やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

2017年1月ツイートまとめ(その2)













↑映画専門誌では深いインタビューしているのだから、それでいいのでは。テレビの数分間で伝えられるのは「イケメン・いい人・楽しそう」くらいのもんです。
↑もっと少ない人数、もっとマイナーな人でもいいですよ。あまりマイナーになるとスペシャTVみたいになっちゃうけど。


↑本当に西野さんが嫌いなら「無視」しかない。炎上も批判も通じない人には反論は意味がない。



ゲスの極み乙女。も気にせず活動すればよかったのに。マスコミに出ず、Twitterでつぶやかず、ファンの中で情報もライブも完結させる。やいのやいの言ってくる奴らはもともとCDも買わないしライブにも来ない人たちなので無視。

↑どうやって着地させるんだろ。たぶん作者はまだ何も考えていないと思うけど。数週間前に刑事が後日談として語っているシーンがあったけど、数週間後その刑事は殺されていた。あの後日談は何なんだ。パラレルワールドなのか天国なのか。

↑これ、何とかなりませんか?フィーチャリングリングがあると別人扱いになるのも困る。


狩野英孝を売った奴のこと。

↑この問題、被害者も加害者もいないし何の法律にも違反してないし、何が問題なのかさっぱり分からない。説明できる人いるの?
↑と思いましたが、「事務所の力関係でどうしようもない現状」の中でマギーの名前を出すだけで十分頑張ったと見るべき、という意見をいただきました。そうかー、そんなにガチガチなのかー。
↑リアクションから会話から、男はつまらん。女性は素晴らしい。










↑どこに住んでいるのか、結婚して何年なのか、仕事はどうしているのか、夫との年齢差他夫との関係性や夫の性格等、何も見せない・出さない。素晴らしいセルフコントロール


↑これ、いつも不思議。なんでだろ。









↑東京は大きな地方なのに、東京にいるテレビマンは「東京=日本」と思っている。確かに母数は多いけど、地方民からすると「知らんがな」という話題が多すぎる。

2017年1月ツイートまとめ(その1)













ブラマヨ吉田さんの無茶なボケが設楽さんに理知的にたしなめられている感じがした。
↑これ、毎日思っている。

↑ゲームや動画という意見をいただきました。なるほど。















↑英語分からない人でも原作ものの固有名詞を間違えられて怒ったという意見をもらいました。なるほど、それはあかん。




↑「CP」と書いてあるけど「ポリティカル・コレクトネス」の略なので「PC」が正しい。恥ずかしい。



↑エンドロールの最中に席を立つ人も。あれは私は物語の世界から現実に戻るリセットタイムであり物語の良さや内容を反芻する時間だと思っている。



↑骨格が違うという意見をいただきました。なるほど。


↑これ、マジでそう思うのですが、そうすると被害者に対して「シートベルトしてないからだよ」と「自業自得・自己責任」感が出るので無理でしょうね。










↑チケットの値段言うとびっくりされるのですが、飲み会の値段に私は毎回びっくりしています。
↑誰か教えてください。





映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」 感想

最低な人、最高の映画


ウルフ・オブ・ウォールストリート』を見ました。公式サイトはFacebookなの?なんか怖いので貼らない。
この作品はスコセッシ×ディカプリオ5度目のタッグ。とはいえ、私は『シャッター・アイランド』しか見たことがない。


面白かった!
上映時間179分と3時間なのですが、映画から放出されるエネルギーがすごくて長さを感じない。いや、実際は長いしいらないエピソードもあるので編集次第ではあと30分は短くできると思いますが、エネルギー量でその辺は帳消しだ。園子温の『愛のむきだし』みたいな感じ。
スコセッシ監督、この映画の時点で71歳ですよ。どうやったらこんな若くてアグレッシブでインモラルでエネルギッシュな作品を撮れるんだろう。まだチンコ勃つのかな。


この作品は株のディーラーの狂乱の日々とその破たんを描いているのですが、これ、実話なんですよね。どこまで実話でどれくらい脚色なのかなと思いましたが、結構実話。株屋ってすごい。怖い。
ameblo.jp
こんなことが実際に行われていたとは。日本でもバブル期はこうだったの?証券会社はこうだったの?六本木ヒルズはこうなの?ホリエモンも藤田さんもこうだったの?


