やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

『岡村靖幸 2021 SPRINGツアー 操』に行ってきました! 感想

やっぱりライブは生命維持装置


岡村靖幸 2021 SPRINGツアー 操』の初日に行ってきました。当初は1年前にアルバムリリースツアーとして開催されるはずだった本ツアー、緊急事態宣言の延長にも負けずついに初日!
私個人としても、ライブは去年の1月以来。コロナは私たちからいろいろなものを奪っていきました。私にとってライブは単なる娯楽ではなく日々の活力であり明日への希望であり、生命維持装置なのです!


当日、渋谷は嵐。
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ここは渋谷公会堂ではなく、LINE CUBE SHIBUYAです。渋公って言っちゃうけど。


開場時間に着きましたが、全然進んでいない。コロナ渦でのライブということで、やることたくさん。まず、事前に入力してもらった問診票の確認、入力していない人は紙に記入、チケットにスタンプを押し、検温をし、消毒液を吹きかける。やることたくさん。嵐吹き荒れる中、ひたすら待つ。
多分、次回以降のライブではこの辺のもたつきは改善されていくことだと思います(希望)。そもそも、問診票の入力なんてきちんとアナウンスしてなかったもんな。Twitterやっていなかったら私も気づきませんでしたよ。V4さん、もっとアナウンスしてください。


やっと入場。
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おお、LINEだな。
今回、私は3階席。しかも後ろから2列目。久々のライブでこの席??いくら久々のライブだから見れるだけでいいやと思っていても、こんな後ろかよ!
中に入るまではこんな感じで愚痴っていましたが、いざ席に座ると、思ったより近い!3階席ですから高さは照明より高いですが、距離はそんなでもない。悪くないぞ。
そして、左右に人がいないのは、快適。デンスし放題だぜ!


開演前SEは『火の鳥』、目の前は薄紫のカーテン(撮影禁止なので写真はない)。いつもの岡村ちゃんライブですが、実際はどう違うのかな?


さあ、開演!
オープニングは『ぶーしゃかLOOP』!カーテンオープンまでもっとタメがあってもいいかなと思いましたが、これもコロナのせいだな。
続いて『成功と挫折』『インテリア』『ステップアップLOVEとアルバム『操』の流れで続きます。
『成功と挫折』は後半のギターソロが肝ですが、もちろんライブでは田口さんが大活躍!ここ、タッピングしながらチョーキングもするの?すごいな。


ここまで、1曲終わるごとに「フォー!」と叫ぶ人がいましたが、それ以外はみんな歓声を必死にこらえて拍手とお手振りで岡村ちゃんに応えます。
私個人も、ここまではあまり違和感なし。曲のキラーフレーズを叫べないとかコール&レスポンスができないとかはありますが、そんなに不自由さはありません。叫ぶ以外にもお客は「ライブを楽しんでいるぞ!」「盛り上がっているぞ!」を伝えることはできるのです。


続いて『ぐーぐーちょきちょき』。この異色の新曲の置き場所はどうするのかなーと思っていましたが、ここでしたか。
そしてここで、まさかの前半戦クライマックスが訪れようとは、このとき誰も想像できませんでした。
曲の終わりで岡村ちゃんが「ちょきちょきちょきちょき」とダブルピースするだけで超面白いのに、さらに三三七拍子までしてくれるとは!
しかしこの曲はまだ終わらない。「俺がぐーって言ったらぐー(頭の上で○を作る)」「ちょきって言ったらちょき(アゴの下でYの字を作る)」「ぱーって言ったらぱー(普通に両手パー)」と、歌いながら説明してくれる岡村ちゃん
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(ちょきはこれの両手バージョン)
いやもう、最高です。これ、リハーサルで「こういうポーズがいいかな。こっちはどうかな」など、考えながらポーズ作っていったのかなー。こういうこと考えるとさらに面白い。


『俺たちのバッシュー』は、Twitterではあまり好評でないような気がするのですが、私は好きです。アルバム収録するときはもっとバキバキ濃密ゴージャスアレンジにしてください。
『少年サタデー』は、やはりシングルの強さを持っていないと思いますが、ライブで聴くと軽やかでいい曲だ。判官贔屓ですみません。


ここで岡村ちゃん一旦退場。バンドタイムです。
今回、ドラムとトランペットの方が新しくなっています。岡村サウンドはファンクがベースですが、ライブでは同期サウンドなので、タイトなドラムも要求されます。これまでのドラマー上さんは「パワフル+タイト」でしたが、今回の佐藤さんは「タイト+しなやか」な感じがしました。タイトでありつつ粘りもある感じ。ファンクと相性もよく、とてもよかったです。
そして、今回のバンドタイムの曲、とてもよかったです!もう何も覚えてないけど、とてもいい曲だった!


