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RHYMESTER新曲「人間交差点」「Still Changing」 感想

宇多さんへの想いが…


RHYMESTERの新曲「人間交差点」が発売になりました。5月10日に行われる同名のフェスのテーマ曲です。カップリングは「Still Changing」。こちらは2015年1月1日にレコード会社移籍を祝うお年玉代わりとしてPVが公開されていた曲です。
RHYMESTER - 人間交差点 - YouTube

RHYMESTER - Still Changing - YouTube
歌詞はこちら。↓
人間交差点 : 日本語ラップ 歌詞
Still Changing : 日本語ラップ 歌詞


正直、「Still Changing」のPVを初めて見たときは、そんなにグッときませんでした。ドラムのリムショットみたいな音(カッカッという音)が気持ちいいな、宇多さんのリリックはいいな、くらい。
でも、何度も聴いているうちに好きになってきました。これって慣れ?情?
とにかく、この曲は宇多さんのリリックです。「Still Changing」というタイトルからも分かるように、25年間「変わらずに変わってきた」RHYMESTERのこれまでとこれからを24小節で語ってくれています。どこか一部分だけ抜き出すのも憚れるくらいパンチラインだらけ。


そう、RHYMESTERはずっと変わらずに変わってきたのです。そしてこれからも。
HIPHOPグループがメジャーに行くだけで「金に目がくらんだ」「セルアウト」なんて言われていた時代に村社会から抜け出し、きちんとマスで闘う姿勢を見せた2001年。
その後も「ウワサの伴奏」で様々なジャンルのミュージシャンとセッションを繰り広げ、「ラップとのコラボ」といえば「平歌ラップ+サビ歌」もしくは「間奏部分にラップ挿入」くらいしか方法論がなかった時代にF.O.Hとの「S.E.X」のような渾然一体となった歌とラップの融合を見せたり、ロックフェスに呼ばれてきちんと結果を残し、今では全国のフェスに出ることに何の違和感もない。
音楽以外の分野でも活躍して、それを自身の活動にフィードバックさせる。さらに外部で掴んだファンをライムスファンに取り込む。
このように自由に活動しながら、形態は2MC+1DJ。しかもアナログレコードの2枚使いって、いつの時代だよ!
ブレずに変わらない芯があるからこそ、自由に変わっていくことができるのです。
そもそも、そうやって25年間やってきたという自信と裏付けがなければこんなリリックは書けないし、書いても説得力がありません。
ということで、2015年のRHYMESTERの所信表明の曲です。


人間交差点」の方は、これはいい!サビも一般受けするぞ!サビがメロディじゃないのに超キャッチー。ライブなどで初めて聴いた人でも2番では一緒に歌えちゃうフックの強さを持っています。
トラックも明るくはっきりとした音で、一般受けするぞ!「これぞJINさん!」なファンキーな感じもとてもいい。
で、この曲も宇多さんのリリックが素晴らしいのです。
リリックの内容も素晴らしいのですが、フロウが気持ちいいのです。

Youは北から Youは西から Youは南 Youは東から
一点を差すおかしな力に 導かれてきた 違う土地から
てんでバラバラ アホンダラな輩ばっかだから と不平タラタラ

この辺、超気持ちいい。
宇多さんは昔からリリックの内容は素晴らしいのですが、音楽として聴くラップとしては弱い部分がありました。その辺はDさんが昔から上手いし気持ちいい。
それが、最近ラップが上手くなって(私、どの立場からものを申しているんだ!)、音楽的にもレベルが上がっているのです。
宇多さんのリリックは武器でもありますがHIPHOPをそんなに聴かない人たちには受け入れにくいフロウだったと思います。カラオケで歌いにくいし。
それがこんなレベルになったら、RHYMESTERは鬼に金棒じゃないか!(最後まで偉そうですみません)
私はずっとDさん派だったのですが、最近宇多さん派に傾きつつあります。いやもちろんどっちも好きなんですが。こういうのって、KinkiKidsやタキツバファンも同じ悩み持っているの?
(JINさんないがしろでごめんなさい)


しかし、この曲のPV、どこかで見たことありませんか?宇多丸さんが好きでRHYMESTERと同じ3人組で…、そう、Perfumeです!
[MV] Perfume「ワンルーム・ディスコ」 - YouTube
今回の曲が「交差点」ということで信号機の3色をモチーフにしているのは当然ですが、Perfumeのこの曲のことももちろん分かっていて似せているんですよね?


今回のシングルには、特典DVD/BRにライブが1本丸々収録されております(正確には数曲カットされている)。しかも去年行ったベスト盤ツアーの模様です。私も行きましたが、ベスト盤ツアーですからもちろん素晴らしい内容でした。あの曲がもう序盤に?じゃあ後半やる曲なくなっちゃうよ。うわー、この曲が残っていたか。え、まだやるの?うおー、この曲か!と興奮しっぱなしでした。
さらにRHYMESTERの映像作品でおなじみの副音声(3人がビール飲みながらライブの裏話とバカ話と無駄話を語っている)も収録です。YouTubeで新曲を見るだけでなく、ぜひ盤を購入していただきたい!


さあ、5月10日はRHYMESTER主催のフェス「人間交差点」です。
最初、タイトルダセえなと思っていたのですが、この曲を聴いてイメージ変わりました。いろいろなジャンルを横断してきたRHYMESTERが、レジェンドから次代を担う若手までのHIPHOP勢、そしてレゲエ・ロック・ファンク・ジャズ・レキシまであらゆるジャンルのクロスオーバー(実際このアーティスト達とコラボしてきたRHYMESTERはスゲエな)を、今ここで繋ぐのです。(レキシだけジャンルがおかしなことになってる!)
まさに「点と点が線と線になって交わるけれどぶつかんない」ですよ。
チケットはまだ販売中です。そんなにHIPHOPファンでなくても楽しめるフェスになるはず。途中退出可ですから、飽きたらビーナスフォートに行ってもいいんですよ(宇多さん談)。
お待ちしておりまーす!


人間交差点 / Still Chainging

人間交差点 / Still Chainging