狂乱の主人公がディカプリオなのですが、彼も新入社員の頃は「お客さんも幸せに」なんて真っ当な倫理観と理想を持っていたのに、上司とのランチにより完全に陥落。
この上司はマシュー・マコノヒーで、この最初の場面しか登場しないのですが、ディカプリオにも見ている私たちにも影響与えまくり。株とは、儲けるとは、正義とは、倫理とは。
このマシュー・マコノヒーは、最初は『課長島耕作』の中沢部長のような「話の分かる上司」に見えるのですが、数分後にはワタミ会長のような「相手のことなんて知らん。儲けることが正義」に見えてくるんだから恐ろしい。同じシーンのほんの数分間なのに。
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株自体は実体がない。株で儲かったら別の株を買わせろ、現金に換えさせるな。儲かっている「状態」にしておけ。俺たちはその売買ごとに手数料が入ってくる。
その通りだ。実も蓋もないけど、その通りだ。


嫌だなー。他人のお金を右から左に動かすだけで儲ける商売。自分では何も生み出していないのに一般の仕事より儲ける商売。
そしてディカプリオ率いる会社が拡大するにつれて、乱痴気騒ぎもどんどんエスカレートしていきます。仕事中でもドラッグは当たり前、特別ボーナスをあげるから女子社員の頭を丸刈りにする、ミゼット(小人症)をダーツに見立てて的に当てるゲームを行う、仕事中はセックス禁止の張り紙を社内に貼る、会社に売春婦を呼んでハメさせる(このとき、女子社員はどういう気持ちだったんだろう?)。
ディカプリオはカリスマ性もあり演説も巧みで、この作品を見た人の中では「自分もここで働きたい!」と思った人もいることでしょう。それくらいある意味魅力的な会社です。


本作はバイオレンスシーンは(ほぼ)ないし内臓が出るわけでもないし血まみれになるわけでもないのですが、R18指定です。倫理・モラルはめちゃめちゃだしドラッグ常習者ばかりだし裸・セックスシーンは何度も出てくるし「FUCK」というセリフは500回以上登場するしで、そりゃR18だわという作り。


こんな、登場人物の誰も応援できないし賛同しない作品なのに、めちゃめちゃ面白い。悔しい。


ディカプリオはこの作品でもアカデミー賞は獲れず、次の『レヴェナント』でようやく獲得したわけですが、この作品もよかったです。自分の尻にローソクを挿して風俗嬢と楽しむとかその辺の「体当たり演技」だけではなく、野心に燃えて何でも食い尽くしてやるエネルギッシュな情熱に満ちていました。そして中盤からドラッグに溺れていく様もいい。ドラッグででろんでろんになる演技は途中何度もジャック・ニコルソンの顔になっていましたよ。
ディカプリオの離婚後の奥さんはマーゴット・ロビー。『スーサイド・スクワッド』のハーレイクインですよ。私見てないけど。『スーサイド・スクワッド』でもセクシーなコスプレしていましたが、本作では思いっきりオールヌードになるのね。儲けた!


最低だけど、最高でした。ポリコレなどにうるさい人は批判するのかな。


ウルフ・オブ・ウォールストリート [Blu-ray]

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映画「コードネームU.N.C.L.E.」 感想

オシャレに見せたい


映画『コードネームU.N.C.L.E.』を見ました。公式サイト↓
wwws.warnerbros.co.jp
監督はガイ・リッチー。しかし私は彼の作品をひとつも見ていなかった。マドンナの元夫、しか情報がない。


主演の一人はヘンリー・カヴィル。『マン・オブ・スティール』のクラーク・ケントです。しかし、これも私は見ていない!
もう一人の主役はアーミー・ハマー。『ソーシャル・ネットワーク』に出ていたそうですが、記憶にない!
という、何も知らない状態で見始めました。


全体として、「オシャレに見せるぞー」というのが感じられる作品でした。構図からカット割りから別の場面に移る際に画面が割れる転換の仕方なども。オシャレだな、カッコいいな、とは思いましたが、どうも監督の「オシャレに見せるぞー」が透けて見える部分もあり、センスよりも学習でオシャレさを出している感じがしました。おしゃクソ品川さんやキンコン西野さんがいいこと言っても嫌われるような、狩野英孝や三四郎小宮がいくらダメでも愛されるような、上辺を取り繕っても本質は出ちゃうなー、という感じ。変な喩えだったな。


この作品は、スパイアクションなのですか?確かにその通りだしTSUTAYAのジャンルもアクションになっていましたが、スパイ要素やアクション要素はあまり多くなく、個人的にはコメディ映画として見ていました。東西スパイのライバル関係あれこれ、プレイボーイとカタブツの対比。特にイリヤアーミー・ハマー)のすぐキレる様、女性に奥手な様はよかった。


この二人はよかったのですが、もっといろいろ描けたと思うのです。イリヤのガタイの良さ(身長196㎝!)は彼のキャラ造形の一つですが、ナポレオン・ソロヘンリー・カヴィル)も185㎝もあるので、目立たない。ムキムキとスマートで見た目の対比がもっとあるとよかったな。
最初反目しあっていた二人が徐々に認め合って最後は協力して敵を倒すというのは古典的フォーマットですが、それがあまり活かされていないように感じました。実はあいついい奴じゃんとかつい助けてしまったとかのエピソードの積み重ねの上にラストのカタルシスが生まれるのに、その辺の組み立て(フリとオチ)があまり上手くいっていないように思いました。『スラムダンク』の桜木と流川を見てよ!


