やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

「カウントダウンジャパン14/15」に行ってきました! 感想(その3)

前回までのお話↓

「カウントダウンジャパン14/15」に行ってきました! 感想(その1) - やりやすいことから少しずつ

「カウントダウンジャパン14/15」に行ってきました! 感想(その2) - やりやすいことから少しずつ
RHYMESTERが終わり、再びアースステージへ移動。お次はSuperflyです。お初です。
1曲目は「Hi-Five」。おお、1stの1曲目。続いて「Alright!」。こちらは2ndの1曲目。いやー、どこまでも伸びる歌声が気持ちいい。

Superfly - Hi-Five - YouTube

Superfly - Alright!! - YouTube
「歌が上手い」とか「ハイトーンが武器」という歌手はたくさんいますが、ビブラートとか裏声とかに頼らない、地声一発でここまで歌える歌手って、彼女しかしないですよね。いろんな部門で「席は3つまで」だと思っているのですが、「ロック女性ボーカル部門」は彼女しかいないし、他の人が入ってくる余地すらない感じがします。それくらい圧倒的。
曲中のステージングやMCもカッコいい。男勝りでなく、女性のエロスでもなく、チャーミングでカッコいい。
「Wildflower」のサビのどこまでも上がっていく感じもとてもいい!

Superfly - Wildflower - YouTube
ここまで各アルバムから1曲ずつ披露してきて、次は「Dancing On The Fire」!ディスコ大好き。

Superfly - Dancing On The Fire - YouTube
でもSuperflyだからちょっとロック色が強め。
次は新曲「愛をからだに吹き込んで」。うう、最新曲をチェックしていなかった。

Superfly『愛をからだに吹き込んで』11.19 Release!! - YouTube
ギターのリフは2014年でも気持ちいい。もっとリフの曲をみんな作ればいいのに。
サビの「オーオオーオオオー」の部分は初めてでもみんな歌えるぜ。ライブ向きですな。
そしてダメ押しの「愛をこめて花束を」。イントロから歓声が聞こえました。

Superfly - 愛をこめて花束を - YouTube
この曲はいしわたり淳治さんが作詞共作というのもあって、一時期志帆さんは「これを超えた曲を作りたい」と言っていましたが、今はどうなのでしょうか。時間がたてば自分の大事な財産、みんなへの名刺代わり、誰でも知っている曲の強み、などを感じているのではないでしょうか。スキマスイッチの「奏」、ウルフルズの「ガッツだぜ!」のような。
ラストは再び1stから「マニフェスト」。うん、やっぱりこういうオールドロックンロールをグッドメロディで奏でるのが個人的には好きです。

Superfly - マニフェスト - YouTube
結果、新曲以外は全てベスト盤収録のセットリストでした。テレビにも出る人なのでCD持っていない人でも知っている曲ばかりですが、それでもさらにベスト盤選曲でダメ押し。芸能を受け持つ人は強い。自分のエゴは出さない。一見さんにも分かるセトリ。偉い。


ここで再びご飯。
f:id:ese19731107:20141231215016j:plain
大晦日なので年越しそばを食べる。ビールももちろん必須。しかし、高速道路SA以下の麺でした…。蕎麦屋のメニューではないのでしょうがないけど、残念。
DragonAshも見たかったのですが、夜遅くの自分の体力を考慮してここは休むことにしました。机に突っ伏して寝ていたのですが、会場をぐるぐると照らすライトが邪魔をして眠れませんでした。


さあ、いよいよカウントダウン。
アースステージの入り口で地球儀を見上げながらぼーっとしていたら、スタッフジャージ姿の渋谷陽一氏が現れた!
f:id:ese19731107:20150103104251p:plain(イメージ画像)
ヘタレの私は声をかけることはできませんでした。渋谷さんは途中落ちているゴミを拾いながら、誰にも声をかけられることなくアースステージへ入っていきました。
まるで「掃除のおじさんだと思っていたらそれがジャニーさんだった」というジャニーズのオーディションの話みたいだな、と思いました。ジャニーさん見たことないけど。


