やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

『氣志團万博2017』に行ってきました! 感想(その3)

前回までのお話↓
ese.hatenablog.com
ese.hatenablog.com
さあ、いよいよ岡村靖幸です。さらに前まで進む。5列目くらいまでは来れたかな。
f:id:ese19731107:20170917155314j:plain
昼間のうちに撮った写真を貼っておこう。


開演前の煽りのVTRで翔やん

ちょっと前に岡村さんから連絡がきて「ちょっと相談したいことがあって」って。「岡村靖幸に相談されることって何だろう?」って思っていたら「セットリストってどうやって考えてます?」俺に訊く?って思って。
俺からしたら長嶋茂雄に呼び出されて「どういう風にミートしてる?」みたいな。これが「俺たちの岡村ちゃん」なんだ、って思って。

と言っていました。確かに以前翔やんはそういうツイートしていましたね。そのとき翔やんがどのようなアドバイスをしたか分かりませんが、それが前回のツアーでの「『アウブル』をラストから外す革命」につながったわけです。感慨深い。
その後も煽りVTRでは「となりのカリスマ」「できるだけ純情でいたいターザンボーイがラブメッセージを届ける」と上手いキャッチコピー連発。

あの人こそ永遠の16歳(シックスティーン)ですよ。いや、永遠の17歳(セブンティーン)かな。俺の永遠の1コ上。いちばん青春のど真ん中の17歳。例えばあの人がバスケ部の先輩で、俺たちが『先輩、ナイッシュ!』みたいな。

翔やんは上手いなあ。


岡村ちゃんのイラストはこちら。私は最初映画『シン・シティ』のイライジャ・ウッドかと思ったのですが、『ディック・トレーシー』でした。
f:id:ese19731107:20170923101311j:plain
こっちではなく
f:id:ese19731107:20170923101643j:plain
こっちでした。


さあ、開演!雨は止みませんが、もう関係ないぜ。
と思っていると「ぴちょん、ぴちょん」と雨音のSEが。この状況に合う!おお、ということは『できるだけ純情でいたい』ですな!
ステージ下手から登場した岡村ちゃんはいつも通り緊張や高揚のそぶりは見せず、素のままでセンターへ。そしてデンスとステップを決める!
この日は雨なのでデンスの量は少なめでした。危ないもんね。途中くるっと1回転ターンするときも少し躊躇しながら「いっせーの、えいっ!」と回った感じがしました。
あと、ボーカルも完璧というわけではなかったです。『でき純』の前半のキーが低いのもあるのでしょうが、あまり強く聴こえない。途中から問題なくなりましたが。
氣志團ベイベ!」「準備はできてるの?」できてるよー!
でもね、フェスなので、みんなが知っている曲で始まる方がいいと思うんだよなー。自身のこだわりよりも一見さんへのアピールの方が大事だと思うの、フェスでは。『ぶーしゃかLOOP』とかいいと思うけどなー。
もうひとつ書いておかなくてはならないことがある。この曲では視線も指先も、何度も私を見て指してくれたんですよ!いや、妄想ではありません、事実です。もう何度も。「え、また私?」と思うほどに。「あれ、私今日すっぴんだったかな」とか頭おかしいこと思うほどに。


2曲目は『カルアミルク』。早い!と思いましたがフェスだもんね。短縮バージョンでいかないと。
これはよかった!この曲ではワンマンでやる「ハイハイハイ」のコール&レスポンスはなし。それでいい。フェスだから。
この曲でも私を見てくれたなあー。いや、妄想ではありません。


ここで白石さんのMCタイム。早い!フェスだから。
「岡村さんの心の声をお届けして四半世紀、マニピュレイターの白石です」と珍しくカミカミで自己紹介。そして他のバンドメンバーも紹介。
ここで、キーボードの富士子さんをスクリーンに映したとき、休憩中のメガネなし靖幸が!これは貴重!普段ワンマンのライブではスクリーンないし、照明も落としているのでお顔は見えません。これは貴重!会場からも「キャッ!」と声が一瞬上がりました。
「ここから20分ノンストップでいきますが、大丈夫ですか?」もちろん!そして20分ノンストップなの!歌ってデンスしてノンストップなの!


お次は『愛はおしゃれじゃない』。この曲の一般的な知名度は分かりませんが、ライブで見ると映えるアンセム曲に成長していてとてもよい。
あと、この日のライブではメガネ外しが多くてとてもよかった。雨でメガネが曇っちゃったから?それだったら雨ナイス!
エロ仕草は少な目。指を口に入れて投げキッスは何度もありましたが、指を入れるだけでキッスしなかったりもあったのでもっとキッス欲しかった!


