やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

レキシ『レキシのライブに遊びに来ねの~~』に行ってきました! 感想

お館様のなせる業


レキシのデビュー10周年記念の地元凱旋ライブに行ってきました。
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会場は西山公園。あら、きれいねー。


時間に余裕を持って到着したつもりでしたが、グッズの列はあまりに長すぎ即諦めました。毎回書くけど、販売場所のスペースと人員を5倍にしろ。何時間も並ばせることの不義理さを感じろ。
会場内をうろうろしていると、「めがねの街鯖江」のジャンパーを着た男性にアンケートを求められました。鯖江について知っていること。あまり知識ないなーと思いながら回答しました。あとでこのライブの記事を見たら市の職員のようですね。地元PRの絶好の機会ですもんね、頑張れ!


飲食ブースも長蛇の列で、並んでいないところに行ったら「ご飯炊けてない」とのこと。皆さん、こんな大盛況になることを想定していなかったのかな。経験もないから難しいですよね。
というわけで、ビールだけ購入。
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野外ライブなので、何だかフェスみたいですね。
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何とか食べ物をゲット。並んでいる間にビール飲んじゃったので2杯目。ついでに焼き鳥とか炊き込みご飯とかすじ煮込みとかもゲット。お店のおばちゃんに話を聞くと「まさかこんなに忙しくなるとは」と言っていました。そうでしょう、こんなイベント過去になかったものね。


ご飯を食べていたら入場時間になり、私の番号もとっくに呼ばれた頃、入場。
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今回は「鯖ノ場所(前方)」と「江ノ場所(後方)」に分かれており、私は江。なのでゆっくりと後ろで見ます。
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会場はちょうどツツジが満開でとてもきれい!私のような心の無い人間ですらきれいと思える!


ライブはほぼオンタイムでスタート。いつもの法螺貝のSEとともにバンドメンバー登場。そして1曲目は『KMTR645』!
ステージの巨大オルゴールからイルカ(のビニール製ぬいぐるみ)が投げられ、その後池ちゃん登場!
「ただいまー!」お帰りお館様ー!
たくさんのイルカが会場内に放たれお客さんの上を舞う。私の近くにも飛んで来たのですが、残念ながら手が届かず!


鯖江家督を譲っていくよー!」ということで『KATOKU』。
続いてイントロのドラムだけ叩いて「この曲は?姫君?SHIKIBU?それともSEGODON?」と言いながら少しずつどの曲もやり、ついでにSMAP『SHAKE』も織り交ぜつつ、結局『姫君SHAKE』
この曲の途中で知らない曲を入れ込んできたのですが、何だったんだろ。福井のローカルCM曲?何も覚えていませんが、誰か知っていたら教えてください。


鯖江に年貢を納めようかなー。ここでゲストを…、ひろし(旗本ひろし=秦基博)だと思ったやろ、こんな鯖江くんだりまで来るか。鯖江といえばメガネ、メガネといえばこの人、足軽先生ー!」という呼び込みでいとうせいこうさんが登場し、『年貢 for you』
途中の寄り道は足軽先生のリクエストでスティービー・ワンダー『Isn't She Lovely』。
www.youtube.com
「稲穂ラ~ブリ~」と歌っていました!


暑くて紋付き袴を脱いだのに十二単を着せられる池ちゃん。というわけで『SHIKIBU』
曲終わりでバンドメンバーは一旦退場。「もう一人ゲストを」ってことでニセレキシ(ユザーン)登場。ユザーンは武道館のときと同じ段ボール甲冑の格好。
ユザーンがタブラのチューニングをしている最中にレキシがちょっかいを出してユザーンがツッコむといういつもの構図ですが、この日のユザーンはツッコミのキレと返しの速度が素晴らしかった!
池ちゃん「これは何ていう楽器ですか?」
ユザーン「これはタブラっていいます」
池ちゃん「飲み物はどこから入れるんですか?」
ユザーン「それはタンブラーだよね」
池ちゃん「唐揚げ揚げたり」
ユザーン「それは油だよね」
池ちゃん「おばあさんが川で洗濯してると」
ユザーン「どんぶらこだよね」
池ちゃん「ピーポーピーポー」
ユザーン「ドップラー効果だよね」
すげー!
池ちゃん「次にやるのは『Ikeda'』という曲で」
ユザーン「そんな自分推しの曲やってたっけ」
この他にもずーっと面白かったのですが、もう忘れた。とにかく自由にボケる池ちゃんと、すべてに完璧にツッコむユザーン。素晴らしいフリートーク漫才でした。
『Takeda'』は音源でもグダグダですが、ライブではもっとグダグダ。後半の恐竜の部分をメインにやっていましたが、ひどいグダグダでした(褒めてます)。恐竜は強いよなー、爪があるでなー。


