やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

白票は本当に意味があるのか・ないのか

ジコマン


私は選挙の投票で白票を投じることはまったく無意味だと思っているのですが、Twitterを見ていると「白票には意味がある」という人が多いです。


いや、ないから。


「投票に値する人物がいないから白票を投じるのだ!」という人もいますが、白票は書き損じやいたずら書きと同じ無効票として処理されるだけです。あなたの意思がくみ取られることはありません。
投票・当選に値する人がいなくても誰かが当選するのですから、誰かに投票しましょうよ。ベストでなくベターでいいのです。「最悪」と「ほぼ最悪」だったら「ほぼ最悪」に投票しましょう。よりましな方、より悪くない方を選んでください。それが選挙です。


それでも「白票に意味がある」と主張する人は、
●行かないよりマシ
投票率を上げる
を意味のある根拠にあげます(これ以外にあったら教えてください)。



●行かないよりマシ
確かにその通りですが、それは投票に行く人の意識としてってことですよね。選挙と投票結果においては何の意味もない。
そうか、ここだな。白票賛成派と反対派では視点が違うんですね。だからいつまでも双方の意見が食い違うまま。
そりゃ行かないより行った方がいいですよ。でも、わざわざ行っておいて、わざわざ無意味の白票を投じる意味ってある?せっかく投票所に行ったなら、誰かに投票して帰りましょうよ。その後家族と外食に行きましょう。


投票率を上げる
これを唱える人は、「投票率が上がれば政治家は白票を投じた人に危機感を持って政治を行う」と主張するのです。
いやいや、さすがに無邪気すぎるでしょ。
私は「政治家は自分に投票してくれた人にしか仕事をしない」と考えています。「危機感を持つ」と同じくどちらも不確実な予想です。どちらが正解なのかは分かりません。しかし
「世代別投票率で若者の白票が多い。これはまずい、若者向けの政治をしよう」
「今回は当選したが、白票が多い。今後は白票を投じた人のことも考えて政治をしよう」
と発言したり、そのように行動した政治家を、私は寡聞にして知りません。
そんな「嘘か本当か分からない可能性(私はウソだと思っていますが)」に賭けるなら、きちんと投票して当選してもらいたい人にその思いを託した方がよいのではないでしょうか。
特に若者は母数そのものが小さいので、白票という霞みたいな意思表示ではなく、きちんと投票して意思表示しないと、余計若者無視・年寄り向けの政策ばかりになります。


それでもやっぱり白票に意味はあるのでしょうか。意味があるとお考えの皆さん、私に教えてください。


数年前、同じようなことを書いたエントリ↓
ese.hatenablog.com


父さんはどうしてヒトラーに投票したの? (エルくらぶ)

父さんはどうしてヒトラーに投票したの? (エルくらぶ)

映画『新聞記者』 感想

志と映画の出来は別物


映画『新聞記者』を見てきました。公式サイト↓
shimbunkisha.jp
日本で政治を直接扱った作品が公開されること、それも政権批判側の立場の内容であること、参議院選挙のタイミングで公開されることなどからこの作品は話題になり、公開劇場数は多くないながらも興行収入ベスト10に入るヒットになっています。


というわけで見てきましたが、私の感想は


です。
絶賛している人は、上記のような「この内容がこのタイミングで公開されること」を絶賛しているのであって、映画そのものを褒めているわけではないのでは?もしくは政権批判してくれたうれしさから映画の出来には目が及んでいないのでは?


物語の筋は悪くないと思います。官僚がいろいろな出来事から自分の仕事に疑問を持つこと、そこから簡単に国の反逆者になるわけでなく自分の生活(妻と生まれたばかりの子供のことも)を考えて引き裂かれる理想と現実。新聞のスクープが政権に壊滅的なダメージを与えないところ、現実はなかなかドラマのように変わらないところ(この作品もフィクションですが)。


