幸福はここにありました
(セトリネタバレありますので注意)
岡村靖幸ライブツアー2016「幸福」に行ってきました。4月28日ZeppDiverCity。
今回は、アルバム「幸福」が発売されてのレコ発ツアーですよ!レコ発!岡村ちゃんのライブで言ってみたかった!
ライブハウスはもみくちゃモッシュが怖いので前方に行くのをためらってしまうのですが、今回はいい番号をゲットすることができたので前に行くことにしました。
ほぼセンター5列目辺りを確保。十分近い!ピーチマークがうっすら透けているぜ。うひひ。
あと、今回はバーが細かく入っていたのでひどいモッシュはなさそう。
そろそろ時間だからケータイの電源を落とそうかなーと思っていた時に場内照明が落ちる。まさかのオンタイム開演!
1曲目はもちろん「できるだけ純情でいたい」!
照明暗転や幕のオープン時にちょっと圧縮ありましたが、苦しいほどではなく、いい熱狂具合。これは、上記のバーのおかげとお客さんのマナーのおかげの両方です。また、1曲目がこのミディアムテンポの曲だったのも過度の興奮を抑えてくれたのかもしれません。
この曲をアルバムで聴いたとき、途中のアコギソロをライブではどうするのかなーと思っていたら、何と白石さんが弾いていました!白石さん、ギターも上手いのね。
あとね、歌いだしの瞬間は、完全に私を見て歌っていたね(確信)。これは前回のツアーで私はだいぶ後ろで見ていたので岡村ちゃんは「あれ、いつも来てくれているあのステキなおっさんがいないな」と心配してくれたと思うのです。そこで今回は前方にいたので「よかった、また来てくれたんだ」と気づいて私を見てくれたのです。私、何かおかしかこと口走っていますか?
2曲目は、知らない洋楽カバー。調べたらアース・ウィンド&ファイヤーの「Can't Hide Love」という曲でした。
www.youtube.com
これはモーリス・ホワイト追悼のカバーですね。
3曲目は「新時代思想」。ここでまた会場爆発!
今日の岡村ちゃんは、踊るぜー。もうダンスしたくてデンスしたくてたまらない感じ。内側からほとばしる情熱を感じました。札幌公演を見た人のツイートで「プリンスに捧げるダンスだったのかな」という呟きを見たのですが、それもあるかもしれませんが、それ以上に「俺、今、心身ともに最高潮ですっ!」という感じを受けました。
で、踊るたび、ステップを踏むたび、ポーズを決めるたびに汗がピュッと噴き出るのです。汗の飛び散りまでスター。多分スーツの中にスポイトを仕込んでいるな。なんて。
「どぉなっちゃってんだよ」はもうこのラップ調バージョンがライブの定番なのですね。相変わらず歌いだすまで何の曲か分からない私。
イントロで何かを見つけた岡村ちゃん、ステージ横に歩いていきます。その先にはマイクスタンドの予備(?)が。何かしらエロ仕草の期待をする女性ファンの歓声がすごい。みんな、エロ期待しすぎ!結局センターのマイクスタンドでちょっとお戯れをしておりました。
この日はあまり派手なエロ仕草はなかったのですが、岡村ちゃんが何かするたびに女性ファンが騒ぐ騒ぐ。BLとか萌えってこういう妄想から生まれるのですね。「触るものみな傷つけた」と歌ったのはチェッカーズでしたが、岡村ちゃんは触るものみなエロスに変える。
「カルアミルク」は毎回この序盤に置かれるので喉の調子をこの曲で判断するのですが、もうバッチリ。私の過去の岡村ちゃんのライブレポを読んでもらうと毎回「今までで一番声が出ていた」と書いているのですが、今日はまたそれを更新しました。
もうね、余裕綽々。2011年の頃は「岡村ちゃんがそこにいる」だけでよかったのに、その後どんどん「声が出ている、動けている」「前回よりもいい」「もう心配する必要ない」となっていき、今ではその心配する必要もなく、ただ素晴らしいパフォーマンスを堪能すればいいのです。復活から5年経って、つまりは5歳歳を取って、今が最高潮。どういうことですか、岡村ちゃん。私は順調に老いているのに。私も頑張らなくちゃだな!
