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やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

『水曜日のダウンタウン』は笑えないほど面白い

意味無いことをやることで生まれる意味


水曜日のダウンタウン』とは、とても面白いテレビ番組です。いちいち説明は面倒なのでしませんが、とても面白い番組なので皆さん見てください。
で、この番組がまたものすごい大ネタをぶち込んできました。


4月26日放送『水曜日のダウンタウン2時間スペシャル』の番組ラストで、予定にはないサバンナ高橋が登場。「水曜日のダウンタウンの2時間スペシャル、聞いてへんくだり、嫌な予感しますよね?」
この日の放送では「街頭インタビューで『○○さんのファンなんです』と言ったらご本人がロケ車から登場するやつ、モノマネ芸人でもなんとかなる説」という企画があって、「気づかない人いるんだな」なんてスタジオの出演者は盛り上がっていました。
そこで高橋さんは「皆さんも気づいていないですよ」とツッコみ明かした秘密は、同じくこの日放送の「落とし穴バトルロワイヤル」という企画に出ていた松野明美さんの声を、モノマネ芸人の坂本冬休みさんがアテレコしていたというもの。
あっけにとられる出演者。「何の意味があんねん!」とあきれる松本人志
高橋さんが持ってきた説は「テレビに出ている人の声、実はモノマネ芸人がアテレコしていても誰も気づかない説」。あー、なるほどーという空気が漂うスタジオ。
しかし、この番組はここでは終わらないのです。


高橋「説のメインはここからなんです」と続けます。「今回アテレコされているのは松野さんだけではございません。実は、この2時間スペシャルの頭から今の今までずっと、皆さん(スタジオゲスト出演者)の声をモノマネ芸人がアテレコしておられます」
つまり、収録中の出演者に対するドッキリではなく、オンエアを見ている視聴者に対するドッキリなのです。
スタッフ頭おかしい!


この番組は前回の2時間スペシャルでもゲストのグラドル鈴木ふみ奈さんが番組中ムチャなコメントを連発してバカリズムから「今日売れるつもり?」と強めのツッコミをもらったり鈴木紗理奈さんから「売れたいのは分かるけどもう少し空気をさあ」とマジなたしなめを受けていて、見ている私たちも「何だこのイタい子は」と思いながら見ていました。
それが番組ラストで登場した博多大吉さんが「実はこの子の発言はすべて僕が言わせていました」とネタばらし。これにはスタジオも視聴者もびっくりで、番組まるごとが仕掛けになっているという壮大なドッキリでした。


しかし、今回はスタジオの出演者はアテレコされていることを知らされてもそれが分からないのです。分かるのはオンエアを見ている私たち視聴者だけです。
前回のドッキリは「この子ムチャなぶっこみしてくるな」という違和感を覚えながら、それをツッコむ出演者を見て一緒に笑っていて、ラストのネタばらしでびっくり→大団円という流れですが、今回はネタばらしされても確認のしようがないという宙ぶらりんな状態のまま。そして見ている私たちはびっくりはしたけれども、この仕掛けが番組の面白さをプラスにしていたわけではないのです。
まさに松本さんの「何の意味があんねん!」です。


しかし、この「何の意味があんねん!」をやるからこそ、意味が生まれるのです。


昔、ダウンタウンの漫才で「このオンエアの日、東京の天気は?晴れ、曇り、雨。あとは編集に任せましょう」というオチの漫才をやっていたことがあってそれを思い出したのですが、やっている方法論は似ていますが、まったく違います。
「面白い」を目的としてやっているのは同じですが、こちらのやり口はまるでサイコパスです。頭がおかしい。


まさにその通り。「こんなのやったら面白いよなー」と会議で話し合うのは簡単ですが、実際やるのはアホかサイコパス藤井健太郎さんだけです。


そして、オープニングの映像を見ると実はヒントがいくつも隠されていたのです。
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↑「WDT」というアプリ。昔「ワールドダウンタウン」という番組があって、出演者が外国人だったため吹き替えだったのです。吹き替え!
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以前小峠が発した「サイコ!」という発言を引用。この番組のことだよ!
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松野明美さんとモノマネ芸人の坂本冬休みさん。以前この番組で「未来から来た松野明美から現在の松野明美に電話がかかってくる」という企画でこの方がモノマネで本人と会話。しかも松野さんはそれを信じた!バカすぎる!w


