やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

真心ブラザーズのライブに行ってきました! 感想


中野サンプラザ。駅を出てすぐ。あんまり東京の感じがしない。群馬っぽい。

開場内の立札。当日券ありだって。売り切れなかったのか…。

開演前。今回は2階席です。





毎年、年始に行われる中野サンプラザでのライブ。私は一昨年の「20周年記念ライブ」以来の参戦。前回は「20周年記念」にふさわしい豪華なセットリストでしたが、今回は何もリリースが無い中でのライブなのでどういう内容になるのかなと思っていたら、不安が的中しつつも、その不安を払拭してくれる内容でした。


不安というのはライブのタイトル。
燃えよドラゴン桜(井)」。つまり、桜井をフィーチャーする内容なのでは?ということ。


ライブは「FLYING BABY」でゆっくりとスタート。
しかし、YO-KINGの傍らには桜井がいない。曲の終わり、アウトロになって黄色のつなぎを着た桜井が登場。そうです、ブルース・リーです。
1曲目が終わってからのMCで、桜井より「今回のタイトルを見て不安に思っているみなさん、正解です。今回は上級編というか番外編になるかもしれません」とアナウンスが。
あー怖い。
そして早速「ラップをします」。いらないよー。しかも「この素晴らしいMB'sを差し置いて、カラオケです」だって。なのでバンドメンバーは渾身の当て振りをしておりました。
その後去年の弾き語りツアーで桜井が歌っていた「BABY BABY BABY」をYO-KINGに「返還の儀」を行い、通常通りの「BABY BABY BABY」を演奏。弾き語りツアーは見ておりませんが、当然この曲は(この曲に限りませんが)この形が最適。
さらに続いて「JUMP」「ENDLESS SUMMER NUDE」を早くも披露。
「JUMP」は冬の歌なのでこの季節にぴったり。しかし「サマーヌード」は?しかもこんな序盤に?いきなりの展開に少し戸惑う私。「やらなきゃいけない曲」は早めに処理しておこう、ということなのかな?
ここでまたMC。今回のライブはリリースに関係がないライブなので古い曲もやるよ、とのこと。
そして「この愛は始まってもいない」、続いてさらに古い「旅の夢」を演奏。
桜井がまたお色直しということでYO-KINGひとりで「I'm In Love」「いつかのうみ」を歌う。2年前のライブでも思いましたが、本当にYO-KINGのボーカルは素晴らしい。音程がいい、というのは当然の最低条件ですが、声が太くて強い。歌っているような話しているような歌い方。自由に歌っているように見えてもリズムにきちんと乗っているタイム感。そして歌詞がしっかりと聞き取れる。
と思っていたら本人からも「いやー、俺、すごい歌手に成長したよね」との自画自賛。この「自画自賛」も含めてうれしい時間でした。


YO-KING他バンドメンバーも引っ込んで、桜井率いるラップグループ「50円玉」が登場。いらないよ。ラップも下手だし、さらに初見だから何歌っているかも分からない。フリースタイルもやっていましたが、当然できずにぐだぐだ。てめー、ラップ嘗めんなよ。お客さんは喜んでいたのでしょうか?私には全くの不要でした。
バンドメンバーが戻ってきて、またMC。というかトーク。
「『BABY BABY BABY』を返還したので今度は何を借りようかと協議した結果、なんとこの曲が」と披露されたのは「スピード」
YO-KINGがエレキを弾いていましたが、リフのメロディはキーボードが弾くのね。倉持さんはいつまでたってもエレキは上手くならないのですね。この展開は面白かったのですが、何せ桜井が歌えない。声も細いしリズムにも乗り切れていないし。素人のカラオケか。
曲が終わった後、桜井は「しかしあなた、すごい曲を歌っていますね」とYO-KINGを褒め称えてましたが、そりゃそうだ。だーかーらー、お前は分をわきまえろっての。


ここでNEWアルバムの発売の告知と、そこからの新曲「Keep On Smilin’」を披露。
Aメロのフォーク感(=字余りで語りっぽく歌う感じ)と、サビのソウル感が非常にYO-KINGっぽく、とても良い曲でした。アルバムが楽しみ。
そしてここからは「Song Of You」「愛」「拝啓、ジョンレノン」「新しい夜明け」と怒涛の名曲連発。
真心のライブでいつも感じるのは、前半はMCで笑わせたりグダグダ感があっても、後半になるとどんどん乗せられて上がっていくということ。上手いなあ。
「Song Of You」はそんなにいい曲だと思っていませんでしたが、掛け合いがあるのでライブ向きですね。
「愛」は大好き。曲の持つグルーヴやライブでホーンセクションが全面に出てきての演奏なども含めてこれもライブ向き。
「拝啓、ジョンレノン」はもっと上がると思ったのですが、ちょっとパワーが弱く感じました。なぜだろう。
でもこの曲は言葉も多くてリズムも早い。しかも実は音程も高くて歌うのには大変な曲。私も昔カラオケで歌ってひどい目に遭いました。その点、やはりYO-KINGは素晴らしい。声も強くて音程もリズムもバッチリ。さすがです。
「新しい夜明け」は、やはりこのタイミングがいいですね。2年前のライブでは2曲目くらいに演奏されて、拍子抜けした覚えがあります。本編ラストを飾るにふさわしい、ハッピーな曲でした。


ここで本編終了。なぜか紅白の幕がかけられる。
アンコールは当然やるとして、なぜ幕が?セットなどが変更されるのかな?と思っていたら「燃えよドラゴン」のテーマ曲が流れ、幕の後ろには謎の男の影が。
そうです、また桜井です。「ノーメル賞ブギ」を歌って頭の上の風船を膨らませ、自分で割って倒れこむ。…昭和か。お客さんは喜んでいたのでしょうか?私は失笑のみでした。
最後は「EVERYBODY SINGIN' LOVE SONG」で締め。これもコーラス部分があるのでライブ向きですね。


さらにダブルアンコール。
YO-KINGはMCで「ゲーテはこう言いました。『人間の最大の罪は不機嫌である』と。不機嫌は伝染りますが、機嫌いいのも伝染りますからね。ご機嫌でいきましょう」と、いつも言い続けているYO-KING哲学を改めて伝えてくれました。
その通り。
そして「RELAX〜OPEN〜ENJOY」。タイトルも歌詞もメロディも演奏も、どれも素晴らしい。ラストのラストにふさわしい名曲です。


こうして完全に終了。大満足。
私たちは普段自分でもカラオケなどで歌を歌うことはできるのに、わざわざお金を払って他人の歌を聴きに行くというのは、やはり「プロフェッショナル」を見たいからです。それは音程や歌唱力といった部分もそうですし、その人自身の魅力(見た目の美しさ・カッコよさやカリスマ性など)もそうですし、エンターテイメントとしての表現(演出やステージ上での立ち振る舞いなど)も含めて「金を払ってでも見たい」ものに私たちは魅せされているのです。
だからこそ、そのレベルに達していない桜井のでしゃばり・はしゃぎっぷりは目に余るものがありました。まるで雨上がり決死隊の蛍原がはしゃいでいる感じ。
分をわきまえろ。
しかし、ライブ全体としては最初の「桜井縛りだったら嫌だな」という不安は見事に払拭され、全体としては「真心ブラザーズ」としてのライブだったので安心しました。とてもよかったです。大満足。


※この文章は、2012年1月に書いたものです。
今読むと、何でこの時こんなに桜井さんのことを悪く書いているんだろう…。桜井さん、桜井ファンの皆様、ごめんなさい。