23:25、KREVAです。
「パーティーはIZUKO?」「トランキライザー」の後MC。(以下、MC部分はRO69より転載)
「お待たせしました、KREVAです! よろしくお願いします。みんな、やっつんのDJ観に行くんだと思ってた(笑)。集まってくれてありがとう!」とフロアを沸かせるKREVA。「初めて観る人、2014のうちに俺のこと観れてよかったね! 昔から言うじゃん、『今年のKREVA、今年のうちに』って。だって来年の俺、ものすごい基準上がってるもん!」
ここで「基準」!流れ作るのが上手い!そしてこの曲の後半部分の超高速ラップを余裕を持ちながら完璧にこなすKREVAは本当カッケーな。

基準 - YouTube
「瞬間speechless」「アグレッシ部」の後、再びMC。
「ちゃんと2014年にお別れを言わないといけないなと。『2014年、サヨナラ!』とか言おうか」と観客に呼びかけるKREVA。さらに「本当にお世話になったから、サヨナラ1回じゃ足りないかも! 2回言いたいかも!」と続けた言葉に、驚きと感激の声が沸き上がる。「というわけで……KICK THE CAN CREW!」というコールとともにLITTLE&MCUが登場し「sayonara sayonara」!

KICK THE CAN CREW - Sayonara Sayonara [P - Vidéo Dailymotion
(キックのMVはダサいのが多いな)
この曲は、ラストのMCUのヴァースがいい。
さっきの「基準」でも見せたように、KREVAはキック時代よりもさらに進化しています。ラップもトラックも今の方が絶対に上手いしカッコいい。なのに、やはりキックが3人揃うと歓声は一番大きくなります。この辺、KREVA本人はどう思っているのでしょうか。ソロになったときも「早く『元キックザカンクルー』が取れてほしい」と言っていましたが。


曲終わりでLITTLE&MCUはすぐ退場。あら、残念。
次の曲のコール&レスポンスを練習。「来年まで覚えていられる?」と言いながら、いよいよカウントダウン!曲の途中ではなく、普通に画面見ながらカウントダウンなのね。
そして新年明けての1発目はさっき(去年)練習した「NaNaNa」、続いて「OH YEAH」。紅白を目指して作った曲がこういう形で披露できたのは、本人にとってもよかったと思います。

Na Na Na by kreva - YouTube

OH YEAH - YouTube
「ビコーズ」「音色」でおしまい。


さすがの横綱相撲。KREVAは「俺すげー」と自分で言う人ですが、それを曲とラップとステージで「その通りです」と言わせる実力があるから素晴らしい。「ルサンチマンの逆襲」であるRHYMESTERとはスタート地点が逆ですが、それが今同じ立場に立っているのも素晴らしい。


ここで私のカウントダウンジャパンはおしまい。
スターウォーズのブースでライトセイバーを振るう写真を撮ったりロッキングオンジャパンの表紙になったりして、お帰り。
会場にはまだたくさんの人がいましたが、朝までいるのかな。元気だな。
f:id:ese19731107:20150101005344j:plain
帰りの時点でのクローク。既に帰った人もいるのかな、満杯ではないですね。


結局今年はアースステージとアストロアリーナしか行かないという、ミーハーのようなタイムスケジュールでした。スキマスイッチやSuperflyといった、「見たいけどライブには行かない」人たちが見れてよかったです。こういうつまみ食い感覚で見れるのもフェスの醍醐味。


今年は自分の体調がイマイチだったのもありますが、去年ほどの「びっくりするような快適性」は感じませんでした。それでも、会場が拡大したので休憩スペースがいっぱいで座れない、なんてことはなく、ホスピタリティとしては大満足でした。連絡通路が寒すぎる問題は何とかして欲しいですが。雨や雪だったらどうしたんだろう。


夏もそうですが、日程が拡大するので出る人も増える。その結果、見たいアーティストが分散する。結果、「どの日程もイマイチだなあ」ということにもつながっています。まあ、行けばライブ見なくても楽しいのですが。


あと、「その1」でも書きましたが、やはりアイドル(ファン)との相性が個人的に悪い。コールとかヲタ芸とか、テレビで見ている分には笑えますが、いざ自分の近くでやられると邪魔だな、と感じてしまいます。この辺は私の心の狭さが原因ですが、着地点や妥協点をまだ見いだせないでいます。


などいろいろ書きましたが、結論は「楽しかった!」です。また次回も必ず行ってしまうでしょう。
ありがとう、渋谷陽一

渋松対談 赤盤

渋松対談 赤盤

渋松対談 青盤

渋松対談 青盤