やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

レキシツアー2017「不思議の国のレキシと稲穂の妖精たち」at新潟 に行ってきました! 感想(その2)

エンターテイナー


前回のお話↓
ese.hatenablog.com
『アケチノキモチ』でしっとりした後は憲法セブンティーン』で再びファンクの世界へ。
この曲ではバンドメンバーがソロ回しをしてくれてとてもいい。バンドのソロ回し好きなの。


お次は「シェイクしていきましょうか」ということで『姫君Shake!』なのですが、こういうフリだと今まではSMAPの『SHAKE!』だったのが、今回はチェッカーズの『涙のリクエスト』でした。なぜこの流れになったのかは覚えていない。
この曲では男子と女子に分かれてコール&レスポンスをやったのですが、やはり男子だけだと暗い!やはり女子の黄色い声が大事だ。


『刀狩りは突然に』はタイトルの元ネタが『ラブストーリーは突然に』なわけですが、この曲の途中で本当に『ラブストーリーは突然に』に変わった!確かにサビのメロディがカクカクするところは両方の曲にあるもんな。これは曲を作るときから意識していたのかな。どっちであってもこのマッシュアップは素晴らしかったです。
ここでは「小田ヘル正」とか言っていたけどどういう流れだったかは忘れた。この単語だけ覚えている。


本編ラストはもちろん『きらきら武士』。「フェスだと1番しかできないこともあるけど、ワンマンはフルコーラスできるからいいよね」と言っていましたが、それはあなたが脱線しすぎるからです。
「昔『フジロックに出たい』と言っていたらフジロックの関係者がライブを見に来て『コミカルすぎる』という理由で出られなかった。出てもいないのに出禁になった。それが今年出られることになりました!」とも言っていました。そうだよねー、あのレキシがフジロックだもんなー。すごい。


池ちゃん本人が「この後アンコールです」と事前に言っていましたが、それでもアンコール待ちの手拍子をしない人には腹が立つ。出る側も割れんばかりの手拍子があった方が出たくなるでしょ。アンコールを求めるから手拍子するんでしょ。しないあなたはアンコールを求めていないんだから帰っていいよ。


アンコール待ちの間に再びスクリーンが下りてきて、オープニングの続き。
登場したのは元℃-uteの岡井ちゃんとやついいちろう。内容は覚えてないー。あなた『狩りから稲作へ』に飽きているでしょ、いやこれからも歌っていくよ、みたいな内容でした。雑ですみません。


オルゴールから登場した池ちゃんは、稲穂の妖精でした!稲穂というかとうもろこしというか…。着ぐるみというか全身タイツというか…。さらにバンドメンバーも同じ格好!皆さん音楽やり始めたときにはまさかこんな格好すると思っていなかっただろうなー。
こんな格好で『狩りから稲作へ』演奏スタート。お客さんも稲穂を振ります。
この曲は途中で「共に暮らそう暮らし安心クラシアン」というくだりがあるのですが、これって音源にはない歌詞で、ライブでしか聴けないのですがみんな一緒に歌っているのです。音源にないのにこんなにお馴染みになるなんて!クラシアンもいい宣伝になったねー。


この曲の途中の脱線はなんだったっけなー。いろいろあってずーっと笑っていたはずなのに何も覚えていないぞ。
「キャッツもうやめてほしい人」と客席に訊けばもちろん全員続けてほしいから誰も手を上げないわけですが、実は池ちゃんの後ろでバンドメンバーの手が上がっている!志村!後ろ後ろ!
「こら、お前たち!」と怒る池ちゃんに渡さん「手をよく見て」「ああ、よく見ると手がキャッツの形に…!お前たち…!」というくだらないやり取りなどの後、大団円へ。
「高床式 劇団四季 キャッツ」でした。最近は高岡早紀正岡子規もなくて寂しいな。
結局、曲の始まりから完全に終わるまで25分くらいかかりましたよ!ワンマンでしかできない贅沢な時間使い。