しかし、諸々の詰めが甘い。


そんな説明セリフ言うかね、そんなセリフっぽいセリフ言うかね。登場人物が生きていない。書き割りのような人物造形。
松坂桃李田中哲司などの達者な役者によって何とか成立していますが、本田翼のような技術の低い人がいるとアラが見えちゃう。
劇伴やBGMが、再現VTRのような分かりやすいタイミングと音。ベタすぎてダサいよ。
編集がダラダラしていて締まりがない。自殺した後、霊安室で遺体に向かって泣くシーンなんていらないだろ。自殺→ニュース→告別式でいい。新聞が輪転機から家庭や店に届く場面も、もっと細かくカット割ってスピーディーに見せてくれ!
編集がもっと上手くできていたら映画そのものにもっと緊張感やスピード感が生まれたのに。あ、でもクライマックスの記事を書くときの編集長とのやり取りはよかった。自分が書きたいことと読者に伝えることのバランスを編集長が上手に橋渡ししてくれていました。


演出全体だと、新聞社の場面でドキュメンタリー感を出そうとわざと手ぶれさせる撮り方、単に見にくい(酔う)だけ。
職場から駅への道を歩いている場面を隠し撮りっぽく撮るのは、内調・公安がマークしているからですか?その辺の「組織が動いている」描写がなかったので、どういう意図なのか分かりませんでした。
新聞社も暗いけど、内調の部屋が暗い!あんな暗がりで大勢が仕事しているわけないでしょ。リアリティゼロでもったいない。何で「パソコンといえば→暗がりでブルーライトに照らされる顔→エンターキーダダーン!」みたいなイメージを更新しないのか。


お話全体は政権批判ですが、内調の言い分も分かります。国の安定のためには小言までいちいち聞いていられない。そのために排除するのはトータルではお国のためだ。
それだったら何をしてもいいのかってのはまた問題ですけど、気持ちは分かる。そして、そういう組織の中にいるとそれが正しいことだと思ってしまうのも分かる。人は自分のやることに正当性を見いだそうとする生き物ですから。


ラストはもう少し結論めいたものを見せてほしかったですが、「考えるのはあなただ」というメッセージだと受け止めました。


この作品はこのタイミングで公開することに意味があるので、いろいろ突貫工事だったのでしょう。だから脚本も演出も編集も詰めが甘い。それでも、意味は十分果たしたと思います。だからこそいろいろ惜しいのがもったいないなーと余計思うのです。これはプロパガンダではなく映画なのだから。


いろいろ文句を書いてきましたが、「面白かった」「つまらなかった」の2択でいえば、面白かったです。そしてやはりこのタイミングというのも大事。皆さん、見に行ってください。
※上映館が減ったり上映時間が減ったりすることを「政府の圧力だ」なんて言う人がいましたが、劇場は「人気があれば続ける、なければ減らすもしくは打ち切る」というシンプルな判断基準なので、そんな心配はしなくていいです。ただ、公開から時間が経てば減らされるのは仕方ない。だからこそ、早めに行ってください。


あと、「よくこの映画が公開できたな」みたいな声をよく目にするのですが、そんなあからさまな「圧力」なんてあるのかな?あからさまな圧力でなく「忖度」なのかな。
でも、それって見る私たちが「この人は政治的な発言をした。大丈夫かな」という目で見るからじゃない?私たちが余計な色を付けているんじゃない?プライベートの発言内容と仕事の出来は別に見てあげないと、プライベートの発言により仕事に影響が及ぶという「無意味な悪循環」は続きます。ヘイト発言はもちろんNGですが、どの政党を支持しようと自由じゃん。
政治的発言を恐れているのは、忖度しているのは、公と私を混同しているのは、私たちなんじゃない?


監督のインタビュー。立場がフラットでとてもいい。プロデューサーの方が「反権力!打倒安倍!」な感じなのかな?
「賛否があることを理解して引き受けた」映画『新聞記者』藤井道人監督の覚悟【インタビュー】 | 映画ログプラス


新聞記者 (角川新書)

新聞記者 (角川新書)

映画『凪待ち』 感想

人は変われるっていうけど、実際は難しいよね。ぐにゃ~。


(ネタバレあります)
映画『凪待ち』を見てきました。公式サイト↓
nagimachi.com
白石和彌監督だもの、期待しかないですよ(といいつつ『サニー32』みたいな例もあるけど)。
見た人の評価も高く、期待値高めで行ったのですが、期待通りの面白さでした!