『ビバナミダ』のイントロではおなじみ『スペース☆ダンディ』の声優さんの声が入るのですが、岡村ちゃんお初の人の「まさか諏訪部さんの声が聞けるとは!」というツイートを見たので、やはりアニメタイアップって大きいんだなーと再認識しました。
あと、このイントロのキメのデンスの際、ネクタイがスーツから飛び出して慌てて入れようとして上手く入らず、ええい後ろにやっちゃえ、いやダメだという一瞬の躊躇の後無事ネクタイをスーツに収めたのを私は見逃さなかった。
『ビバナミダ』は、聴くたびに「優秀な曲だなー」と感じます。Aメロはキャッチーだけどメロディ音程は低め。Bメロはサビのような盛り上がりがある。で、普通Bメロはサビの盛りあがりのために抑えたメロディにするのですが(サビへのジャンプ台)、こんなに盛り上げてどうするんだろうと思っているとサビで転調するという離れ業!これで更なる盛り上がりエンジンに点火ですよ。上手くできている曲だなー。


『ビバナミダ』終わりでオベーションのギターを渡される岡村ちゃん。ということはお次はもちろん『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』!
このイントロのキラキラ感は本当にエバーグリーン。ポップスの魔法がかかっているなー。
Bメロの「誰もがもう諦めて苦くほほ笑むけれど」の「けれど」の部分、「寂しくて悲しくてつらいことばかりならば」の「ならば」の部分、きちんとオリジナルの高いメロディで歌っていました!


この次はもちろん『だいすき』。フェスだからこういう鉄壁のベタセトリがいいのです。
曲の後半で花道をずんずんと歩く岡村ちゃん。花道でも歌と演奏のリズムばっちり!ユニコーンのとき民生やABEDONがモニタースピーカーなくて音が遅れて聞こえてしまうので音ずれして困ると言っていたのに。岡村ちゃんのリズム感どうなってるの?また惚れる!
花道の先頭で「ぼくは、氣志團ベイベが、だいすきです!」と宣言&ターン!みんな惚れた!
この花道タイムのとき、スクリーンに大きく映る岡村ちゃんを見るべきか生岡村を見るべきか迷い、結局どちらも中途半端になってしまった。


よかったです。雨のせいでデンスは少な目でしたが、一見さんにも届くパフォーマンスだったと思います。これで少しでも刺さった人は、ぜひワンマンに来てください。うちの岡村、こんなもんじゃないから。うちの靖幸、もっとすげーから。幸せにしかしねーから。


岡村ちゃんだけでこんなに書いてしまった。次回達郎さんと米米CLUB、そしてフェス全体の感想を書いておしまいにします。


幸福

幸福

『できるだけ純情でいたい』はこのアルバムの1曲目です。名盤ですのでぜひ。 

『氣志團万博2017』に行ってきました! 感想(その2)

前回のお話↓
ese.hatenablog.com
ごはんを食べながらWANIMAをモニターで少し見る。私はパンクを全く通っていないので、なぜWANIMAだけがパンク・メロコア界隈(この辺もごっちゃにするとパンク警察に怒られる?)からぶっちぎりで売れているのか分かりません。
この日のライブを見て思ったのは、パンクの「反骨精神」は持っていてもそれは表に出さず、「楽しい」を前面に出しているのが支持されている秘密なのかなあ、ただ激しくメロディアスな音楽だけでなく変顔したりと「親しみやすさ」があるからかなあ、とかそんなことを考えました。もちろん「曲がいい」という大前提があってのことですが。
WANIMAはベースボーカルですが、ベースを弾かないことが多い。3ピースバンドでベースが弾かないなんて大事な骨がないようなものですが、それでも曲が成立するのはドラム・ギターが上手いからなのかな?もしくはメロディが強いから演奏がスカスカでも耐えられるのかな、なんてことも考えながら見ていました。
彼らは3人とも学生時代からみんなの中心にいてずーっと笑ってきた人気者人生だったんだろうなー。いつでもどこでも「ギャハハ!」とデカい声で笑ってきたんだろうなー。うらやましい人生だ。私の勝手な想像と僻みですが。