ライブ終了、21:25。入り口の案内には21:00とありましたが、全然違うやん。
いやー、ずっと楽しかった。ずっと笑っていた。楽しすぎて泣きそうになる変な感情でした。後半の脱線ポイントをほぼ忘れていて悔しい。


Twitterでも呟きましたが、レキシのライブはすごい。140字で書けなかった部分を補足すると
①曲を知らなくても楽しめる
キャッチーで分かりやすい曲なので、初めて聴いても「いい曲だ」と思えるはず。
②曲を知っていればより楽しめる
音源を知っていると、それとの違いを楽しめます。どういう風に脱線していくのか。
③元ネタの曲を知っていればより楽しめる
脱線する曲を知っていると「おお、この曲のこの部分でつながっているのだな」と糊しろ部分まで楽しめます。
④音楽知識があるとより楽しめる
脱線するにしても、全く音楽的に関係のない曲へは脱線できません。コード進行が似ている曲だとスムーズに移行できます。その辺の音楽知識があるとなお感心できます。
こういうことです。敷居は低く、噛んでも噛んでもまだ味が出る。


楽しかったです。個人的には武道館のときよりも両国国技館のときよりも楽しかったです。
以前に比べて「どの曲でも脱線」はやめて、ふざける部分は徹底的にふざけてそうでないところはきちんと歌う、というメリハリができているので、ギャグとして笑うところとエンタテイメントとして楽しむところが両立しており、完成度の高いステージになりました。
と書きながらセトリを見返すと、結局3時間あっても16曲しかやっていない!曲数増えてないのか。メドレーやっても増えてないのか。でも楽しかったからすべて許す。
さて、今回のツアーをやりながらフェスにもいろいろ出るレキシ。そして、このツアーでは東京と大阪公演はまだ発表されていません。また武道館とかの大きなハコでやるのかな。勝手に想像して期待しております。
池ちゃん、楽しいライブをありがとうございました。


私の稲穂は振りすぎて壊れてしまいました。引退。次回のライブでまた買わなくては。
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セトリ(ネットで見つけた)
1.KATOKU
2.大奥 ~ラビリンス~
3.KMTR645
(『飛脚記念日なぅ』として)
4.妹子なぅ
5.真田記念日
6.RUN 飛脚 RUN
7.武士ワンダーランド
8.最後の将軍
9.SHIKIBU
10.キャッチミー岡っ引きさん
11.アケチノキモチ
12.憲法セブンティーン
13.姫君Shake!
14.刀狩りは突然に
15.きらきら武士
(アンコール)
16.狩りから稲作へ


Vキシ(CD)

Vキシ(CD)

レキシツアー2017「不思議の国のレキシと稲穂の妖精たち」at新潟 に行ってきました! 感想(その1)

不思議の国のなせる業


レキシのライブに行ってきました。会場は新潟県民会館
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2014年のライブは新潟LOTS(キャパ700)、2015年はりゅーとぴあ(キャパ800)、そして今回はキャパ1800ですよ!右肩上がりですなー。
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終演予定が21時になっているけど、果たして…。
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Negiccoからお花が来ていました。ありがとう3人!
www.youtube.com
Negiccoはこの曲を池ちゃんから提供してもらっています。いい曲なのでいつかレキシバージョンでも聴きたいなー。


今回の席は9列目(しかし1列目の前にさらに3列ある)ほぼ真ん中。見やすい。とてもいい席だ。しかしふと上を見上げると、2階席にカーテンが引かれている…。あれ、もしかして売れなくて2階席閉めちゃったのかな?