岡村ちゃん戻ってきて洋楽カバー。しかし、私は知らない曲でした…。
www.youtube.com
(今聴いても覚えてない…)
続いて鈴木雅之さんに提供したLuv or Trap』のセルフカバー。これ、アレンジ違っていましたよね?聴いている最中、「知っているはずなのに分からない…」とずっともどかしい思いをしていました。
さらに、このアレンジのまま『家庭教師』!ここ、めちゃめちゃよかった!!同じ伴奏で違う曲に移行するやつ、好きなんです。
さらに『Lion Heart』『彼氏になって優しくなって』。『彼氏に~』はリズムかアレンジが変わっていた気がするのですが、どうかしら。
『Out Of Blue』で中盤のクライマックス。イントロのフレーズが聞こえるだけで切なくなっちゃう。


岡村ちゃんはセットの奥側に引っ込んで休憩。その間はベースの横倉さんがMCでつなぎます。


コロナ渦のMCは岡村ちゃんという独特な手法で乗り切ったが、問題はこの次。
『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』『だいすき』、この2曲を無言で聴くのは辛かった!叫んだり合いの手入れたりしたいのにできないもどかしさ。ライブでのキラーチューンであるこの2曲は、ライブという双方向コミュニケーションの場においてもとても重要なんだなということを身に沁みて感じました。


カーテンが引かれて第一部終了。手拍子で待ちます。
いつもはこの間に弾き語り用のギターやエレピがセッティングされるのでカーテンが動くのですが、今回はその動きなし。そうか、コロナだからあまり前に出ないでやるのかな、とこのときは思っていました。
そしたら、いきなり美声が聞こえてきました。え?これ、岡村ちゃんの声?すげーいい声じゃん!まるで別人のような美声にびっくりしているとカーテンが開かれ、岡村ちゃんが歌っていました。
ビリー・ジョエル『New York State of Mind』。今回のライブ、オープニングは「岡村ちゃん、声出てる!気合い入ってる!」と思いましたが、途中「あれ?」と感じるところもあり、張り切りすぎて声のスタミナ持たなくなっちゃったのかなと思っていたのですが、ここで復活してきた!


続いて『赤裸々なほどやましく』。アルバムでもラストの雰囲気を纏うこの曲は、ライブで歌われると「ああ、もうすぐ終わっちゃう」と思ってしまいますね。
そしてエンディングへ。『愛はおしゃれじゃない』『ビバナミダ』でまさに涙涙のライブ終了。
時計を見るとまだ19:30。岡村ちゃんのライブとしてはとても短い!確かに濃縮バージョンって感じだったもんな。普段ならあと1ブロックあった。そして弾き語りはなかった。残念。コロナについて、ライブ延期について、ようやくの開催について、岡村ちゃんの口から聞きたかったなあ。
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ライブ終了後は規制退場。もちろん3階席は一番最後です。でも、待っている間に写真撮れたしトイレにも行けたし荷物まとめたし、特に不自由はありませんでした。


コロナ渦でのライブ。声を出せない分拍手手拍子お手振りなどで応えるのですが、それでもやっぱり物足りない。いや、正直にいうとそこまで不自由は感じませんでした。マスクの中で口パクをして、あとはいつもと一緒。ただ、曲によっては私たちの声があって初めて完成する曲もあるので、そういうときは本当にもどかしい。
岡村ちゃんは、ライブ開始時はいつも変わらないそぶりでしたが、途中はとても張り切っていたように思えたし、それでも私たちからのレスポンスがないと「頑張っちゃうぞ」が足りないような気もしました。