お次は水曜日のカンパネラ。ビバラロックのアンセムバンドで少し見ましたが、単体を生で見るのはお初。


私は正面いちばん後ろに立っていたのですが、始まる直前に何やら視界の隅でうごめくものを発見。見ると、何やら大きな布らしきものが丸く膨らんでいる。
これは!と思いそちらに移動すると、案の定コムアイ登場。コンテポラリーダンスというか現代舞踊というか、何やら不思議なダンスを踊っています。
そしてそこから徐々にステージへ移動。スタッフが誘導しているのもありますが、それでもモーゼの十戒のようにお客の列が割れる。女王降臨。
ステージ上にも布がかけられており、コムアイはそれをばさばさと煽ったり中に入って動いたりと謎の動きのパフォーマンス。
そしてラストはおなじみの巨大透明ウォーターボールの中に入って客席にダイブ!これ、本人怖くないのかな。ぐるぐる回って気持ち悪くならないのかな。
楽しい!とか興奮する!とかのパフォーマンスではなかったのですが、単なる音楽ライブの範疇にとどまらない、舞踏・舞踊、現代芸術、パフォーマンスアート等様々なアートが融合したステージでした。肉体でなく頭が興奮する感じ。
それにしてもコムアイさんは世間に登場したときは「おしゃれなサブカルラップ少女」みたいな取り上げられ方だったのに、いつの間にか「女王の立ち振る舞い」というような、歌だけでなく一挙手一投足までがパフォーマンスとして成り立っている感じになっていました。
この日のパフォーマンスは雨のせいで予定していた演出がほとんどできなくてコムアイは大層悔しがっていたそうです。よし、来年リベンジだ!
あと、やはりケンモチヒデフミさんのトラックはカッコいいなー。


お次は氣志團ですが、また休憩。ごめんなさい。これからが長いので、おっさんは無理できないのです。
f:id:ese19731107:20170917153112j:plain
この辺から芝生に座りながらモニターを見る。ちなみにこの写真に写っている早乙女光のTシャツを着ているあなた、ステージの方へ行かなくていいのかい?氣志團の時間ですよ!
氣志團万博に来ると気合の入った氣志團コスプレをしている人が大勢いて、「氣志團愛されているなー」とか「この人たち普段どんなお仕事しているんだろ」といつも思います。こんな雨でもリーゼントキープしている人はどうやってその髪型作っているのだ。


ユニコーンなので少し前の方で見る。キックのときの風雨から学習し、下手側に移動。


このピーナッツタッチのユニコーン、とてもいい!こんなにデフォルメされているのにみんな似ている!
煽りのVTRで翔やんは「僕らは『ユニコーンになりたいボーイ』ですよ」と言っていました。その通りだよなー。あれだけ自由でメンバーがフラットなバンド、みんな憧れるよなー。ちなみに氣志團のデビュー時のプロデューサーはABEDONです。


1曲目は『服部』!おお!さすがフェス。いきなり盛りあがる曲を!張り切って花道まで出てきてくれる民生。しかし花道にはモニタースピーカーがないためバンド演奏と歌声がずれる。そりゃそうだ。曲終わりでテッシーに「最近の人はイヤモニ付けているんですよ」と指摘される民生。
ラストでは『大迷惑』もやってくれました。この辺の曲は何年も聴いていなくても歌詞が全部出てくる。やはり子供~思春期時代に聴いた曲は沁み込んでいるなー。
途中はテッシー・EBI・ABEDONボーカルの曲もあり。EBIってこんなに歌下手だったっけ?ABEDONは歌も上手いし曲もキャッチーな曲を作る。民生と二枚看板ですな。
www.youtube.com
『WAO!』もやってほしかったなー。


ユニコーンは、バンドでありアイドルである。
メンバー全員が曲を書きボーカルも取るバンドなんてそうはないし、メンバーの立場がこんなに平等なバンドはなかなかない。バンドとしてある種の理想形でしょう。もちろんワンマン体制の方が上手くいくバンドもあるでしょうが。
そして、民生とABEDON以外は歌は下手だし曲のクオリティも低い。ビートルズみたいなわけにはいかない。それでもその状態を成立させているのは、ファンがそれを受け入れてくれているからです。
宇多丸さんは「アイドルとは魅力が実力を凌駕している状態のこと」と定義していますが、ユニコーンもこれに当てはまると思います。それにしても、メンバー全員50歳以上ですよ。ドラムの川西さんなんて今年58歳になるんですよ!


この後岡村靖幸山下達郎米米CLUBと続くのですが、ここからが長いので今回はここまで。続きはまた次回。頑張れ私の海馬。


ジパング

ジパング

半世紀 No.5(初回生産限定盤)(DVD付)

半世紀 No.5(初回生産限定盤)(DVD付)

ゅ 13-14(初回生産限定盤)(DVD付)

ゅ 13-14(初回生産限定盤)(DVD付)

イーガジャケジョロ(初回生産限定盤)(DVD付)

イーガジャケジョロ(初回生産限定盤)(DVD付)

『氣志團万博2017』に行ってきました! 感想(その1)

辛いのは、雨より風


氣志團万博2017』の2日目、9月17日に行ってきました。公式サイト↓
www.kishidanbanpaku.com
見てください、このメンツ。アラフォーホイホイじゃないですか。そしてまんまとはまる私。
このフェスは2014年以来。前回のレポはこちらです。↓
ese.hatenablog.com
しかし、前回と違うのは台風接近中だということ。月曜日あたりの予報では17日直撃!だったのが徐々に台風のスピードが遅くなり、とりあえず開催はできるだろうという直前予想でした。