しかしこのツイートを見ると完売だそうなので、最初から2階席なしで販売したのかな。それだとキャパ1100くらいです。


以下はネタバレありますので、これからツアーに行く人は自己責任で読むか読まないか決めてください。





ライブはオンタイムでスタート。立ち上がる私たち。しかしスクリーンが下りてきて映像が始まると、訓練された私たちレキシファンは「あ、これ長くなるやつだ」とすぐに理解し、再び座る。賢明な選択だ。
映像は若君のレキシ(貴史と呼ばれていました)が父(いとうせいこう)から家督を譲られる話。ちなみに母はみうらじゅんさんでした。
そろそろ家督を譲ろうと思う、なのでレキシ家の宝をふたつお前に授ける。ひとつは「つっこみ如来」。
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鎌倉時代の運慶快慶合作の合成樹脂製だそうです。みうらじゅんさんのテキトーさが素晴らしい。
もうひとつは「開けてはならぬオルゴール」。元服になるまで開けてはならぬと言われた貴史は、やっぱり開けちゃいます。そしたら謎の光に包まれてあ~れ~。


で、ステージのオルゴールから池ちゃん登場!衣装も若君の格好でサングラスもなし。
1曲目は『KATOKU』
www.youtube.com
歌い出しの「世襲制」でこのMVと同じく横から正面に真顔で向くのは絶対に笑う。こんな鉄板卑怯だぜ。
ラストの振り向きで若君のヅラが落ちるという完璧なオチ。絶対に笑うやん。どうやってここまで外れずに、ここできちんと落ちるようにしてあるんだろ。


2曲目は『大奥~ラビリンス~』。だってここは不思議の国ですから。ここでサングラス着用していつもの正装に。ミラーボールが回ってきれい。回る光が水族館の魚のようでした。
この曲に限らず、今回のツアーでは照明がとてもよかったです。緑の飛び交うレーザーがの曲があったのですが、どの曲だったのか忘れた。


『KMTR645』では大きなイルカのビニール人形がいくつも客席に投げられ、大玉転がしの要領で客席を舞います。これ、楽しいのですが、後ろに飛んだイルカが前に戻ってくるので後ろも気にしながらポンポンしなければならないので、ライブに集中できねえ。
曲後半ではいつの間にか岩崎良美『タッチ』に曲が変わっていた!毎回、自然なスライドが上手いなあ。
www.youtube.com


ここで最初のMC(といいつつ、ここまでもずっといろいろしゃべっているのですが)。リストバンドを「時計じゃねーし」、「こんばんは、ケビン・コスナーです」の古典ギャグがウケる。「初めての客が多いな、このギャグがこんなにウケるなんて」と池ちゃん言っていましたが、もう古典なので何度やってもウケるのです。吉本新喜劇と同じレベルです。


そしてもちろん元気出せ!遣唐使(渡さん)をいじるわけです。「ここどこだっけ?」「不思議の国です」「英語で言うと?」「ワンダーランドです」「あなたいつぞやドリカムさんのワンダーランドに行ってレキシのツアーをお休みしましたよね。どうでした?あちらのワンダーランドは」「予算が全然違いますね」「予算のこと言われたら勝てねーよ!」
文字だと面白さが全然伝わらない!筆力!表現力!
そしてこっちにもワンダーランドはあるぞということで『武士ワンダーランド』。えーっと、この曲では何をしたか覚えてないなー。


「元の世界に帰りたい」と池ちゃんが言うと『あったかハイム』を演奏するバンドメンバー。リハがしっかりしている!
www.youtube.com
「はい、これで1曲カウントね」「レキシはライブ時間の割りに曲数少ないって言われるからメドレーでやります」
ということで『妹子なう』『真田記念日』『RUN飛脚RUN』を混ぜた『飛脚記念日なう』
メドレーといっても、ある曲の終わりで次の曲に変わるという普通のメドレーではなく、同じテンポ・似たようなコード進行のこの3曲を「曲の途中でどんどんシャッフルしていく」という上級編。歌う方も演奏する方も大変だなー。
これが、面白い。どんどん曲が変わっていくのが昔の『夜もヒッパレ』みたいだなーと思いながら聴いていました。
そして、さらに『前前前世(「先先先祖」と歌っていました)』や星野源『恋(「稲の香りレキシを超えて行け」と歌っていました)』まで混ぜていましたよ!他にもあったはずですが覚えてなーい。


