「ヒカリ展」に行ってきました! 感想
行くところないときは上野に行っておけば間違いない
上野の国立科学博物館で開催中の「ヒカリ展」に行ってきました。
公式HP↓
ヒカリ展 光のふしぎ、未知の輝きに迫る!
この展示会は、「ヒカリ」をテーマにオーロラや光る繭や蛍光鉱物などの展示があるのですが、個人的にはこういうものよりも「光とは何か」を科学してきた歴史にとても興味を惹かれました。
光のスペクトル別のいろんな光の活用法。DVDとブルーレイは全然違うのね。
紅葉は黄色になるわけではなく、葉緑素が分解されて黄色が残って黄色に見えるのか。
ネコや犬は緑を認識できないのか。そして鳥は3原色以外に紫外線も「見る」ことができるのか。
光は「粒」なのか「波」なのか。
昔は哲学として論じられてきたこの問題ですが、科学が進むにつれて、科学的に光の正体が分かってきました。
正解は「粒でもあり波でもある」。なんじゃそりゃ~。
この辺の科学者の名前、全く知らない人が多かったです。
アル=ハゼン。今から1000年前に「物が見えるとはどういう仕組みか」を明らかにした人です。1000年前ですよ。顕微鏡もない時代、どうやって分かったのかな?経歴も含めて、天才過ぎですな。
その他偉人いろいろ。
トーマス・ヤングは名前聞いたことあるな。経歴を読むと13か国語に精通って書いてある。すげーな。
マイケルソン。光の速度を計測しました。「光の速度を測る」って、冷静に考えるとどういうこと?って感じ。普通に生活していて「光に速度がある」なんて考えないよね。
ローレンツ。「光速に近づくと時間が遅れる」ことを発見しました。これが後のアインシュタインの相対性理論の基礎となりました。
この展示会では「アルベルト・アインシュタイン」という表記でした。「アルバート」ではないのね。
より正確な時間を求めて。「1秒」ってどれくらいの長さ?昔は地球の自転速度をもとに1秒を求めていましたが、今は1秒は「セシウム原子が吸収する電磁波の周波数」から求められています。こんなこと言われても全然分からない!
より詳細な説明。より分からない。
宇宙は「ダークマター」で満たされているそうです。何このB級SFマンガみたいな単語。これは、今でも「何であるか」すら分かっていないそうです。観測で視認もできない理論上の物質。
人工光合成。これが出来たらCO2問題も解決です。個人的にはユーグレナ(ミドリムシ)に期待しています。
行ったのはクリスマス前だったので、出口付近にはこんな素敵な撮影スポットがありました。まあ、私は一緒に写る人はいないわけですが…。
この写真の真ん中は、フィルターを通して見た光。光るカイコのおかげでこのようにきれいに見えるのです。両脇は同じツリーですがフィルターを通していないので白く見えます。
出口はグッズ売り場になっています。私は何も買いませんでしたが、気になったのがこいつ。
美味しいかどうかは問題じゃない。