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やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

「クイックジャパン 106」 感想

ウッチャンより早見あかりのページ数が3倍もあるのはなぜだ


前回のエントリで舞台「芸人交換日記」を見に行った話を書きましたが、そこで「クイックジャパン」が売っていて、それがこの作品の特集だったのでその場で買いました。まだ本屋では発売前ですよ、という売り言葉にも乗せられて。
こうなりゃとことん「芸人交換日記」を追いかけよう。


今回は「男たちの別れ」という特集なので、ウッチャンへのインタビューも映画と自身を重ね合わせての内容が多かったです。
こういう話、好きなんです。本当は「映画監督:内村光良」として撮影秘話なども知りたかったのですが、この本では「芸人:内村光良」としての話になりますよね。しょうがない。映画監督としての話は専門の雑誌を読むことにしよう。


この特集では、ウッチャンの次にさまぁ〜ずの話、そしてHi-Hi、ハマカーン、バイきんぐといった「別れなかった男たち」のインタビューも載っています。
さまぁ〜ずは、コンビとしてそんなに辛い時期はなかったし、二人がずっと仲が良いので、この題材を語るのには不向きでは?と思いました。大竹さんは

失敗なんて仕方ないのに。そういう点ではあのコンビ(映画の中の田中と甲本)に共感できないんですよね。
(中略)
だから、どうしてあそこで辞めちゃったのか、解散しちゃったのか、分からないんです。

と語っています。
三村さんはこういう時、いつも熱くお笑いを語ってくれます。

最近の(ネタを)書く書かないで分ける風潮はよろしくないですよ。書いてなくても同じ席にいろよ、と。ネタ書かずに合コン行くとか、ダメ。二人で作れよバカ!って思う。

「売れないことでコンビ間に亀裂が生じたことは?」という問いに対しては

ないですね。売れてない時って、まだ「打席」にも立たせてもらっていない感覚なんです。まだ世間の人はまるで自分のことを認知していないのに、なんで志半ばで辞めちゃうんだろうって房総スイマーズの二人に思うんですよ。

この「打席」という言葉、三村さんはよく使いますね。
また、同じくよく言う「お笑い年表に載りたい」という話もしていました。

第三者目線で言うと俺はまだ載れないんです。
(中略)
まだまだ、脇役中の脇役ですよ、テレビ史、お笑い史で言えば。

熱いお言葉、ありがとうございます!


Hi-HI、ハマカーン、バイきんぐはまさにその危機感を持ちながらようやく日の目を見るようになったので、言葉には実感がこもっていました。
それに比べて、原作と同じ29歳の若手芸人の座談会では、まだまだ危機感が感じられませんでした。既に成功している先輩たちの方がよっぽど「まだまだ」「もっと」と思っているのに。


特集のラストではカンニング竹山のインタビュー。
彼は原作と同じようにずっとくすぶり続けて、さらに相方も亡くし、と原作と重なる部分が多い芸人さんです。さらに小説にも映画にも「カンニング竹山」として出演していますしね。
竹山さんは2012年、相方の中島さんの「死」をネタに単独ライブを行いました。私は見に行っていませんが、素晴らしい内容だったようです。そうですよね。「死」なんて笑いにできないし、しかもそれが「相方」だったら尚の事。それを引かさずに笑いに変えることで相方を「病気で亡くなったかわいそうな人」ではなく、「面白いお笑い芸人」として「成仏」させることができたのです。
こちらのブログに詳しく書かれていますので、ぜひ読んでください。2012-12-26 - てれびのスキマ


今回の特集では、竹山さん以外は別れを経験した芸人さんが登場していません。そういう「別れた男たち」のインタビューも読みたかったです。バカリズム、ビビる大木、劇団ひとりなどのピンになった人たち、フットボールアワー南海キャンディーズなどの別れを経て組んだコンビなど。
クイックジャパンさん、これでもう一度特集組んでもらえないっすか?


今回のクイックジャパンは、この特集の他に「テレビオブザイヤー」や早見あかりのインタビューなど、読み応えのある内容満載です。
所ジョージさんのインタビューなんてなかなか読めませんよ!ぜひ買ってください!