当日朝には夕方雨が止むという予報。これはいけるぞ!
しかし、実際はずーーーーーーーーーーっと雨でした。


当日朝、既に雨だったのでウインドブレーカー上下に長靴という完全装備で出発。電車に乗っているとTシャツ半パンサンダルの若者もいる。そんな格好で一日過ごすの?あれだけ雨だって言ってるのに!台風だって言ってるのに!若さは無敵か!
f:id:ese19731107:20170917093100j:plain
袖ケ浦駅からシャトルバスに乗車。既に雨風なかなか強い。
f:id:ese19731107:20170917093731j:plain
なので最終兵器ポンチョも投入。これでリュックも守れるし、ウインドブレーカーに雨が染みるのも防げるぜ。
f:id:ese19731107:20170917094133j:plain
それにしても、袖ケ浦駅は駅前でこの風景です。しかし隣には大きなマンションを建設中。大丈夫かしら。


駐車場に到着し、リストバンドに交換。しかしここで時間がかかる。「ただいま9口で対応中でーす」と係員は言っていましたが、それでもこんなに待たせるんだから30口くらい係員配置してよ。あと、リストバンド交換後、列から抜ける道がない。この辺も係員が一人分空間を空けて並ばせるように指示してくれよ。ついでに、開場は9時だけどそれ以前に待っている人たち多いんだから8時でも8時半でもいいのでもっと早く開けてあげればいいのに。会場内のお店はまだ準備中でもいいので。
入場に手間を取らせるのとトイレを並ばせるフェスにうるさい私。
f:id:ese19731107:20170917102050j:plain
このフェスはこの交換所から入場までまた長い距離を歩かせる。まあ、これは立地条件なので文句は言いません。
f:id:ese19731107:20170917110825j:plain
入場!
f:id:ese19731107:20170917103542j:plain
雨が降っていても寒くてもビール飲んじゃうよね。
f:id:ese19731107:20170917104947j:plain
元気な午前中しかガッツリしたお肉食べられないので今食べる。雨ですぐにお肉は冷えていく。そしてビールの炭酸はなくなり水分量は増えていく。


本当はレイザーラモンRGから見たかったのですが、着いた時点でゴールデンボンバーが始まっていたのでモニターを見ながら食事。


金爆の皆さんは全員水着で登場。雨だからこそ水着なんでしょ。偉い!
樽美酒さんはダッチワイフをちんこで回転させるというひどい下ネタをやっていました。私の隣には小学生男子がいましたが、彼はこのパフォーマンスをどう見ていたんだろう。理解できたのかな?
金爆の「毎回ネタぶっこむぞ」という意気込みは偉いなー。毎回違うネタなの?おなじみのやつもあるの?ワンマンだと2時間あんなことばっかりやっているの?私はあまり詳しくないのでそんな関係ないことばかり考えながら見ていました。
あと、彼らは皆さんいい体している。腹筋は筋トレと体脂肪を抑えるのと両方やらなきゃいけないので、それができているのは本当に素晴らしい。くだらないことをやるために一生懸命努力する。素晴らしい。


さて、次のお目当てまで時間が空いてしまったので会場を徘徊。
f:id:ese19731107:20170917112139j:plain
f:id:ese19731107:20170917112601j:plain
f:id:ese19731107:20170917114753j:plain
海辺なので風が強い。雨はそこまで大雨ではないのですが、風があるのが辛い。私は完全防備なので大丈夫ですが、そこのTシャツの君!サンダルのあなた!大丈夫なのかい?


私が行った2014年のときにはなかったもうひとつのステージ(メイン:YASSAIステージ、サブ:MOSSAIステージ)があり、そこでユニゾン・スクエア・ガーデンをちらりと見る。彼らは3ピースでベースはあんなに動きまくりなのに演奏が上手い。最近の若者はすごいなー。あと、最近のバンドはみんな声高いなー。


