やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

2020年2月ツイートまとめ(その1)










































橘玲『上級国民/下級国民』 感想(その2)

男の嫉妬は醜い


前半の引用まとめ・感想はこちら↓
ese.hatenablog.com
後半は世界の話。
④リベラル化する世界
紀元前1万年前に起きた「農業革命」は、人類にとって「人口爆発」という大きな変化をもたらし、18世紀の「産業革命」は「ゆたかさの爆発」を引き起こしました。
そして現代。ゆたかさ(本書では「豊かさ」ではなくひらがな表記をしています)を背景に、「私の人生は私が自由に選択する」という価値観が生まれます。今の感覚からすると「当たり前でしょ」ですが、それまでは、長男は家業を継ぎ、次男は出稼ぎに行き、女は親の決めた相手と結婚することが「当たり前」でした。

これは、どれだけ強調しても足りないほどの巨大な変化です。18世紀半ばの産業革命においてゆたかさの相転移が起きたとすれば、20世紀半ばに価値観の相転移が起き、ひとびとは新たなアナザーワールドを生きるようになりました。

※「相転移」とは、物理学で熱せられた水が水蒸気に変わるような出来事をいいます。


世界は、一貫してリベラルに進んでいます。
それが人種差別、フェミニズムLGBTなどあらゆる分野で「個人の自由」が認められるようになりました。しかしその反面、自由と結果は正の関係となり、能力主義と自己責任論がまかり通るようになりました。


私たちが生きている現代は「知識社会」です。もはやスマホなしでは生活は成り立ちませんが、スマホの構造がどうなっているのかなんて誰も知りません。最先端のテクノロジーを開発する少数の知識層とデジタル難民の大きな乖離。
テクノロジーの爆発によって知識社会が到来し、自由な自己実現を目指せる社会になりました。これが「リベラル化」です。
進化したテクノロジーは国境を越え、ヒト・モノ・カネの移動を活発にすることが可能になりました。これが「グローバル化」です。

このように、「知識社会化」「リベラル化」「グローバル化」は三位一体の現象です。

この大きな流れは変わりませんが、世界ではその反動も起きています。


アメリカ社会の分裂
世界はリベラル化しているにも関わらず、「右傾化」しているように見えます。また、「反知性主義、保守化、排外主義」が力を持ちつつあります。トランプ大統領の誕生、イギリスのEU離脱などもこのことを裏付けています。
それは、先進国を中心に「知識社会」に適応できない人たちが増えているからです。


知識社会が高度化するにつれ、仕事で要求されるスキルは高くなります。また、今まで工場で働いてた人たちは機械化・ロボット化により仕事を失います。
グローバル化により、経済の格差の拡大と経済の規模の拡大は同時に進行しました。そして、GAFAがどれだけ富を独占していると批判されようと、それにより私たちの生活は便利になっているのは事実です。また、グローバル化により世界全体では数億人が貧困から脱出しています。

ただし、ここには問題がひとつあります。世界が「全体として」ゆたかになった代償として、先進国の中間層が崩壊したのです。

上に書いた工場勤めのブルーワーカーだけでなく、小売店の店員やホテルの従業員などの職業も、移民などの賃金の安いライバルとともに、機械化・自動化のテクノロジーとも競争しなければならず、その結果給与水準は低いまま推移しました。
その結果、何が起きたか。

自己実現」と「自己責任」の論理が徹底されたアメリカでは、10億ドルのボーナスを受け取る投資銀行のCEOにはそれだけの価値があり、時給14ドルの若者にはそれだけの価値しかないことを、当の若者が率先して受け入れるようになります。

負けを受け入れる価値観。変わることが現実的と思えなくなってしまう格差。


現代の格差社会は「強欲な1%」と「善良な99%」という構図でイメージされますが、実際は違います。
下流の街では、下流の人たちの行動によりコミュニティが包括できる限界を超え、街全体が「新下流階級」へと落ちてしまいます。それに対して新上流階級では問題行動はごく少ない。
つまり、実際の「古き良きアメリカ(結婚・勤勉・正直・信仰)」の美徳は、「強欲な1%」の中に残されているのです。