いやー、すごい。もちろん練習もリハもしているはずですが、どこまで決めていてどこから即興なんだろ。このバンドメンバーすごい。
先日の『関ジャム』レキシ特集で池ちゃんは「元に戻るときはこうやって戻る、とかふんわりとしたきっかけだけ決めている」と言っていましたが、そんなふんわりでいいのか。まさにジャズじゃないか!
確かにここは前半のハイライトでした。


『最後の将軍』終わりで池ちゃん一旦退場。バンドメンバーのインストで場をつなぎます。
このインストが超カッコいい!変拍子で乗りにくいのですが、各パートがリフを弾いたりソロを弾いたりと「俺たち楽器上手いですキリッ!」がモロバレの素晴らしいセッションでした。


インストが終わると『SHIKIBU』のイントロが!オルゴールから十二単の池ちゃん登場!今まで来ていた着物から羽織まで脱いで新しい着物・羽織・十二単を着たのか。地味に大変!


この後『キャッチミー岡っ引きさん』が始まるまでお館様(池ちゃん)と遣唐使(渡さん)によるひたすら下らなくて面白い時間があったのですが、ほとんど忘れた。覚えているものだけ書こう。
・「キャッチミー」の出だしの練習で『千の風になって』「私のお墓の前で~」が始まりそれがいつのまにか「あなたは私の青春そのもの」と『卒業写真』に変わっている!
・『卒業写真』の「青春そのもの」が「青春酢の物」になり「四の五の」になり「四の五の言うなよ世紀末が来るぜ(シブがき隊)」になり「世紀末」から「お前を蝋人形にしてやろうか」になり「蝋人形」から「マダム・タッソー」になり。
尾崎豊『卒業』「この支配からの卒業」ではドラムも照明も連動して池ちゃんのおふざけに付き合います。
・渡さんのバンド「風味堂」の名曲『愛してる』を歌わせておいて途中からクリスタルキング『大都会』を混ぜる池ちゃん。
www.youtube.com
↑これ、名曲ですのでぜひ聴いてください。


何分くらいこのおふざけやっていだんだろ。上に書いたのはほんの一部。ひたすら笑いながら見ていました。
ようやく始まった『キャッチミー岡っ引きさん』。曲後半のもち正宗(持田香織)さんの「奪われちゃうの、ご用心」のセリフは今回もボタンを押してサンプリング発動でした。


『アケチノキモチ』はライブで初めて聴きましたが、この曲、池ちゃんの声が少し違っていつも以上のいい声に聴こえました。池ちゃん、歌上手くなってる!
私がレキシを初めて見たのは2012年のスイートラブシャワーという音楽フェスで、スーパーバタードックのキーボードだった人ということは知っていましたが歌声は聴いたことがなく、冷やかし半分で見ていたら歌が上手くてびっくりした、ということを思い出しました。あのとき以来の衝撃。池ちゃん、進化している。


今回はここまで。記憶がもっとあればもっと書けたのですが、これが限界です。あと、文章だけだとこの面白さが伝わらなくてもどかしい。流れでどんどん脱線していく様が面白いので、リアルタイムでないとこの面白さは伝わらない(という言い訳)。
あー、これからレキシのツアーに参加する人はいいなあー。この面白くて感動するライブを体験できるんだもんなー。


次回に続く。


KATOKU

KATOKU

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2』 感想

リミックス?あたしゃ認めないよ


映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2』を見てきました。公式サイト↓
marvel.disney.co.jp
映画単独のサイトはないの?全てマーベルの管理下?手のひらの上?
前作の感想はこちら↓
ese.hatenablog.com
前作は面白かったですが、世間ほどの熱はありません。週刊少年ジャンプの読み切り作品みたいだな、日曜午前中の特撮作品みたいだな、と思いながら見ていました。なので、今回もそれほどの熱も期待度も持たずに見に行きました。


