やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

あいみょん×YO-KING弾き語りライブに行ってきました! 感想(後攻あいみょん)

前回のお話↓
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後攻はあいみょん。まずはトークから。
「私はかなり緊張しいなので、YO-KINGさんがあんなこと(僕は緊張しない)言うと余計緊張しちゃう」と言っていましたが、歌に入ればまったくそんなことのない素晴らしい歌と演奏を聴かせてくれました。


この日のセトリ。『サラバ』と『タワーオブザサン』はまだ音源化されていない曲だそうです。どちらもいい曲でした。
『儚い紫陽花』は小谷美紗子さんのカバーだそうで、私は知らない曲でしたが、こちらもいい曲でした。
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あいみょん、歌上手い。CDと同じです。私は彼女の低めの音程のときのちょっとざらついた声が好きで、そして高い音程のときの張った声も好き。どちらもとてもいい鳴りをしていました。
ギターも上手い。そんなバカテクではないですが、プリング・ハンマリングなどの小技も上手く使っている。ギターはYO-KINGの方がいい音しているなーと思いましたが。


「私とYO-KINGさんとの出会いはテレビ番組の収録で、『いっぱい失敗した方がいいよ』と言われた」
その他MCは何をしゃべったかな?あまり覚えていない。あいみょんは関西人だけどそんなに面白くないなーと思ったのは覚えている。「めっちゃ面白い話があるんだけど」と自分で笑いながらトークしていたのですが、それ、面白トークでいちばんやっちゃダメなやつだから!関西人なんだからその辺の基本ルールは知っておこう!


本編ラストは『愛を伝えたいんだとか』。おお、アコギ1本でこれを歌うのか。グルーヴ大変だぞーと思いましたが、歌も演奏も上手かった!


一旦引っ込んで、アンコール。まずあいみょんがひとり出てきて、YO-KINGを呼び出す。
Y「二足の草鞋、あるんじゃない?ミュージシャンとプロレスラー。時代はデュアルですよ、二拠点二職業」
Y「ライブは失敗しても『これがライブ』みたいなところがあるから失敗してもいい」
Y「俺はもうテレビ卒業」
あ「この間出てたじゃないですか」
Y「俺は義理堅いから、この人に頼まれるとなーっていうのがある」
覚えているのはこのくらいが限界だ。


コラボは何やるのかなと思っていたら、『なごり雪』!おお、意外。まるで伊勢正三とイルカです。順番に主旋律を歌い、サビではコーラスも入れる。ここ、YO-KINGコーラスの部分がめちゃよかった!二人の声が溶け合っている!ハモリのメロディは元々知っていたのかな?このために練習したのかな?とてもよかったよ!


YO-KING退場して、ラストは「YO-KINGさんに捧げるつもりで」と『憧れていたんだ』。おお、これがラストか。この曲、Aメロからサビまでずーっと1コードなんですよ。しかもアコギ1本で。ポップスでそんなことを成立させる人を私は知らない。彼女は本当に才能がある。


終演後にはサイン会があるということでもちろん並びます。
待っている間は何を言おうかなー、「作詞作曲歌唱ギター全部できて自慢の子ですねー」とスタッフに言おうか、「あの曲のあの歌詞はこういう意味ですか?」と本人に訊こうかどうしようかなーと思っていたのですが、実際本人を目の前にしたら「初あいみょんです。とてもよかったです。3月31日のライブにも行きます」しか言えなかった。つまらん!
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サインもろたでー。
名前を書いてもらいたくて「○○(本名)と言います。漢字は…」と言いかけたら「ひらがなでいいですか?」と言われてしまいました。問題ないです!
あいみょんはどんどんビッグになるから、もうサイン会なんてしてもらえなくなりますよ。この機会は貴重!


いいライブでした。次回は3月31日のワンマンライブ。これはバンド編成なのでまた楽しみ!


