やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

最近見た映画ひと言感想(2023年その3)

見た映画の感想をきちんとブログに書くのを怠けてざっくりまとめで感想を書いていきます。今回は6月後半から9月前半までに見た作品。


ザ・フラッシュ

DC作品はまったく見ないので他の作品とのつながりは知りません。
オープニングでキャラの特性を見せるつかみのアクションがよかった。お話へのワクワクとキャラ紹介を同時に行う。
私は他のDC作品を知らないので、マルチバース展開での様々なスーパーマンなどの登場はあまり驚きはなかったし、熱心なファンがその扱いを批判しているのも気にならなかったです。それよりも、本編でバットマンとスーパーガールが報われないのが気になりました。何とか敵は倒して、しかし死んでしまうならまだ分かるが、毎回負けちゃうのはもう少し脚本で何とかならんかったか。
とはいえ、テーマと決着が一致していてよかった。何度やり直しても上手くいかない現実。運命を受け入れろ。そしてラストの着地。上手い。


スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

前作は面白かった!マンガ・アニメならではの表現があり、アニメである必然がありました。
ese.hatenablog.com
で、本作。面白かったのですが、あまりにも情報量が多すぎて後半頭がついていかなかった。
なので後日糖分補給としてラムネを囓りながらもう一度チャレンジ。そしたら分かった!ついていけた!
前作は「運命を受け入れろ」という話でしたが、本作は「運命は自分で決める」というお話。スパイダーマンってのはこういう運命なので、身近な人が亡くなるのは仕方ない。それを受け入れるのもヒーローの宿命だ。え?そんなの誰が決めた?自分の未来は自分で決める!世界も愛する人も、どちらも守る!
というところで終わってしまいました。後編ではその「カノンイベント」に対してどう立ち向かうのか、どういう結末になるのか、非常に楽しみ!
実写の「ノー・ウェイ・ホーム」では過去のスパイダーマンとそのヴィランを救うことは出来ましたが、その結果彼女も友達も自分のことを知らない世界になるという、めちゃめちゃ悲しい結末でした。これも続編(あるよね?)でハッピーエンドにしてほしいなー。


君たちはどう生きるか

私はジブリ全然見てないマンでして、過去の有名作品をレンタルで見たことがある程度。ここ最近の宮崎駿監督作品は全然見ていません。公開初週のまったくネタバレない状態で見に行きました。
うーむ、全然分からん。後半はイマジネーションの嵐で、物語としては何も掴めませんでした。宮崎駿作品の過去シーンのオマージュがあるとか言われても、見てないマンなので気づけない。結果、「他人の夢の話?」という感想になりました。ごめんなさい。


ミッション・インポッシブル:デッド・レコニング

トム映画には細かい文句はつけません。だってトム映画だもの。
アクション!アクション!アクション!3時間の長尺ですが、まったく長さを感じませんでした。しかし、物語は何も進まない。カギの取り合い。
でも、いいんです。私はアクション映画は素晴らしいアクションがあればいいと思っているので、本作は完全にそれを満たしていました。
ただ、「ミッション・インポッシブル」って、ガジェットやマシンの活躍も魅力のひとつだったのに、途中から「生身で無茶なアクションをやる」という映画に変わっちゃいましたね。いいんだけどさ、マシンや小道具での楽しみ方もあるんだぜ。そういうのを見せてくれてもいいんだぜ。
本作はパート1ですが、本作単体でも一応成立している作りになっているのもよい。パート2も同時撮影されているものだと思っていましたが、これからだそうで。そして現在のストにより製作は中断。あー、もったいない。トムの肉体が動くうちに撮ってくれ!


リボルバー・リリー

ずーっと前から映画館に行くたびに予告編が流れていて力入れてるなーと思い期待して見に行ったのですが、ひどい出来でした。


感想はここに書いてある通り。最近「よく分からなかったので面白さを理解できなかった」という作品が多かったのですが、本作は「とっても面白くなかった」でした。
「ムービーウォッチメン」はここ数年酷評はあまりありませんが、本作は「やりたいことは理解するけど」とかの予防線は張りつつ、ちゃんと酷評してくれてよかった。私は読んでいませんが、製作のドキュメントブックによるといろいろ大変だったそうで、それは同情しますが、そうであってもできた作品がすべてですから、本作は紛れもない駄作です。評価も興行もちゃんとダメ。仕方ない。


春に散る


物語上いちゃもん付けるところはいくつもありますが、面白かったです。それは役者の力。横浜流星佐藤浩市のおかげ。
橋本環奈と恋仲にするな(ラスト結婚もしくは同棲してる!)とかクライマックスの殴り合いのスローモーション、当ててからぐにゅーっと動かす感じがコントみたい(速く激しい動きをスローにしているものではない)とか。


以上です。
ここに書いてないけど、途中「スラムダンク」の3回目も見てきました。最初はオープニングの「山王工業」の文字で泣いていたのですが、今回はいちばん最初のソータとリョータのバスケシーンから泣いていました。もうパブロフの犬だからダメ。すぐ泣いちゃう。


今年も後半。あと何本見れるかなー。あと何本面白い作品に出会えるかなー。楽しみです。