この後バンドメンバーも合流し、『古墳へGO!』『solt&stone』
トークではあんなに面白いユザーンですが、いざタブラを叩けばカッコいいミュージシャンです。私はリズム好きなので、ドラムとタブラの打楽器増し増しはとても気持ちよかったです。
『古墳へGO!』の途中には池ちゃんと渡さん(元気出せ!遣唐使)とユザーンの3人で『マツケンサンバ』。あー、くだらなくて面白い。


『最後の将軍』のイントロでオルゴールのフタが空き、中からスモークが出てきた!まさか、松たか子?と思いましたが出てきたのはやっぱりやついいちろうさんでした。
「やつたか子です」そしてちょっとグダグダトークをして、やっつん退場。これだけ!もちろん後で出てきますよねー。


本編ラストはもちろん『きらきら武士』。曲の前にいいことを言っていたのですが覚えてないのでナタリーの記事などを読んでください。
曲終わりで「この後アンコールです」と予告してはける池ちゃん。この時点で16:40くらいで、アンコールのあの曲がどうせ長いとしても、結構早くない?と思いながらアンコールの手拍子をする私。
開演前は暑くて大変でしたが、日差しも弱まり風も出てきて気持ちのよい気候になってまいりました。


アンコールでは池ちゃんの準備が整うまで渡さんがMCで場をつなぎます。つぶやきシローのような話し方でしたが、面白かった。
「僕もこの10年間レキシで活動してきまして、本当にたくさんツラい思いをしてきました。お館様から『聖水だ!』と汗の飛沫を飛ばされ、罵詈雑言を浴びせられ、ここまで頑張ってきました」
いつも池ちゃんにいじられてばかりだけど、しゃべれるじゃない!と思いましたが、そもそも渡さんは風味堂のボーカルなわけで、風味堂のライブではメインでMCしているんですよね。


渡さんがMCをしていると、突如「西山動物園からレキッサーパンダが逃げ出しました」と場内放送が。そしていとうせいこうさんとユザーンが登場して「レキッサーパンダが逃げ出したって」「僕の知っているあの人のことですか」「君は何を言っているんだ」とコントが始まりました。
いとう「レキッサーパンダから手紙が来ているんだ」しかもワープロで!「上野動物園のシャンシャンとレキッサーパンダ、どっちが好き?」
このぐだぐだなフリから始まるのはもちろん『狩りから稲作へ』
池ちゃんは全身タイツにレッサーパンダの被りもの。


途中のお約束「キャーッツ!」は、今回「パーンダ!」になっていましたが、乱入してきたやっつん鯖江市長とゆるキャラにより、「キャッツ」に戻り、大団円。その途中のやり取りは何も覚えていない。
ちなみに鯖江市長はレキシ1stアルバムの1曲目『歴史ブランニューデイ』のPVに出演しています。
www.youtube.com
10年以上市長なのか。長期政権ね。


オープニングのコントを除いても、曲が始まってから終わるまでたぶん30分くらいありました。プログレでも組曲でもないのにこの長さ。そしてその間ずーっと面白い。これがレキシ。
で、この曲でライブ終了。えー、まだ17:20くらいですよ。当初の予定では「ライブ終了は18時の予定です」とあったじゃないか。そう思うお客さんが多く、誰も帰らず手拍子が鳴りやまない。


そしたら、もう一度池ちゃんが登場してくれました。
「帰れよ(笑)。イエーイじゃねえよ。本当の意味でのアンコールは多分2回目くらいだよ。じゃあ、いちばん盛りあがる曲をもう一度やりますか」
と再び『きらきら武士』
同じ曲をやるということは、本当にやる予定がなくて本当のアンコールだったんですね。これは嬉しい。