君はロックを聴かない

君はロックを聴かない

愛を伝えたいだとか

愛を伝えたいだとか

あいみょん×YO-KING弾き語りライブに行ってきました! 感想(先攻YO-KING)

才能の人


昨年あいみょんにはまりまして↓のエントリを書いたのですが、ライブにまだ行ったことがなく、何かないかなーと探していたら、何と真心ブラザーズYO-KINGとの対バン弾き語りライブがありました。これは私のためのライブだ!と思い、行ってきました。
ese.hatenablog.com
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会場は渋谷ラママラママは初めて来たのですが、私がこれまで来たことのあるライブハウスとは違っていました。まず、イスがある。これは今回が弾き語りライブだからですよね。普段はスタンディングなんですよね?
HPを見るとこの会場はロッカーがなくクロークだとあったので、入場時にクローク袋を申し込むと、なんとその場で入れろと。えー、ここで?仕方なくコートを脱ぎカバンを下ろし、入れました。で、下りて行ったらイスでみんなもう座っていて荷物もコートもイスに置いてあるのです。えー、そうなの!じゃあクロークいらなかった!早くにイスを確保すればよかった!くそう。
もう座れないので適当なところに立って待っていたら「そこは通路なので立たないでください」と注意されたりする。どこが通路でどこが客席なのか分かんねーよ!
それでもおとなしく隅っこに立って待つ。ここ、開演前のSEとか注意アナウンスとかないのね。


スマホをいじりながらぼけーっとしていたら、客電が落ちて私の隣からYO-KINGが出てきました!!えー!ここ、楽屋からステージへの入り口なの?舞台の袖から出てくるんじゃないの?
生涯でいちばんYO-KINGと接近遭遇をしてしまったのに、私はスマホをポケットに入れようとしていたので、ご尊顔をきちんと拝見することができなかった!エセ一生の不覚!!


お気軽な感じでステージのイスに座り、まずはトーク
あいみょんと楽屋でいろいろしゃべった。すげーいい子っぽかった。20代だったら恋していたと思います。この後ウェディングドレスで出てくるって言ってました。今からモヒカンにするって言ってました。アンコールではふたりでプロレスをします」
相変わらずのテキトートークですが、たぶん今日のお客はあいみょんファンがほとんどなのであまり伝わらないややウケでした。あー、こういうとき桜井さんがいたらツッコんだり転がしてくれたりしたのに!と桜井さんの存在の重要性を再確認したオープニングトークでした。


1曲目は『マイバックページ』。聴いているお客さんはこれがボブ・ディランの曲だって知っているのかなー。
セトリはこちら。
https://twitter.com/iitoco3652/status/959463626921799681
自分では覚えていられないし、このライブはナタリーでレポがあることもないだろうから、こういうのはありがたい。
このセトリのとおり、ソロ曲だけでなく真心の曲もたくさんやってくれました。うれしい。
でも、曲の説明を一切しないのですよ。これはソロでこれは真心でとか、これはキンキキッズに提供した曲だとか。何の説明もなくどんどん曲を演奏する。あーん、もったいない。


あと、演奏が結構上手くなくてびっくりしました。YO-KINGはエレキが上手くないのは知っていましたが、アコギの弾き語りは真心で何度も聴いていて「アコギの弾き語りは上手いなあ」と思っていたのに、上手くない。ちょっと言い過ぎですが、私と同じくらいの弾け具合でしたよ。テンポも一定でなく、コードを探しながら弾いている感じ。全部指弾き・アルペジオなので音がミュートされていることがしばしば。もっとピックでジャカジャカストロークで弾けばいいのになーと思いまながら見ていました。ロックンロールフレーズが好きなのはよく分かった。キーEやAで4フレット・5フレットを薬指と小指でジャカジャカするやつ。