アメリカの白人は、大きく「リベラル」と「プアホワイト」に分かれます。リベラルな白人は金融・教育・IT関係などの高収入な仕事に就いています。プアホワイトやホワイトトラッシュ(白いゴミ)と呼ばれる白人たちはラストベルト(錆びた地帯)に吹きだまり、黒人は不当に優遇されており、自分たちがアメリカ社会の最底辺に追いやられたと考えています。

白人はアメリカ社会のマジョリティですが、プアホワイトは意識のうえでは「マイノリティ(弱者)」であり「被害者」なのです。

彼らは自分たちの持っている武器が「白人」しかなく、自分たちは白人なのに黒人に「抜け駆け」されているために自分たちが不当に扱われていると思っているのです。そのため「Make America Great Again」をスローガンに掲げるトランプ大統領を支持するのです。
この、自分たちのアイデンティティが「白人」しかないという境遇は、日本では「日本人」に当てはまります。自分たちの意見に反する者は「在日認定」して排除するのです。こういう立場にいるのは、日本の「非モテの男性」なのです。


⑥知識社会の終わり
最後に著者は今後の未来の予測をします。
未来の制度設計の一つに「ベーシック・インカム」がありますが、著者はこれを否定します。それは、もしこの制度ができたら「出産ビジネス」が起きるからです。子供を産むだけで月額いくらか(例えば20万円)もらえるなら、男がやることはセックスだけです。

貧しいひとびとの「経済的合理的」な行動によって、裕福な国のベーシック・インカムは確実に破綻するのです。

確かにその通りだなー。
さらに、もしも「健康で文化的な生活」を保証することのできる「理想社会」が誕生したとしても、「幸福な社会」は実現できないと著者は予測します。

ベーシック・インカムでは「モテ/非モテ」問題は解決できないのです。
お金を分配するのと同じように、男に対して女を分配することはできません。

働く必要がなければ人生の興味は性愛に集中し、究極の自由恋愛の世界になる。そこは非モテが恐れるディストピアそのもの。
怖い!
しかし、私たちが生きている間にそんな社会はやってこないので心配しなくていいよ。


現代は、知識社会です。知能の違いにより経済の格差が生まれる。最新の技術を生み出している・理解している一部の人たちに富が集中しているのが現状です。
しかし、テクノロジーはどんどん進化します。AIの性能向上で人間の知能をはるかに上回り、誰もそのテクノロジーを理解できなくなる。

そうなれば「技術」と「魔術」の区別はつかなくなり、知能は意味を失って知識社会は終わることになります。

教育が意味を持たなくなる社会。果たしてそれはユートピアなのかディストピアなのか。

人工知能が人間の知能を超えるシンギュラリティ(技術的特異点)は2045年とされています。もしかしたら私たちは令和の時代のあいだに、臨界状態から相転移に至る「知識社会」の終わりを目にすることになるのかもしれません。

そんな社会、まだ想像できません。まさにSFの世界。そのとき、人間は何を考えて、何をモチベーションに生活をするのでしょう。


以上です。
前半は団塊の世代に対する新たな憎しみを覚え、後半では世界で起きている「世界はリベラルの流れのはずなのにそれに反する流れ」の正体を知ることができました。Twitterでよく目にする女性に暴言を吐く輩の正体も。非モテの男性だったんですね。
リベラルの流れが不可避だとすると、今後は今以上に「他人のことなんて知らね」という社会になっていくんだろうな。ノブレス・オブリージュなんて死語になるのかなー。


上級国民/下級国民 (小学館新書)

上級国民/下級国民 (小学館新書)

  • 作者:橘 玲
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/08/01
  • メディア: 新書

橘玲『上級国民/下級国民』 感想(その1)