お次はキック・ザ・カン・クルー


刃牙風!
この日は一日ずーっと雨だったのですが、この時間がいちばん雨も風も厳しかった。私は上手側にいたので、ステージに向くと雨が顔の正面に叩きつけてくる!ポジション取り失敗した!
キックと氣志團はデビューが同じという同期の桜。KREVAは「テレフォンショッキングで氣志團を呼んだのは俺だから」と言っていました。そんな昔から繋がりあるのねー。
ライブは『千%』からスタート。モニターにMVが流れていて、ラップが上手すぎてMVを見ているようなシンクロぶり。さすが。
続いて『地球ブルース~337~』『マルシェ』やはりみんなが知っている曲は強い。
『SummerSpot』はCDで初めて聴いたときは掛け合いの細かさにびっくりしたのですが、ライブでも完璧なのでまたびっくり。すげーというか、当たり前にできているので感心するのも忘れていたくらいのレベル。
この曲もモニターではMV流れていたのですが、YouTubeにはないのかな?カメラを多数設置してそこを歩きながらラップしていく新しいワンカット撮影。これもカッコいいMVだったのでまた見たいなー。
曲終わりで「できたできた」「ドラクエやろうぜ」と帰ろうとするKREVAMCU。それを「おい!まだ何も終わっちゃいないぜ!」と引き留めるLITTLE。ベタな小芝居ですが、もちろんこの流れで『イツナロウバ』。あー、この曲好き。サビ裏のエレピのメロディとかMCUの「心地よい風がめくるパンチラに一瞬固まり口半開き」のリリックとか。好き。
『sayonarasayonara』もラストのMCUの「oh神よこの俺に罰と少しの勇気と変化した明日を」の部分が好き。
『アンバランス』は「延々と続けられる、盛り上がる、でも少しせつない」というライブ終わりに相応しいトラックですな。
あー、終わってしまいました。NEWアルバムから『全員集合』も聴きたかったなー。


ここでまたごはんを食べよう。
f:id:ese19731107:20170917134138j:plain
f:id:ese19731107:20170917134151j:plain
おーい、こんな状況なのに何で場所取りするの?こんなの全部地面に落として座ってもいいんだけど、それも躊躇しちゃう勇気のない私。
f:id:ese19731107:20170917134204j:plain
まぜそば。普段ごはんを撮影する習慣がないので食べ始めてから撮ってしまい、美しくない。ごめんなさい。
ビールは飲みたいわけじゃないけど半ば義務感のように買ってしまう。
f:id:ese19731107:20170917150415j:plain
あと、フェスなんてゴミ捨ているところ何か所もあるのにトイレに捨てていく奴って何なの。これから毎晩寝ているときに足攣れ。


中途半端なレポですが、文字数多くなってきたのでここで切ります。また次回。なるたけ早く書きます。自分の記憶もどんどんなくなっているので。


#CDが売れないこんな世の中じゃ

#CDが売れないこんな世の中じゃ

フェスベスト

フェスベスト

KICK! (初回限定盤)

KICK! (初回限定盤)

映画『散歩する侵略者』 感想

「あいつのやることだから」と思われたら無敵


映画『散歩する侵略者』を見てきました。公式サイト↓
sanpo-movie.jp
黒沢清監督作品はあまり多く見ていないのですが、風や影などを使った不穏な映像、影の強いライティング、わざとチープな特撮・CG、緊張感を生み出す長回しなど、黒沢清監督作品の「クセがすごい」は知っています。そして分かりやすく整合性のある物語ではなく「何か分からんが怖かった・すごかった・面白かった」という感想に着地させる作家性。
これが強み。辻褄とか変な映像表現とかいろいろ思うところがあっても「黒沢清だもんな」と思ってしまうので何でも許せてしまう。そう思われたらもう勝ちだ。あとは自分の作家性の中で勝負ができる。半面、そういうことを知らない人が見ると「ん?どういうこと?」「おかしくない?」「そんなアホな」と思われてしまうので一見さんには向かない間口の狭さ。うーん、難しい。
この作品が公開した日はクリストファー・ノーランダンケルク』、是枝裕和三度目の殺人』の同時公開で、どれも監督の名前でお客を呼べる作家性とブランド力を持った三つ巴の闘いだったわけですが、結果は『ダンケルク』1位、『三度目の殺人』2位、『散歩する侵略者』10位という結果。まあ、監督のブランド力を考えれば妥当かもしれませんが、それでもこんなに差がつくのか。
realsound.jp


さて、本作のお話。私はとても面白かったです。前作『クリーピー偽りの隣人』も間口広い分かりやすい作品でしたが、こちらの方がさらに分かりやすい。
この物語は劇団イキウメの同名演劇が原作です。私は未見なのでどこまで改変が入っているのかは分かりません。
以下、ネタバレあります。






地球人に入り込んだ宇宙人が地球侵略のために調査活動として「概念」を奪っていく。果たして彼らは本当に宇宙人なのか?そして地球の運命は?
というお話だと思って見ていて、途中まではそういう話でしたがラストでは「愛」に着地しました!黒沢清作品で恋愛ものだとは!


