やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

「ワールドハピネス2013」へ行ってきました! 感想(その1)

「ワールドハピネス2013」へ行ってきました。初めての参加です。
都心から電車に乗ってそのまま行けるというのはとてもいいですね。サマソニもそうですが、行ったことない。
しかし、今回私は生まれて初めて熱中症になってしまい、あまりフルで楽しむことができませんでした。そして、そのせいで写真を撮ることをすっかり忘れ、写真が全くありません(熱中症になった - やりやすいことから少しずつ←このエントリに載せてある写真が唯一)。
なので文字ばかりですが、記憶が薄れないうちに書いておきます。


公式HP→WORLD HAPPINESS 2013 | ワールドハピネス2013
ワーハピは2つのステージが隣同士にあり、片方が演奏中の間にもう片方のセッティングをします。そのため、片方の演奏が終わると30秒後にはもう片方の演奏が始まるのです。これは無駄がなくていいのですが、その分ご飯などで席を立つタイミングに困ってしまいます。
そして、入場時にレジャーシート(60㎝四方くらい)をもらえるので、それを敷いて見ることができます。これは最前列でも可。なので、最前列でもぎゅうぎゅうにならないし、もちろんモッシュなどは起きません。もともと出演者がそんなタイプではないので問題ないのですが、最前列でぎゅうぎゅうになりながら盛り上がることもできないのですね。


さて、フェスは大橋トリオからスタート。
私は初めて生で見るので期待していたのですが、前述の通り熱中症になってしまったため、ここは救護室裏のブルーシートにて寝ながら聴いていました。残念。
続いてはムーンライダース鈴木慶一の新バンドControversial Spark。これの途中から復活し、ステージへ向かったのですが、音をちゃんと聴く余裕はありませんでした。YUIみたいな女性ボーカルがギターを弾きながら歌っていたな、くらいの記憶。
高橋幸宏さんはこの暑さの中、ドラム叩きながら歌うんですもんね。御年61歳、素晴らしい。私も熱中症なんかに負けていられません。でもちゃんと聴いていなかったです…。ごめんなさい。
MIDNIGHTSUNSはこのフェス唯一の激しいベビーロック。メンバーの佇まいから衣装から持っている楽器まで、全てが「これぞロック!」な感じ。レフトステージの方だったのでモニターで見ていたのですが、激しいシャウトをしている後ろにおそ松くん(今年のワーハピのイメージキャラクターなのです)の書き割りが映ると、何か笑っちゃう。


14時過ぎ、清水ミチコさんです!私はこのフェス、スチャダラパーやレキシももちろんですが、一番の楽しみは清水ミチコさんでした。なかなかワンマンを見に行く機会もないし、かといって音楽フェスに出ることもないので、この機会はまさに貴重。
ユーミン、美輪明宏、森山良子、矢野顕子綾戸智恵などの鉄板ネタから忌野清志郎井上陽水といった男性アーチストまで。物まねももちろん上手いのですが、基礎体力としての歌とピアノが上手い。矢野顕子綾戸智恵なんてピアノタッチまで似ている。
後半は「このアーチストっぽい歌」ということで、ドリカムと山下達郎(っぽい歌)を披露。特にドリカムが素晴らしかったです。変なコードや急に入る3連符、自由に逸脱する転調、フェイクやシャウトの入れ方など、「聴いたことないけどドリカムの曲」でした。完成度が高くて笑っていいのか感心していいのか迷ってしまいました。ゴッドタンの「マジ歌選手権」みたい。もしくは「スナックかくちゃん」みたい。そしてこれってマキタスポーツの「作詞作曲物まね」の先駆けですね。
ラストに矢野顕子さんを呼び込んでデュエット。あこがれの人と一緒にできるなんて嬉しいだろうな。羨ましい。

ドリカム作曲法 - YouTube


矢野顕子さんは、あの前髪・あの笑顔・あの二の腕、全てがアッコちゃんです。まるで30年前からこうだったような、そして30年後も変わらないような。
途中「この曲はカバーなんですけど、時々自分の曲だと思っちゃうんですよね」と言いながら披露してくれたのは「いい日旅立ち」。しかし、コードもメロディもリズムも全取っ換えで、これは果たしてカバーと言えるのかと思うくらいの換骨奪胎っぷりでした。そりゃ自分の曲だと思うよね。さすがアッコちゃん。
ラストは「ひとつだけ」。これ、いい曲ですよね。Bank Bandでもカバーしているので、ぜひ聴いてください。

ひとつだけ/矢野顕子 - YouTube


ヒカシューはご飯食べていたのでほぼ見ていません。
ラスト近くでモニターを見たらテルミンを演奏し、全く切れのない演舞を披露していました。面白い。でも、音楽的にはよく分からない。


スチャダラパーです。2年くらい前に別の室内フェスで見て以来。
BOSE痩せてるな。前からこんなでしたっけ?薬指には指輪がキラリ。ANIはチューリップハットみたいなのを被って無精髭だったので格闘家の桜庭みたいでした。
「アーバン文法」からロボ宙を呼び込んで「MORE FUN-KEY-WORD」そして「ライツカメラアクション」。存在は知っていても曲までは知らない客がほとんどだと思うのですが、上手く乗せてみんなの手も声も上がっていました。
さらには「GET UP AND DANCE」。日産のCMで使われていた曲です。これも盛り上がるのでいいな。
「昔は20年前の曲なんて古臭くてやってらんねえ、と思っていたけど、心のベストテン第1位はやはりこの曲だった」という上手いつかみで「今夜はブギーバック」!やっぱりみんなが知っている曲を持っているアーチストは強いなあ。そして、久しぶりだけどラップパート全部歌える自分にもビックリ。ANIのヴァースって、HIPHOP用語を言っているだけで、中身は何もないのね。ANIらしい。
過去のヒット曲の後には新曲「ザ・ベスト」。過去は良かったけど、でも今の方がいい、という曲でした。
ラストはやっぱり「サマージャム」。誰のせい?それはあれだ、夏のせい!
期待通り、楽しかった!

GET UP AND DANCE[LIVE] / スチャダラパー - YouTube

SDP サマージャム'95 Live - YouTube


思いの外長くなったのでとりあえずここでいったん終了。次はテイトウワさんです!