やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

HIPHOP

「ヒップホップ≠ラップ」は確かにそうなのだが

新しい船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう 私はKダブシャインのTwitterはフォローしていませんが、彼が「ヒップホップ警察」として日々啓蒙と指摘と注意と糾弾をしているのは他の人のRTから何となく知っています。 先日、こういう記事を読みました…

日本にHIPHOPが根付かない理由

歌詞とメロディしか聞かない人たち 私の中学~高校時代の音楽人生は尾崎豊・浜田省吾・長渕剛が3大巨頭で、CDプレイヤーの前で正座で歌詞カードを見ていい曲だいい歌詞だと思いながら聴いていました。 大学で音楽サークルに入り、洋楽の洗礼を受けます。当時…

KICK THE CAN CREW『KICK!』 感想

まさに「経て からの ここ」 KICK THE CAN CREWの14年ぶりのアルバム『KICK!』が出ました。名盤です。 キックはKREVAがソロで始めたときに「他の二人とは熱量の差を感じた」という主旨の発言をしていて(うろ覚え)、その後の独り勝ちっぷりを見るにつけ再…

やはりHIPHOPはJ-POPに勝てない、のか?

勝ち負けではないが 先日、スキマスイッチとRHYMESTERの対バンライブに行ってきまして、とても楽しかったです。 会場のファン層はスキマスイッチ9:RHYMESTER1くらいの割合。そんなアウェイの状況でもRHYMESTERの「HIPHOPって何?」「DJって何しているの?」…

私の思う「メインストリーム」なんてものは

前回のエントリがちょいとバズりまして、コメントやはてブやその他ブログなどでいくつか言及をいただいております。 ese.hatenablog.com その中で、このブログに取り上げていただきました。 azanaerunawano5to4.hatenablog.com ほうほうなるほどと思いつつ、…

日本語HIPHOPがメインストリームになるのはもう諦めました

この世界の片隅で生きていこう。でも、でも。 昨年『フリースタイルダンジョン』のヒットで「ラップ」や「MCバトル」がブームになりました。その余波でほかの番組でもフリースタイルの特集が組まれたりラップを取り入れたCMがいくつも作られたりと、2016年は…

「佐野元春のザ・ソングライターズ」RHYMESTERの回書き起こし

「佐野元春のザ・ソングライターズ」という番組がありまして、その中でRHYMESTERの回が再放送されました。数ある放送の中からこの回を選んでいただいたNHKには感謝! そこで、この回のRHYMESTERの発言をいくつか書き起こします。 ちなみに、当時書いた番組感…

般若とサイゾー

日本語ヒップホップについて今私が思うこと。2016年5月22日の日記。 最近、日本のHIPHOP周辺がにぎやかです。いろいろトピックがあってとてもよい。盛り上がるのはよいことだ。諸手を上げて賛成という話ばかりではありませんが。 ということで、「『フリース…

「UMBグランドチャンピオンシップ2015」に行ってきました! 感想

私はヘッズではないのか 12月30日、新木場コーストで「UMBグランドチャンピオンシップ2015」があったので行ってきました。 公式サイト↓ ultimatemcbattle.com UMBとは「アルティメットMCバトル」の略で、フリースタイルによるMCバトルの全国大会決勝戦です。…

「フリースタイルダンジョン」で裾野は広がる。その先はまだ分からない。

希望を持って期待するしかできない 「フリースタイルダンジョン」というテレビ番組があります。 www.tv-asahi.co.jp 私の住んでいる地域では放送されていないのですが、YouTubeでは全ての回を見ることができるので、全国誰でも見ることができます。 フリース…

BUDDHA BRAND「人間発電所」を聴いて日本語HIPHOPの進化を感じた話

それと世間の壁について 先日までRHYMESTERのライブツアーがありまして、私は2回行ってきたのですが、当たり前だけど良かったです。詳しい感想は個別のエントリを読んでください。 で、今回のツアーはアンコールである曲のカバーをやったのですが、この選曲…

そろそろZeebraを赦そう

タイトルは釣りです。 許すというより、謝ろうという内容です。 Zeebraは日本語ラップのオリジネーターのひとりで、功労者であることは間違いありません。しかし、私はZeebraが日本語ラップのメジャー化(一般化)を阻んだ戦犯だとも思っています。 これは ①…

HIPHOPは音楽です。敷居は低いがハードルは高い。

偏見多めでお送りします 映画「TOKYO TRIBE」は、世間が思っているHIPHOPのイメージ(不良がYOYOチェケラッチョ)が満載だったので、そういうHIPHOPが嫌いな私にははまらない映画でした。 映画「TOKYO TRIBE」 感想 - やりやすいことから少しずつ ロックは、…

日本語HIPHOP、相当頑張らないとヤバいよこれ

タイトルは「肉体関係」での横山剣さんのセリフから引用しています 最近、音楽を聴くとどれもラップの要素が入っているのが当たり前になってきています。ラップそのものでなくても、韻を踏んだりメロディと譜割りを合わせてフロウとしてラップのように聴かせ…