うーん、やっぱり私には「少年マンガ・特撮番組」の豪華版に見えてしまいます。
世間では褒め褒めなので、本作の魅力については他のブログなどを読んでください。


映像はきれい!前作がヒットして製作費が増えたなーと感じるきれいさでした。この作品は舞台が宇宙なので、ほとんどのシーンがCGです。今はCGで何でもできてしまう時代で、クリストファー・ノーランのようにあえてロケ・セットを重視して撮影する監督もいますが、今作は「どうせCGなんだからロケやセットでは絶対に無理な映像見せてやるぞ!」という気合を感じました。


オープニングの怪物と闘っている最中にグルートが踊っているワンカットのシーン、とてもいい。この作品の「SF・戦い・明るさ・楽しさ・音楽」がこの場面だけで伝わります。さらに今作の「グルートかわいい」も加わっている。完璧。
この場面のCGだけでおいくらかかっているのかしら。この数分間の製作費で邦画何本分なのかなー、なんてことも思いながら見ていました。


途中、敵がドローンで襲撃しますが、これが完全にゲーセンのゲームだったのはよかった。効果音や外野が覗き込む感じも完全にゲーセン。
ワープのし過ぎで顔が歪むのは、SNOWのやりすぎかよ!と思いながら笑っていました。哺乳類は50回のワープしか耐えられないのに700回のワープにどうやって耐えたんだ。何かロジックないのか。


登場人物たちの「軽妙な会話」もこの物語の魅力のひとつですが、これが私には伝わらなかった。英語のギャグを日本人に伝えるのは言葉も文化も言い方も違うのでとても難しいですが、まず間が悪くて全然笑えませんでした。言葉は難しい。


登場人物はみなキャラ立ちしていてみんなよかったです。ドラックスって、前作に引き続き戦いではひとつも役立ってないよね。あと、マンティスに対する「ブサイク攻撃」がしつこくて嫌でした。そもそもブサイクじゃないし、そうであっても何回も言うな。ドラックスは空気読めないキャラだから言うのは仕方ないですが、何度も言わせるとセクハラ・モラハラが頭をよぎって笑えません。「オエー」って小学生かよ!


お話は、途中までよかったのですが、敵は「天人」であり「星」であり「宇宙の創造主」なのか。話でかすぎるよ!『ベルセルク』『バスタード』かよ。
で、クイル(クリス・プラット)が勝つロジックがない。「クリリンのことかー!」とか「イヤボーンの法則(マンガでよくある自分内部の未知なる力が勝手に発動して敵を倒す都合のいい力のこと)」で勝ってしまいます。それは冷めるんだよなー。
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ついでにいうとグルートが起爆装置を正しく設置できたこともロジックや伏線がほしいなー。「たまたま」「偶然」は好きではない。「ゆで理論」でも「民明書房理論」でもいいので、何かしら理屈がほしいなー。


この辺の細かいツッコミはこの作品には無効です。少年マンガの世界観なんだから、細かいツッコミはせずにこの作品の中に入って楽しむのが正解です。でも、それが私にはできませんでした。
何でだろうなー。アメコミファンじゃないから?うーん。


音楽は今回もとてもよかった!前作に比べると世間的な大ヒット曲は減りましたが、どれも名曲。音楽の力は偉大だ。


ハリウッドはお金があっていいなー。日本のマンガの中にはアメコミより面白い作品がいくつもあると思うのですが、日本ではこの規模の作品は作れないしなー。どんどんハリウッドでリメイクしてほしいなー。しかし『ドラゴンボール』にしろ『北斗の拳』にしろ『攻殻機動隊』にしろ、どれも上手くいっていないので、そんな単純なことではないんだろうなー。


さて、この作品は第3作が決定しています。「Vol.2」を「リミックス」にしちゃった邦題、次はどうするんだろ。下手にいじらない方がいいのにな。


ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス オーサム・ミックス・VOL.2(オリジナル・サウンドトラック)