オープニングは金魚すくいの場面から始まります。これは宇宙人が最初金魚に乗り移ってしまい、それを掬ってくれた女子高生に乗り移り家族を惨殺して、と繋がっていくのですが、一応「金魚は地球のメタファーで宇宙人から見たら地球を乗っ取るのは金魚すくいくらい簡単なことだぜ」ということを表現しているのですかね?深読みした方がいいのかな?
この一家惨殺事件では家じゅう血まみれの描写がありますが、もげた手足や内臓は映らないのでグロくはないです。女子高生に付いた返り血もケチャップかデミグラスソースかみたいな感じ。
この女子高生あきら(恒松祐里)を取材しようとするジャーナリスト(というかもっと薄っぺらい週刊誌記者)桜井(長谷川博己)に近づくこちらも自称宇宙人の天野(高杉真宙)は「ガイドと宇宙人」「ジャーナリストと取材対象者」という関係性でロードムービーのように行動を共にします。


一方、記憶をなくしてうろついていたところを保護された真治(松田龍平)とその妻鳴海(長澤まさみ)。夫が記憶喪失なのにずっと不機嫌な妻。かわいそうすぎるだろ、と思ったら夫は浮気をしていたそうで。夫婦は破綻寸前(というか離婚していないだけで実質破綻)だそうで。そりゃイライラするよね。浮気を責めたくても夫とまともに会話もできないし仕事にも行けないし勝手に散歩に出ちゃうし。


そこにやってきた鳴海の妹明日美(前田敦子)。自由に生きてきた姉のせいで家族を大事にしてきた明日美は、真治に「家族」について話す。「それ、もらうよ」と家族の「概念」を奪われる明日美。先ほどまで仲良し姉妹だったのに急によそよそしく他人行儀になる明日美。この時点では見ている私たちも何が起きたのかあまり理解できません。妹は突然どうしちゃったのか。


「概念」を奪われると、その人はその概念をなくすので、行動がおかしくなります。「自分と他人」を奪われた役人車田(児嶋一哉)は他者との比較や僻みをやめ、「所有」を奪われたニート丸尾(満島真之介)は無駄なプライドがなくなり開放的になり、「仕事」を奪われた鈴木(光石研)は職場で無邪気にはしゃぎます。
そして、「愛」の概念を求めて教会に行く真治。そこで相手をしてくれた牧師(東出昌大)は愛を饒舌に語りますが、漠然とした言葉の羅列に納得できない真治は愛の概念を奪うことができません。


政府は宇宙人の侵入に気づいており、極秘裏に作戦を展開。それを察知した鳴海は真治を連れて逃げる。一方桜井たちも警察や組織から逃げて宇宙との通信機器を完成させる。
半ば自棄(やけ)になった桜井はショッピングモールで市民に対して演説をぶつもののもちろん聞いてもらえない。そりゃそうだ。
ついに追い詰められた桜井と天野。桜井は瀕死の天野に自分の身体に移るよう提案し、ドローン型の飛行機と銃でやりあうが勝てるはずもなく爆死。そりゃそうだ。


鳴海は徐々に新しい真治に再び惹かれるようになり、どうせ宇宙人が地球を侵略するのなら自分から愛の概念を奪うよう願う。一度は拒否した真治だが、鳴海の押しに負けて鳴海の愛を奪ってしまう。
翌日、ついに宇宙人の襲撃開始。宇宙人の攻撃から鳴海を守る真治。
そして2か月後。なぜか宇宙人は地球侵略を諦め、撤退していた。避難施設のような場所で廃人のように抜け殻になった鳴海に「ずっと守る」と誓う真治。


ああ、ストーリー全部書いちゃった。
まあ結局「愛は地球を救う」だったわけで、その着地に不満を持つ人もいるようですが、私はベタだけどいいオチだったと思っています。黒沢清だからベタな表現にはならなかったし。
そう、これはSF映画ではなく恋愛映画だったのです。そして黒沢清作品なのです。なので、CGがちゃちいとか車に撥ねられる描写が人形だとか運転中の車の窓の外が70年代特撮みたいだとか、そういう批判は無効なのです。


ビートルズではないですが「愛はすべて」なのでしょうか。愛がないと人は廃人になってしまうのでしょうか。もしくは愛はハブのように他の人間らしい感情をつないでいる重要器官ということなのでしょうか。この映画ではそういう風に描いていますね。私はそこまでは思わないけど。