あと、この曲では私の後ろの男性が一緒に歌っていてとても耳障りでした。私の周囲の人もその人の方を向いてさりげなく注意を促したのですが、収まらず。2番になってもまだ歌っていたのでもう一度その人の顔を見たら、目をつぶって熱唱しておりました。だから気づかないのか!私は軽くその人の身体につんつんして「しーっ」のポーズで歌うのを止めてもらいました。
もちろんいい曲なので歌いたい気持ちも分からなくはないですが、みんなはあなたの歌を聴きたいわけではないので、そこは我慢してください。
歌っていいのは「みんな歌って」と言った時だけ!岡村ちゃんが歌い始めたら口パクでよろ! https://t.co/D9nh9m9wm7
— ルパンこーせー (@kohsei3) April 29, 2016
ですよ!
続いては「Punch↑」。おお、懐かしい。なぜこの曲が選ばれたのでしょうか。
途中「ゼップベイベ、僕たちに何ができる?二人で結婚して、ハネムーンベイベー作って、海外とかいろんなとこ行って、イチャイチャして、これが幸せなんだなーってことを考えてみない?」という語りがありました。これがやりたくてこの曲入れたのかな?
「祈りの季節」って、「エチケット」バージョンだと「あの戦後の混乱の頃より」の部分が森三中黒沢に聴こえてしまうのですが、今日も完全に黒沢でした。
「ぶーしゃかLOOP」は、HPともアルバムとも違うアレンジ。どうだったのかは覚えていない…。アルバムよりもっとスペーシーというか近未来的というか機械的というか…?
「揺れるお年頃」で手拍子をする岡村ちゃん。かわいい。
ここで岡村ちゃん退場。バンドメンバーの演奏タイム。
皆さんはどうか分かりませんが、私はこの時間も好き。皆さん演奏が上手いので聴いているだけで興奮と感動ですよ。
ここでも途中アースの「レッツグルーヴ」が少し演奏されました。R.I.P.モーリス。
岡村ちゃん再登場。紫のスーツです。
「ラブメッセージ」のサビ「I Want You」は私たちに歌わせて、その合いの手で岡村ちゃんも「I Want You」と歌うのですが、途中完全に「あらよっと」になっていたのを私は聞き逃さなかったぞ!
「彼氏になって優しくなって」は個人的にとても名曲だと思うのですが、サビのメロディが上がり切らないメロディラインだったり横ノリビートだったりしてライブではいまいち反応が芳しくない印象があるのですが、今日は良かった!
「イケナイコトカイ」。この曲は後半にアカペラの場面があって、私はいつもあそこで「おさむちゃんでーす」を思い出してしまうのですが今日はおさむちゃんも思いつつもそれ以上に「かっこいい…!」が上回る出来でした。
「いじわる」「愛はおしゃれじゃない」「ビバナミダ」とエロスと青春とポップス全開。パフォーマンスはノリノリのキレキレだし、表情は余裕があるし、いいぞ。いいぞ!
「いじわる」の「立派なモダンライム」の部分、私はコーラスとして「モダンラーイム!」と叫ぶのですが、周りでは誰もいない。ここ、合いの手入れる場面でない?
「愛おしゃ」の曲の成長ぶりに驚く。正直、最初に音源を聴いたときはそこまで「いい曲!」と思わなかったのですが、ライブで演奏されるたびに曲が成長して今では岡村靖幸のアンセムでありライブの代表曲になっていますね。
「ビバナミダ」のイントロでリズムに合わせてポーズを決める際、「これぞ岡村靖幸!」というポーズをビシビシ決めておられ、とても良かった。それぞれの瞬間の写真がほしい。もしくは荒木飛呂彦先生に描いてもらいたい。
ここで白石さんタイムなのですが、3,000字を超えたので一旦切ります。続きはまた次回。
- アーティスト: 岡村靖幸
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2016/01/27
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