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス オーサム・ミックス・VOL.2(オリジナル・サウンドトラック)

栃木の旅2017、初夏。(その4)

2日目の夜と3日目(大谷資料館)


日光江戸村を閉館時間まで堪能し、今晩の宿がある宇都宮へ向かう。
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いい宿!さらに大浴場もサウナも付いている!とてもいい!なのにお安い(平日というのもあるが)!
立地のせいか平日のせいか、ビジネスマンの利用が多いようです。ロビーに置いてある雑誌を見ても
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意識高いビジネスマン御用達の雑誌ばかり。


さて、ごはんを食べに行こう。駅周辺も少し散策。
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ここがオリオン通りかー。ここでせっちゃんと浜ちゃんは青春時代を過ごしたのかー。
www.dailymotion.com
さて、今日の夕食は同行者が事前に食べログ等で調べた「銀座コケコッコ」に行こうということで、うろうろしながらお店の場所を探す。この辺だけどなー、と角を曲がると
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ソープ街じゃねーか!この通りはまずい。誘惑に負けるわけにはいかない。
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着きました。やはりソープ街の中(というかはじっこ)でした。
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美味しい。そして注文して来るまでが早い。飲み物はもちろん、食べ物も早い。結構お客さんいるのにどうやっているんだ。店員さんはアジア系の外国人ばかり。皆さん明るく気さくでとても良い。
で、3人で腹一杯飲み食いして、7千円台でした。安い!


宿に戻って風呂入ってサウナ入って寝て朝食バイキングを堪能して、出発。
最終日の目的地は大谷資料館です。
www.oya909.co.jp
採石場なのですが、映画・ドラマ・MVなどのロケ地としてたくさん使われている場所です。
www.youtube.com
www.youtube.com
www.youtube.com
www.youtube.com
www.youtube.com
いくつか貼っておきます。この他に『るろうに剣心』『勇者ヨシヒコ』などでも使われたそうです。


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入り口周辺からもう雰囲気あるねー。停まっている車と大きさ比較してください。でかいなー。
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トイレも石造り。ここならオオカミの襲来にも負けないよ、子豚ちゃん。
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こちらはロックサイドマーケットというお土産屋とカフェ。お土産屋というよりオシャレセレクトショップのようでした。
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では、入場。
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おお!雰囲気あるねー。ピラミッドの内部みたい。気分はインディ・ジョーンズもしくは吉村作治


あとはだらだらと写真を貼っていきます。
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中は9度。上着用意してきてよかった。
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假屋崎さん、こんなお仕事もされているのですね。
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このステージで土屋太鳳ごっこをする私。イメージはこれです↓
www.youtube.com
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日本人にドンペリニヨンを高級酒として認知させたのは確実に浜田省吾ですが、彼はこのお酒もらったりしたのかなー。それとも成金・浪費のイメージもついちゃったから何もなかったのかなー。
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撮影風景の写真がいくつもあったのですが、きりがないので少しだけ載せます。
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この写真でTAKAHIROは柵から顔を出して叫んでいますが、実際は柵の間隔が狭くて顔なんて出せない。撮影のときは違う柵を付けたのかな?
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佐渡金山っぽい人形もあり。
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ああ、残念!


ここには資料館が併設されています。
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藤村操って誰?調べてみると明治時代のエリート学生で、華厳の滝で自殺したそうです。エリート学生の自殺は当時の社会に大きな影響を与え、彼の死後4年間で185名の自殺者を生んだそうです(未遂含む)。現在も華厳の滝が自殺の名所になっているのはこのせい。迷惑なブーム発祥者だなー。
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外にある休憩所も石を切り出しているぜー。
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中から見るとこんな感じ。


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近くに大きな観音様がいるようだから行ってみよう。
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でかい!
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階段で近くまで行けるので行ってみよう。
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でかい!
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遠くにカサンドラ刑務所みたいのが見えるな…。
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(画像検索したら全然違った…)
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おお、かえるの親子に見えるな。


以上で長旅終了。楽しかった。旅は晴れたら8割成功だと思っているのですが、今回は大成功でした。晴れはもちろん、晴れすぎず暑すぎず、ちょうどいい気候でした。日頃の自分に感謝。
さて、次の旅はまだまったく未定ですが、お決まりのフレーズで締めよう。次回は彼女と!