コロナ渦でのライブ。そもそもライブができない、できたとしても様々な制限がたくさんある、途中関係者に感染者が出たら即アウトと様々な困難がありますが、それでも悪いことばかりではありません。
両脇に人がいないとダンスし放題だし、開始時間終了時間が早いと私のような地方民でも日帰りが容易になるし、『ぐーぐーちょきちょき』のようなコロナ渦だからこそ生まれたライブ表現もあるし。
とはいえ、客席半分じゃ売上も半分だし(少し値上げしても2倍というわけにはいかない)、入場時の様々な手間はコスト増だし、この時期まだライブに行くのは躊躇うなという人もいるでしょうし、やる側は大変ですよね。


それでも、それでもやっぱり楽しかった!3階席最後列のひとつ手前という場所であっても、とても楽しかったです。素晴らしい音楽を素晴らしい演奏と素晴らしい音響と素晴らしい照明で体感できる。ライブはやっぱり楽しい。
ライブは私の生命維持装置です。
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セトリはこちらのブログを参考にしました。
er18415614.hatenablog.com


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ディズニーランド、やっぱり超楽しかった!

おっさんも魔法にかかる


ディズニーランドに行ってきました。前回行ったときはまだマイケル・ジャクソンの『キャプテンEO』(2014年終了)がやっていたので、20年近くぶり。
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緊急事態宣言が解除されているであろう日を選んでチケットを取ったのですが、まさかの延長。おかげで開園時間は遅くなり、閉園時間は早まるという事態になりましたが、まあ自分たちの体力を考えたらそれでちょうどいいくらいだろうと思い、現地へ。


前日の午後に到着し、ボン・ヴォヤージュへ。当日お土産で悩んでいる時間はない!あと、荷物増やしたくないので今日のうちに買っておこう。
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めっちゃ混んでる!コロナ渦なので空いていると思ったのに。まあ、そういう私みたいな人が多いからこの混雑ぶりなのでしょうが。
この時期なので、周りの人たちに行くことは言っていません。買うのは実家へのお菓子くらい。すぐ買ってすぐ出る。


宿へ向かう。
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さすがにディズニーホテルは泊まれない(お高いから!)けど、近場のいいホテルへ。
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部屋はそれほど広くないですが、風呂とトイレは別だし空気清浄機や消臭スプレー他アメニティは万全に揃っていて、とてもよい。さらに温泉大浴場もあります。もちろんサウナも!私が宿に求めるものはすべて揃っています。


夕食もホテルにて。
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ビールを飲み、シャンパンも飲む。
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ちょうど夕暮れのマジックアワーで景色もよい。
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お肉なのでワインも飲んじゃえ。
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調子に乗ってきたので日本酒もいっちゃおう。
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美味しい料理を食べ、美味しいお酒を飲んでいたらすっかり夜。夜景もきれい。遠くにスカイツリーも見える(見える?)。
その後温泉サウナをキメて、幸せな気持ちで就寝。


翌朝。朝食バイキングはとても豪華で食べきれないほどお皿を重ねてしまう。とはいえ結局食べちゃうんだけど。写真は撮り忘れた。
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ディズニーランドの開園が遅いので、少し周辺を散歩。千葉なのに南国みたい。
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この辺、ホテルの部屋から見たときも思いましたが、同じような家・マンション・団地が多い。道路もまっすぐだし、完全に「ゼロから作られた街」ですね。お台場よりも人工的な印象があります。一戸建てはみんな建て売りなの?家の大きさや形や屋根の色などに何か縛りがあるの?


さて、出発!
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着いたぞー。入り口で検温と持ち物検査。
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ディズニーホテルって、絵だね。


さて、入場!
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この日は暖かかったので、シャツ1枚で大丈夫でした。地元は雪たくさんあるのに!