結論。団塊の世代がいちばん悪い


橘玲さんといえば『言ってはいけない』が大ベストセラーで私も読んで衝撃を受けました。続編『もっと言ってはいけない』も読みましたが、こちらはまあまあ。どちらも『生まれた時点で既に人は違いがある』というDNA最強論で、この身も蓋もない言説は「じゃあ努力は無駄なのか(もちろん無駄ではないです)」という諦観でありつつ、「お前がダメなのは努力が足りないからだ」という体育会系・意識高い系の呪いを解く赦しでもありました。


そして本作。
タイトルである「上級国民/下級国民」という言葉は、当初は「専門家/非専門家」というニュアンスだったのが、最近になって一般人の怨嗟(ルサンチマン)のキーワードとして使われるようになりました。
「上流階級」「セレブ」「エリート」は「努力して実現する目標」「成り上がり・移動が可能」なのに対し、「上級/下級」は努力が及ばない自然法則のようなものだというのです。


それでは、本書からいくつか引用していきます。
①平成で起きたこと
バブル崩壊により大規模なリストラが断行され、正社員が減り非正規雇用が増えたというのが一般的な認識だと思います。しかし、事実(ファクト)はそうではありません。
1982年から2007年にかけての正社員比率は46%→46%と、変わっていません。いちばん低い時期で2002年の45%、いちばん高い時期の1997年で49%。ほとんど変わっていないのです。
女性は、1982年40%→1992年50%→2007年43%と、バブル期に一時増えただけであまり変わっていません。その代わり、無業者が減り非正規雇用が増えています。


それでは、「雇用破壊」はどこで起きているのでしょうか。それは、若者です。
正社員は1982年75%→2007年62%。非正規雇用は4%→15%、無業者は10%→16%。

だとしたら、結論はひとつしかありません。平成の労働市場では、若者(とりわけ男性)の雇用を破壊することで中高年(団塊の世代)の雇用が守られたのです。


②令和で起きること
上で書いたようなことがなぜ起きたのか、なぜ「団塊の世代の雇用を守るために若者の雇用が破壊されている」という報道・世論にならないのか。これも簡単です。団塊の世代がそのような話題を望んでいないから、報道されないのです。
オランダでは「パート」と「フルタイム」の違いは勤務時間のみで、それ以外の労働条件は同じです。同一労働同一賃金ですね。

こうしたことは日本のマスメディアではほとんど紹介されませんでした。それは日本の主流派が「正社員」であり、マスコミの記者の大半が「正社員」だからでしょう。オランダのようなリベラルな「働き方改革」をやれば、正規と非正規の「身分」の違いはなくなり、彼らの既得権はすべて否定されてしまうのです。


ここで、面白い事実を知りました。
フランスでは実質最低賃金が世界一なのに、経済があまりうまくいっていない。その原因は「高い給料を払うなら新人(若者)ではなく経験者(中高年)を雇う」から。
なるほどー。私は最低賃金の引き上げに賛成派ですが、その国・地域の実力以上の引き上げは「若者の」雇用にはマイナスになるのか。


日本の話に戻る。

マスコミも含め日本の企業や官庁、労働組合などを支配しているのは「日本人、男性、中高年、有名大学卒、正社員」という属性を持つ”おっさん”で、彼らが日本社会の正規メンバーです。そんな”おっさん”の生活(正社員共同体としての会社)を守るためには「外国人、女性、若者、非大卒、非正規」のようなマイノリティ(下級国民)の権利などどうなってもいいのです。

2003年頃、ある新聞で「中高年の雇用を過剰に保護していることが若年層の失業を招いたのではないか」という連載記事を載せたところ、団塊の世代から猛烈な抗議があり、この企画は封印されてしまいました。

もはや活字を読むのは、この世代(団塊の世代)しかいなくなりました。新聞にせよ、出版にせよ、活字メディアにとって団塊の世代を批判することが最大のタブーになっているのです。
日本がなぜこんな社会になったのか、よくわかるエピソードだと思います。

「最後に残った数少ない読者」を刺激したくないもんねー。


遅まきながら、最近徐々にではありますが「働き方改革」が進んできました。これは、団塊の世代が現役を引退したからようやく可能になったのです。

1970年代から半世紀のあいだ、団塊の世代は一貫して日本社会の中核を占めていました。
どのような政党が権力を握ろうとも、彼らの利益を侵すような「改革」ができるわけはありませんでした。

働き方改革は進みそうです。では、老後の年金問題はどうか。

平成が「団塊の世代の雇用(正社員の既得権)を守る」ための30年だったとするならば、令和の前半は「団塊の世代の年金を守る」ための20年になる以外にありません。

またお前らかよ!


