やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

『久保みねヒャダこじらせライブ』(ゲスト岡村靖幸)に行ってきました! 感想

神がこの世を創る瞬間を見た


『久保みねヒャダこじらせナイト』の放送収録に行ってきました。「こじらせライブ」なのか「こじらせナイト」なのか、どっちの表記にすればいいか分からんな。
www.fujitv.co.jp
収録があったのは12月23日、テレビ放送は1月26日。もちろんテレビなので放送までネタバレ厳禁です。しかし放送後に書いたらすべて忘れるので今書いておく。ちなみに書いている本日は12月26日です。そして私の住んでいる地域ではテレビ放送しないので、放送版がどのような編集になっているか分からないまま、この記事をアップします。


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会場はフジテレビ湾岸スタジオ
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入場してチケットをもぎられると冷マ(冷蔵庫に貼るマグネットシート)とスタンプカードをもらえます。スタンプカード、常連作りのアイテムですな。でも全部貯まるとどうなるのかは分かりません。
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会場の配置。私は上手後ろ目。パイプ椅子なのでフラット。つまり、見えない。
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私の目線ショット。結局上のスクリーンばかり見ていました。
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この日は岡村ちゃんがゲストということでチケット即完。急遽ライブビューイング席まで設けられるほどの盛況ぶり。私は運良くチケット取れましたが、結局スクリーンばかり見ているのでライブビューイング席と同じだったのでは…。
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セットはこんな感じ。いつものテレビ番組のセットをお正月風にお飾り。


さて、開演。
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舞台後方のこのどこでもドア(風)から久保みねヒャダのお三人登場。


前半は皆さんの最近のツイートからいろいろおしゃべり。あー、でももうあまり覚えていない。あと、「禁ツイート」となっていた内容が多かったので、放送後であっても書いちゃいけないのかな。
南海キャンディーズ山ちゃんの「しくじり先生」、能町さんのドラマデビュー、M-1・THE Wの話。最近能町さんが金属バットについてツイートしていたのでその話を聞きたいなと思っていたけど何もなかった。残念。


後半は、おまちかね岡村ちゃんの登場です!3人と同じように後方のどこでもドアから出てくるのかな?と期待して振り返っている間に岡村ちゃんはステージ下手から登場していました…。しまった、どんな歩き方で入ってきたのか見逃した。
この日の岡村ちゃんはおなじみの黒いコートで、相変わらず体のラインは教えてくれない。襟元にピンマイクが付いていたのですが、コートが当たるのでシャリシャリ音が出る。岡村ちゃん、テレビに慣れてないぞ。


ここは即興で「すきまソング」を作るコーナーで、今回のテーマは「涙・泣くこと」。岡村ちゃんが勝手に決めた感じで、3人には岡村ちゃんには逆らえないのでこのテーマでいく。
どんなときに泣くのかというお題から歌詞を作り出し、岡村ちゃんが曲をつけていく。そして曲のコードやメロディをヒャダインがメモしていくという流れ。
ちょっと歌って歌詞を修正してまた歌ってみての繰り返しなのですが、岡村ちゃんは歌うたびにメロディが変わるので、ヒャダインがものすごく苦労していました。あれ、岡村さんそこのコードはテンション入るんですか?さっきはこっちのコードでしたが。ここ、空けておくので岡村さんが歌ってください。イントロのシーケンス、岡村さん弾いてもらえませんか。


岡村ちゃんはアコギとキーボードの両方を自由自在に弾く。どっちも自分の手のよう。どっちがやりやすい・やりにくいとかないのか。すごいなー。
カメラがキーボードを弾く手をアップで映してくれたりアコギの使い込んだ傷もよく見えたりと、スクリーンのあるありがたみを実感した収録でした。
岡村ちゃん、ファッション数珠みたいなやつ(なんていうの?)2つもしてるのね。


ある程度できたところで、ヒャダインがオケを作り始める。イントロのコード進行を岡村ちゃんに弾いてもらってそれをメモするのですが、やっぱり岡村ちゃんは弾くごとに変わっていくのでメモできない、再現できない。ついには「岡村さん、弾いてもらっていいですか」と岡村ちゃんに委ねるヒャダイン。正解です。
その後キックを入れハイハットを入れ、徐々にオケができあがっていきます。その間、久保さんと能町さんは歌詞の推敲を進めます。素晴らしいチーム作業。


一応できたので歌ってみよう。Aメロは久保みねヒャダの3人が歌って、サビでは岡村ちゃんも参加。そしたら、また違う!どんどん歌い回しが変わるので、3人はついていけない。でもそんなツッコミはできない。
ヒャダイン「分かった。岡村さん、サビの後半はひとりで歌ってもらっていいですか?」素晴らしいプロデューサーぶり!


では改めて歌ってみよう。
そしたら、また「ここ、E7」「ここ、語りにしよう」「ここ、リズムを詰めよう」「歌い方にそれぞれのキャラを乗せよう」とどんどん提案してくる岡村ちゃん
対応する3人、特にヒャダインはてんてこ舞いです。
優しくて柔らかいのに、やってることは完全にスパルタ。みんながまだ歌い方に迷いがある状態でも「はい!」「カモン!」と躊躇させないSっぷり。
先日放送したNHKおやすみ日本』でのクドカンとのセッションを思い出した。


そしてようやく完成した曲、タイトルは「😢😭😂」(泣く泣く泣くと読みます)。
オケのシーケンスに岡村ちゃんがアコギで伴奏を加えながら歌うという贅沢な編成。これまでの岡村先生の指導の成果もあり、皆さん素晴らしい歌いっぷり。そしてそれ以上に岡村ちゃんの自由な歌いっぷり。
ラストはヒャダインにアウトロのメロディを即興で弾かせて着地させるという最後までSっぷり炸裂の岡村先生でした。


いいもの見た。この文章は既に記憶がほとんどない状態で書いたのでこれだけ読んでも何だか分からないでしょうが、いいもの見た。
岡村ちゃんは普段曲を作るとき、どこから作るんだろう。メロディ?リズム?コード?メロディにコードを当てはめるのか、コードにメロディを乗せるのか。もちろんいろいろな方法が入り乱れて作っているのでしょうが、その一端を見ることができてとてもよかったです。
同じコード進行でもメロディは毎回変わるし、その結果コード進行も変わっていく。コードそのものの変更もあるし、経過コードやオンコードの変化もある。そういうありとあらゆることを試していきながら、珠玉のメロディはできあがっていくのです。原石を磨いて見事な宝石に仕上げるように。
そりゃ岡村ちゃんは寡作だし、ヒャダインは多作できるわ、と納得しました。


岡村ちゃんはどんどん変わっていくしどんどん思いついていく。その千本ノックを受けていたヒャダインは本当に大変だったと思います。お疲れ様でした!
しかし、白石さんはこれを毎回やっていたのかな…。想像するだけで恐ろしい…。


さあ、放送ではどのような編集になっているのかな。楽しみ。私の地方では放送ないけど…。