面白いんだけど、わっはっはと笑う面白さとはまた違う、「すげー」と感心する面白さ。それが今回はさらに進んで「ちょっと怖い」と思えるレベルに達しています。
「面白い」んだけど、「laugh」ではなく「interesting」の感じ。さらに今回は「OMG」「You are crazy」のレベル。


いやー、久々に「テレビってすげえ」を見ました。芸人のトークが面白いとか生放送ならではのハプニングとかではなく、作りこまれた面白さ。
この番組のプロデューサー藤井健太郎さんの著書『悪意とこだわりの演出術』のなかで「構造で遊んでいるものが好き」とありましたが、まさにこれ。
この企画は、テレビでしかできない面白さですよね。見ている人数もかけるコストも、ネットでは不可能。テレビはまだまだ面白い。


藤井さん関連のエントリ↓
ese.hatenablog.com

悪意とこだわりの演出術

悪意とこだわりの演出術

尾崎豊はいいタイミングで亡くなったのか

4月25日は尾崎豊の命日です。今年で没後25年。26歳で亡くなった彼の息子はもう27歳です。自分語りは寒いことは分かっていますが、書きます。


私が尾崎を知ったのは中学生の頃。今のようにネットですぐに相対化されたり「ダサい」などの揶揄などがない時代、無垢な童貞中学生は簡単にはまってしまいました。
その頃ギターを始めたので、もちろん尾崎も弾いていました。尾崎の曲って、コード簡単なんです。『Scrap Alley』のAメロなんてC→Am→F→Gという王道中の王道。曲を作り始めて最初に作るやつだ。それでも凡庸ではなく名曲を作るのだから、やはり彼は才能がある。
その他の曲も、ベタなコード進行やメジャー・マイナー・セブンスくらいしか使わないサウンド。これは単純に尾崎に音楽知識がなく、ギターしか弾けないためだと決めつけていますが、たぶん合っている。もし蔦谷好位置さんや亀田誠治さんがプロデュースしたらもっとおしゃれコードで曲を飾ってくれたと思いますが、それだと尾崎の曲にならなかった。結果、須藤晃プロデュースは正解でした。


ちょっと話は逸れますが、メロディを作る才能って、知識や技術もあった方がいいですがやはり圧倒的に「才能」なのです。知識や技術があると「こういうイメージの曲を作ろう」とイメージに向けた曲を作ることができますが、才能はそういう設計図やゴールイメージを超越した曲を作ることができます。ビートルズだって最初から名曲だし、Coccoやドリカム吉田さんはアカペラで歌ってそれを根岸さんや中村さんがコードを付けていくというやり方。才能はあらゆるものを超えていく。尾崎の曲がベタなコード進行でも名曲なのは、彼に才能があったからです。
3rdアルバム『壊れた扉から』の最終曲『誰かのクラクション』ではG→A→Am7→Gという永遠に続けられる循環コードでアルバムラストの雰囲気を出しています。才能が知識や技術を学習してきた!


その後私は大学に入り、春のバタバタが落ち着いた頃に「そういえば私は尾崎のファンだからファンクラブに入ろう」と突然思い立ち、封筒や便せんを用意して必要事項を書き、さて投函と思ったところで切手を忘れたことに気が付きました。しかたない、明日買ってこようと思い、布団に入る。
で、翌朝起きて新聞を開いたら「尾崎豊死亡」…!!!!
何だこのめぐりあわせ。そんないいタイミングあるかよ。死んだ日に私はファンクラブ入会の準備をしていたのか。
それでもこのままももったいないのでファンクラブ入会の申し込みは行い、しばらくは会員でした。


尾崎死去後に『放熱への証』が出たのですが、これが私は全然はまらず、当時は「いいタイミングで死んだな」とさえ思っていました。そして熱は冷め、つまらない大人になっていきました。


そしてさらに数年後、久々に尾崎を聴いたら「えー、こんな音だった?」ということにいちばんびっくりしました。スネアのリバーブ、ボーカルのエコー、ギターのシャリシャリ感。全体的にドンシャリとリバーブの音像、つまりは80年代の音でした。中高生だった当時の私は歌詞とメロディしか聴いていなかったんだなーということにびっくりしました。
でも、やはり彼の声はいい。強いのにきれい、荒々しいのに優しい、シャウトで吠えているのに泣きそうな声。やはりこの声は武器であり才能だ。


