今こそ聴かれるべき
昨日、ドラゴンアッシュのエントリで人生の師3人としてKjの他にYO-KING、GAKU-MCを挙げました。YO-KINGのエントリはこちらYO-KING「楽しい人は世界を救う」 - やりやすいことから少しずつを見てもらうとして、本日はGAKU-MCについて書きます。
GAKU-MC(以下ガクエム氏。全然略してないけど)は、EASTEND×YURI「DA.YO.NE」のあの人です。
EAST END×YURI /DA.YO.NE 【PV】
この曲は1994年です。そして95年には紅白歌合戦にも出場。しかしグループとしての活動は98年には休止となり、99年からはソロとして活動開始します。
私が追い始めたのはこのあたりから。1999年はDragonAsh「Viva La Revolution」、そのドラゴンアッシュ主催のTMCツアーでリップスライムを初めて知ったり、個人的にHIPHOPに傾倒し始めるきっかけの年でした。
そして2000年に「word music」を発表。ここでのシングルが「クロール」と「ハタラコウ」。どちらも素晴らしいです。ではどうぞ。
クロール _ GAKU-MC
「クロール」は、歌詞に「世紀末」なんて入っていますが、それ以外は今でも完全に通用する内容です。というか、今の方が切実に響くかも。ガクエム氏の声質も相まって、ポップに聴けますよね。ファンモンなんかよりずっと心に響くと思うのですが。特に大人には。
「ハタラコウ」は、見たことある人と声がありませんか?そうです、リップスライムのSUさんです。このアルバムは何曲かでSUさんが参加しています。今よりも分かりやすいラップだし、メロディアスですね。
この他の曲でも、
「器用なんて目指すなだいたいは不器用だ / しくじった恥ずかしさ終わってみればいいもんだ / 流されて気がついたその歳にしちゃいいほうだ / この歌でうなずけた今のお前はいい女」
「誰かと比べても意味ないし / 誰かが決めてくれる道じゃないし / 誰かみたいなんて面白くないし / 誰かになりたい僕じゃもうないし」
※この「もう」がいいのです。若かりし頃は誰かに憧れていたでしょうが、大人になるとそんな夢物語は語れないし、そして自分でも進むべき道が見えてきている、ということ。
など、パンチラインだらけ。
そしてガクエム氏は作詞家として藤井隆さんの「ナンダカンダ」を手がけます。いい曲だ。
藤井隆_ナンダカンダ
ちなみにこの曲はガムエム氏の「世界が明日も続くなら」にもセルフカバーで収録されていますが、テンポが遅くなっており、あまり良くない!
さて、長くなりそうなので駆け足で。
セカンドアルバム「word music2」からは「25°cに保たれた街」をどうぞ。
25℃に保たれた街
サビの「着信アリ 番号通知ナシ 部屋を空けたほんのちょっとの間に」のリフレインが沁みる。まだケータイではなくて留守電なのですね。
そして3枚目「a day in the life」からはもちろんこの曲「昨日のNo, 明日のYes」。
GAKU-MC - 昨日のNo, 明日のYes
ああ、いい曲。
いい曲なのでBank Bandでカバーされました。
Bank Band - 昨日のNo,明日のYes
こうしてap bankの常連になったガクエム氏は、同じくサッカー好きの桜井さんと意気投合し、「手を出すな!」という曲を発表します。
GAKU MC 桜井和寿 「手を出すな!」
この曲、言葉がめちゃくちゃ詰まっているのが好きです。でもミスチル好きな人でもこの曲知らないんですよね。
しかしここからだいぶ間が空きます。
前作が2002年なのに、次の4枚目「世界が明日も続くなら」は2009年です。レコード会社と何かあったのかな?
このアルバムからは「Fight for YA right!!」と思ったのですが、YouTubeで見つけられなかったので「スタートライン」を。
GAKU-MC「スタートライン」
ちなみに「Fight~」は鴻上尚史さんの舞台「僕たちが好きだった革命」でラッパー役で披露していました。「挙手」もやっていました。見に行きましたよ~。
そして今、配信限定などで曲は発表されていますが、正直しっかりと追いかけていません。「世界があすも続くなら」があまりにアコースティックな編曲だったので、ちょっと情熱が薄れかけています。
でも、「やるかやらないかのちょっとした違いです」他、数々のパンチラインは私の人生の指標として日々怠け心を突っついています。そうです、やろう!
<追記>
上で「ちょっと情熱が薄れかけています」と書きましたが、最近聴いていると、また良くなってきました!「ザ・ヒップホップ」を望んでいた私には肩透かしだったのでこんな書き方をしてしまいましたが、聴いているうちに「ポップスとして素晴らしいじゃん」と思うようになってきました。
「ナンダカンダ」「昨日のNO、明日のYES」はレコード会社のオトナの事情で入れさせられたんだろうな、と。そしてだからこそガクエム氏は独り立ちしたんだろうな、と。

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