なのに、聴けちゃう。それはあの声、そしてメロディの強さ。
真心として30年でも、ギターに触れたのはもっと前なわけですから、もっとギターが上手くなっていてもいい。よくミュージシャンが言う「寝るまで一日中ギターを弾いていた」なんてことはYO-KINGにはなかったのかな?それでもこれだけ名曲をたくさん作り、後輩にリスペクトされる存在であるYO-KINGは、本当に「才能の人」なんだなー。その魅力的な人間力も含めた「才能だけ」でここまで上り詰め、ここまでやってこれた。いやほんと、才能は何よりも強いなー。


私は演奏はヘロヘロだと思ったわけですが、そう考えるとやはり桜井さんの存在は大きい。ツッコミ(最近は桜井さんの方がボケだけど)だけでなく、演奏面でもYO-KINGのよき相棒です。真心ブラザーズっていいバランスだなー。


何曲かノンストップで演奏した後、MC。
「来年、真心ブラザーズは30周年なんですよ。自称28歳なんですけど。周年が年齢を追い越すという」
「ライブのときに緊張する人としない人がいますが、僕は皆さんお気づきだと思いますがまったく緊張しないんです。で、僕は真心ブラザーズもやっているんですが、メンバーの…誰だったかな、彼も緊張しないんですよね」
何で桜井さんの名前を忘れるフリをするのだ!w


ラストは『Heyみんな元気かい』。しかし私は曲を聴きながら緊張していました。終わった後、またこの通路を通るのです。何か声かけていいものか、握手を求めたりしてもいいものか。どこまで許されるんだろう。
来ました!「(蚊の鳴くような声で)…よかったです…!」そして握手をしてもらおうと少し手を伸ばしたのですがYO-KINGにそんなそぶりはなく、指先が袖口に触れただけでした。すみませんでした!


ライブは50分くらい。どうだったのかなー。YO-KINGファン、真心ファンでない人に伝わったかなー。ちょっと厳しい気がするなー。人としての魅力や器は伝わったかもしれませんが、曲の良さは厳しいかもしれない。それは演奏がアレだったから…。
とはいえ、個人的には(通路での接近遭遇を除いても)いちばん間近でYO-KINGを見ることができてとてもうれしかったです。演奏はアレだったけど。セトリも「もっといい曲たくさんあるのにー」とも思いました。


後攻あいみょんはまた次回書きます。


日々とポップス

日々とポップス

楽しい人は世界を救う

楽しい人は世界を救う

IT’S MY ROCK’N’ROLL

IT’S MY ROCK’N’ROLL

愛とロックンロール

愛とロックンロール

音楽とユーモアの旅

音楽とユーモアの旅

DEFROSTER ROCK

DEFROSTER ROCK

このライブ前にソロ曲を聴き直していたのですが、私は『デフロスタロック』がいちばん好きだなー。『遠い星と近くの君』や『外ばっか見てる』は真心でもやってほしい。『RELAX~OPEN~ENJOY』に代わるライブラスト曲にできるくらい大名曲ですよ。

2018年1月ツイートまとめ(その2)
































































































2018年1月ツイートまとめ(その1)
































































最近聴いた曲ひとこと感想(2018年1月)

新作だけでなく、旧作も含めて、最近聴いた曲の感想です。聴いたけど全然よくなかったものは載せません。


米津玄師『BOOTLEG

BOOTLEG

BOOTLEG

2016年が星野源の年なら、2017年は米津玄師の年でしょう。世間がそう思っていないのは彼がテレビに出ないから。
もともとボカロPで自分の歌声を持っていなかった彼は歌うようになり、ライブをするようになり、やったことないダンスでも才能を開花させました。こんな少年マンガの主人公みたいな話あるのね。
私は彼の過去のアルバムもいくつか聴いてきましたが、そんなにはまりませんでした。でも、このアルバムはさすがにすごい。「才能あるなー!」というのがビシビシと伝わってきます。
ただ、才能あるのは分かるしこのアルバムが素晴らしいのも分かるのですが、やはりそこまではまらないのです。
何でだろう。
たぶん、彼の前のめりのリズム感が、後ろ目リズムを好む私とマッチしないのだと思います。この辺は良し悪しではなく好みの話。
また、先日の『関ジャム』で蔦谷好位置さんが指摘していた「コードの構成音にないメロディーを当てることによりテンション(緊張感)を生み出す」も、私の好みじゃないんだろうなと思いました。私がアコギ村出身だから。
それでも、このアルバムが素晴らしいこと、彼の才能がものすごいことは理解するし、いいアルバムだなとは思っています。
ただ、タイトルダサくね?