尾崎の死後、未発表曲やライブ音源や複数枚のベストアルバムが出ましたが、私はどれも聴いていません。遺産商売に乗ることはできませんでした。


そして25年。生きていれば彼は現在51歳です。10代のカリスマがどのような中年時代を過ごしただろう。以前の私はそれが嫌で「いいタイミングで死んだ」と思っていたのですが、同い年の岡村靖幸・吉川晃司が今でも現役で、出す音もかっこよく、さらに見た目もかっこいいのを見ると、尾崎も今の時代に音楽を続けていたら当時とは全然違う、しかし通奏低音は共通の音を生み出していたかもしれません。


あー、見たかった。あれだけの才能が26歳ですべてを出し尽くすなんてことはないのだ。「死ぬいいタイミング」なんてないのだ。
そして、今の時代だったら岡村ちゃんや吉川さんと共演することもあったかもしれない。未来はいつでも面白い。(©太田光


十七歳の地図

十七歳の地図

回帰線

回帰線

壊れた扉から

壊れた扉から

誕生

誕生

「人間交差点フェス2017」 その交わりとつながり(その3)

うれしい悲鳴


ようやく『人間交差点フェス2017』の出演者がすべて出そろいまして、タイムテーブルも出ました。過去2回に引き続いてRHYMESTERとのつながりを書いていきます。
ese.hatenablog.com
ese.hatenablog.com
www.nkfes.com
↑タイムテーブルはこちら。


SEX山口
昨年に続いてオープニングDJを務めてくれるセク山さん。しかし昨年に引き続き私は彼のことを何も知らないです…。ごめんなさい。
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多分当日はSMAPメドレーなどやってくれそう。(根拠なし)


SUPER SONICS
こちらも昨年に引き続き登場。今年もオープニングアクト枠なのね。まあ、事務所バーター出演なので仕方ない。TARO SOULはラップ上手いし歌も上手い。DJ威蔵は世界一のDJ。なのでポテンシャルとしてはCreepy Nutsと変わらないけど、勢いの差かキャラのキャッチーさの差か。
まあでもテレビに出るだけが「売れる」ではない。「ヤバい」プレイは今年も健在のはずなので期待しましょう。
www.youtube.com
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SOIL&”PIMP”SESSIONS
このフェスの第1回、2015年以来の登場。彼らはもう何度もRHYMESTERと共演しているしつい先日も対バンライブやったばかりなので気心も知り尽くした安心銘柄ですが、彼らの音楽は「デス・ジャズ」なのでのほほんと見ているわけにはいきません。一緒に踊り尽くせ!
www.youtube.com
↑もちろんこの曲はやってくれるでしょう。さらに先日の対バンライブでは
www.youtube.com
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↑何とこの曲をやったそうです!ソイルでもライムスでもないのに!
ソイルのステージでもライムスのステージでも何かやってくれそう。楽しみ!


マボロシ
これがいちばんのサプライズ!まさか彼らが復活するとは!
私はRHYMESTERは『ウワサの真相』から聴いているのですが、ライブはマボロシの方が先なのです。で、このライブでやられてしまい、RHYMESTERにこんなにはまってしまったという流れなのです。
さあ、一日限りの復活ということで何やるのかなー。
www.youtube.com
↑当日はKREVAがいるのでこれできるなー。
www.youtube.com
↑当日はタロソがいるしケンザも呼べば来てくれると思うからこれもできるなー。
あと、RHYMESTERの『ザ・グレート・アマチュアリズム』のギターもセクシー(竹内朋康)なので、これも期待できるなー。
それにしてもDさんは当日ホストとしていろいろ働いてマボロシでも本チャンライブをかまして途中のアクトにもゲストで出るでしょうし、そしてもちろんラストにRHYMESTERとしてのライブもしなきゃいけない。大変すぎる!倒れないでね!


あー、当日が楽しみ。で、タイムテーブルを見ると、えーっと、いつご飯食べたり休憩したらいいんだ!全部見たいぞ!
会場は地面がアスファルトなので、春のフェスですが晴れると暑いです。過去2年とも快晴でしたので、暑くて熱かったです(物理的に)。途中ビーナスフォートなどに出ることも可能なので、各自適宜休憩しながら見ましょう。全部見るのは体力的に大変です。
そして夕方以降は冷えますので、服装に注意。会場では取り出し自由のクロークがありますので上手く活用して風邪ひかないようにしましょう。


さあ、あとは予習しまくって当日を迎えるのみ。皆さん、当日は楽しみましょう!