同行してくれたTさんKさんありがとうございました。毎回「次回は一緒に行けないかもなー」といいつつ毎回付き合ってもらってありがとうございます。次回は一緒に行けないかもな。


まっぷる 栃木 宇都宮・日光・那須'18 (まっぷるマガジン)

まっぷる 栃木 宇都宮・日光・那須'18 (まっぷるマガジン)

栃木の旅2017、初夏。(その3)

2日目その2(日光江戸村


東武ワールドスクウェアを堪能し、お次は日光江戸村へ。今は江戸ワンダーランドというのか。
edowonderland.net
またしてもひたすら写真を貼っていく。
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もぎり(ここでは「関所改め」という)のお兄さんがいい声で、それだけで気分はあがる。つかみは大事。


中は、当たり前ですが江戸です。キャストだけでなくお土産屋さんの店員なども含め、みんな江戸の格好、言葉遣いです。徹底していて偉い。
お客である私たちも町人や侍、忍者やお殿様などいろいろ変身して場内を回ることもできるのですが、なかなかお高いので諦めた。彼女と来ていたらノリでやっていたかも。
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舞台では南京玉すだれの芸をやっていました。
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地獄寺。お化け屋敷でした。そんなに怖くなかったのですが、「角を曲がると人(人形)がいる」がいちばん怖かった。『水曜日のダウンタウン』は正しい。
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日光江戸村ミッキーマウス、にゃんまげ様の映画があったので見る。
内容はまあ批評するようなものではないので何も言わないけど、映像が劣化しすぎ。3D用の映像かよ、とか紀里谷和明監督『GOEMON』みたいなCGだな、とか思いながら見ていました。あと、お姫様役の女優の声とセリフ回しが完全に松野明美さんでした。この声この演技この言い方でなぜOK出すのだ、監督よ!


お昼を食べよう。
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鶏煮込みそば。何も考えずにお店に入ったのですが、まあ美味しかった。


大忍者劇場へ。写真はまったくない。なぜ何も撮っていないんだ私は。
入口で小さな紙を受け取り、何かなーと思っていると、開演前の説明で「おひねりを入れる紙です」とのこと。外国人向けにも「チップ、ラップ、スロウ」と説明していました。分かりやすい。何だよ、強制ではないとはいえ、おひねりのおねだりかよ。
しかし、これが素晴らしかったのです。
トーリーは「巻物をめぐって闘う忍びたち」のみで、セリフもほぼなし。外国人でも楽しめます。
で、これがものすごいアクションと殺陣の連続なのです。セリフはないので、とにかくひたすら闘って逃げて跳んで回って斬って斬られてです。すげー!日本映画のアクションに幻滅したアウトローが集まって作り上げた演劇、と勝手にバックストーリーを考えてしまいましたよ。
主役の男女が、開始直後はおさる(モンキッキー)とキンタロー。だったのに、終わる頃には永瀬正敏武田梨奈に見えたもん。
終演後、もちろんおひねり投げるよね。500円包もうと思いましたが500円玉はなかったので200円入れて投げました。


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忍者ゾーン。まずは左の忍者からす屋敷。ここは忍者からくり屋敷の中を上ったり下ったりする、アトラクション的な場所でした。私の前に外国人グループがいてとても楽しそうでよかった。内部の写真は忘れた。


続いて右側の格言迷路。巨大迷路の中に格言が貼ってあり、それを読めば「あれ、ここさっき来たな」という手掛かりになります。
で、ここが、とても難しい!そんなに広くないのにマジで分からなくて焦った。ここは忍びの場所なので、からくりもあるのだよ。ずーっと気づかなかったよー。
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出口を見つけたときの感動よ!


