei) 2024年2月16日
ヘアメイクやお色直しも曲にあわせてみました🌶️ pic.twitter.com/eKMT8Plnxf
で、続いてはもちろん「初恋の悪魔 -Dance With The Devil-」!!
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生演奏が気持ちいいのは、その瞬間の演奏が生み出すグルーヴが気持ちいいから。しかし、生演奏ですからそうではない瞬間もある。
この日のこの曲の演奏は、とっても走っていました(リズムが速かった)。ドラマー、どうした。もしくは各楽器の演奏が他の楽器を引っ張ってしまったのか。内部事情は分かりませんが、とっても速かったです。そのため、リズムに気持ちよく乗れませんでした。
Reiさんを含むソイルのメンバーは再び舞台下に潜っていきました。(せり上がりの反対語って何?)
ソイルのメンバーが下がり、続いて下手から登場したのはhy4_4yh(ハイパーヨーヨ)の2人。曲はもちろん「なめんなよ1989」!
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さらにそのまま「B-BOYイズム」!後半のヴァースをハイパヨちゃんがラップします。ライムスのメンバーとこの曲を同じステージでラップできるなんて、羨ましいなー。
それにしても、ハイパヨちゃんはラップが上手い。特にyukarin。
ここでJINさんのコーナー。
JIN「最高のお客さん、最高のラップと最高尽くしの日本武道館ですが、もうひとつ最高のポイントがあります。それは、いまだにアナログレコードを使い続けているという事実!今のDJはみんなパソコンとかでやってますが、アナログレコードを使っているDJなんて本当に少数派。さらに全国ツアーでやるとか武道館でやるとか、この規模でやっているグループなんて世界的に見てもいないんじゃない?これを肝に銘じて欲しい。だから、このライブが終わったら『RHYMESTERいまだにアナログレコード使っていてヤバい!』と拡散してください」
珍しくぐだぐだにならずいい話だった!
宇「確かにその通りだよね。HIPHOPの原点のアートフォームを受け継ぎ、いろんなグループとコラボして、そして武道館を一杯にできるグループなんて他にいるだろうか、いやいない。反語表現」
再び季節の3種盛り。女将のおウタによる本日限りの武道館特選盛りは「秘密、秘密、秘密」。スクリーンの意味ねえ!
今回は活動再開後の3曲。「ちょうどいい」「POP LIFE」「The Choice Is Yours」!!!
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(アルバムの音源とは別バージョンです)
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(アンプラグドライブバージョン)
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本人たちも言っていましたが、リリックもトラックもラップスキルも再開後の方がいいですよね。個人的にはここに「K.U.F.U」なども入れてほしかったなー。
ライブはクライマックス。現在のウクライナ、ミャンマー、パレスチナの話。
宇「ラップというメディアをいかに使うか。陳腐な表現じゃ届かないし、世界の複雑さを知ってしまうとストレートな表現ってのも言いづらくなる。でも、だからといって何も言わなくなるとそれは暴力や権力の勝ちになるだけですよね。そこで、音楽っていうのは『窓を開く』っていう表現ですよね。音楽に乗せれば強いメッセージも届くじゃないですか。今こうやって説教臭く話したけど、メッセージよりまずはグッドミュージック。いい音楽であることが重要なんだ」
結構長いMCだったのでうろ覚えですが、こんなことを言っていました。熱い!
JQを呼び込んで「Open The Window」!
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この曲は、ヴァースもいいリリックですが、サビの「頬をかすめてったPain/凍えてく手/それでも世界は進めのサイン」がいちばんのパンチラインですよね。こういう詩的表現はメロディに乗るから意味と力を持つ。
曲終わりで「このでっかい日の丸の下でこの曲を歌えることができたRHYMESTERに大きなリスペクトを!」と言ってくれたJQ、ありがとう!