キャストは皆さんとても適役。当て書きのような配置でした。
長澤まさみ
ずーっとイライラしている役なので可愛げはないのですが、これも後半のデレにつながる壮大なフリですのでご容赦ください。
すっぴん風でも美しい。普通の格好しているだけでも「細いのにおっぱい」が分かってしまう(私がそういう目線で見ているからだ)。
途中のセリフ「やんなっちゃうなあ、もう」がパンチライン。夫にはほとほと疲れ果てているのに縁を切ることが出来ない。この「もう」がいい。
松田龍平
感情ゼロの顔と声。松田龍平そのものだ!完璧。そして徐々に感情が足されていく感じや鳴海から愛の概念を奪ったときの「これ、すげえ」の感じ、そしてラストの愛を知り人間になった真治。この変化とグラデーションは上手い。素ではなく役者だ。
長谷川博己
役者には「素のような演技をする役者」と「上手く演じる役者」がいますが、彼は後者。渡辺謙役所広司のような「上手い演技」をします。でも『シン・ゴジラ』のようなクールな役より『地獄でなぜ悪い』のような狂気をはらんだ役の方がはまる気がする。今回も狂気側。
高杉真宙
まひろって読むのね。今どき!常に緊張感のない感じがあの大きな二重によく似合っていました。イケメン若手俳優は掃いて捨てるほどいますので、ここから5年が勝負ですな。頑張れ。
恒松祐里
初めて見ました。感情を上手く操れないJK役なので、上手いのかどうかよく分かりませんでした。アクションできるのは武器ですね。
前田敦子
女優前田敦子を初めて見ました。上手いじゃん。あまり感想がない。
満島真之介
同日公開の『三度目の殺人』では若手弁護士を演じていましたが、やはり彼はニートの方が似合う。バカだけど明るくていい奴。
児嶋一哉
役者もできる児嶋さんですが、今回はあまりよくなかった。児嶋じゃん。
光石研
デザイン会社の社長ですが、テレビ局のプロデューサーのような「仕事とセクハラを絡めてくるいやらしい上司」のテンプレのような役で、上手い。ピンクのセーターを羽織って袖を結ぶとか、絵にかいたようなテンプレぶり。「仕事」の概念を奪われた後は子供のようにはしゃぐのですが、そこはコントみたいだったなー。建築模型をエルボーで壊すところは『ゴッドタン』の劇団ひとりvsキンコン西野を思い出した。
f:id:ese19731107:20170919143209p:plain
(画像探したけど見つけられなかった。この画像の奥にある模型を劇団ひとりが肘で潰したのです)
東出昌大
最近「笑っているけど目は笑っていない東出スマイル」が話題になっていますが、そのためのキャスティングかよ!愛を説く牧師ですが、言葉は流暢なのにまったく入ってこない。これぞ東出昌大!このまま顔がぴらっと開いてパラサイトになるかと思いましたよ。
f:id:ese19731107:20170919143758p:plain
笹野高史
政府の謎の組織の偉い人役。キャラも背景も見えない何だかよく分からん役でした。怖いのか強いのかどれだけ力のある立場なのか、全然分からない。
小泉今日子
ラストに登場する女医役。ここもよく分からん立場の役なので評価しづらい。
私は長澤まさみを「二代目キョンキョン」と勝手に任命しているので、初代と二代目が共演するのはちょっと盛りあがりました。二代目キョンキョンとは、お嬢様ではなく自由で美しさの基礎体力があり放っておいてもきれい。そして少しのアゴの肉。


でも、東出さんもキョンキョンも、こんなチョイ役もったいないくらい。もっと無名な俳優でもいいけどネームバリューの必要性もあるから仕方ないか。


長くなりましたので締めを。
面白かったです。黒沢清作品ということでクセの強さに敬遠する人もいると思いますが、これは大丈夫です。お話も分かりやすいです。変な表現や描写はクセの部分ですが、極端ではないのでお初の人でも大丈夫。
話題作が同時公開で埋もれがちですが、ぜひ見に行ってもらいたい作品です。
映画をあまり見ない人は「映画?先月行ったじゃん」になるのがもったいない。いや、先月でも先週でも見るべき作品があればどんどん行きましょう。


こちらもオススメですよ。

RHYMESTER『ダンサブル』 感想(全体編)

アルバムタイトル『ドラム』でもいいと思う


RHYMESTERのNEWアルバム『ダンサブル』が出ました。名盤名盤!
RHYMESTERは毎回アルバムを出すたびに前作からの揺り戻しをしています。メジャーデビューアルバム『ウワサの真相』とそのバージョンUP版『ウワサの伴奏』は豪華な客演がたくさんでメジャーデビューに相応しい賑やかなアルバムでした。次の『グレイゾーン』は客演ゼロでトラックもリリックも渋い内容で、それが大成功。『HEAT ISLAND』はCDの収録時間目一杯使って客演も多数起用。ラスト曲はFGクルー(プラス童子-T)大集結でまさに発売時のキャッチコピー「パーティー地獄」でした。
復活後の『マニフェスト』は「RHYMESTER IS BACK」を高らかに宣言する力強いアルバムで、次の『POP LIFE』では日常を歌うアルバム。その反動で『ダーティーサイエンス』は汚ったねえ音像(褒めています)でトラックもリリックも力強く荒々しい内容でした。
そして前作『Bitter, Sweet & Beautiful』は日常を美しく生きようというテーマ。そのせいでトラックもリリックも落ち着いて重い。シリアスな内容で、「言っていることは正しいけどあまり楽しくないな」という感想でした。