オープニング、競輪場に入るところでカメラが傾く。これ、郁男(香取慎吾)がギャンブルに脳を焼かれる様を表現しているんですね。ぐにゃ~。まるで『カイジ』!
この時点ではまだどういうことか分かりませんが、中盤以降この「ぐにゃ~」があると「おおーい!またかよ!ダメだよ!」と思うようになります。


この物語は、説明セリフはまったくないのに登場人物の関係性や性格などが分かる。脚本が素晴らしい。
会社を辞める際のやり取りや引越間際まで内縁の妻の娘とゲームをやっていることなどから、郁男は「悪い人出はないけどダメな人、娘には甘い」という人物だと分かる。
その娘・美波(恒松祐里)は引きこもりでゲームばかりやっている割りには挨拶などもちゃんとできるし、オタクじゃないじゃんと思っていたら、引きこもりの原因はいじめ。それも東日本大震災での放射能デマが原因。この子は悪くないし弱くもない。
内縁の妻・亜弓(西田尚美)は、郁男のダメなところもひっくるめて愛している。彼がギャンブルをやっていること、自分のへそくりに手を付けていることも知っていて、それでも彼を認めている。彼はダメな人だけど悪い人じゃない。いつかは変わってくれると信じている。
亜弓の元夫・村上(音尾琢真)は、登場したばかりのときは「悪い奴だなー」と思わせておいて、後半その印象は変わる。
郁男と亜弓の関係性を初対面なのに深く追求する村上は「中学で先生をやっている」と言います。これで「先生なのにデリカシーなさすぎ」や「田舎の窮屈な地域性」を想像させる仕掛けで、その後村上が亜弓の元夫だと判明します。そこで「5年も同棲しているなら養育費打ち切るぞ」「まだ籍入れたわけじゃないから」という元夫婦のやり取りで、娘が大人になるまで、娘の養育費のために亜弓は郁男と結婚しないのかなと想像させるし、村上が無粋に追求した理由も分かる。さらに、養育費を払い続けているということは、村上はそんなに悪い人ではないということも分かる。
後半で再婚した嫁の出産で涙するシーンもいい。
上手いなー。


新天地で新しい生活を送っていた郁男ですが、同僚が競輪をやっていることを知り、消したはずのギャンブルジャンキーの魂に再び火が点きます。そしてノミ屋に行ったらもうダメ、完全に着火してぐにゃ~。


その後亜弓が殺されるという悲劇が起きますが、ここに至る過程も上手い。郁男・亜弓・美波の気持ちも言い分も全部分かる。誰も悪くない。やっと自分を取り戻した美波、娘を心配する亜弓、甘いかもしれないけど美波の気持ちも分かる郁男。夫婦喧嘩の言い分も分かる。誰も悪くない。悪いのは殺した犯人だ。でも、自分を責めてしまうのも分かる。


さらに職場の同僚のウソの告げ口により職場を解雇されてしまう郁男。これも、その前に同僚が職場の金に手を付けようとしているところとノミ屋で羽振りがいい描写を入れておくことで、「会社から疑われる→あいつが怪しいですよ」というやり取りがあったんだろうなーと推測させます。


亜弓を失い、家に居づらくなり、職場からも解雇。人生が転がり落ちるとき、郁男はさらにギャンブルジャンキーに身も心も焼かれていきます。本人だって分かっているのに、止められない。こんなことしてたって何もならない。分かっているのにギャンブルの火の中に身を投じることでしか現実から逃げる方法はない。実際は逃げることなんてできないのに。


ノミ屋の借金は200万円を超え、首が回らなくなった郁男は、亜弓の父・勝美(吉澤健)に救われます。ここで、「明日の朝から福島に除染に行く」という郁男のセリフと、その後の「遅かったじゃねーか、逃げたのかと思ったぞ」というヤクザのセリフで、何が起きようとしていたかも分かります。現代のマグロ漁船ですな。もしくは蟹工船


勝美の人生そのものといえる漁船を売った金でヤクザの借金を返したのに、その足で再び競輪に金をつぎ込む郁男。ぐにゃ~。ジャンキーはどうしようもない。付ける薬がない。
たぶんこれまでは亜弓の存在が最後のストッパーだったのでしょうが、彼女を失ってしまいタガが外れたのかな。この身を焼き切るまで止まらない…!完全にカイジ


その金で起死回生の大勝ちをしたのに、ヤクザは払ってくれない。だってヤクザだもん。
もう自暴自棄。自分なんて死んだっていい、死んだ方がまし。
そこでまたも救ってくれたのが近所の世話焼き・小野寺(リリー・フランキー)。
ここで徐々にだが変われるかな・戻れるかな、と思った矢先に、何と小野寺が亜弓殺しの犯人として逮捕。
もうメンタルぐちゃぐちゃです。


