やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

選挙。投票も開票ももっといいやり方ないかな。

愚痴日記


第48回衆議院議員総選挙が終わりました。今回私は投票事務と開票作業を行いまして、そこで感じたことを書きます。


拘束時間長過ぎ
今回は朝6時過ぎから深夜2時過ぎまで仕事をしていました。20時間以上!そして翌日も朝から仕事でした。これ、何とかなりませんか?
①投票時間の短縮
投票時間は朝7時~夜8時です。こんなに長くなくていいのでは?朝8時~夜6時で十分でしょう。実際夜6時以降に投票に来る人はわずかで、ほとんどが午前中~夕方前に投票に来ます。夕方以降に投票する人も夜6時までだったらその時間に来るか期日前投票を利用するでしょう。
期日前投票があるのだから、当日はここまで長くなくてよいと思います。


②翌日開票
即日開票をする意味はどこにあるのでしょうか。当選者は翌日朝から議員になるわけではないのです。
翌日の新聞も未確定の結果ばかりで何の意味もありません。翌日昼間の開票であればその次の日、とても深い分析や正確な結果を載せられますよ。
翌日開票にすれば必要人員も少なくて済み、深夜勤務もないので人件費も減ります。全国の開票作業人員を考えれば相当なコスト削減になります。一晩保管するコストが発生しますが、即日開票のコストよりは圧倒的に少ないでしょう。
総選挙1回に600億円かかるのは民主主義の必要コストなので仕方ないですが、削れるところは削りましょう。


③土曜日投票
どうしても即日開票したいのなら、土曜日投開票にしてください。それなら日曜日は休めます。
朝早くから深夜遅くまで仕事をして翌日も通常勤務はきついです。誰も得しない。


土曜日投開票は難しいと思いますが、投票時間の短縮と翌日開票はできると思うけどなー。「働き方改革」を謳っていながら当日も翌日も厳しい勤務を強いるのはなぜかしら。今回は台風もあり、当日や翌日に現場作業に出た人も多いことでしょう。現在の開票のやり方は誰も得していません。


マークシート方式の導入を
開票作業は、ほとんどが機械です。機械→人の目のダブルチェックを繰り返して開票作業を進めていくので、実はそんなに時間はかかりません。
ではなぜこんなに遅くなるかというと、疑問票がとても多いからです。
疑問票は、違う候補者・政党名が書いてある、関係ないことが書いてある、何も書いてない、判別が難しい書き方である、どちらとも取れる書き方である、などのものです。
これらを係員が数名で審議し、該当候補者の得票にし、どちらとも取れるものは按分し、読み取り不能や白票を無効票に分類します。そしてそれも勝手に行うと恣意的な運用が行われる可能性がありますので、外部の監査の人にその内容を確認してもらいます。
だから、時間がかかるのです。だから、無効票やめろ!


そこでマークシート方式です。書き間違いも少なく、開票作業は一瞬、疑問票自体も少なく、審議も楽。いいことづくめのようですが、何が問題なのでしょうか。
「何も考えない人が一番上の名前にチェックを入れてしまう」という意見を見ましたが、今回の最高裁判官の国民審査のように横並びに表記すればいいのでは。
告示から投票用紙の印刷まで時間がかかるのであれば、それに間に合うだけ告示から投票開始日まで時間を取ればいい。自分たちの代表を決める選挙ですので、準備期間は長くても問題ないはずです。その間に選挙活動で候補者たちの政策をより詳しく知ることもできるし。


今回投票所で有権者に案内をしていると、とってもヨボヨボなお年寄りを多く見ました。彼らはきちんと読める字で書けたのでしょうか。誰かに投票するという意思はあってもそれを表明できたでしょうか。それだったらマークシートの方が意思の伝達はスムーズにできるのではないでしょうか。


疑問票やめろ
上に書いた通り、開票作業に時間がかかるのは疑問票が多いからです。やめてくれ。
何で読めない字で書くの?何で違う人の名前を書くの?何で関係ないこと書くの?何で白票を投じるの?
①読めない字
なぜ人に読んでもらうために書くのに読めない字で書くの?下手でもいいんだ、読める字で書いてください。大人でしょ。
②違う人の名前
これは候補者の名前を書こうとして間違えた場合と全然関係ない名前を書く場合があります。
前者は、投票所に名前貼りだしてあるのになぜ間違うの?その人に投票しようと思って書くのに、名前も知らないの?
後者は、まったく理由が分かりません。自己主張と自己満足でしょうが、単なる無効票として処理されます。あなたの主張はどこにも届きません。
③関係ないこと
同じく、あなたの主張は単なる無効票として処理されます。何の意味もない。ゼロです。ゼロ。
④白票
これも単なる無効票です。「白票は棄権よりは意味がある」と主張する人もいますが、同じです。どちらも投票結果に何の意味も影響もありません。
「白票が多くなれば政治家が危機感を感じてまともな政治を行うようになる」という意見も目にしましたが、そんなわけないでしょう。どんだけお花畑なんだ。政治家は投票してくれる人にしか行動しません。


今回は最高裁判官の国民審査もありましたが、「全員に×をつける」が私の開票所だけで1,000枚以上出ました。本当に最高裁の裁判官に不適格だと考えて×をつけているのですか?何も考えずにただ×をつけているのですか?


これらくだらない、無意味な作業に多くの時間と人員を割くのはもったいないので、マークシートですよ。
もちろん電子投票でもいいです。


不正なんてない
選挙のたびに「結果が不正に操作されている」という陰謀論を目にします。そんなわけないでしょう。
開票作業は多くの人数が携わり、機械と人で何度もチェックを行います。そこに個人の意思が入り込む隙はありません。
blog.goo.ne.jp
こんな記事を見つけましたが、そんなわけないでしょう。投票用紙の枚数をカウントする機械が記入された筆跡を消して再度印字しているそうです。そんなわけないでしょう。反論するのもあほらしいですが、少し書く。
1分間に660枚カウントするんでしょ?1秒で10枚。そんな一瞬で書き換えられるわけないでしょう。どんなスーパーコピー機だってそんなスピードで書き換え・印字するのは無理です。
百歩譲って書き換えているとすると、筆跡をいくつも用意しているのですか?千歩譲って白票にしているとしても、投票結果をひっくり返すほどの白票が出たらおかしいでしょう。そもそも何枚書き換えれば結果が変わるか分からないんだし。
一万歩譲ってこの機械が不正をしているとしても、メーカーの社員全員が黙っているとお思いですか?安倍政権とつながっているから?未来永劫安倍政権や自民党政権が続くとお思いですか?
十万歩譲ってメーカー全体がグルだとしても、現場で気づかないわけがありません。何度も書きますが、複数の人間で、複数の箇所で、機械だけでなく人間の目でもチェックをしているのです。そんな異常があったら気づかないわけがない。そこも全員グルなの?
もう少しマシな陰謀論を考えましょう。


他のニュースで目にするトラブルも、すべて不正ではなくミスです。そしてこれらがニュースになるということは、ミスは必ず発覚する仕組みになっているということなのです。悪意があろうがなかろうが、間違いのまま結果確定にならない仕組みがきちんとあるのです。


開票作業は公開されています。気になる人はぜひ見に来てください。不正なんてないから。


選挙は、民主主義の根幹をなす大事な制度です。だからこそ、間違い(投票する側も開票する側も)のない制度にしてもらいたいです。


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