ライブを作るのは演者とスタッフとお客
(セトリ・演出ネタバレありますのでこれからツアーに行く人は注意)
RHYMESTERのアルバム『ダンサブル』リリースツアー2017の静岡浜松公演に行ってきました!
会場は窓枠。面白い名前ですね。
学習塾でも入っていそうな普通のビル。こんな建物で防音大丈夫かしら。
それにしても、なぜ当日券があるのだ。なぜソールドアウトではないのだ。あんな素晴らしいアルバムをあんな素晴らしい人たちがライブするんだぞ。絶対にいいライブになることが確定しているのになぜ君たちは来ないのだ。この世で絶対に素晴らしいものなんて「ライムスターのライブ」と「おっぱい」くらいしかないのに。
入場すると、入り口からすぐステージなのね!ドリンクも缶やペットボトル渡すだけ。キッチンや厨房はない。お花を置くスペースもない。ロッカーもない(クロークはある)。こんなすぐで防音大丈夫かしら。
今回は上手宇多丸さん側3列目。整理番号40番台でもこんなもんか。くそう。
19時を5分ほど過ぎてもまだ始まらない。おーい、遅いぞ。ライムスのライブは3時間近くあるんでしょ。早く始めて遅く終わろうぜ。できるだけ長くやろうぜ。
というわけで、催促の手拍子をする私。徐々に会場中に手拍子が広がり、いいプレッシャーをかけます。
そして客電が落ち、いよいよスタート!『マイクの細道』が流れる中JINさん登場。えー、これが1曲目?と思っていると宇多丸・Mummy-Dも登場。「熱狂まであと5秒」「4・3・2・1!」で一旦フロア熱狂し、一通り煽ってから手で制する宇多さん。
静寂したその瞬間、始まったのは『オイ!』!!いきなりフロア爆発!
今回の3人の衣装は、『人間交差点』のMVのときのような3色コーデ。
衣装は違いますが宇多丸:赤、Mummy-D:青、DJ JIN:黄というテーマカラーは同じ。RHYMESTERはこれがそれぞれの担当カラーなのかな?アイドルみたい。
そのまま『スタイル・ウォーズ』!さらに『Just Do It!』!おお、これは意外!「やるやる言って結局何もしないダメ野郎の歌」です。
アルバムのリリースツアーなのでNEWアルバムの曲をやるのは当然として、それ以外の曲はなに歌ってくれるのかなーというのもライブの楽しみ。この曲は意外でした。
最初のMC。既に宇多さんすごい汗!
宇多丸「みなさんの前向きな気持ちが突出している!何あれ、催促の手拍子。スタッフに訊いても初めてだって。今日は映画『ブルース・ブラザーズ』級のライブになりますよ!」
うわーい、うれしい。あれ、私です。ふふふ。
宇「次のコーナーはですね」
D「コーナーって。ブロックとか言ってよ」
宇「バラエティ慣れが出てしまいました。ある意味小箱のゲネプロも兼ねてますから」
ここでターンテーブルの説明。最近おなじみの「DJは何をやっているのか」「ヒップホップのトラックを『演奏する』とはどういうことか」という丁寧な説明。他人のレコードを流しておいしいところだけを繋げるのがDJの演奏で、その上でラップするのがヒップホップなのです。
普段だとこの流れで『ライムスター・イン・ザ・ハウス』にいくのですが、今回は『ちょうどいい』。おお、こういうのもライブならでは!
曲始まったときに「あー、タイトル言わずに始めればよかったかな」と宇多さん言っていたので、今後の小箱ライブではサプライズ的にこの曲聴けるかも!(このブログ先に読んだら意味ないけど)
このいい流れで『ゆれろ』。コンブのように揺れるぜー!
MC。立ち位置のバミリ(立ち位置をビニールテープで貼ること)はRHYMESTERの場合はチンポを模した「チンポジ」なのですが、最近加工が上手くなりすぎてチンポそのものになってしまったので、小箱セットはみんなの目に触れるのでやめました、というどうでもいい情報を得ました。
そしてRHYMESTERは酒にまつわる曲が多いので、それをメドレーにしましたという小箱特別セット。うれしい!
まずは『梯子酒』。ウェイウェイ~!この曲は掛け合い部分が多いので盛りあがるなー。メドレーといいながら1曲完奏。
続いてはこの飲み会の翌日の話。『お ぼ え て い な い』。いやー、この曲の歌詞はひどいねー(褒めています)。この曲のラスト、Dさんがすげーテキトーな動きをしていて笑った。酔っぱらいだからな。
そしてその日の夜、また飲むわけです。『ビッグ・ウェンズデー』。で、この曲の次はもちろん『ブレックファスト・クラブ』。延長戦ファミレスに持ち越し!
そしてまさかの『梯子酒』もう一度!!ウェイウェイ~!さすがにラスト部分だけだったのですが、これぞまさしく梯子酒!
宇「最後にもう1回『梯子酒』がかかったときの皆さんの『マジか…』っていう顔w」確かにちょっとそんな顔してしまいました!
地方公演では欠かせない『グラキャビ』、そして『And You Don't Stop』。おー、エニュドンか。
ここから後半戦、盛りあがりブロックです。
『ONCE AGAIN』はエモ過ぎでフェスならいいけどワンマンだと正直もうお腹いっぱいだなーと思う(『ラスト・ヴァース』も同様)のですが、ライブで歌われるとやっぱりアガっちゃう。
次は『ダーティーサイエンス』。おおお!これかー!この速いやつやるのかー!照明もストロボ連発で世界は爆発だ!しかし、Dさん歌詞飛ばしまくり!でも勢いと照明のおかげであまりトチった感はありませんでした。曲の後半ではJINさんは肘でスクラッチしたりとターンテーブル乱れ打ち。
さらに『爆発的』!いい流れ!この曲はゲストラッパーが参加していますが、小箱には来ないと思っていたのでどうするのかなーと思っていたら、何とJINさんのオリジナルヴァース!歌詞は分かりませんが、ラップ上手くなってる!
さらにライブはまだ続くのですが、ここで一旦切ります。次回、残りとアンコール部分を書きます。
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