勝美の要望もあり、勝美と美波と3人で暮らそうと決まったのに、そのプレッシャーから逃げようとする郁男。
そのとき、前職の同僚・渡辺(宮崎吐夢)からの電話。そして翌朝のニュース。
これでまた火が点いちゃった郁男はノミ屋を襲撃してヤクザに拉致られる。再び勝美に助けてもらい、号泣する郁男。
これまでずっとよそ者で、家族もいない、亜弓もいない郁男に「こいつは倅だ」と言ってくれた勝美。


もう何度目か分からないやり直し。亜弓が生前書いていた婚姻届にサインをし、海に流し、役所は認めなくても家族になった3人。
これで立ち直れたかはまだ分からない。だいぶ危ういでしょう。でも、船の運転を郁男に託す勝美。海はまだ荒れているけど、いつかはくるであろう凪を待つ。


上手いなあ。
物語上のクライマックスとその顛末が何度も起きるので「まだ終わらないの?まだあるの?また苦しむの?」と思いながら見ていたのですが、見終わるとこのある種のしつこさは必要でしたね。これだけいろいろあったのに、まだ変われない、まだ立ち直れない。
酒とギャンブルが自分をダメにしているのに、止められない。ギャンブルはもちろんですが、どの場面でも日々酒を飲んでいるし、亜弓の事件現場にビールを供えたのにそれを自分で飲んじゃう。


「人生はいつからでも、何度でもやり直せる」みたいな言葉は、いろいろなところで目にします。劇中も「津波のせいで全部ダメになったんじゃない。津波のおかげで新しい海になったんだ」というセリフがありましたが、そうそう人間の気持ちや記憶や気性はリセットできません。
郁男だって変わろうともがいているのです、あがいているのです。でも、できない。自分がふがいない。今度こそ、今度こそ。まだ分からないけど、今度こそきっと。
確証はないけど希望はある。希望はあるけど確証はない。


上記のセリフを言ったのは勝美で、船は「第二○○丸」になっていたので震災後に新しく購入したのでしょう。それでも、いつまでも奥さんを助けられなかったことを悔やんでいる。
美波は震災のせいでいじめられ、引きこもりになった。津波の「おかげで」なんてとても言えない。
それでも、これから、新しい家族として再生しようとしている。


エンドロールでは、海の底に今も沈んでいるさまざまな瓦礫が映ります。ピアノなど、日常の生活があの震災により破壊され、未だにこの状況です。復興ってなんだろう。現在は復興しているのでしょうか。新しい海、新しい生活になったのでしょうか。
ここでもまだ、凪待ちなんでしょうね。


傑作でした。最後にいくつか箇条書きでいい点気になった点を。


キャッチコピーの「誰が殺した なぜ殺した」はこの作品のテーマとは全然関係ありませんが、見終わった後はそんなことどーでもよくなります。劇場に来させるためのコピーとしては許す。


印刷会社の同僚を追いかけて同僚が謝りながらゲロを吐く描写、とてもよかった。
勝美さんがヤクザの親分より強いという設定は「マンガかよ」と思いましたが、気にならない。
ヤクザの親分がタブレットで孫の写真をスワイプするたびに若い衆が「可愛いっす、可愛いっす」と言っているのはとてもよかった。

香取慎吾くんはとてもいい演技でした。あえての役作り(と思いたい!)で体がでっかくなっていまして、元々背は高いので全体にでっかくなることで「それだけで何となくおっかない」感じが出ていてよかったです。
ただ、彼は声が「いい人声」なので、それがもったいない。「ダメな人感」が出にくい。こればっかりはしょうがないけど。


白石監督は今年11月に早くも次の新作「ひとよ」が控えています。多作だなー。次も楽しみだなー。たまに大外しすることがありますが、基本的には信頼しかない。次も楽しみです!


白石監督作品エントリ↓
ese.hatenablog.com
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ese.hatenablog.com
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凪待ち

凪待ち

RHYMESTER47都道府県ツアー@新潟 に行ってきました! 感想(その2)

脱水!脱水!


前回のお話↓
ese.hatenablog.com
『POP LIFE』でちょっとゆったりと。『フラッシュバック、夏。』でちょっと上げて、『The Choice Is Yours』でもっと上げる!『The Choice Is Yours』ってこんなにアゲアゲ曲でしたっけ?と思うくらい盛り上がりました!