この作品のヒロイン、ギャビー役のアリシア・ヴィキャンデルも私は知りませんでした。フィルモグラフィを見てもどれも見たことがなかった。
しかし!彼女は可愛い!最初の整備士の場面では気づきませんでしたが、その後着替えるごとに可愛い!まるで三つ編みメガネの学級委員長が髪をほどいたら美女だった的な輝き!なんだろう、欧米人としての美しさもあるけど、日本人ぽい可愛らしさもあるんですよね。何が違うんだろ。輪郭?


1960年代のお話なので、スパイのハイテクマシーンは登場しません。仕方ないけどちょっと残念。フェンスを破る機械の違いのシーンは面白かったです。こういう東西の対比、ライバル心の場面もっと見たかったな。
あと、極秘任務なのに二人が会いすぎ。すぐバレちゃうぞ。そして機械など見せたら東西それぞれにバレちゃうぞ。など細かいことも思いましたが、コメディ映画なのでスルー。ツッコミは無用。


というわけで、キャラはいいのにそれが活かしきれていないなーとは思いましたが、面白かったです。同時期に公開していた『キングスマン』とだったら『キングスマン』に軍配を上げますが。でもこれも劇場で見たらまた違う評価・感想だったんだろうなー。劇場バイアスは大きい。


私の思う「メインストリーム」なんてものは

前回のエントリがちょいとバズりまして、コメントやはてブやその他ブログなどでいくつか言及をいただいております。
ese.hatenablog.com
その中で、このブログに取り上げていただきました。
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
ほうほうなるほどと思いつつ、そこは自分はこう思っています、と思うこともあるので、その感想として今回のエントリを書きます。あくまで感想であってディスやビーフではありません。 

メインストリームとは

これは前回のエントリにも書きましたが、ニュアンスとしては「一般的」「メジャー」くらいの意味です。ロックやポップスと同じレベルでヒップホップが世間に存在するといいな、くらいのレベルのことです。日本語HIPHOPが日本の音楽の中心・頂点になるといいな、ほどの大それたことは考えていません。

ラップブームかラップ(MC)バトルブームなのか

「今はラップブームであってHIPHOPブームではない」と思っていますが、バトルブームかどうかまでの細かい定義は考えたことがありませんでした。『フリースタイルダンジョン』のヒットによりMCバトルが注目され、その結果ラップが再注目された、くらいしか考えていません。あまりそこまで分ける必要も感じていません。

HIPHOP

私のエントリで「純HIPHOP」という言葉を使いましたが、これはゴリゴリのハーコーアンダーグラウンドHIPHOP曲という意味ではありません。ラップが曲の一要素ではなくメインで使われている曲、程度の意味です。ケツメイシの「さくら」でいいんです。私のこだわりなんてそんな程度です。
個人的に、ケツメイシ「さくら」は日本ポップス市場における日本語HIPHOP曲の最高到達地点だと思っています。サビはポップスのメロディで、ヴァースはラップ。ラップ部分も「歌メロをラップっぽく」ではなく「ラップを歌メロっぽく」だし、韻とフロウはラップとしてスキルあるし、聞き取りやすい日本語なので一般層にも届く。
※だからといって二番煎じ求む!ということではありません。別の方法論でヒットが出ればなーと思っています。

メジャー・マイナー

今でもメジャー・マイナーの対立ってあるのでしょうか?売れる人に向かってセルアウトと言う人はまだいるのでしょうか。私はアンダーグラウンドの現状や感覚を知らないので何ともいえないのですが、個人的には「そんなの単なるひがみだろ」と思っています。無視無視。

売れ筋、ヒットになりそうなラップ自体を否定し、メジャーになることをダサい、魂を売ったと感じ「メジャーさやポップさに魂を売りたくない」と忌避してきたのに、今さら「このタイミングでラップがメジャーになってラッパーが国民的歌手に」なんてファンが望んでもそれをやってる本人らはどーなんだろうか。
果たして、その気持ちがあるのか否か。