マボロシのシ(初回生産限定盤)(DVD付)

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マボロシのシ

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映画『キングコング: 髑髏島の巨神』 感想

有能なオタクにお金と権限を持たせた結果


映画『キングコング:髑髏島の巨神』を見てきました。公式サイト↓
wwws.warnerbros.co.jp
私は、怪獣映画を見ません。『キングコング』は今回で8度目の映画化だそうですが、どれも見たことがありません。2005年のピーター・ジャクソン版も見ていません。
当初は予告編を見ても見に行こうと思っていなかったのですが、その後の予告編でキングコング以外に怪獣がわんさか出ることを知って俄然興味が湧きました。
しかし年度替わりの忙しさでなかなか時間が取れず、そうしている間にもTwitterのTLには「最高!」「傑作!」のオンパレードが。ぐぎぎと思いつつハードル上がっちゃうなーと思いながら、ようやく見てきました。


最高!傑作!


あー、もっと早くに見たかった。そして監督のインタビューやTLでのネタバレ考察も味わいたかった。ネットを見ると素晴らしい批評や解説がたくさんあるので、私はもう書くことがない。でも書こう。
以下、ネタバレあります。




全体的な感想としては「私が子供の頃に読んでいた少年マンガを大勢の大人と多くのお金で実写化!」というものです。
今のマンガはマンガであってもある程度のリアリティや時代考証や実現可能性や理屈が求められるものですが、昔はその辺の細かいところは誰も気にしなかったし気付かなかったしツッコまなかった。
それが、今作ではある程度の理屈だけであとは「細けえことはいいんだよ」で進むのがとても潔かった。「地球空洞説」なんて水曜スペシャルユリゲラー・矢追さんみたいなレベルの話ですが、その辺は誰もツッコまず話は進む。
なので、この島で起こることはこの作品の中では全て現実であり、そこにツッコむのは野暮でしかないのです。


「怪獣映画」って、あり得ない話なわけです。それを「アリ」にしている世界観の見せ方は上手いなー。リアリティを損なうことなくあり得ないファンタジーの世界を見せる。
冒頭で「島の周りは天候が悪いので船では近づけない」「だから今まで誰にも知られなかった」「だから上陸にはヘリで行かなければならない」という条件設定と「3日後に迎えに行く」というゴール設定を見せるのも上手い。


さて、嵐を抜けて島へ。と思ったらすぐにキングコング来襲!いいぞいいぞ!暴れろ暴れろ!
この辺の撮り方も好き。ヘリ側の主観構図(墜落するまでぐるぐる回ってどーん!)、リアル「ゴリラにバーン!」(昔『ダウンタウン汁』で松ちゃんが大喜利でこういう回答をしたのです。誰か覚えている人いますか?)、ヘリの隙間からコングの眼、などなど。監督のこだわりが出てるわー。


ここからは怪獣オールスターズ総登場。楽しい!人間たちが徐々に殺されて減っていくのも定石です。ラスボスに自爆作戦で挑んだ彼が「尻尾でバーン」で犬死にするのはかわいそうすぎる!
人間側のボスであるサミュエル・L・ジャクソンのコングとの目力対決は、何とコングと互角!アップになるとどっちがコングか分からないぜ。


ラストのキングコングとスカル・クローラーとの闘いは、超熱かった!ケンシロウラオウ、悟空とフリーザジョジョとディオたちの闘いと同じレベルで燃えたね。殴り合い、背負い投げ、ピンチと大逆転。燃えた。ずっと見ていたかった。


エンドロール後に何か特別な映像があるというのはTwitterで目にしていたので期待しながら待機。しかしそういうことを知らない人たちはぞろぞろと途中退席するんだよなー。わざわざ引き留めて「この後何か映像あるから!」とは言えないけど、もったいないなー。ほんの数分待てずにアレを見逃すんだもんなー。やーいやーいざまーみろー(映画を見ている間に小学生に退化している)。