本日はスタンバイパスの発券はないそうなので、エントリー受付に集中。運良く「美女と野獣」をゲットできたので向かう。
しかし、向かっている最中に「美女と野獣は調整中につき現在休止中です」とのアナウンスが。えー、とりあえず向かってみよう。
当然ですが、現地に着いたところで休止中は変わらず。えー、せっかくエントリー受付ゲットしたのにー。


さて、どうしよう。
とりあえず、近場のトゥモローランドで「スペースマウンテン」。
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待ち時間ゼロ!ぐんぐん進んですぐ乗れた!
しまった。乗り物一発目にスペースマウンテンはキツかった。この日たくさんアトラクションに乗りましたが、これがいちばんキツかった。体が慣れてから乗ればよかった。


この日は緊急事態宣言下なので、入場者数が制限されています。そのおかげでどのアトラクションも待ち時間ほぼゼロで、入り口から乗り物までの通路を歩くのがもどかしいほどでした。
というわけで、ここからはアトラクション以外のことを書こう。
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さすがディズニー。男性用トイレなのにベビーベッド3台設置。さすがだ。
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泡がミッキーの形で出てくるという石鹸。出てこないぞ。
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ジュディの撮影会があったので並んでいたら時間が来て帰ってしまった。残念。
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代わりにニックが来てくれた!わーい。
ese.hatenablog.com
ズートピア』は名作なのでみんな見てね。


お昼ごはんを食べよう。
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味はそれなり、値段はなかなかですが、ディズニーランドなので許すしかない。この空間もお値段に含まれているのだ。


昼食後、「ホーンテッドマンション」を楽しんで出てきたら、
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パレードが始まるところでした!何というナイスタイミング!ラッキー!
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私はディズニーキャラクターには何の思い入れもありませんが、やはりミッキーが目の前を通ると「ミッキー!」と声を出し手を振っちゃう。これがスター。


そろそろ、「美女と野獣」再開したかな?
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してた!ちょっと並んですぐ入れた!
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この、遠くの山々の美しさよ。わざと薄く色づけして遠くの景色に見せているのです。山育ちの私が言うんだから間違いない。
肝心のアトラクションですが、とてもよかった…。しかし私は『美女と野獣』を見たことがないので細部の作り込みなどに感動することができず、もったいなかった。もっと予習しておけばよかった。


その後もいろいろ乗って楽しんで、お次はこちら。
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ミートミッキー。ここにきて初めて35分待ち。さすがスター。
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待ち時間が長いだけあってミッキーに会えるまで道のりが長い。その道中も楽しめるようになっているのがディズニーは楽しいのよね。
無事ミッキーと写真を撮ることができて大満足。コロナ渦なので接触はできませんが、人見知りなのでちょうどいい。


お次はミニー。
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こちらも待ち時間ちょいとあり。
さすがに夕方になり寒くなってきたのでウルトラダウンを着込む。うむ、小さく折りたためるのに暖かいこいつはとても重宝しますね。
待っている間に外を見ると、通路にレジャーシートで座っている人たちがちらほら。そうか、もうすぐ夜のパレードなのね。しかしここまで来たら引き下がれない。私はミニーに会いに行く!
ミニーは、かわいかった。顔なんてミッキーと一緒じゃない?睫毛だけじゃない?と思っていたのですが、ミニーはかわいかった。ミッキーとは違った。うむむ、私も魔法にかかってきたぞ。


ミニーの家から出てくると、
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ちょうどパレード開始の時間!何というタイミング!
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こちらもフルバージョンのパレードより縮小バージョンですが、十分満足。こんな私でも感動しました。


さて、そろそろ閉園時間の19時が近づいてきました。現在首都圏の飲食店は20時までしか営業していないので、何とかここで夕ご飯も食べたい。
しかし入るお店によっては既にラストオーダーを過ぎており、なかなか夕ご飯にありつけない。
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何とかまだやっているところを見つけてご飯をいただく。
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夜のディズニーももちろんきれい。名残惜しいが、帰ります。
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ディズニーランドは基本的にお酒飲めないので、ホテルで1杯だけいただいて就寝。


起床!今日もいい天気。
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今日もたくさん盛っちゃう。そしてたくさん食べちゃう。
朝サウナもキメて、大満足でチェックアウト。


東京に戻り、水道橋へ。
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ラーメンを堪能。
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さよなら東京。毎日いい天気でとても楽しかったです。


で、地元に帰ると
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まだ冬だった。うむむ、これがこちらの現実。


