才能の人
昨年あいみょんにはまりまして↓のエントリを書いたのですが、ライブにまだ行ったことがなく、何かないかなーと探していたら、何と真心ブラザーズのYO-KINGとの対バン弾き語りライブがありました。これは私のためのライブだ!と思い、行ってきました。
ese.hatenablog.com
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会場は渋谷ラママ。ラママは初めて来たのですが、私がこれまで来たことのあるライブハウスとは違っていました。まず、イスがある。これは今回が弾き語りライブだからですよね。普段はスタンディングなんですよね?
HPを見るとこの会場はロッカーがなくクロークだとあったので、入場時にクローク袋を申し込むと、なんとその場で入れろと。えー、ここで?仕方なくコートを脱ぎカバンを下ろし、入れました。で、下りて行ったらイスでみんなもう座っていて荷物もコートもイスに置いてあるのです。えー、そうなの!じゃあクロークいらなかった!早くにイスを確保すればよかった!くそう。
もう座れないので適当なところに立って待っていたら「そこは通路なので立たないでください」と注意されたりする。どこが通路でどこが客席なのか分かんねーよ!
それでもおとなしく隅っこに立って待つ。ここ、開演前のSEとか注意アナウンスとかないのね。
スマホをいじりながらぼけーっとしていたら、客電が落ちて私の隣からYO-KINGが出てきました!!えー!ここ、楽屋からステージへの入り口なの?舞台の袖から出てくるんじゃないの?
生涯でいちばんYO-KINGと接近遭遇をしてしまったのに、私はスマホをポケットに入れようとしていたので、ご尊顔をきちんと拝見することができなかった!エセ一生の不覚!!
お気軽な感じでステージのイスに座り、まずはトーク。
「あいみょんと楽屋でいろいろしゃべった。すげーいい子っぽかった。20代だったら恋していたと思います。この後ウェディングドレスで出てくるって言ってました。今からモヒカンにするって言ってました。アンコールではふたりでプロレスをします」
相変わらずのテキトートークですが、たぶん今日のお客はあいみょんファンがほとんどなのであまり伝わらないややウケでした。あー、こういうとき桜井さんがいたらツッコんだり転がしてくれたりしたのに!と桜井さんの存在の重要性を再確認したオープニングトークでした。
1曲目は『マイバックページ』。聴いているお客さんはこれがボブ・ディランの曲だって知っているのかなー。
セトリはこちら。
https://twitter.com/iitoco3652/status/959463626921799681
自分では覚えていられないし、このライブはナタリーでレポがあることもないだろうから、こういうのはありがたい。
このセトリのとおり、ソロ曲だけでなく真心の曲もたくさんやってくれました。うれしい。
でも、曲の説明を一切しないのですよ。これはソロでこれは真心でとか、これはキンキキッズに提供した曲だとか。何の説明もなくどんどん曲を演奏する。あーん、もったいない。
あと、演奏が結構上手くなくてびっくりしました。YO-KINGはエレキが上手くないのは知っていましたが、アコギの弾き語りは真心で何度も聴いていて「アコギの弾き語りは上手いなあ」と思っていたのに、上手くない。ちょっと言い過ぎですが、私と同じくらいの弾け具合でしたよ。テンポも一定でなく、コードを探しながら弾いている感じ。全部指弾き・アルペジオなので音がミュートされていることがしばしば。もっとピックでジャカジャカストロークで弾けばいいのになーと思いまながら見ていました。ロックンロールフレーズが好きなのはよく分かった。キーEやAで4フレット・5フレットを薬指と小指でジャカジャカするやつ。
なのに、聴けちゃう。それはあの声、そしてメロディの強さ。
真心として30年でも、ギターに触れたのはもっと前なわけですから、もっとギターが上手くなっていてもいい。よくミュージシャンが言う「寝るまで一日中ギターを弾いていた」なんてことはYO-KINGにはなかったのかな?それでもこれだけ名曲をたくさん作り、後輩にリスペクトされる存在であるYO-KINGは、本当に「才能の人」なんだなー。その魅力的な人間力も含めた「才能だけ」でここまで上り詰め、ここまでやってこれた。いやほんと、才能は何よりも強いなー。
私は演奏はヘロヘロだと思ったわけですが、そう考えるとやはり桜井さんの存在は大きい。ツッコミ(最近は桜井さんの方がボケだけど)だけでなく、演奏面でもYO-KINGのよき相棒です。真心ブラザーズっていいバランスだなー。
何曲かノンストップで演奏した後、MC。
「来年、真心ブラザーズは30周年なんですよ。自称28歳なんですけど。周年が年齢を追い越すという」
「ライブのときに緊張する人としない人がいますが、僕は皆さんお気づきだと思いますがまったく緊張しないんです。で、僕は真心ブラザーズもやっているんですが、メンバーの…誰だったかな、彼も緊張しないんですよね」
何で桜井さんの名前を忘れるフリをするのだ!w
ラストは『Heyみんな元気かい』。しかし私は曲を聴きながら緊張していました。終わった後、またこの通路を通るのです。何か声かけていいものか、握手を求めたりしてもいいものか。どこまで許されるんだろう。
来ました!「(蚊の鳴くような声で)…よかったです…!」そして握手をしてもらおうと少し手を伸ばしたのですがYO-KINGにそんなそぶりはなく、指先が袖口に触れただけでした。すみませんでした!
ライブは50分くらい。どうだったのかなー。YO-KINGファン、真心ファンでない人に伝わったかなー。ちょっと厳しい気がするなー。人としての魅力や器は伝わったかもしれませんが、曲の良さは厳しいかもしれない。それは演奏がアレだったから…。
とはいえ、個人的には(通路での接近遭遇を除いても)いちばん間近でYO-KINGを見ることができてとてもうれしかったです。演奏はアレだったけど。セトリも「もっといい曲たくさんあるのにー」とも思いました。
後攻あいみょんはまた次回書きます。
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