未来の予測は難しいですが、人口動態についてはほぼ正確に未来を知ることができます。つまり、現代のような超高齢化社会が訪れることはずっと昔から分かっていたことです。だとしたら、なぜ現代はこのような状況なのか。

団塊の世代は政治家にとって最大の票田です。彼らの死活的な利害が「会社(日本的雇用)」から「年金」に移ったことで「働き方改革」は進められるようになったものの、年金と医療・介護保険の「社会保障改革」はますます困難になりました。

だったらどうするのかというと、その若手官僚によれば「ひたすら対処療法を繰り返す」のだそうです。年金が破綻しそうになったら保険料を引き上げる。医療・介護保険が膨張したら給付を減らす、それでも駄目なら消費税率を少しだけ上げる。そうやって20年耐え続け、2040年を過ぎれば高齢化率は徐々に下がっていく。
だったらなぜ「改革」などという危険なゲームをしなければならないのか。これが「霞が関の論理」だというのです。

とにかく団塊の世代がいいとこ取りして、その下の世代はそのしわ寄せを受けまくってきて、それは今後も続くということですね。


ここまで世代の話。団塊の世代が根こそぎ持っていったため、そして次の世代に何も残さなかったため、今の日本の現状があります。しかしその事実をマスコミは報じないため、この世代は「今どきの若者は」と言っているのです。


③「モテ/非モテ」の分断
動物の生きる理由は「子孫を残すこと」で、人間の場合、その戦略は男女で違います。男は「女がいたら片っ端からセックスする」で、女は子育てのために「長期的な支援を受けられる関係性を築くこと」です。

進化論的には、「愛の不条理」とは、男の「乱交」と女の「選り好み」の利害(性戦略)が対立する。

そうはいっても現代の男は手当たり次第セックスしているわけではなく、一夫一妻制が社会のルールとして定着しています。
しかし、「現実」はそうではないようです。
50歳時点でいちども結婚したことない男性は23.4%に対し、女性は14.1%です。男女の数がほぼ同じなのになぜ未婚率の差がこれほど大きいのか。それは「一部の男性が複数の女性と結婚しているから」です。

もちろん離婚には金銭的・精神的に大きなコストがかかります。弁護士を雇うなどしてこうしたトラブルを穏便に解決できるのは、それなりに社会的・経済的地位のある男性でしょう。そしてこの男性は「持てる者」であることによって「モテる」のです。

厳しい現実!しかし、この後、もっと厳し現実が突きつけられます。

現代日本において、男にとっての共同体は会社(仕事)であり、ビジネスで成功して大きな富を得ることで女性の注目を集めます。これは逆にいうならば、(非正規やフリーターなど)ビジネスで成功できない「持たざる者=下級国民」は会社共同体から排除され、さらには性愛(モテ)からも排除されてしまうということです。

二重の排除!

