やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

青森・秋田の旅2024、春。

書くのがだいぶ遅くなってしまいましたが、4月20・21日に青森と秋田に行ってきましたのでその記録を残しておきます。私の記憶のバックアップと、写真を残しておくための記録。


弘前公園はコロナ禍の2021年に一度行ったことがあるのですが、このときは既に桜は散っていて満開の姿を見ることができませんでした。地球温暖化めー。
ese.hatenablog.com
本当は開花状況を見ながら最適な日を見極めて宿を取りたいところですが、全国から観光客が押し寄せるわけで、そんな間際になったら宿は取れない。
そこで、2021年より少し早めで宿を確保し、あとは開花の状況が私たちの行く日にマッチしてくれ、その日は晴れてくれと願うばかり。
さて。


4月20日、朝6時出発。まずは新潟県を脱出しなければならない。途中PAで朝食を食べたりしながら、山形県に入ったのは9時前、170㎞。新潟県、長いよ!
そのまま山形県を北上し、秋田県に入ったのが10時半、260㎞。山形県、短いな。海岸沿いを走るので景色が楽しく運転も楽しい。


そろそろお昼ご飯の時間。秋田なので稲庭うどんが食べたいなーと思い、秋田駅近くの佐藤養助に行きました。

今回は私と妻とお義母さんの3人で行ったので、幅広いメニューを頼んでみんなで楽しもうということで、普通、ごまだれ、カレーを頼んでみました。



うむ、稲庭うどんは美味しい。他のうどんよりもつるつるとした食感。今回初めてカレー(グリーンカレーとタイカレー)で食べてみましたが、こちらも美味しかったです。まずカレーが美味しい。


美味しい昼食を食べて、再び出発。さらに北上する。
山形以降、東北の道路は高速なのかバイパスなのか、有料なのか無料なのかがよく分からない道路が続きます。どこでお金を払ったのか、そもそも無料なのか、よく分からないまま進む。
秋田県も長いな。


ようやく青森県に入り、弘前市へ。既に15時を過ぎているので駐車場が厳しいだろうなー、でももう出る人もいるからタイミングよく入れないかなーと思いながら弘前公園へ近づく。
大きな駐車場はどこも満車。他に駐車場はないかと細い道に入ると、一般の民家が臨時の駐車場として貸し出しをしているところがいくつもあり、その中の一つに無事停めることができました。
この時期、全国から観光客が来るからそりゃ普通の駐車場だけでは足りない。そこで一般民家の土地を臨時駐車場として貸し出しをしている(市からの依頼もあると思われます)。全額本人の利益になるか分かりませんが、1回1,000円、1か所5台、1日5回転、2週間とすると、半月で35万円の売り上げ。いいなー。この期間はずーっと有給取りたい。


さて、ようやくやってきた弘前公園
満開だ!満開だ!!




素晴らしい。どこを歩いても桜だらけ。観光客も多いですが、公園が広いので歩くのに苦労するほどの混雑ではない。

津軽富士である岩木山。かっこいい。裾野が広いとかっこいいね。


素晴らしい桜を堪能し、宿へ。弘前駅は栄えているな。


今回は素泊まりにしたので、夕食は外で食べます。

地元の料理を食べたいなーということで、そういうのがありそうな地元の居酒屋へ。






青森なのでりんごシードル。

うむ。居酒屋だからこういうのでいいんだよ。注文してから出てくるまで早いのもよい。
日本酒は新潟の方が美味しかった(ような気がする)。


ホテルへ戻る。このホテルは大浴場や温泉はなく、そこは残念。素泊まりなので文句は言わない。
翌日。早起きしてチェックアウト。朝食はガストへ。
朝7時なのに結構お客さんいるな。皆さん桜ですか?

思ったより時間がかかり、出発。再び弘前公園へ。
ああ、既に近い駐車場は満車だ。皆さん、行動が早い。ガストでなくすき家にすればよかったかな。
再び民家の駐車場にIN。朝の桜へ。


朝はさすがに人は少なく、見やすい。思ったより雲があり、「映え」的にはイマイチ。






桜はピンクのイメージですが、ソメイヨシノって白いですよね。この白い桜がいつまでもどこまでも続いているので、まるで死後の世界に迷い込んだような気になる。それほど幻想的。


朝の桜を堪能したら、お次はねぷた村へ。

津軽三味線の生演奏を聴くことができます。私、三味線まったく知りません。
三味線って、サスティン(音の伸び)がなく、それゆえ和音の響きもあまりなく、基本ひたすら単音で弾く楽器ですよね。なので、メロディとリズム(グルーヴ)が命だと思うのですが、この日聴いた演奏はリズムがイマイチに感じました。


お土産を買い、さらば青森。
秋田へ向かいつつ、道の駅かづので昼食。

昼食後は本日の目的地、玉川温泉へ向かう。
だいぶ山の中を走り、到着。


硫黄の匂いがする!周りはまだ雪が残っています。
ここは玉川温泉新玉川温泉があり、今回の宿泊は新玉川温泉なのですが、宿泊者には玉川温泉にも入れるチケットが配布され、どちらも楽しむことができます。


チェックインの手続きをし、部屋へ。

新しい!部屋がきれい!もっとひなびた温泉宿をイメージしていました。さすが「新」玉川温泉


夕食まで時間があるので、玉川温泉に行ってみます。
バスに乗り、玉川温泉へ。

ここは温泉のほかに、岩盤浴を楽しむことができます。妻からゴザを持たされ、歩く。



川からはどんどん温泉が湧き出でて水蒸気が立ち上り硫黄の匂いが流れてくる。うわー、自然、強いな!
歩いていると、あちこちに寝ている人がいます。えー、こんな「野良岩盤浴」していいのか。
しばらく歩き、岩盤浴スポットへ。小屋がいくつかありますが、どこも満員。さてどうしよう。