宇多さんがMCしようとしたらDさんが遮って
D「ちょっといい?最近『フラッシュバック、夏。』の『必殺のギャグも全然パクり』ってとこでいろいろギャグやるじゃない?今日のあれ、何?」
宇「よくぞ訊いてくれました。あれは、青空球児好児さんの『ゲロゲ~ロ』ですよ」
D「俺も知らねーよ!」
宇「知らないの?」
とここから球児好児のゲロゲ~ロがいかに面白いかを力説する宇多さん。今、何の時間?
www.youtube.com


宇「2015年にビクターに移籍しまして。これってすごいことなんですよ。RHYMESTERは2001年から大して売れてないのにずっとソニーにいて、その後『RHYMESTERならほしいです』って他のレーベルが契約金払って呼ぶんだよ。ここが大事。大して売れてないのにずっとメジャーレーベルにいるってことは、本当にいいグループの証拠。電気グルーヴも同じ」


『マイクロフォン』。そしてそのアンサーソングのような『スタイル・ウォーズ』
『スタイル・ウォーズ』の宇多さんヴァースは、口喧嘩させたら日本一の嫌みと理詰めの素晴らしいヴァースだなあ。


宇「いつもはここで『Back & Forth』やるんだけど、今日は新潟、酒処だもんね。新潟の人は何飲むの?」
ここで私が「八海山!」と叫んだら、めでたく採用してもらいました!わーい。
あと、バスセンターのバスカレー。私は食べたことないのですが、そんなに美味しいの?
というわけで『梯子酒』!ウェイウェイ~!あー、扇子忘れた!準備が足りない!くそう。
「八海山!八海山!」も「バスカレー!バスカレー!」もばっちり決まって素晴らしいクライマックス!こんな曲がクライマックスでいいのか。いいのだ!


クライマックスは続く。『Future Is Born』!この曲大好き。トラックもリズムもリリックもフロウも全部いい。
そして本編ラストは『待ってろ今から本気出す!』!この曲始める前に宇多さんが最後の煽りをしてくれて、私も大声で応えていたのですが、この頃は酸欠がひどくなって、結構私息絶え絶えでした。盛り上がりたいし疲れた顔は見せたくないしサビはちゃんと声出したい。でも暑すぎ汗かきすぎ酸素不足でもうヘロヘロ。なので「笑顔、口パク、手は上げる」で乗り切りました。ヘイヘイヘイ~!リーリーリーリー!をもっと言いたかった!


アンコール待ちで手拍子しつつ、体はヘロヘロ。水がほしいよー。最近のRHYMESTERのライブではアンコール待ちのときに『ブレックファストクラブ』の「帰りたくない」の部分を歌うことが多く、私もそれをやりたかったのですが、ヘロヘロすぎて手拍子をするのがやっと。
新潟ノリ悪いな、と思われなかったかな。違うんです!やる気はあるのですが体がついていかないのです!


戻ってきた3人はツアーTシャツ着用。
宇「疲れてるよね?暑いよ。空調まったく効いてないんじゃない?今楽屋から出てきたらメガネ曇っちゃったよ」
D「普段このタイミングでは飲まないんだけど」と言いつつビールをゴクリ。「ほしい人ー?」で目の前のお客さんに缶を渡すDさん。私も飲みたーい。
そしてスタッフに指示して缶ビールを何本も持ってきてもらい、お客さんに渡すDさん。優しい!私のところにも回ってきたので一口だけいただきました。生き返った!!
Dさんは梯子酒扇子で一生懸命客席を扇いでくれて、マジで惚れるわ。


宇「今日のライブはどうでした?30年の歴史をたどって、最後に『今から本気出す!』だもんな」
D「自分たちで作ったんだけどね」
宇「ウケるかなーと思って」


アンコール1曲目は『予定は未定で。』
この曲、宇多さんヴァースの宇多さんの低音ラガボイスがとてもいい!音源もよかったけど、ライブの方がよりガナリが効いていた!
この曲はさすがにまだ歌えないので、「ダララレイ」だけを頑張りました。ヘロヘロだけど。


ラスト曲は『ラストヴァース』!この曲エモすぎて演歌のような感じがする。アルバムで聴いていたときは好きだったけど、ライブで何度も聴くと「クドいなー」と思ってしまう。でも、たまに聴く分にはいい。
ここでもう私はヘロヘロマックス!呼吸するだけで精一杯。せめて顔だけは笑顔で、「もし!」だけ叫んで何とか乗り切った!