エンジョイミュージッククラブ『FOREVER』

FOREVER

FOREVER

『ゴッドタン』の「マジ歌選手権」でバカリズムが元ネタとして使っていたので聴いてみました。スチャダラmeets□□□(クチロロ)みたいな感じ?
こういう音楽を聴くと「音楽って『上手いか下手か』ではなく『楽しいかどうか』という価値観もあっていいよなーと思います。
で、彼らは「楽しい」のですが、5年後も聴いているかというと怪しい。


ぼくのりりっくのぼうよみ『Fruits Decaying』

彼のアルバムは毎回聴いています。ラップも上手いしメロディも歌えるので私好みなのですが、そこまではまらない。たぶん発声が好みじゃないのかな?ラップなのでもっとアタックの強い声の方がいい。一聴して何を言っているのか分からない。あと、韻が甘い。
今回はソイルの人たちと何曲か一緒にやっていて、トラックがとてもカッコいい。でもまあ、それくらい。メロディもリリックも、決め手というかパンチラインがないんだよなー。


Sumika『アンサーパレード』

アンサーパレード

アンサーパレード

何と今年武道館2Days(しかも平日)をするということで、え?そんなにすごいの?全然知らないけど!と思って聴いてみました。
うん、よい。ポップだ。アコギジャカジャカのコード進行とメロディから、少しひねりを入れて工夫をしている感じ。
でも、歌詞もメロディも歌唱力もどれも高得点ですが、飛び抜けている感じはしないんだよなー。
例えば『sara』の中に「24時間中7万秒君のことを考えている」という歌詞がありますが、それがどれだけその子のことを思っているかの切迫感が分からない。ちなみに1日は86,400秒ですので、それを知っていれば「ほぼ一日中!」となるのですが、そんなの分からないので「お、おう」くらいにしか感じない。。
あと、『明日晴れるさ』の「今から僕が歌うこの歌は世界を救うようなスケールではなくて現在目の前で戦うあなたの幸せをただ願う歌だ」という歌詞も、ダサく感じます。それを、もっと別の言葉で歌詞にしてよ。それこそが「表現」ですよ。
でもまだ私は彼らの全体像をつかんでいない。他のアルバムも聴いてみます。


Shiggy Jr.『SHUFFLE!EP』

SHUFFLE!! E.P. (初回限定盤)

SHUFFLE!! E.P. (初回限定盤)

タイトル通り、どの曲順でも聴ける独立したポップソング5曲を収めたミニアルバム。
Shiggy Jr.はデビュー当時から「彼らは来る!」「いきものがかりの次を担うのは彼らだ!」と思っていたのですが、どうもぱっとしない。確かに、アルバム『ALL ABOUT POP』は、期待していた割にはいいと思えない作品でした。
で、今作。曲は相変わらずいいのですが、池田智子さんの声があまり好みじゃないんだよなー。女の子っぽい声ですが、キンキン成分が強すぎて、耳が痛い。もう少しまろやか成分がほしい。
このバンドのすべての曲を作っている原田さんはたまにボーカルも取るのですが、私、彼の声が好きなのです。なので、ゲスとindigoとDADARAYを掛け持ちしている川谷絵音のように、別バンド・ユニットでボーカルとして活動してくれないかな。この声を埋もらせておくのはもったいない。


うーん、今回はあまりドンピシャにはまった作品がなかったので辛口コメントばかりで申し訳ない。こればっかりは「評価」ではなく「好み」なので仕方ない。