やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

最近見た映画ひと言感想(その4)

最近結構映画に行っていて、このひと言感想も早く書かなきゃなーと思いながらサボっていたのですが、ようやく重い腰を上げて書く。その代わり、いつも以上にざっくり感想で。
今回は9月・10月に見た作品。ネタバレもありで書きます。


ジョン・ウィック:コンセクエンス

過去3作は配信で見ました。回を重ねるごとに世界観は広がりリアリティ・ラインは下がっていく。ヤンジャンのような世界で命の価値はあまりに軽い。ゲームのように敵を倒していく。
で、本作。
面白かった!リアリティラインは低いがきちんと作りこまれた世界観。アクションシーンは、リアリティはありつつ、過剰!あんなに階段落ちする必要ないしあんなに高いところから落ちる必要ないのにやっちゃう。スーツの防弾性能高すぎで、頭に当たらなければセーフという世界。ゲームか。「ミッション・インポッシブル」とは違うベクトルのアクション映画の極北。
各アクションシーンは必要以上に長いけど、過剰だから見ていられる。お話も長いけどずーっと面白い。真田広之ドニー・イェンもリナ・サワヤマもみんなよかった!ラスボスであるビル・スカルスガルドの憎らしさとカッコよさの両立。だからこそ引き立つラストの決着。
いやー、素晴らしかった。ラストでジョンは死んだように見えますが、本作がこれほど大ヒットしてスピンオフも作られているので、まだ続編やるんだろうなー。いいラストだったのでこれで終わりでいいんだけどなー。


沈黙の艦隊

あの長い作品をどうやってまとめるのか、そして国際政治、何より核を扱う作品としてどう描かれるのかという点がとても心配で、まったく期待していなかったのですが、面白かったです。
映像と音は素晴らしかったです。深海で音だけが頼りの世界。そこを利用して位置情報を攪乱し、ミサイルを一発も撃たずアメリカ軍を退ける。原作の序盤の興奮がそのまま描かれていました。
しかし、そこまで。政治との絡み(国内・世界とも)も核の扱いも何も描かれないままおしまい。何も解決してない!
そもそも、やまと独立の理由も語られていない。これでは、原作を知らずに見た人は消化不良すぎるでしょう。Amazon製作なので、今後配信オリジナルでやるのかな。それを今から宣伝しちゃうと逆効果になるからまだ黙っているのかな。沈黙だけに。


BAD LANDS

面白かった!原田眞人監督作品はリアリティ・ラインが絶妙に低いので、変な登場人物や出来事もいろいろ「アリ」にしてくれる。
いくら大変な境遇だったとしても現在詐欺行為をしている主人公はなかなか応援しづらいものですが、安藤サクラ力(りょく)によりこれもアリにしてくれている。さすが安藤サクラ
役者さんは皆さん素晴らしかったですが、中盤の岡田准一にびっくりした!友情出演ありがとう!山田涼介さんのおしりが見られるので、ファンにはたまらないですね。
こういう作品にしては珍しくラストがハッピーエンドなのもよい。いいエンディングでした。


アンダーカレント

今泉力哉監督は好きな監督なので、少し甘めの採点になってしまいますが、本作もよかったです。他の監督ならもっとドラマチックに作っただろうけど、今泉作品なのでさらっと、あっさりと、自然に描かれる演出と場面転換。
人を分かるとはどういうことか。人に見えている部分は見せている部分で、その下には見えない部分がある。それが底流。
ラストも完全に解決したわけでもないしすべてが明らかになったわけでもない。それでも日々は続いていく。たまたまこの映画の2時間分だけ私たちが見ているだけで、この前後にも彼らの日々はあるのです。そう思わせてくれるラストカットでした。




予告編で分かっていたけど、本当にあの事件なのね。きれい事はいらない。本心はどうなんだ。彼の理屈も分かるけど、ちゃんと「それは違う」という作りになっていてよかったです。とはいえ、本作は宮沢りえの子供が障害を持っていてその子が亡くなっているという背景があるので、少し下駄履いている部分はありますけどね。
私も現在福祉の仕事をしているので、実際はこういうことを思うことはあります、正直。でもね、大人は建前で生きるのだ。子供の屁理屈に付き合う必要なんてないのだ。
どんな人でも、この作品を見たら考えさせられると思います。それくらい突きつけられる重く強い作品でした。


キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

スコセッシ、最近長すぎるよ。「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は179分(でもめちゃめちゃ面白かった!)、「沈黙-サイレンス-」は159分(見てない)、「アイリッシュマン」は210分!(映画館で見たのですが、途中寝てしまった)、で本作も206分。長いよ!
本作は、面白かったけどやっぱり長いよなー。デ・ニーロは、いい人なんだけど自分の利益のためには悪さもやってしまう。差別や略奪の意識なんてないから。そして彼に動かされるディカプリオはアホ。
でも、こんなの今の時代でもありますよね。それが怖かった。


ザ・クリエイター/創造者

世間では評判いいようですが、私はあまりはまらなかったです。ちゃんと理解できなかった。たぶんもう1回見たら感想変わるんだろうけど。配信に来たら見てみようっと。


ドミノ

「ゲーム」みたいな作品かと思っていたら、「インセプション」みたいな作品のようで、結果全然違う単なる駄作でした。
この作品は催眠術でいろいろやるよって話なのですが、催眠術で何でもできちゃったらもう何でもアリじゃないですか。ルールや枷がないと何が何だか分からない。見ている私たちは何を見ればいいのか。うーむ、残念。


ふう、何とか書いたぞ。今年はあと「ゴジラ-1.0」(実はもう見た。めっちゃ面白かった!)、「正欲」、「マーベルズ」、「ウィッシュ」くらいかなー。楽しみ。