終わってしまったー!3人とハイタッチ。Dさんに「Dさんのビールで生き返りました!」と伝えると「でしょ?」のお返事いただきました!
この会場は出待ちができないので、ここで集合写真をパチリ。「金!暴力!」→「SEX!」というかけ声。最低で最高だ。
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エセを探せ!


ヘロヘロすぎるのと他の人に握手の列を譲るために後ろに下がったところでDさんのスマホインカメ撮影もありました。これは写ってないかなー。


退場して即ドリンク。お客さんが多くないのですぐもらえてありがたい。
いやー、びしょびしょ。こんなに汗かいたライブは初めてです。空調どうなっていたのかな。でもそのおかげでドリンクは売れただろうし、Tシャツも売れただろうなー。はっ、まさかこのために…?(そんなわけないと思いますが)
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小さくて見えにくいですが、新潟のステッカーは『ヒートアイランド』。はっ、まさかそのせいでこのイルな異常気象…?


汗もそうですが、酸欠が辛かったです。ホルモンのライブじゃないんだから!と思いながら食らいついていました。こんな酸欠状態になるのは初めて。せめてアンコール待ちのときくらい扉開けてくれればよかったのに。
私でこれだけ辛かったので、女性の皆さんは大丈夫だったのでしょうか。倒れた人はいなかったかな。私がおっさんで老いているだけかな。
酸欠って、物理的な苦しさもありますが、「あれ、酸欠じゃね?俺、ヤバくね?」と思ってしまったらもうヤバい。その思い込みがさらに自分を苦しくする。たぶん手元に飲み物がまだあれば大丈夫だったんだろうな。もう水分がない不安が酸欠をより苦しく感じさせる。メンタル大事。


ライブは素晴らしかったです。前回見たときは逆行セット(最新曲から遡っていく)で、今回は巡行セット(過去から現在へ)だったので、印象がまるで違う。やった曲自体も結構入れ替わっていたので、47都道府県ツアー、他に行ってもまた新たな楽しみがありそう!私は10月の長野と11月の東京に行きます。また楽しみ!
ただ、巡行セットだと、最初が盛り上がりにくい。『B-BOYイズム』が序盤過ぎるのも盛り上がりにくい。体が準備できてない。
でも前回のセトリを見たら、やっぱりこっちの方がいいな。ラストに最新曲で盛り上がる方がいい。それは最新曲が最高にカッコいいからなせる技。昔がキャリアハイの懐メロミュージシャンじゃないから。
そして、逆行セットでもセトリを組むことができるということは、昔から不滅のクラシックを生んできたからできることでもある。うーむ、RHYMESTER、すごいぜ。
つーわけで、巡行と逆行のいいとこ取り「行って来い」セトリはどうでしょうか。現在から過去へ遡り、そこからまた現在へ戻っていく。セトリ組むのが難しいかな。


新潟の盛り上がり、どうだったかしら。ヤジが全然なくておとなしい感じだった?歓声や被せは結構あったと思いますが。
私はライブのときには自分が率先して盛り上がり、会場全体も盛り上がるように頑張っちゃいます。その方が演者も喜ぶと思っているので。そしてその結果「この箱いいな」「新潟いいな」「また来よう」と思ってもらえるように。
で、RHYMESTERは客数の分母が小さいため、余計「私が頑張らなきゃ」と謎の使命感を抱いてしまいます。
どうでした?また来てくれる?


それにしても、RHYMESTERのお客さんは素晴らしい。ソールドアウトのライブハウスで開始直後ですらモッシュ一切なし。皆さんその場で超盛り上がる。いやもう、本当にキングオブ客席ですよ。
RHYMESTERは数千人規模の会場で全国を回ることはできません(東京以外は)。47都道府県ツアーをやって、結構皆さん複数回参加していても、まだソールドアウトにならない会場がいくつもある。キャパ200~300なのに。
RHYMESTERはファンの母数が少ない。これは現実です。でも、そのおかげでこのいい環境が守られているのかもしれない。
「ブレイクとはバカに見つかること」は有吉弘行の言葉で、私もその通りだと思います。RHYMESTERファンがもっと増えてもらいたいと思っていますが、そうなるとバカに見つかってしまう。ジレンマ!


