やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

RHYMESTER47都道府県ツアー@千葉LOOK に行ってきました!感想(その1)

伝説の幕開け


RHYMESTER、結成30周年おめでとうございます。そして47都道府県ツアー、先は長いけど頑張ってください。
で、初日。千葉LOOK!ツアーをここで始めるとそのツアーは成功するらしい。そして、ここでツアー初日を迎えるミュージシャンには特大ポスターでお出迎えという特典もあります。
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カッコいい!


グッズはTシャツのデザインに惹かれなかったのでタオルとキーホルダーのみ購入。キーホルダーの絵柄はランダムで、今回私は『ロイヤル・ストレート・フラッシュ』でした!わーい。
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ラバーバンドも欲しかったのですが、16時前くらいに着いたのにもう完売でした。えー、このキャパ(千葉LOOKは200人!)なのにもう売り切れ?いくつ作ったの?足りないよー。キャパ分作って残りは次の会場でまた売ればいいのに。それだと価値がないか。
あと、グッズを買うと先着でステッカーをもらえます。千葉では『俺に言わせりゃ』でした。メンバーが黒歴史として封印している忌まわしき過去。スタッフが初日だから最初のアルバムにしたのかな?今後もリリース順なのかな?


さて、入場。千葉LOOKはロッカーもクロークもなく、あるのは棚だと聞いていたのですが、実際会場に入ったら、まさに棚!でした。棚a.k.a棚。ただ棚があるだけ。(他人でも)出し入れ自由。完全な自己責任と信用。これでやっていけるんだから、人は信用で何とかなる。同じハコに来た同士だもの、悪いことなんてできっこない!
ドリンクチケットも、チケットやコインを渡すのではなく、チケットの半券に「アルコール」とスタンプを押すだけ。うん、これでいいじゃん。


今回、なかなかいい整理番号だったので最前列も行けるかなと思いましたが、あまりに会場がコンパクトなため、無理でした。ステージ横幅5メートル足らず。最前列は10人程度でいっぱい。これ、メンバー多いバンドだったら身動き取れないぜ。さらにステージ前のモニターから即柵が立っており、ステージと客席との距離ゼロメートル。すごいハコだぜ、千葉LOOK
今回は下手(Dさん側)待機。


※ここから本編書きますが、まだツアーは始まったばかり。ネタバレ全開で書きますので、これからツアーに行く人はまだ読まない方がいいかも。行った後、自分の行ったライブとどこが変わっていたか答え合わせするのがよいと思います。


さて、開演。時間ぴったり(もしくはちょっと早かったかも)に暗闇の中JINさん登場。「JINさん」ではなく「山本~!」「やまもつ~!」と呼ばれ、照れ笑いのJINさん。かわいい。
アルバム『リスペクト』の『R.E.S.P.E.C.T』のJINトロから宇多丸Mummy-Dの呼び込み。
近い近い!
宇多丸「ツアー初日、ここで伝説作らないと30周年の名がすたる。ただし、30周年だけど、今から本気出す!!」
『待ってろ今から本気出す』
www.youtube.com
そりゃこれで始めるよな!まだサブスクとダウンロードでしか出していない新曲なのに、皆さんかぶせ完璧!さらにサビでは「ヘイヘイヘイ~」「リーリーリー~」まで入れる!皆さんお客としてエリート過ぎ!素晴らしいキングオブお客!
いやもう、初日待ってました!の熱と圧がすごい。ここに燃えやすいものがあったら着火しちゃったんじゃない?それくらい、「爆発!」していました。


続いて『Future Is Born』。最新が最高のRHYMESTERですから、盛り上がるに決まっている。
さらにノンストップで『Back & Forth』。この曲の掛け合い・マイクリレー、盛り上がるに決まっているだろ。言わせんなよ。


ここで最初のMC。
宇多丸千葉LOOK、マジ即完だったらしくて、ここに来ている皆さんはエリートですよね」
Mummy-D「ここでツアー始めると、みんなツアー成功するんだって。でもさ、ツアー失敗ってどういうこと?」
宇「47回もやると、不仲とか事故とかいろいろなことあって、空中分解とか」
D「誰かが問題起こすとかね」
といきなり緩いMC。いつもの「粋なライムといなたいブレイクビーツ」のくだりですらDさんタオルで顔を拭いていて合わせられないという緩さ。
宇「まあ、初日なんでゲネプロを兼ねている部分もありますからね」