終わってしまいました。ダブルアンコールを入れても17:40くらいで終了。あー、何だか物足りない。
今回のライブは今日1回のみで、レキシバンドメンバーは売れっ子ミュージシャンばかりなのでなかなか時間が取れず、ネタの仕込みや寄り道曲の練習ができなかったのかな?と想像します。
『SEGODON』をちゃんとやらなかったのも何か理由があるのかな。曲自体が完成していないのか、バンドでの練習が足りないのか。


お馴染みの曲ばかりだなとは思いましたが、当然のように「楽しかった!」です。会場の雰囲気もとてもよく、そして何より野外ライブなのでお天気だったのがいちばんよかった。これもお館様のなせる業。ありがとうございました。
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本日のセトリ
01. KMTR645
02. KATOKU
03. 姫君Shake!
04. 年貢 for you
05. SHIKIBU
06. Takeda’
07. 古墳へGO!
08. salt & stone 
09. 最後の将軍
10. きらきら武士
<アンコール>
11. 狩りから稲作へ
<ダブルアンコール>
12. きらきら武士


セトリやライブの内容はこちらの記事を見ながら自分の記憶を呼び起こし、書きました。
natalie.mu
okmusic.jp
www.fukuishimbun.co.jp
鯖江市のサングラス大使レキシさん

KATOKU

KATOKU

Vキシ(CD)

Vキシ(CD)

2018年4月ツイートまとめ(その2)































2018年4月ツイートまとめ(その1)



































映画『いぬやしき』 感想

何が足りない、何かが足りない


映画『いぬやしき』を見てきました。公式サイト↓
inuyashiki-movie.com
原作は読んでいますが、細かい部分はもう忘れています。アニメ版は見ていません。
で、感想ですが「どこがどうダメなのか分からないけど、何か物足りない」というぼんやりとしたものでした。なので、書きようがなくて困っています。


新宿大虐殺とクライマックスの空中戦はよかったです。ハリウッドと違ってお金が無限にあるわけではないので、ここにお金を集中させたので他の部分でアクションシーンが少なくなったのだと思うのですが、その分割合の増えたドラマ部分がよくなかった。
●セリフっぽいセリフをしゃべるな
●独り言を言うな
●演出っぽい演出をするな
●「ここ、泣くシーンですよ!」というあざとい劇伴やめろ
監督はCGは上手いけど普通の映画が苦手なのかな?と思ったら『デスノートLNW』の人だった!でも『アイアムアヒーロー』の人でもあるのか。うーむ。


犬屋敷さんの設定が救いがなさすぎる。家族から疎まれているのはよくあるけど、仕事もできないんじゃ「自業自得ですよね…」と思ってしまうので、部下のミスをかばって自分が怒られるとか、仕事はそつなくこなしているけど評価されないとか、それくらいにしてあげればいいのに。
おやじ狩りを見てしまったときもすぐに逃げるのではなく、若者に「警察に通報したぞ」とか言って(結果的にボコられたとしても)正義感はある性格描写を入れればいいのに。
犬屋敷さんの何を言われても言い返せない性格も、ラストまでこのままだとカタルシスがない。ラストで何かいいこと言ってくれれば前半が全てフリになってカタルシスがあるのに。


獅子神はサイコパスな殺人鬼になるまでが早くない?あの一家を惨殺するとき、最後の引き金になる何かが欲しかったです。あの家族が「我が家は幸せなんだ!」と言うとか。
その後の母親自殺、しおん巻き添えの負のスパイラルはいい。機動隊やり過ぎだけど。一般人のいる家に侵入していきなり撃つかね。


新宿大虐殺のシーンは、撃たれる人の頬に赤丸が付くくらいの撃たれっぷりで、そこが少し物足りない。もっと脳みそバーンとかやってほしかったけど、レーティングに引っかかるからこうしたんですよね。まあしょうがない。
あと、オタクの描き方が古い。「電車男」の時代じゃねーんだよ!