3月から始まった47都道府県ツアーは、まだ21本。半分にも達していません。そしてこの夏はツアーと平行してフェスにもいくつも出演。週5日3時間の生放送ラジオやって、その他のレギュラー仕事をいくつもやって、映画評のために同じ作品何度も見て原作や前作や文献も読み漁り、毎週土日は全国回って汗まみれのライブを行い、さらに夏フェス出て、合間を縫って新曲のリリック書いてレコーディングして、さらに追加公演もやるの?どうかしてる!(褒めてます)
いやほんと、お身体だけはお大事に。あなただけの体じゃないんですよ!


セトリ(たぶん合ってる。部屋にCD並べて書いたから!)
1.20世紀~開け心(フックだけ)
2.耳ヲ貸スベキ
3.B-BOYイズム
4.R.E.S.P.E.C.T
5.ロイヤル・ストレート・フラッシュ
6.肉体関係 part2
7.ザ・グレート・アマチュアリズム
8.WE LOVE HIPHOP
9.オイ!(最初のフックのみ)
10.ONCE AGAIN
11.POP LIFE
12.フラッシュバック、夏。
13.The Choice Is Yours
14.マイクロフォン
15.スタイル・ウォーズ
16.梯子酒
17.Future Is Born
18.待ってろ今から本気出す!
~アンコール~
19.予定は未定で。
20.ラストヴァース
あんなにフルボリュームだったのに、20曲かー。体感30曲くらいあったよ。


予定は未定で。

予定は未定で。

予定は未定で。

予定は未定で。

RHYMESTER47都道府県ツアー@新潟 に行ってきました! 感想(その1)

RHYMESTERミュージアム


RHYMESTERの全国ツアー21本目、新潟GOLDENPIGS RED STAGEに行ってきました。
新潟でのライブは6年ぶり。えー、もうそんなになる?ついこの間のような気がするのに。
ese.hatenablog.com
本当に6年前だった…。そりゃ私も歳をとるわ。


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早めに新潟駅に着いたので、会場までの道のりを確認しようと会場に着いたら、既にお客さんがちらほら。入り待ちだそうで。それなら私も待ってみよう。
すぐ来た!グラキャビに乗ってRHYMESTERご一行様到着!ファンの皆さんはプレゼントを渡したりサインをしてもらったりフレンドリーに会話したりして、とてもフランクな感じ。岸社長と会話している人もいる。
で、私は、何もしない。何もできない。ヘタレだから。ちょっと離れたところから皆さんの様子を見ているだけ。
それにしても、この距離この自由さなのにヤラカシはいないし騒ぐ人もいないし、演者・スタッフ・お客さんの関係性が素晴らしいなあと思いながら見ていました。さすがキングオブ客席の皆さん。ファンはミュージシャンの鏡だねー。


一旦会場を離れ、付近を散策したりして再び物販販売時間に会場に行くと、またDさんがいた!しかし再び何もできず見るだけの私。Dさんは新潟の街に消えていきました。ブログのネタ集めかな。
私は「演者は雲の上の存在だから私とふれあってはいけない」と思っているのですが、それ以上に単なるヘタレだな。向こうが「いいよ」と言ってくれているなら、日々の感謝と尊敬くらいは伝えてもいいよな。できないけど。


さて、入場。
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前回下手だったので今回は上手に陣取る。2列目のはずだったのにいつの間にか3列目になっていた。ポジション取りも重要だな。
時間ぴったりにJINさん登場。「山本~!」「ヤマモツ~!」の声が飛ぶ。いい感じ!


JINさんの雄叫び・煽り→MC2人呼び込みというおなじみの流れからライブスタート。
1曲目は『20世紀~開け心』の「RHYMESTERがライブしにやってきた」のフック部分。「どこにきた?」「新潟~!!!」
続いて『耳ヲ貸スベキ』、そして『B-BOYイズム』!この序盤で?まだ私のエンジンかかりきっていないので身体がついていかない!さらに『R.E.S.P.E.C.T』
そうか、秋田からセトリの流れを変えたというのはこういうことか。
ese.hatenablog.com
このツアー前半は「現在→過去」とセトリは進んでいましたが、「過去→現在」にしたのですね。抜本的改革!