この日の衣装。宇多丸さんは白黒格子模様にPUMAのアルファベットをあつらえたTシャツに、黒地にグラフィティっぽい書体の文字(PUMAとか)やイラストが入った上着(あれ何?カーディガンでもないしジャンパーでもないし。何といえばいいの?どなたか教えてください)。
Dさんは黒地にグラフィティっぽいガイコツが描かれたTシャツに、白黒格子模様の上着。JINさんは黒地にグラフィティっぽいデザインがいろいろ描かれた長T。


『Kids In The Park』ではおなじみ「いつ遊ぶの?」「今でしょ!」のコール&レスポンス。ここでDさんがステージ前の台に乗って「今でしょポーズ」をしてくれたのですが、そのときの手がきれい。腕もきれい。毛がなくて筋肉質で美しい。女子はこの手だけで惚れちゃうね。
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『Still Changing』では宇多丸さんのリリックが沁みる。

勝手に建った金字塔 毎度ぶっこわして先んじとくと
迷えばフツー先人に問うが こちとらとうに前人未踏さ
ってな調子で四半世紀 だっていうのにいまだに全盛期
世界はそれを「奇跡」と呼ぶんだぜ 「懐かしい~w」はたぶん余分だぜ

この曲はRHYMESTER活動25周年のタイミングで出した曲ですが、今でも完全に通用するし、今の方がより強くリリックが響く。
今回のライブは30周年ツアーなので過去の曲をたくさんやってくれたのですが、どの曲も「今でも通じる」「今の方が説得力ある」「あの頃から変わっていない」「現代の予言」と、今歌う意味のある曲ばかりでした。


『The Choice Is Yours』終わりで再びMC。
宇「お気づきの方もいると思いますが、今回のツアー、最新の曲から時系列を遡る構成になっております。つまり、もう『ダンサブル』と『Bitter, Sweet & Beautiful』の曲はやりません!」
えー!
宇「俺らも新しい曲やりたいよ。古い曲は俺らからするとやっぱ至らぬところもあるし」
D「でも、93年のアルバムとかは音源も残ってないしリリックもないからやれないんだよな(すっとぼけ)」
『俺に言わせりゃ』のことかー!ここで私が「覚えてるよー!」と叫んだところ
D「覚えてる?ごめん、俺は覚えてない」
と返していただきました。あざーす!


『グラキャビ』『POP LIFE』とミドルテンポの曲を並べたのはライブの構成のためで、実際この後は怒濤のアゲアゲ曲しかない(というか、過去の名曲を並べたら必然的にそうなるよな)という鬼のような神のようなセトリでした。そうじゃなきゃ『ダーティーサイエンス』『POP LIFE』からもっとやりたい曲あるもんな。


宇「次の曲は、俺たちが不死鳥だってことを証明した曲だ。こんなグループ他にいるかってことを証明した曲だ」というわけでもちろん『ONCE AGAIN』
この曲はもともとベタでエモい曲なので感動するけど、ベタでエモいからちょっと連発は食傷しちゃうところもある(その辺、歌ものポップスとラップの差でもありますね)のですが、久々にライブで聴いたら沁みる!ちょっと泣いちゃったよ。


宇「ここまでが活動再開後の曲だけど、活動再開後の方がよくね?」
その通り!
宇「活動再開後の方が調子いいグループって、います?ひとグループもいないと思うよ。普通、活動休止するのは仲違いだからね」
D「その辺は20代で経験しておいたからね」
あと、『ONCE AGAIN』の歌詞を自画自賛するDさん。
D「『己に立てるなその中指を』って、自分で歌っていながらやっちゃいそうになるときあるもん。だから、『ありがとう、RHYMESTER』って思うよ」
いえーい。
宇「ここから活動休止前の曲やるけど、凝縮するとビッグチューンしかないから、きっとみんな疲れて終わると思うよ」
D「なぜかっていうと、若いから、クールダウンする曲を作ってないの」
宇「あと、こっから感じ悪い歌詞が増えてきます。何をこんなに怒っているんだって」
D「その辺もね、若いから」
なるほど!


と、ここから怒濤の後半戦になるのですが、文字数も増えてきたのでここで一旦切ります。続きは次回。


待ってろ今から本気出す

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