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「スイートラブシャワー2023」に行ってきました!感想

自然には勝てない


スイートラブシャワー2023に行ってきました。もう何回も行っているつもりでしたが、過去ブログを見ると2012、2013、2015で今回が4回目でした。
今回はメンツ云々よりも、奥さんが音楽フェスに行ったことがないのでどこか行こうということで、「大きいけれど大きすぎない」このフェスにしました。フジロックは広すぎる。ロッキンは千葉になったのでアテンドできない。というわけでラブシャを選びました。


今年の夏フェスはどこも「暑くて大変問題」があり、数年ぶりのフェス参加のおっさんと初のフェス参加の女性(おばさんとは書けない)なので、どうやって暑さの中生き残るかを検討し、グッズをいろいろ買い込みました。首のリング(凍らせるとひんやりするやつ)、スカーフ(濡らすとひんやりするやつ)、腕カバー(日焼け防止)、塩飴、リポビタンDの高いやつ、アミノバイタルのドリンク(ゼリー状のやつ)などなど。既に持っている帽子やタオルやフードタオルや簡易イスやレジャーシートももちろん用意。
しかし天気予報を見ると気温は高くなく雨が降る予報。つーことで雨対策も必要。雨でも大丈夫な靴、ウインドブレーカーの上下、リュック部分も覆えるレインジャケット、さらにポンチョ。
これで万全だ。ということでリュックに詰めると、パンパン。重い。でも心配性なので仕方ない。
www.youtube.com


朝、例年のように新宿からバスに乗る。周りを見ると、皆さん軽装。私たちのような大荷物の人はいないな…。

タイムテーブルを見ると朝イチで見たいアクトがいなかったので、いつもより少し遅めの出発。
7時半前くらいかな?出発。
しかし、渋滞によりなかなか進みません。結局着いたのは11時過ぎ。例年だと2時間くらいで着くのに。少し遅くなるだけで渋滞の規模が変わるんだな。次回以降は頑張って早起きしよう。


着いたときにはDISH//が聞こえていました。



晴れているけど気温は高くない。これは、いいフェスになるのでは??午後から雨予報だけど。


既に昼食の時間ですな。

カレーとビール。
入場時にもらったのはリストバンドだけで、エリアマップやタイムテーブルなどの胸から下げるアレはもらえませんでした。今の時代、アレくれないのか。
なので自力で調べるわけですが、ネットが繋がらないよー。


ライブを見よう。Kroi。

Kroi。King Gnuの次は彼らだと思っているのですが、なかなかブレイクしないな。
ライブを見るのは初めてです。ほとんどの曲でメンバーのソロ回しをするという、歌(メロディ)よりも演奏(グルーヴ)で聴かせるライブでした。で、その中でもベースが超絶上手くて感動しちゃった。メロディアスなフレーズもスラップ奏法もどちらも素晴らしい!次いでキーボード。軽々と飄々と弾いているのにリズムの肝は外さない。ギターとドラムはそこまで感動しなかったな…。
Kroiは「Balmy Life」で初めて知り、今でもこれが世間に向けていちばん開かれている(ポップな)曲だと思っているのですが、この日のライブでは結構あっさり終わった感じがしました。メンバーは歌よりも演奏重視なのかなー。
MCもあまりしゃべらず。もっとベタに熱くコール&レスポンスも要求していいんだぞ。スカしている間に旬は終わっちゃうぞ。


ちなみにセトリはこちらで見れます。
report-newage.com


お次はCreepy Nuts

彼らがここまで売れると誰が予想したでしょうか。私は2019年の人間交差点フェスと同年の夜の本気ダンスとのツーマン以来。それが今やいちばん大きなレイクサイドステージだもんな。すげーよ。
ステージがでかいので、客いじりや聖徳太子ラップはなし。客にマイクを向けることはあっても、それはサビのコーラスを歌ってもらうためで、コール&レスポンスって感じではない。何となくポップスのステージングのようでした。これがビッグになるということかと思いましたが、KREVAのステージングってどんなだったっけ?どこまでビッグになっても圧倒的にHIPHOPなイメージなんだけど。何が違うんだろ。
ラストは「のびしろ」。今の日本語ラップでいちばんのヒット曲がこれかー、というのはちょっと由々しき事態ですよね。
R-指定の喉の調子がイマイチっぽくてかわいそうでした。


続いて水曜日のカンパネラ
Creepy NutsのMCの最中に稲光&雷ドーン!!というのがあり、空を見上げると黒い雲が接近中。そろそろ雨降ってくるかな?
詩羽さんになってからは初めて。コムアイさんのときのようなトリッキーな演出はなく、詩羽さんの可愛さとスキルで勝負するシンプルなスタイル。狼や海の化身?のコスプレをしたダンサーが出るくらい。そういやDJもいないけど、コムアイ時代もそうだったっけ?

ライブが始まったと同時くらいに雨が降り出しました。すぐさまウインドブレーカーを羽織りますが、雨はどんどん強くなっていく!風もすごい。こりゃヤバいといったん抜け出て離れたところでズボンを穿き、ポンチョも羽織る。
とそこで音が止められ「雷雲が接近しているのでいったん止めます」というアナウンス。マジか。10分前までは爽やかな夏だったのに。


しばらく待っていてもなかなか雨は止みません。私は完全防備なのでほぼノーダメージですが、Tシャツサンダルで頭にタオルだけという人も結構いる。あのー、ここまでの雷雨・豪雨は想定外だとしても、今日は雨が降るって天気予報でいっていたよ。知らなかった?何も用意してこなかった?ノー天気すぎるだろ。
この人たち、この後どうするんだろ。全身ずぶ濡れで風邪引いちゃうよ。
途中何度か「雷雲は過ぎたので、ただいま復旧作業中です」「もうすぐ再開します」とアナウンスがあってありがたかった。目安が分かるって大事。