「モテ」の男性は女性と利害関係が対立しませんから「男女平等」の理念に共鳴し、家事・育児にも積極的に関わって「イクメン」と呼ばれます。それに対して「非モテ」は、自分たちが性愛から排除され、女性から抑圧されていると考えるので、女性の権利を拡大しようというフェミニズムと敵対します。

これがミソジニー(女嫌い)の構造です。


男性は女性に比べて幸福感が低い。それは、社会的にはマジョリティである男性のうち、「非モテ」の男性(それは経済的な弱者でもある場合が多い)の幸福感が低いのです。
そしてこの「社会的マジョリティなのに抱く不満」は日本だけでなく、世界的な構造であることがこの後語られます。人種問題のない日本ではそれは「男性/女性」ですが、アメリカでは「白人/黒人・ヒスパニック」という形で顕在しています。


本はまだ続きますが、長くなったのでここで一旦切ります。


上級国民/下級国民 (小学館新書)

上級国民/下級国民 (小学館新書)

  • 作者:橘 玲
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/08/01
  • メディア: 新書

ミイラとチームラボとTeNQ、過去と未来と宇宙。

ミイラははしゃげない


東京で美術館や博物館に行くとき、土日だとめちゃめちゃ混むので、わざわざ平日に休みを取って東京に遊びに行きました。
www.tbs.co.jp
f:id:ese19731107:20200124095132j:plain
f:id:ese19731107:20200124114904j:plain
ミイラ展です。上野の国立科学博物館
f:id:ese19731107:20200124095617j:plain
中は撮影禁止。そうかー、最近の展示会は撮影OKが多いのに残念だなー。


と思いましたが、中に入って納得。だって、ミイラだもの。ミイラって、死体だもの。そりゃ撮影不可だわ。
中は、思いのほかミイラの現物が多い。恐竜の化石は「骨」だし「動物」だし現存しない半ば架空の生き物だからリアルな「生命」「死体」の印象はありませんが、ミイラは肌や髪の毛が残っているし人間だし、これは死体です。
はしゃげない。厳粛な気持ちで見るしかない。


また、ミイラについてはまだ学術的な研究がほとんどなく、「そうだったのか!」という知的好奇心をくすぐる記述はあまりありませんでした。
それでも、ミイラってエジプトのイメージが強いですが、全世界にあるのね。チリやペルーなどの南アメリカパプアニューギニア、ヨーロッパなどなど。乾燥した地域でしか作れないと思っていましたが、オランダの湿地帯でも作れていた。こういうのは屍蝋化でのミイラでエジプトのミイラとはまた別ものですが。


で、ミイラの本場といえばやはりエジプト。死んだあと、魂が戻ってこれるように体を保存しておくためにミイラを作るのです。
作り方は、心臓を除く内臓を取り出し、専用の壺みたいな入れ物に入れる、脳みそは耳かきみたいなもので掻き出して同じように入れ物に入れる。ああもう、書いているだけでぞわぞわする。これを仕事としてやっていた人がいるんでしょ?頭おかしくなっちゃうよ!
あと、魂が戻ってきたとして、心臓しかなかったら復活できないのでは?その辺は疑問視しないのかな?一応の理屈はあったのかな?


ミイラは漢字で「木乃伊」と書きますが、日本のミイラは「即身仏」の方がしっくりきますね。そして、日本のミイラはエジプトのミイラと違って「自らミイラになる」という部分がいちばん違う。
昔、少年ジャンプで本宮ひろ志の『ばくだん』というマンガがあって、僧侶がミイラになってたな、とか思い出しました。


もちろん湿っぽい展示ばかりではなく、映えるスポットもあります。
f:id:ese19731107:20200124105502j:plain
自分の顔をミイラに変身させるプリクラみたいな機械。変身したあと、QRコードが出るのでそれを読み取ると自分のスマホにダウンロードできます。
これ、2種類変身できて、私がやったのはツタンカーメンバージョンだったのですが、正直ツタンカーメンが強すぎて自分の顔がよく分からない。あまり自分感がない。


というわけで、ミイラ展おしまい。見る前は恐竜とかマンモスくらいの気持ちで見に来たのですが、実際見るとそんな「楽しい!面白い!」という感じではありませんでした。もっと厳粛な気持ちで「そんな歴史が…。興味深い…!」って感じ。
ミイラの現物を見ることなんてめったにないので、お好きな方はぜひ。2月24日まで開催中です。
f:id:ese19731107:20200124115255j:plain
そして出るといつもこのクジラ撮っちゃう。私のスマホに何枚このクジラはいるのか。