それにしても楽しかった。ディズニー自体にはそんな興味のない私でもこんなに楽しいのだから、ディズニー好きな人はそりゃ楽しいよなー。
また、アトラクションの乗り物自体は特段新しくなくスリルもまあまあというものが多いですが、そこにディズニーの物語やキャラクターが乗っかっているからとても楽しい。細部まで作り込まれた世界観も素晴らしい。
ああ、楽しかった。また行きたい。すぐ行きたい。今度は乗り物以外を重点的に楽しみたい。ああ、私にも魔法かかっちゃったな。


2021年2月ツイートまとめ

映画『すばらしき世界』 感想

このクソッタレなすばらしき世界で


映画『すばらしき世界』を見てきました。
wwws.warnerbros.co.jp
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公開初日、祝日、映画館サービスデーということもあり、劇場はなかなかの入り。よかった。


感想。面白かったです!以下、ネタバレありで書きます。
これぞ映画。わざわざセリフで語らずとも、映像で分からせる、演技で分からせる。見る側も集中力と読解力を用いて作品を味わっていく。これぞ映画。
セリフで全部説明する映画は分かりやすいけど、その先がない。見て、面白かったで終わり。でも自分で考える映画は、考えていくと「そういうことか」「こういうことかな」と深さを増していく。考えてようやく理解したり理解がつながっていったり。これも映画を楽しむということ、映画を味わうということ。


殺人を犯した犯罪者の出所後は、どのような生活になるのか。
主人公三上の人物造形が上手い。殺人という絶対に許されない犯罪を犯した彼ですが、見ている側にも「彼の気持ちも分からないでもない」と思わせるバランスで描いているのが上手い。
ヤクザの組員が日本刀を持って家に押しかけてくる。家には奥さんもいる。この状況で手を出した彼は、凶悪な殺人者なのでしょうか。検察の誘導尋問により傷害致死ではなく殺人(偶然ではなく意思を持って殺したとみなされる)の判決を受けてしまいます。
また、彼が激高しやすい性格であるということも物語当初から描くことで、彼がそういう行動に出る必然性も確保する。上手い脚本です。
そして何より、役所広司の演技が素晴らしいため、この多面的な人物を生きた人間として私たちは見ていられるのです。


激高しやすい三上は、単なる悪人ではありません。正義感は強く、悪さを見過ごすことができない人間なのです。ただ、その解決方法は暴力であり、暴力を振るう快感も知っています。
そんな彼は、この社会では生きにくい存在です。正義感は大事ですが、暴力で解決していいわけではありません。物事も感情も、スルーすることで、見ない振りすることで、やり過ごすことで社会は何とか回っています。多くの人たちの生活も、妥協と諦めで社会と折り合いをつけているのです。


ようやく、自分の心を殺し、社会と折り合いをつけることを覚えた三上。やっとこの世界で生きていくことができる。
そう思った矢先に、三上の死という悲しい結末。
こういう作品の場合、どうやって物語に決着をつけるのかという点を気にして見るのですが、まさかのいきなりの死。見た直後は「そりゃないぜ」と思いましたが、その後この作品を反芻しているうちに、この決着に納得することができました。


この世界は、三上には住めない・棲めない世界だったのです。自分の心を殺し、悪や不正を見逃し、揶揄や差別を笑ってやり過ごす。こんな世界では、彼は生きられなかったのです。
タイトルの「すばらしき世界」とは、周りの協力を得て徐々に社会と折り合いをつけていく、社会の一員になっていく三上から見た希望に満ちた世界かもしれません。もしくは三上のような0か100の正義感の人には生きていくことのできないクソッタレな世界を揶揄した表現かもしれません。そして私たちにとっては、こうやっていろいろ我慢と妥協で過ごしている世界でも、生きていればいいこともあるし、いい人もいる。だから「すばらしき世界」と言わなければ生きていけないクソッタレな現実のことでもあるのです。
でも、周りの人たちに支えられながら生きているこの世界は、素晴らしいだろ?日常をやり過ごすってのは現実から目を背けるだけではなく、手を取り合いながら生きていくことでもあります。それはやっぱり「すばらしき世界」だろ?そうだろ?そう思わなけりゃ、この世界はクソッタレ過ぎる。