この作品はレジェンダリー・ピクチャーズ製作の怪獣映画を同一世界観のクロスオーバー作品として扱うモンスターバースシリーズとして制作されており、2019年にはハリウッド製の『ゴジラ』が公開されるということは知っていたので、エンドロールで流れるのもゴジラだろうとは予想できていました。
で、エンドロールは原住民の壁画をゆっくりとスクロールしながら映していくので、ははーん、このラストにゴジラの壁画が出てくるんだな、と思っていたのに、出ずに終了。
あれ?と思っていたら再びドラマシーン。「王(キング)はコングだけではない」というセリフとともに映し出されたスライドにはゴジラモスララドン(ギャオス?)・キングギドラの姿(壁画)が!!!!!
まさかゴジラだけでなくキングギドラ他まで!しかもどれも日本怪獣映画のヒーローたち!どれも見たことないけどめちゃ盛り上がった私。昔からの怪獣映画ファンにしてみたら勃起か失禁不可避のエンディングでしたな。


続編を作るにあたり「地球空洞説」が根拠になっているのもいい。今後いろいろな怪獣が出てくるけど、毎回秘境の地というわけにはいかないのでそれは地球の底から出てくるのだ、という理屈。科学的根拠はゼロだがそれでいいのだ!
また、「コングは成長期」というセリフがありました。本作ではコングの体長は31.6メートル。ギャレス・エドワーズ版のゴジラは108メートル。今後闘わせるには体格差がありすぎる。しかしコングは成長期なのでもっと大きくなることは可能!上手い設定だぜ。


あと、この作品はオマージュも多い。他のレビュー読んでいただいた方が詳しいので私は割愛。ただ、『地獄の黙示録』はこれでもか!というくらいオマージュ・トレース・サンプリングしていましたね。
夕日と、その夕日をバックに立っているコングの姿、ナパーム弾を思い起こさせるサイズミック爆弾、その炎の揺らめき、戦場で大音量で鳴らされる音楽、川を下っていき出会う原住民、等々。


もちろんツッコミどころはたくさんあります。
1970年代まで存在を知られなかった島なんてありえるのかというそもそも論は置いておきますが、これですら『ドラえもん のび太の大魔境』みたいだな、とワクワクしてしまった。
・脱出用の船は、修理はできたとしても30年前の燃料が使えるわけねーだろ。
・原住民の砦、巨大すぎるだろ。作るのに何年かかるんだよ。
・ガスの立ち込めた場所で炎が燃えても周辺一帯には燃え広がらない、ライターの火を地面に落としたらそこだけ爆発。
・未開の島でタンクトップで動き回るな。
・墜落したヘリに挟まれて身動きが取れないスケル・バッファローを助けようとしてメイソン(ブリー・ラーソン)が機体を持ち上げようとしますが、動くわけねーだろ。
・コングに助けられたメイソンはコングの手のひらの中にいる状態でスカル・クローラーの口の中に入りましたが、無事。握りしめられて潰れちゃわないのかよ!
しかし、これらのツッコミは何も批判の材料になりません。この作品ではここでの出来事は全て事実なのです。見ている私たちを味方につけツッコミを「野暮」にしてしまう世界観の構築にあっぱれ。


その他気になった点ですが、この作品に限らず最近のハリウッド大作には中華資本が入っているものは多いですね。で、そうなると内容も中国を舞台にしたり中国人俳優が多く出たりと「目くばせ」が出てくるわけですが、本作でもジン・テイエンさんという女優がストーリーにはびた一文関わらないのに出ていました。何か特技でピンチを脱するとかさせてあげればいいのに。
市場規模を考えると中国に媚売るのは仕方ないと思うのですが、そうなると内容の自由度に制限がかけられる(中国共産党を悪者にできない、不要なのにキャスティングに入れなければならない等)のが嫌だなあ。そして、市場規模も俳優の英語の堪能さもどれもアジア各国に勝てなくて日本はどんどん世界から無視される国になっていくのが寂しいなあ。


話が逸れた。『キングコング』、最高です。既に公開終了間際なので、まだの人は急いで!これは劇場版で見るべき作品ですから!