お次はこちら。
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建物の中が傾いていて、気持ち悪い。私は三半規管が弱いので、こういうのダメ。人は体が感じる重力ではなく見える風景の方を優先するのだな。体より脳。
ものすごく傾いているのでマイケル・ジャクソンの『スムース・クリミナル』ごっこもできます。写真は載せられない。
外に出て建物を見ると
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こんなに傾いているのか!


お次は南町奉行所へ。
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私の指が写りこんでいますが気にしないでください。
ここは大岡越前の名奉行の舞台を見るのですが、それだけではなく、お客の一人が大岡越前を演じるという参加型舞台でした。
「誰かやりたい人」と言われてもヘタレの私は手を上げられない。そして別のおじさんがご指名され、お着替えへ。出てきたおじさんはちょんまげに羽織袴と完全装備。いきなりで演技できるのかなーと思いましたが、たぶんちょんまげかつらの中にイヤモニがあり、セリフや動作の指示が出ているのでしょう。上手くいかなくても他の演者がうまくフォローしてくれて、おじさんの「ちょうどいい素人演技」もあり、とても面白かったです。


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ここはゴミ箱もしゃれてるなー。
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この仕打ち、ひどすぎない?
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子供が見たら怖いんだろうなー。『地獄』の絵本と同じく、強烈な戒め効果があるな。
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牢獄を見ていたら、花魁道中の時間になったので移動。TDLでいうパレードですな。
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ものすごい高下駄をしゃなりしゃなりと揺らしながら歩く花魁様。足首ぐねったりしないのだろうか。


ここ日光江戸村は時代劇の撮影も行っていてオープンセットを見ることができるのですが、この日は何かの撮影が行われていてそのエリアには入れませんでした。残念。
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時間が中途半端に空いているのでうろうろしていたらせんべい屋さんを発見しました。
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これを
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こうして
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こうじゃー!
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美味しい。蕎麦もそうだけど、自分で打ったり焼いたりするから旨い。


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今日のラストは水芸座。
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水芸って、当時はすごい芸だったんだろうけど、今見るといろいろなところに水の管が通っているんだなーというのが分かってしまうのでそんなにびっくり芸ではないのですが、それでも上手い。メインの女性が加藤綾子さんみたいできれいだった。感想が雑。
ここでもおひねりの紙をもらったので100円を包む。


そろそろ閉演時間なので帰ろう。
途中、キャストの皆さんがいらっしゃったので写真撮影をおねだりしたら快く引き受けてくれました。ありがとうございます。お礼を言って歩き出そうとしたら斬られた!そういうときはやっぱりリアクションしちゃうよね。やられたー。
斬られながら帰ろうとしたらさっき斬ったお侍さんが「いい人だな」と隣の町人役の人にぼそっと呟いたのが聞こえてしまった。嬉しいような恥ずかしいような。
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閉演15分前。太鼓が鳴り響き、お奉行(?どういう人たち?)が整列。帰りの人のお見送りです。
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贅沢なお見送り!


6時間近くも滞在してしまった。楽しかったです。
ここは入場料4,700円でして、少しお高いです。ネットを見てもそういう意見がある。でも、前日泊まった宿で購入したので4,000円でした。午前中に行った東武ワールドスクウェアも2,800円→2,500円でした。1,000円もお得!
で、4,000円は十分元が取れます。自分から楽しもうとすれば、どの建物も楽しいし、コマ回しなど小さな楽しみ方もたくさんあります。楽しみは自分次第やで。
あとはオープンセットを見たかったなー。もしまた来ることがあれば、ぜひ見たい。


建物もキャストさんも江戸の雰囲気を維持していてよかったです。現代を感じさせるものはほとんどなし。
しかし、私は見てしまったのです。出口を出たところに本部があり、そこにゲバラがいたことを…。
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(分かるかな?)


もう一泊します。なのでこのブログも続きます。


忍者パーカー ブラック M-L

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