この日の衣装は、宇多丸さんは紺と黒のストライプのジャケットに黒のTシャツ、Dさんは緑と黒のストライプジャケットに白地(何かプリントされていた)のTシャツ。
Dさんスイカみたいだなーと思いながら見ていました。


ここで最初のMC。
宇多丸「新潟は仲間も多いしね。DJ松永とか。今や新潟の出世株ですからね」
Mummy-D「人間的には?」
宇「人間性と芸術は別ですから」
宇「今回のツアーはアルバムをひっさげてのツアーじゃないので、RHYMESTERの歴史をたどるようなセットリストになっています。つまりね、RHYMESTERミュージアムなんですよ」
宇「歴史を凝縮したセットリストなんで、あっという間に時代は過ぎていきます。RHYMESTERの結成が89年で『リスペクト』が99年なんで、この10分でもう10年経ちましたから!この10年が辛かったんだよ!!」
D「特に前半5年が辛かった…」
宇「誰にも認められない中で自分たちの信念だけでやってきて、残りの5年で少しずつ成果が出てきて、99年『リスペクト』で日本のヒップホップシーン、一旦天下取ったと言っていいんじゃないでしょうか」
宇「そして2001年、メジャーデビュー!」


『ロイヤル・ストレート・フラッシュ』『肉体関係 part2』連打!この辺は私がRHYMESTERを知った最初の曲なので個人的に盛り上がる!
『肉体関係』は後半でJINさんのラップパートがあるのですが、JINさんを見ているとラップが始まる前からポーズができあがっている!JINさん劇場開演です!
ラストは「放置プレイ」で3人の動きと音ストップ!20秒くらいフリーズ!


『肉体関係』の話で
D「フェラじゃなくてキスだよ。宇多さん10年以上ずーっと歌詞間違っているよ」
宇「そうだっけ。まあ、キスもフェラも同じようなもんだよ」
全然違うよ!w


『ザ・グレート・アマチュアリズム』に続いて、Run-D.M.C.『Walk This Way』のトラックで『WE LOVE HIPHOP。曲の終わりで宇多さんはマイクスタンドを振り回して「ウォークディスウェー!!!」とスティーブン・タイラーばりのシャウト!完全にスティーブン・タイラーでした!


『オイ!』を最初のフックだけやって、『ONCE AGAIN』。『オイ!』全部歌ってほしかったなーと思いましたが、今こうやって書き出すと、アゲ曲連打過ぎてライムスの3人も見ている私たちも疲れちゃうもんな。
この日のDさんは曲によってあえて後ろ目ノリのハメ方でラップしていて、それはそれでカッコいいのですが、被せにくいなーと思いながら聞いていました。


ここで活動休止前後の話。
D「RHYMESTER2年の活動休止の間にマボロシで3枚アルバム出してますから(ドヤ顔)」
宇「清志郎さんの『雨上がりの夜空に35』とかはマボロシでタケちゃん(竹内朋康)と一緒にやった経験が活きているもんね」
宇「で、活動休止期間が終わって還ってきたら、ちゃんと3人ともスケールアップしてたもんね。曲作りの意識も上がったし。Dも林檎さんとかとコラボして、ああいうバケモンと戦わなきゃいけないんだから」もちろん褒め言葉です!


そして最近のライブで恒例となったJINさんコーナー。
自分の子供の勉強を見ていて、新潟は中部地方だということにびっくりしたと。中部地方には新潟から長野・山梨・静岡も含むと。新潟の人は「自分は中部地方だ」という意識はあるのか?ということで新潟県民を対象にした「コール&レスポンスによるアンケート」を実施。
新潟県民の皆さん、中部地方という意識がある人はセイホー!」
ひとりだけ「ホー!」マジか!
「中部じゃないなーという人はセイホー!」
それ以外全員「ホー!」ですよね!
「じゃあ、甲信越地方だという人はセイホー!」
ほぼ全員「ホー!」ですよね!
「甲信越じゃないなーという人はセイホー!」
元気なく「ホー」
D「甲信越じゃないと思っている人は、『甲信越じゃない』とすら思ってないね。覇気なさすぎ」
そうなんです。新潟は甲信越なんです。北陸ではないんです。


さて、ライブも後半戦に入りますので、ここで一旦切ります。続きは次回。


リスペクト

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