西川監督、お見事でした。こういう「映画として素晴らしい映画」がきちんと評価されてほしい。それは海外の映画祭で賞をもらうことだけではなく、興行収入という現実面においても評価されてほしい。「いい作品」がヒットすれば、ビジネス的に派手でない作品にもお金が回ってきます。原作ものでなくても、アニメでなくても、テレビシリーズでなくても、いい作品が世間で評価を受けてほしいな。


最後に、役者について。
役所広司さんは、文句なしの優勝。ほぼすべてのシーンで出ずっぱりなわけで、つまり役所さんの力がなければこの作品は成立しないわけです。演技力はもちろんですが、60代半ばとは思えない肉体や体の動き、そして10年以上前のギラギラした男もまさに「そのとき」の役所さんでした。あのビジュアルは素晴らしい。
そして、日常と激高の差を、同じ人間として見せる演技力。スイッチが入ったとはいえ、人間ですからシームレスに感情は動いていくのです。マンガのように別人格になるわけではない。そういうひとりの人間の多面的な姿を見せてくれました。


仲野太賀さん。役所さんが優勝なのは文句なしですが、準優勝は間違いなく太賀さん。三上との距離感がとてもよい。取材対象としての他人行儀から、慣れて近づいて、でも激高する一面を見てまた離れる。それでも見捨てられず声をかけ手を差し伸べてまた近づく。彼の頑張りを見て自分を奮い立たせ、ようやくやる気になった途端の訃報。ラストのアパートの階段を下り腰を下ろすロングショットになるまでの長回し、とてもよかったです。


その他、皆さん素晴らしい役者で素晴らしい演技でした。ここは、すばらしき世界だ!


身分帳 (講談社文庫)

身分帳 (講談社文庫)

受験生に贈る言葉

ぼくの受験大さくせん


受験のシーズンです。Twitterでも実生活でも、そういう話題が多くなってきました。
そこで、私の体験をもとに、こうしたら少しでも上手くいくんじゃないかな、上手くいったらいいなと思うことを書きます。
とはいえ、私の受験なんて30年近く前のことなので、今と全然違っているのでしょう。まあ、それでも少しでも役に立てるかも、ということで書きます。


今思えば、高校3年生の私は超頑張っていました。後にも先にも、あんなに頑張った時期はありません。当時この言葉はありませんでしたが、「やる気スイッチ」が入っていたのだと思います。大事なのはどうやったらそのスイッチが入るかってことでしょうが、それは分からないので教えることはできません。ごめんよ。
多分、勉強し始めると、分かってくる。分かってくると面白くなってくる。野球だってサッカーだって、「できるから面白い」のです。まったく打てなかったら、まったくドリブルができなかったら、楽しくならないと思います。このサイクルに入ることができれば、勉強も楽しくなると思います。
そもそも、勉強というか学ぶこと・知ることというのは本質的に「楽しいこと」だと思っています。この赤くて美味しい食べ物を「リンゴ」と知ること。リンゴが美味しいと親に伝え、それが伝わること。それは楽しい体験です。この積み重ねが「学び」です。いつしか強制的に「勉強させられる」になるからつまんないと思っちゃうけど、物事を知ることは、楽しいことです。


教科別勉強法
国語
現代文は、「日本語なんだから読めば分かるじゃん」と思い、ほぼ何もしませんでした。やったのは漢字の書き取りくらい。
よく「作者の気持ちを書きなさい」「そんなの書いた本人しか分からないよ」というテンプレネタを目にしますが、実際のテストでそんな問題は出ません。ちゃんと、書いてある文章から出ます。読めば分かる。
あと、本は読んでないけど教科書に載っていた『こころ』『山月記』『羅生門』『蜘蛛の糸』などは、教科書の文章なのにとても面白かった記憶があります。読み物・物語として面白いという利点がある上に日本語としても美しい。こういう美しい文章を面白く読めれば、それはそのまま日本語の理解にも繋がっていけると思います。
古文は、助詞と「けり」「かな」などの助動詞が分かれば、こちらも日本語ですから、何とかなります。今はもうほぼ忘れましたが、受験直前は「俺は古文を完全に理解した!」と思っていました。
全然勉強法になっていなくてすみません。