で、今作は『ダンサブル』。まさしく「ダンサブル」な内容でした!
10曲で45分を切るタイム感もいい。JINさんのイントロがないのは少し残念ですが、そんなのは些細なこと。タイトでファンキーでグルーヴのあるトラックと、享楽的のみではない中身のあるリリック。でもそれも前作のような「きちんと説明して伝える」よりも軽やかで「Don't think,feel」みたいな「体感として伝わる」感じの内容でした。
ジャケットについては不問。でも、私ですらお店で買うときに少し恥ずかしかったので、あまりファンでない人が手を伸ばすには少しハードル高いかも。


彼らのバランス感覚は素晴らしい。実際前作が出たときの「この不確かな世界の中では右か左か、進むか退くのかよりも『美しい』が生きていくための指針だ」という彼らの言葉は正しいと思うのですが、それが作品に落とし込まれると「分かるんだけど理屈っぽいんだよな」とか「分かるけど楽しくない」になってしまい(あくまで私の感想です)、彼らの狙いが思ったとおりに着地しなかったのではないでしょうか。

Mummy-D 前作「Bitter Sweet & Beautiful」を作ったあと、「ちょっと難しいアルバムを作っちゃったな」という思いがあったのね。

natalie.mu


そして、このアルバムのMVPは「ドラム」です。打ち込みビートでもドラムだけ生でもドラムはサンプリングでも、どの曲もドラムが大活躍です。このアルバムをダンサブルに、肉体的にしているのは間違いなくリズムの骨であるドラムです。『爆発的』でのHUNGERの「ドラムを聴けば全部わかる ドラムは人だ 骨だ 大黒柱」というリリックの通りです。


RHYMESTERはそれぞれのMCがどちらもリリシストでヴァースごとに独立したいいリリックを書くのでこれまで掛け合いの曲はあまりなかったのですが、今作では『Back & Forth』で掛け合いラップをかましてくれています。
これがカッコいい!ラップというフィジカルな表現の強さを再確認できる曲になっています。ラップってかっけえ、楽しい、スキルがすごい、グルーヴが増す、等色々考えてしまいます。


このアルバムは冒頭3曲があまりにカッコよく、聴きながら良過ぎて笑っちゃうのですが、次の『梯子酒』ではちゃんぽんサウンド(「ちゃかぽか酩酊サウンド」でも「どんちゃんサウンド」でも可)とリリックの内容に笑ってしまい、『Don't Worry Be Happy』ではオシャレなジャズのトラックをバックに何歌っとんねんというギャップの面白さ、そして後半に向かってグルーヴと爆発とキラキラがあって本編ラストに相応しい『カミングスーン』が来る。各曲の置きどころもよい!


しかし、ラストの『マイクの細道』だけはこのアルバムから浮いているように感じるのです。ここまで「ダンサブル」なアルバムだったのに、ここにきてトラックもリリックもシリアストーン。ドラマの主題歌のオファーがあって作ったからか、アルバム全体のトーンから外れているように思えます。
なので、置きどころはここしかないよなー。ライブだとどうするんだろ。後半の盛りあがり手前に置いて「熱狂まであと5秒 4,3,2,1」で次の盛りあがり曲につなげるのかな?もしくはド頭1曲目かな?といらぬ心配までしてしまいました。


もうひとついらぬ心配をすると、このアルバム冒頭の3曲に顕著なのでアルバム全体の印象にも影響が及ぶのですが、「オールドスクールなアルバム」に聴こえる可能性があります。EDMやトラップ等の現代の最新サウンドを扱いかねるオジサンたちが懐古趣味に走っているのでは、という批判。これに関する有効な反論は思いつかないし、その批判(この批判自体私の妄想なのですが)の通り懐古趣味で自分たちの得意技で作っているのかもしれません。
しかし、たとえそうであっても、いいアルバムなんだからそれでいいじゃん、としか思えません。「手法はどうあれ、いい作品ができた」ことが全てでしょう。


結論。グルーヴに腰が踊り、リリックにクスリと笑い、そして唸らせる。大傑作じゃないですか!大傑作ですよ!やったー!俺たちはやったんだー!えいえいおー!と何も関係ない私まで勝ち鬨をあげたくなる名作です。このエントリを読む人は(そしてここまで読んでくれる人は)既にライムスファンしかいないと思いますが、何とか外側まで広げたいなあ。名作なので。


さて、アルバムの各曲の感想も書きたいのですが、既に2,300字以上書いてしまったのでそれはまた次回。しかし今は私生活が忙しいので、書けるのはだいぶ先になるかもしれません。でも必ず書きますので、しばしお時間をください。


RHYMESTER過去作レビュー↓
ese.hatenablog.com
ese.hatenablog.com
ese.hatenablog.com
ese.hatenablog.com
ese.hatenablog.com


ダンサブル(通常盤)

ダンサブル(通常盤)

マイクの細道

マイクの細道