お次は、チームラボ。
チームラボは過去何度か体験したことあるのですが、今回は豊洲のチームラボ。お初です。
ese.hatenablog.com
ese.hatenablog.com
ese.hatenablog.com
f:id:ese19731107:20200124135720j:plain
f:id:ese19731107:20200124135709j:plain
ここのチームラボは、水の中を歩く箇所があるため、入ってすぐロッカーで靴を脱ぎます。もちろん靴下も。
f:id:ese19731107:20200124140823j:plain
f:id:ese19731107:20200124140917j:plain
入っていきなり水の流れる上り坂!
上りきるとタオルで足を拭く場所があります。ここ、一日で何枚のタオルが消費されるのだ!
f:id:ese19731107:20200124141031j:plain
f:id:ese19731107:20200124141118j:plain
柔らかいブラックホール
ここ、巨大なビーズクッションがいくつも敷き詰められていて、一歩踏み出すとずぼーっと足が飲み込まれます。進むの大変。
写真にあるようにここで寝ている人多数。実際眠っているのでは?という人も多数。私も寝てみたかったのですが、混んでいて体を投げ出せるスペースがなく、泣く泣く断念。


この後は、ひたすら映えるスペースばかり。適当に写真を貼っていきます。
f:id:ese19731107:20200124141307j:plain
f:id:ese19731107:20200124141338j:plain
f:id:ese19731107:20200124142117j:plain
f:id:ese19731107:20200124142752j:plain
f:id:ese19731107:20200124143039j:plain
f:id:ese19731107:20200124143230j:plain
f:id:ese19731107:20200124143456j:plain
f:id:ese19731107:20200124144235j:plain
f:id:ese19731107:20200124144904j:plain
あー楽しかった。お台場のチームラボは、恋人でも家族でも楽しめるけど子供連れの方がより楽しいかも。こちらも恋人でも家族でも楽しめるけど、恋人と来る方がより楽しい。気になっている異性と一緒に来たら告白→OK→チューまでは保証します!


まだまだ行くぞー。
www.tokyo-dome.co.jp
TeNQです。宇宙が好きだから。
ここは最初にプロジェクションマッピングの映像を見て、足下に広がる大きなスクリーンの映像を見て、その後展示室へ。映像コーナーは撮影不可なので写真ありません。
f:id:ese19731107:20200125104911j:plain
f:id:ese19731107:20200125105003j:plain
f:id:ese19731107:20200125105111j:plain
f:id:ese19731107:20200125105131j:plain
f:id:ese19731107:20200125105234j:plain
ここも映えるスポットたくさんあったのですが、全然撮ってない…。説明文を撮っているだけの私のスマホ
f:id:ese19731107:20200125105947j:plain
f:id:ese19731107:20200125110237j:plain
f:id:ese19731107:20200125110135j:plain
f:id:ese19731107:20200125112344j:plain
絞り出してこの程度…。


正直、TeNQはイマイチでした。プロジェクションマッピングのような技術ものは数年経つだけですぐに劣化する。プロジェクションマッピング懐かしいな、くらいの感覚でした。足下に広がる巨大なスクリーンも、これだったら国立科学博物館のシアター360°の方がいいな、と思ってしまいました。最先端や斬新を維持するのは難しい。
宇宙の展示は「きれい・すごい」のビジュアルやイメージの展示にするか、最先端の研究結果を分かりやすく披露する知識欲刺激にするか、のどちらかに振るべきだと思っていて、一般向け(常設展示)としては前者だと思うのですが、それだったらもっと工夫と改善・更新が必要だなー。宇宙はいつでも最新であってほしい。


というわけで、冬の東京旅。東京はいつでも楽しめる場所がいくつもあっていいなー。私の地元なんてイオンがいちばん賑わっているスポットだよ…。


チームラボって、何者? [DVD付]

チームラボって、何者? [DVD付]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2013/12/19
  • メディア: 単行本

2020年1月ツイートまとめ(その2)