数学
私は文系を選択したので、代数幾何などは分かりません。数Ⅰ・数Ⅱ程度。
私は文系ですが、数学は楽しい。「できた感」「解いた感」が楽しい。単なる暗記ではなく、覚えた公式をどう使って解くのか。解けたときの「俺できてる感」が楽しい。証明問題とか好きでした。
公式を覚えて、それを駆使してひたすら問題を解いていく。普通の問題は解ける、ひとひねりしてある問題も解ける。俺に小細工なんて通用しないぜ!と思いながら数をこなしていきました。
そしてそのとき覚えた公式は、20年経った後でもまだ覚えていて試験で役立ちました。あのときの自分、ありがとう!


理科(地学)
私は、高校2年生の時に地学を選択しまして、これが楽しかったです。岩石の話は興味ないけど、天気や宇宙の話、地球の成り立ちなどはとても楽しかったです。
宇宙の圧倒的な広さを数学的に考えると、そのとてつもなさに感動するというか感心するというか放心するというか。地球に比べて太陽はとてつもなくデカいわけですが、もっともっとデカい恒星は無数にあって、距離も大きさも日常生活とはまったく違う単位でないと表せない世界。楽しい。
天候の理屈を知って天気図が分かるようになると、天気予報も楽しくなります。日常の解像度が上がる感じ。
ここも全然勉強法になっていなくてすみません。


社会(世界史)
社会は、世界史を専攻していました。国語は「日本語だから分かる」だったし地学は「内容が面白い」でしたが、世界史は「勉強法が楽しい」でした。
授業で書いたノートを元に、教科書やサブテキスト(山川出版社のアレ)を使って、もう一度イチから新しいノートに清書していきます。イメージは、自分だけの世界史完全ノートの作成です。その際、年号・人名・地名・出来事や政令の名称などを、5色くらいのペンを用意して、それぞれ自分で決めた色で書いていきます。
また、年号は語呂合わせで覚えますよね。私も語呂合わせの本を買ったことがありますが、イマイチなのです。年号と出来事と語呂合わせの言葉がリンクしていないので覚えられない。
そこで、自分で語呂合わせを作るのです。大事なのは上に書いたように、年号と出来事が、語呂合わせの言葉とリンクしていること。言葉の意味と出来事が掛かっているから、覚えられるのです。また、自分で作るから、より覚えやすいのです。
マジで、受験が終わった頃は「このノート、そのまま出版してほしいな」と思っていました。
やっと勉強法を紹介することができた!しかしその語呂合わせはもうひとつも覚えていない…。地学のことはまだ覚えているのに。やはり反芻しないと記憶は消えていくのですね…。


英語
私、英語がめちゃめちゃ苦手でした。中1の頃はbとdの区別もつかないレベルでした。なので高校に入ってもずっと苦手で、受験は大苦戦しました。
そこで私がやったのは「とにかく単語を覚えよう」でした。単語の意味さえ分かれば、あとは英語だって言葉ですから何とかなるだろうと。センター試験は選択式なので、文章を完全に理解できなくても明らかにおかしい解答は排除できるだろう。
全部理解できなくてもいいんです。文意が何となく分かればいいんです。テストで解答できればいいんです。しゃべれる英語を学ぶのとは違う場面なのです。
リスニングは、完全に投げました。聞き取れる単語と、問題用紙の文章で勝負していました。英語だって言葉なんだから何とかなる。
実際は、あまり何とかなりませんでした。


以上、書いてみたらあまり役に立つようなことを書けませんでした。
結局、「一生懸命やる」しかないし、そのためには「勉強するのが当たり前」の日常にしなければならないし、そのためには「勉強するのが楽しい」にしなければならない。で、そのためには、まず「始めること」です。やり出せば、結構楽しい。分かる・覚えるって楽しいことです。
そして、できている自分を褒めましょう。俺、やるじゃん。できてるじゃん。覚えてるじゃん。進んでるじゃん。「できる」という実績と自信が、次のモチベーションに繋がっていきます。そうなると、いいサイクルが回り始めます。