JQが去り、ステージには再び3人のみ。JINさんのアナログレコードを使ったスクラッチから「Rで始まりRで終わる」のルーティンを披露。これって曲名あるのかしら。
結局、スクラッチやアカペラなどの「人力」がいちばん刺さる。ボカロもいいけど目の前の人間力もいいんだぜ。
「Forever Young」でスチャダラパーの3人が登場。ANIとBOSEはマリオカートみたいなキコキコ漕ぐカートで登場。
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全国ツアーではスチャのパートはライムスの二人がラップしていたので、ようやく本家のラップが聴ける!と思ったら、ANIが自分のヴァースをいきなりミスる!さすがANI!コケるDさん。
BOSE「大事なときは大体こう」
ANI「その方が心に残るかなって」
宇多丸「腹立つわー」
ANI「記録より、アレだよ」
宇多丸「それも言えてない!」
BOSE「宇多丸さんは僕らのこと恨み節言うじゃないですか。でも、僕らは武道館やったことないんですよ」
宇多丸「あ、やったことないんだ。大丈夫、君らでも頑張ればできるから」
宇多丸さんの言う恨み節とは、2組とも同じような「不良じゃないラップグループ」なのに、スチャダラパーだけ先にお茶の間で売れて悔しい!自分たちが乗るはずだった列車に乗られて悔しい!というやつです。30年間ずーっと言っている。
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どっちが上とか今さら比較するものではありませんが、50歳を超えてコンスタントに新曲を発表しライブを行っているHIPHOPミュージシャンなんて、スチャとライムスとブルーハーブだけですよ。そう思えば、彼らが元気で活動していることは本当に貴重だし、今後の彼らの活動がそのまま日本のラッパーの歴史を更新していくことになるので、今後もお元気でかつフレッシュな活動をしてほしいですねー。やめたらおしマイケル!
次が最後の曲。というわけで最後の宇多丸ビリーズブートキャンプ。言えよHO-!今のが100だとしたら、120出せるでしょ!150出せるでしょ!このスパルタ宇多さん、好き。本人もラストでマイクなしで声を出すから声が枯れていました。頑張りすぎ!
本編最後の曲は「待ってろ今から本気出す」!!!!
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既に2時間以上ラップして動き回っているのに、宇多丸さんまだまだジャンプする!こんなの見せられたら私もジャンプしないわけにはいかない。ジャンプジャンプ!
宇「以上、キングオブステージ日本武道館、終了です。大成功~!!!」
本編終了後、お客さんはごそごそと動き出す。
こんなものが客席に配られていたのです。この紙には「合図をしたら」とありましたが、結構なお客さんが既にサイリウム点けちゃってる。そのため、メンバーが登場するなり
宇「あれ?何?青いね」
D「サプライズ?ああ、そうなの。ありがとう」
と、サプライズとしてはちょっと弱い感じになっちゃいました。本当は宇多丸さんがしゃべって、最後の曲にいく直前あたりで点灯!ってのがスタッフの思惑だったんじゃないかなー。まあ、喜んでくれたのでヨシとしましょう。
宇「前回の武道館とは意味合いが違うライブになったね」
D「前回は気負いまくっていたからね」
宇「35年活動してもう1回武道館いっぱいにするって、自分で言うけどすごいことだからね」
といろいろしゃべった後、Dさんのソロデビューの話。
D「54目前にして、ソロデビューしまーす。本当は50歳でデビューしたら笑うよねって話してたら53になっちゃった」
D「『日本にはラッパーという生涯をかけてやる職業がある』という状況にそろそろなってきてると思うんだよね。これで俺たちが潰れちゃうと『あー、やっぱりラッパーは50までなんだな』と思われちゃうけど、まだまだ曲作りたいし、もっと成長したいし、はっきり言って、もっとラップうまくなりたいのよ」
D「世界的にも僕らの世代がHIPHOP第一世代だから、みんながHIPHOPにハマったってことが黒歴史にならないようにまだまだ成長していけるように、一緒にまだ見たことない景色を見ましょう!」
という熱いMCの後、本当に最後の曲は『ONCE AGAIN』!!!!!
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この曲は宇多丸さんのリリックが熱い!
曲終わりで「プロの締め師」JINさんによる一本締めで本当におしまい。
あー、終わってしまいました。
正直、私、今回のアルバムは大好きではありませんでした。なのでそのツアーの一環としての武道館かーと思っていたのです、始まるまでは。
しかししかし!最高でした!ゲスト盛りだくさんのスペシャル感もありつつ、過去曲の配分も素晴らしかったです。そして、何といってもキングオブステージですから、ライブが最高なのです。
今回はアリーナブロックのいちばん前&いちばん端っこだったので、思う存分踊ってラップ被せてジャンプしてとはしゃいでいたのですが、疲れた!ラップってめちゃめちゃ疲れるよね。本当にステージのMC二人はすごいな!
始まる前は「最後の武道館だから」と思っていましたが、3回目やろうよ。誰かが死ぬ前にやろうよ。レジェンドラッパーとして現役の姿を見せつけようよ。宇多丸さん還暦記念やRHYMESTER40周年で武道館やろうよ。やろうよ!
現役HIPHOPミュージシャンとしてのRHYMESTER、お疲れさまでした。最高のライブ、ありがとうございました!
セトリはここから拝借しました。
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MCの内容などは下記のレポや皆さんのX(Twitter)を参考に書きました。
miyearnzzlabo.com
natalie.mu