ようやく再開。待ち時間は30分~1時間くらいだったかな。


一瞬で田んぼフェスになってしまいました。
詩羽さん再登場。「エジソン」他を歌い、おしまい。流れが切れちゃってかわいそうだったなー。
歌はCDと同じで、ちゃんと生でできるじゃんと感心しました。


お次はDragon Ashを見たいのですが、タイムテーブルだと水曜日のカンパネラと被っているのでポルノグラフィティへ。

フォレストステージからレイクサイドステージへ向かう途中の川。さっきまで水はまったくなかったのに、今は濁流が流れています。雨ってすごい。自然ってすごい。

レイクサイドステージで待っているが、何も起こらない。何も始まらない。アナウンスもないのであと何分で始まるのか、当初のタイムテーブルから何分押しになっているのか、何も分からない。スマホを見ても通信環境が悪くTwitterも公式サイトも見れない。
いつ始まるか分からないので待っているしかないのですが、そうこうしていると遠くからDragon Ashの音が聞こえてきました。え?今から開始?見に行こうかな。でもこっちもいつ始まるか分からないから動きにくいな。
そう思いながらも待っていると遠くで「FANTASISTA」が聞こえてきて、そして終了のようでした。何だよ!最初から最後まで見ることできたじゃん!アナウンスしてくれよー。


待って待ってようやく始まったポルノグラフィティ。生で見るのは初めてです。
晴一さん、ギター上手い!リフもソロもどちらも素晴らしかったです。
岡野さん、歌が上手い!ポルノって歌詞をはっきりと滑舌よく歌うのが特徴ですが、ロングトーンも声が伸びる伸びる!また、長年大きな会場でライブしてきたキャリアがあるのでステージングも堂々としたもの。動きや煽りは往年のロックスターのようでした。思ったよりストロングスタイル。
MCも、大会場だからゆっくりはっきりしゃべる。こういう会場でのライブの仕方、分かっているなー。
そして何より、誰もが知っているヒット曲をいくつも持っている強み、これがでかい。フェスという一見さんたちの前でお客を一体化させたりシンガロングさせたりするためには「みんなが知っている」がいちばん強い。私もテレビからお声がかかったら素直に出ようっと。


レイクサイドステージは、2台のクレーンカメラに加えてドローンのカメラもあり、360度あらゆる角度からの撮影ができるので、遠くからビジョン(スクリーン)を見ているだけでとても楽しめました。


再びご飯を食べよう。
ちょうど夕方で皆さん同時に飲食の列に並ぶので、どのお店も結構な列になっていました。考えることは一緒。


夕方なので汁物がほしいなと思い、山梨なのでほうとうにしました。
しかし!ちょうど私が注文しているときに再び豪雨!!うわー、こんな雨ならビール頼んだのにどんどん薄まるじゃん。と思っていたらお店の人がほうとうにもビールにもラップかけてくれました。ありがとうー。
しかし、食べるときはラップを外さなければならない。なので、自分の体で雨を防ぎつつ、一瞬で食べた。そしてビールもほぼ一気した。温かい汁物でよかった。


さてどうする。この時点で1時間押し。佐藤千亜妃さんを見たかったのですが、だいぶ遅くなるのでここで帰ろう。
アジカンを背中で聞きながらシャトルバス乗り場へ。

ここでも「まだ受付やってないんで」としばらく待たされ(「何時から受付開始します」とか言ってくれればいいのに)、ようやくバスに乗る。まさかこのときはこの後トリが中止になるなんて思ってもいませんでした。
mdpr.jp
帰りは2時間弱で着きました。本当に朝の渋滞はエグかったんだなー。
小腹が空いたのでコンビニでビールと軽食を買い、ホテルの部屋で飲みました。


というわけで、今年のラブシャ終了。フェスなのに4アクトしか見れなかった。ラブシャならではの熱気球やカヌー体験もなし。あまり動かないフェスでした。
朝がもっと早く着いていればもう少し食べたり動いたりしたんだけどな。もう30分早いだけで渋滞の規模も違っただろうに。


全体感想。
●会場内は電波状況が悪く、公式サイトもアプリもTwitterもなかなか動かなかったです。会場外に各ケータイ会社の車はあったのに、それでも弱かった。飲食店でクレジットや電子マネー決済ができるのに、電波状況が悪くて結局現金で購入していました。意味ない。来年度はさらなる改善をお願いします。
●野外フェスなので、ゲリラ豪雨などは仕方ない。それによりタイムテーブルが崩れるのも仕方ない。しかし、それをアナウンスしてほしいのです。公式サイトなどで何か情報があったとしても、電波状況が悪くて確認できないので、やはりその場で「今こういう状況です」「今後はこうなります」とその都度アナウンスしてください。状況が分からないと私たちも動きようがない。
●各アクトの持ち時間が30分程度だったのは短いなー。せめてあと10分。そうでないと5曲くらいしかできません。あと1~2曲できるようなタイムスケジュールだとうれしいなー。
●会場内には大きなテントがあり、イスとテーブルがある。しかしどの場所も荷物が置かれていて使えない。シートエリアも同様。最初に場所取りをした人が一日中使える場所と化している。この辺、運営側で何とかしてもらえませんかね。


日本の夏は今後もどんどん暑くなっていき、私の体力はどんどん減退していく。ラブシャは暑さの面ではあまり問題ないんだけどね。いつまで夏フェスに参加できるか分かりませんが、時間と体力と健康の許す限り、また参加したいです。


ポルノグラフィティ

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