金沢の旅2017、春。

3度目の正直


岡村靖幸のツアーのために金沢に行ってきまして、せっかくの遠征なので観光もしてきたので、写真だけ貼らせてくれ。
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上越妙高駅、何もないところに建てたのねー。数年後が心配。そして開業して1年経ったのにこれから商業施設建設予定なのかよ!遅い。
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初の北陸新幹線に乗車。車内の写真はありませんが、赤いシートがカッコいい。コンセントが設置されているのもありがたい。


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着いたぞ金沢!
Twitterで連絡を取り、栃木のクン兄さんとふじもんと合流し、兼六園へ。
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ちょうど桜の最盛期(から少し散り始め)。お客さんがたくさん来るこの時期をわざわざ入場無料にしてくれる兼六園さんは懐が深い。器がデカい。
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桜はもちろんとてもきれいなのですが、どこを向いても桜だらけで、「花愛でる心ない芸人」である私は間が持たなくて早々に出てしまいました。ごめんなさい。


というわけでお次は21世紀美術館へ。
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ここはプールの底には入れる展示物があるのですが、過去2回来たときはいずれも工事中や展示物入れ替え中で中に入ることができず、上から見て「単なるプールじゃん」と嘆いたものです。
それが、今回は入れる!と思いましたが底に入るには特別展の入場券が必要で、それには時間がないので諦めました。明日、リベンジ!
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その分、無料で回れるところを見る。これはプラモを1/1サイズで作ったものだそうです。プラモにもミリタリーにも興味がない私はふーんで通り過ぎてしまいました。
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こちらは『風の谷のナウシカ』に出てきたメーヴェを再現してさらに実際に飛ぶという暴挙を成し遂げた機体。しかし私はナウシカよりラピュタ派なのでこちらもあまり熱量は高くならず。ごめんなさい。


そして、ここに至る。
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ese.hatenablog.com
終演後、初めての「出待ち」をしました。最初全然人いなくて「地方だから?」と思っていたのですが、待つ場所を間違えていました。正しい場所に移動したら、たくさんいる!ほとんど女性。さすが岡村ちゃん
そこで係員さんが「ここは住宅街なので、声を出さないでください。ケータイはしまってください。両側に並ぶのはダメなので、片側に寄ってください。そのためにここまで下がってください。こちらに移動してください。しゃがんでください。中腰になってください。動かないでください」と細かい注文を出すのです。はい、私は待たせていただいている立場なので何でも従いますが、それだったら終演後からこの場所にいてこんなに人が増える前から待つ場所を指示してくれればいいのになーと思ったのは内緒です。


待つこと数分、岡村ちゃん御一行の登場です。ステージ上とは違う縁のあるメガネと革ジャン。私の位置からでは下半身は見えませんでした。手を振ってくれましたが車に乗り込むところまでは見えませんでした。残念!
白石さんはロン毛をまとめてメガネ&マスクという別人仕様。この白石さんと街中で出会っても絶対気づかない!
ほんの数秒の邂逅。思ったほどときめかなかった。あー、私はやはりアイドルではなくミュージシャン岡村靖幸が好きなんだなーと再確認。


その後クン兄さんとふじもんと飲みに行ったのですが、料理の写真はない。ちなみに昼飯の写真もない。


翌日、再び21世紀美術館
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ついにプールの底に入ったぞ!水の底から愛を叫ぶ!
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上からの写真も。


このときの企画展は「池田学展」で、私はこの方のことを全く存じていなかったのですが、素晴らしかった!
www.kanazawa21.jp
細かい細かい緻密描写で、リアルをファンタジーに、ファンタジーをリアルに変えてしまう魔法使い。どうやって描いているんだ!このサイズを書くのにどれだけかかるんだ!考えただけで恐ろしい。
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会場内は撮影不可だったので出てからの写真。


それ以外にも中をうろつく。
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「タレルの部屋」は毎回来るたびに「雨降っている日はどうなっているの?」と疑問です。
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閉鎖かーい!
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ここはさらに別の現代美術展の入場料も払った人だけが通れるセレブロード。私は袖を嚙みながら見ることしかできません。


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金沢最後の食事。珍しく写真撮った。
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さよなら金沢!さすが観光地だなー、新潟市とは段違いだなー、と毎回思う3度目の金沢。付き合ってくれたクン兄さんとふじもんにも感謝!また、会場でご挨拶してくれたフォロワーの皆さん、おみやげありがとうございました。私はいつももらってばかりですみません。そして社交性が無くて自分から話しかけられなくてすみません。はっきりもっと勇敢にならなくては。
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皆さん、愛と技術がすごすぎる。もっといただいたのですが、既に食べちゃったものもあって少なくなってしまいました。改めて、ありがとうございました。


はっきりもっと勇敢になって

はっきりもっと勇敢になって