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クイック・ジャパン 106

クイック・ジャパン 106

CONTENTS
【FEATURES.1】
男たちの別れ

『ボクたちの交換日記』監督・脚本
 内村光良ロングインタビュー
「ちゃんと決断して別れた二人は、決して不幸せにはならない」

伊藤淳史が語る"田中"
「相方のことを本当に信頼して大切に思っているけれど、表に出さない男」
小出恵介が語る"甲本"
「大切な人たちのために、身を引くっていう選択ができる人」
◆大竹一樹が語る、さまぁ~ずと『ボクたちの交換日記』
「あいつは技術がない分、魂のツッコミなんですよ」
◆対談 鈴木おさむ×ファンキー加藤(FUNKY MONKEY BABYS)
「別れって、終わりじゃなくて、1個の通過点なんです」
◆三村マサカズが語る、さまぁ~ずと『ボクたちの交換日記』
「自分に何かあったとき、最初に頭に浮かぶのは相方だと思う」
◆29歳の芸人座談会 「楽しいんですよ、芸人は。だからこそ現実から常に目を背けようとする」
◆別れなかった男たち① Hi-Hi 「負けたくないやつが相方だったから、解散しないで続けられた」
◆別れなかった男たち② ハマカーン 「相方の人生を6年も無駄にさせたのに、自分だけ別の道に行くのは無責任だと思った」
◆別れなかった男たち③ バイきんぐ 「自分らの笑いを信じていたし、シンプルに笑いが好きだった」 
◆カンニング竹山 「解散しても、別れたって、僕らは別々になりようがない」


【FEATURES.2】
テレビ・オブ・ザ・イヤー
生き残るためのテレビ
◆現役放送作家10名によるテレビ・オブ・ザ・イヤー2012 選考座談会
◆結果発表!
◆パーソン・オブ・ザ・イヤー2012 大久保佳代子オアシズ)インタビュー
◆特別編① 所ジョージ インタビュー トコロさんの考える、テレビとの付き合い方
◆特別編② 草野 仁インタビュー  終わらせないための(見えない)変化


【FEATURES.3】
早見あかり(女優)
17歳の冬の決断
◆独占掲載 2012年12月31日 午後9時55分の電話
"紅白の向こう側"から早見あかりへ
◆ロングインタビュー
「死ぬ気になったら、どこまで自分ができるのかを知りたい」


【CENTER COLOR】
◆Seven Stars ★★★★★★★
ベネディクト・カンバーバッチ/佐香智久/ BO NINGEN/クリープハイプ/さよならポニーテール/豊島圭介/葉月(lynch.)


【REPORT】
◆吉高由里子の死生観とは ─『横道世之介』"与謝野祥子"を演じて
AKB48高橋みなみ篠田麻里子渡辺麻友)インタビュー
恋愛禁止上等! センター上等!(聞き手=吉田 豪)
モーニング娘。鞘師里保& 工藤 遥
伝統の重みに立ち向かう少女たち(聞き手=大森靖子)
◆スカイプ対談 UA×PIKA☆
東京ではない、"どこか"で生きること。歌い手として、"何か"を繋げること。
◆正しく生きる。『板尾日記8』発売記念 板尾創路インタビュー
◆ホリプロ笑売塾 塾長・北本かつら氏インタビュー
◆対談 オードリー×サエキけんぞう 地方テレビ局+ネット文化=???
福田雄一 指原莉乃小嶋陽菜、ふたりの女神を巡るインタビュー
◆地点・三浦基の豪快なる知的冒険
◆ハンサムケンヤ、GAINAXへ行く。
スクールJCA卒業生座談会

【REGULARS】
石川直樹「 風の中へ」 第6回 2012.11.3 - 2013.1.3
◆新連載 飯田一史「ジャイアントステップ」第1回 ブシロード代表取締役社長 木谷高明
◆新連載 九龍ジョー「三つ数えろ」 第1回「 記憶をとりまくシナプスのように」