大学受験の場合、赤本を使いますよね。私、赤本の意味があまり分かりません。過去問解いても、同じ問題なんて出ないじゃん。傾向と対策なんて、受験生には分からないじゃん。じゃあ、何のためにやるの?
精神的な安心材料にはいいのかもしれませんが、実際の受験勉強としてどれだけ意味があるのか、私には分かりません。でも『ドラゴン桜』でも過去問推奨しているから、やっぱり効果あるのかなー。


受験直前~当日
さて、本番が近づいたらどうしましょうか。
何はともあれ「万全の体調」です。よく寝ること。記憶は睡眠で定着します。眠い頭で勉強しても頭に入りません。寝る→記憶の定着→万全の体調→勉強頑張れる、というサイクルを意識する。


倍率、不安ですか?
倍率は、気にしなくていいです。100人定員のところに200人来ようが500人来ようが、あなたが100位以内にいれば絶対に合格するのです。入試は「定員までの上位の数」ですから、宝くじの抽選倍率とはまったく違います。ザコが何人来ようと、あなたが上位にいれば合格するのです。自分は合格の範囲内にいて、あいつらはその下で蠢いているだけ。そう信じて頑張りましょう。


当日、不安ですか?
大丈夫です。なぜならあなたは合格範囲の上位にいて、周りの学生は当落ラインであがいている人たちだから。周りを見下すくらいの偉そうな態度で臨みましょう。


試験開始まで参考書などを眺めてもいいですが、個人的にはあまりおすすめしません。だって、今見たところがその日の試験に出る確率なんてほぼゼロでしょ?そして、もし出たとしても、既に覚えていれば見なくても解けるし、覚えていなければその日見た程度で解くのは難しいです。参考書を見る→自分の覚えていないことがあった→その瞬間に覚えた→それが試験に出た、なんて確率はゼロです、ゼロ。
ただし、安心のために眺めるなら意味はあります。ライナスの毛布としての効能。


私のおすすめは「みんな必死やのう。俺はこんなに余裕だぜ」という「偉そうごっこ」です。ここまできたらあとは全力を出すだけ。全力を出せるような状態に自分をもっていくことが大事です。なので、個人に合うやり方で自分を最高潮にもっていきましょう。


私は、国立大学の二次試験のときは前泊でした。
たぶん生まれて初めてのひとりホテル泊。部屋に入ってまずテレビに300円を入れ、エロチャンネルスタンバイ。しかし、なぜか映らない。いろいろ試したけど映らない。さすがにホテルの人に言うのは恥ずかしくてできなかったため、諦めて夕食を食べるために外へ向かうと、フロントに「本日は○○大学試験のため、有料チャンネルは休止しています」の張り紙を発見。
マジかよ!これが楽しみでホテル泊にしたのに!見る人は見るし、見ない人は見ないから!そんな気遣いやめてよ!仕方ないので夕食後、ゲーセンで時間潰したりしていました。
こんなでいいんです。翌日の持ち物確認とたっぷりの睡眠さえできればあとはいろいろ気にしなくていいんです。


さあ、試験が始まったら全力を出しましょう。分からない問題は飛ばしていいです。できるところからやっつけましょう。そして、もう一度もう二度もう三度確認しましょう。残り1分切るまで、しつこく見直しましょう。ここで1点取ることがあなたの人生を変えるかもしれない。試験前は余裕こいてもいいですが、必死になるのは、今です!今、全力を出し切りましょう!


試験は、「これが正解と分かる」でなくてもいいのです。「これは違う」を排除して残ったものを選択してもいいのです。試験は理解よりも正解を導くゲームなのです。全部が分からなくても、5つの選択肢が2つに絞れるだけでも正答確率は上がります。ぎりぎりまで粘って、しつこく食らいつきましょう。


頑張れ、やればできる、努力は裏切らない。こういう言葉はほとんどが気休めですが、試験の場合はしっかり当てはまります。運ではなく、自分の努力と実力が出る場。
大丈夫、あなたはしっかりやってきた。すべて答案用紙に書いてこい。


大学受験案内2022年度用

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  • 発売日: 2021/03/03
  • メディア: 単行本