HIPHOP村にいる人たちはどうなんですかね。分からないです。でも、ファンのひとりである私は望んでいるし、村から出たくない人には望んでいません。

日本語の壁

これはありますね。仕方ない。いくら私たちが「韻が」「フロウが」と力説してもダサいと感じる人はいます。私だってラッパーによっては「ダサい」「恥ずかしい」と思う人はいます。
あー、そういう人たち(そういうラッパー、そういうリスナー)が一定数いるということは、やはり日本語HIPHOPが一般的になるのは難しいのかな。

社会構造

これは、あまり関係ないのではないかと思っています。日本にはゲットーがないからHIPHOPをやる必然性や説得力がない、のか?私は日本語HIPHOPは早くこういう論点から外れてほしいのです。単なる音楽ジャンルとしてHIPHOPが一般的になってくれるのを望んでいます。
日本はメイクマネーというテーマにシンパシーを得られないという指摘は同感です。日本はお金を稼ぐことにいいイメージを持たれていない。でも、テーマなんて何でもいいと思うのです。「稼ぐぜビッグマネー」でなくてもいいのです。「洗濯物干すのもHIPHOP」でもいいのです。この自由さこそがHIPHOPですから。
www.youtube.com

注目の日本語ラップ

ぼくのりりっくのぼうよみは、新しい。そのうちラップなんていう枠からはみ出そう。
KOHHは、個人的にはなぜここまで盛り上がっているのか理解できていません。でも、それでいいと思うのです。新しい勢力は、私のような古い時代の人間の常識の外から出てくるものだと思っているので、私が理解できなくても盛り上がっているということは、正しい新しい波なんだろうな、と思っています。
DAOKOはメジャーになったらラップ部分減ってきましたね。これもレコード会社からの要請なのかしら。COMA-CHIも途中から歌ものになったしHOMEMADE家族やTAROSOULなど歌えるラッパーも歌部分が増えていきました。やっぱり要請?
やはり「売れるために」なのかなー。「売れてから自分のやりたいことをやる」って難しいと思うのです。自分のやりたくないことで売れても、ファンはその「やりたくないこと」でファンになったのだから、その後やりたいことをやったとしてもファンは離れていくだけだと思うのです。「やりたいことで売れる」しか、やりたいことを続ける方法はないのでは。
話が逸れた。
水曜日のカンパネラは、もはやHIPHOPではないですね。水曜日のカンパネラというアートの一要素に音楽があって、ラップ・HIPHOPはそのさらに一要素に過ぎない感じ。

ヒットの構造

ドラマや映画などのヒットによって曲もヒットするという構造は、昔と変わっていません。タイアップという手法は昔に比べて力は落ちましたが、国民的ヒット(認知)になるためには曲そのものの力だけでは足りず、やはり何かしら他のメディアとの連動が必要です。もしくは、その人そのもののブレイク。ピコ太郎みたいな形で。
そう、ピコ太郎がヒットしたのは、あのサウンドや見た目もあると思いますが、やはり「ペンパイナッポーアッポーペン」という「口に出して気持ちいい言葉」だったからだと思うのです。まさにパンチライン
そう思えば、CMでキャッチコピーを上手くラップで表現するとかまだ可能性はある気がする。と書きながらあまりない気がする。

曲のヒットかシーンの底上げか

一発屋の花火を望むくらいなら、ラップシーン全体の底上げがされることの方がまず優先事項だと思うんだが違うのか。

シーンの底上げをするには、まず花火が必要だと考えます。何となくじわじわ底上げがされるなんてことはあり得ないと思っています。世間に見つかって、世間に知られる人たちが数人(数組)出て、ようやくシーンが出来上がるのだと思っています。数年前の男性R&Bブームの頃の平井堅ゴスペラーズ・ケミストリーたちのように、「シーンの椅子」に座る存在が現れないと世間に居場所を作ることはできません。底上げのためにまず花火、というのが順序だと思います。


ミッシー・エリオットの「アートが足りない」という発言は、確かにその通りだと思います。私は何度も書いているようにHIPHOPは「カルチャー」ではなく「音楽ジャンル」になってほしいと思っているので、アートの部分は気にしていないのですが、でもたぶんそういうことなんだろうな。単なる音楽のいちジャンルになるためには、カルチャーの部分がもっと充実しないとその位置まで上がらない。土台がしっかりしてから、ようやく自由な表現が受け入れられる。

まだ今回のムーブメントは始まったばかり。
一段ロケットを切り離し、次のロケットが何になるのか。これからが面白くなるんじゃないだろうか。

そうなのか。私は悲観的過ぎるかな。次のロケットもあるのかな。
諦めたといいながら未練タラタラの私からは以上です。


Noah's Ark

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YELLOW T△PE 3

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