クライマックスの勝負のポイント「塩分」ですが、味噌汁やスポーツドリンクを一杯飲んだ程度で誤作動起こすなら、もう何も食べられないよ。最初は犬屋敷さんが仕事でミスったスポドリの誤発注が活きると思っていたのに逆なのか。救いがない。
前半のエピソードがフリになっていてクライマックスに活きてくれば盛りあがったのに、それがないので空中戦の映像はいいのに物語のカタルシスが薄い。犬屋敷さんの優しさが武器になったり獅子神の優しさが弱点になったり。この辺は監督の力量の部分だろうなー。
ラストで家族が仲直りしたのか分からない。娘は父の活躍を知ったので尊敬しても、母は何も変わらないし、息子もイジメに打ち勝つ部分は描かれていない。家族再生になってないんじゃない?


こういう細かい部分の「足りなさ」の積み重ねが映画全体の評価を少しずつ削っていき、私は「う、うーん、何かが足りない」と思う結果になりました。


最後に。
佐藤健の死んだ目と鍛えられた肉体は素晴らしい。これだけを目的に見に行ってもいいよ。
二階堂ふみは無駄遣い。あの役、誰でもいいじゃん。
生瀬勝久さんのワイドショー司会役、途中まで「生瀬さんもったいない」と思っていましたが、最期の顔芸が素晴らしかった!wあの役、宮根誠司がやれば劇場大喝采だったのに。


映画『レディ・プレイヤー1』 感想

映画の力、スピルバーグの力


映画『レディ・プレイヤー1』を見ました。公式サイト↓
wwws.warnerbros.co.jp
すげー!すげー!!すげー!!!
とにかく映像の情報量が多すぎる。一度見ただけでは5%くらいしか把握できない。映画館で何度か見て、さらに家で一時停止しながら友達とキャッキャウフフしながら見たい。友達いないけど。
とにかく映像がすごすぎて、正直ストーリーは覚えていない。でも、いいんだよ。この映像を映画館で見れたら、それだけで大満足です。ちなみに私はIMAX3Dで見たのですが、やはり没入感ハンパない。次回は4DXで見たいな。


画面に登場するあらゆるポップカルチャー(ゲーム・映画・アニメのキャラクター、そして音楽も)にひたすら圧倒され続けた140分でした。ゲーム内の映像は100%CGなのですが、「超リアルな高解像度の映像だけど、実写ではなくゲーム画面」というのが分かる作り。上手い、すごい。
オープニングのレースシーンだけでも、邦画だったら1分も作れないよ。ものすごい技術とお金。これがハリウッド!
そして、このレースシーンは、デロリアンAKIRAの金田バイクが競争して、ジュラシックパークTレックスキングコングが敵キャラで登場するんですよ!クライマックスではメカゴジラガンダムが闘うんですよ!アイアンジャイアントは親指を立てて沈んでいくんですよ!
それ以外にもいくらでも出てくるあのキャラこのキャラ。権利関係クリアするの大変だっただろうなー。「スピルバーグだからOK」というところもあったのかな?
登場キャラについてはこちらにいろいろまとめてありました。↓
ciatr.jp
あと、Wikipediaにも詳しく書いてあります。


ストーリーは覚えてないので何も語れませんが、童貞あるあるに満ちたお話でした。
主人公のアバターは「童貞中二病が考える最高のイケメン(FFシリーズの系統)」で、彼の着る服装は「半袖Gジャン、背中には剣のデザイン」という「童貞中二病の考える最高にカッコいい服」です。
そしてゲーム内の女性キャラにすぐ惚れちゃう。実際の顔も声も性別も知らないのに。いいんです。スピルバーグはいつだって童貞の味方だ。
ここで、実際の女性キャラが若く可愛い女性だったのがもったいないなー。物語上では顔にあざがあってあまり美人ではない設定でしたが、もっと不美人がよかった。それでも愛を貫けるのか。「シュレック」くらいの踏み絵がほしかった。


主人公は学生なのか無職なのか分からないしIOI社は全員アホすぎるだろとか街中でVRやっていたら危ないぞとかいろいろツッコミどころもあるのですが、この映像の前ではそんなことは無に等しい。
もうひとつ引っかかったのは、音楽が80’sに偏り過ぎなところ。オープニングのヴァン・ヘイレン『JUMP』に始まり、プリンス、ビージーズジョージ・マイケルなど。この世界ではグランジとかヒップホップとかEDMとかないんか!でも、そんなことは無に等しい。
とにかく、映画館で見てくれってこと!


READY PLAYER ONE

READY PLAYER ONE

原作があるとは知らなかった。