その辺をうろうろ歩いていると、女性から「私たち終わったのでここどうぞ」と声をかけてもらいました。
そうか、地面が温かいところを探して、そこに寝るのか。先ほどの野良岩盤浴の人たちもそういうことだったのか。
さて、岩盤浴。待てよ、このまま寝るの?着替えやタオル持ってきてないけど。こんな野良岩盤浴だと知っていたら服装などもちゃんと用意してきたのに。妻に言うと「あれ、言ってなかったっけ?」。うーむ、聞いてない。
とはいえ、ここまできたらやるしかない。ゴザを敷いて寝る。下は岩なので硬い。背中が痛いけど、岩盤浴なので仕方ない。しばらく仰向けで、途中うつ伏せになって寝る。うむ、確かに温かい。この日は天気もよく穏やかな風も吹いていたのでとても気持ちいい。
15分ほど寝て、うっすらと汗ばむ。ちょうどいい季節でよかった。真夏だったら寝ていられないし、寒い時期はせっかくの温かさを感じられない。ちょうどいい季節でよかった。


ゴザを畳んで来た道を戻る。野良岩盤浴なんて書きましたが、野良で寝るのが普通なんですね。皆さん常連さんなのかな。傘で直射日光を防ぎ、体をタオルで巻いて温もりを逃さない。準備万端。
ここは外なので、岩盤浴として使うのは無料なのです。気軽に来れる場所ではないけど。


玉川温泉まで戻ってきたので、温泉に入る。
www.tamagawa-onsen.jp
この温泉は酸性の濃度が日本一だそうです。中に入ると「弱酸性」「源泉50%」「源泉100%」などの表示で湯船がいくつもあります。
まずは50%へ。うむ、何となくピリピリするな。入れないほどではない。続いて100%へ。おお、こっちは確かに濃い・キツイ感じがする!でも、痛くはない。このお湯で顔を洗うと、目が痛い!
ここは、そのほかミストサウナや箱蒸し湯などもあり、たくさん楽しめてよいですね。飲泉もありましたが、「38倍に薄めてください」とあったので怖くて飲めなかった。


再びバスに乗り、新玉川温泉へ戻る。
夕食はバイキングです。朝食バイキングは好きですが、夕食でバイキングは嫌だなー。でもここはこれしかないので仕方ない。
チェックイン時に「遅いと混むので早い方がいいですよ」と言われたのでいちばん早い時間にしたのですが、いざ会場へ向かうと既にたくさんの人が待っていました。混んでるじゃん!
入場し、席を確保し、いざバイキング。うえーん、混んでいて取りづらいよー。一周して席に戻り、再びモッシュの中にダイブし新たなメニューをゲットする。ようやく席に戻り食べ始めると、当たり前だけどもう冷めている。


シェフがその場で揚げてくれたふきのとうの天ぷらやサザエのつぼ焼きもありますが、席に持ってきて食べると、もう冷めている。
私たちが食べ始める頃にはほかの皆さんも取り終えているので、メニュー周りは結構空いている。ああ、今だったら混まずに選べたのに。結局、その後もお客さんが大勢来ることはなく、いちばん最初の時間がいちばん混んでいました。だまされたとはいわないけど、ホテルの人が運営を楽にするために早い時間を勧めたのではないかなー?
まあ、もし混んでいなくても、やっぱり夕食でバイキングは嫌だなー。


夕食後、再び温泉へ。こちらも浴槽がたくさんあり、いろいろなお風呂を楽しむことができます。
www.shintamagawa.jp
源泉100%の湯船に入ったら、玉袋がピリピリする!すぐに飛び出てシャワーで玉袋を洗い流す。50%だとまだ入れるけど、それでもピリピリする。うーむ、先ほど温泉出た後に玉袋掻いたりしたのかな。
少し時間をおいてもう一度チャレンジしてみましたが、やはり玉袋ピリピリ!ダメだ。すぐに玉袋を洗い流す。くそう。玉袋のせいで長時間入れないじゃないか。そして私は玉袋という単語を何度使っているんだ。


翌日。朝イチで新玉川温泉岩盤浴へ。昨日予約しておいたのです。
こちらは屋内の「いわゆる岩盤浴」という感じの部屋。岩盤にバスタオルを敷き、そこに寝る。30分くらい寝ていたら汗がじんわり。その後温泉に移動し汗を流す。玉袋はやはりピリピリ。


朝食はもちろんバイキング。朝食のバイキングは好きなので問題なし。今回は少し遅い時間に入ったので混むことはなくゆっくり選べました。


名残惜しいですが、帰りましょう。
帰りは海岸沿いでなく別の道から帰ろうと思いナビ通りに帰ってきたら、ずーっと高速でつまんなかった。時折一般道で景色や街並みなどを楽しむのが旅の醍醐味なのに。


昼食は前沢SAにて。

冷麺と前沢牛のミニ牛丼。牛丼はこんないいお肉じゃなくていいですね。すき家や吉野屋こそ我が牛丼。


帰宅。トータルで1,300㎞近く走りました。
弘前公園、素晴らしかったです。まさに満開の時期に来ることができてとてもよかったです。
玉川温泉も、野良岩盤浴を楽しめてとてもよかった。温泉も濃くて強くてとてもよかった。玉袋だけが残念。
さあ、来年の桜はどこに行こうかな。