やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

「氣志團万博2014(9/13)」 に行ってきました! 感想(その2)

祭りもブログも終わらない


「その1」でだいぶ書いたのに、まだ本編スタート前。ここからようやくスタートです。
前回までのあらすじ→「氣志團万博2014(9/13)」 に行ってきました! 感想(その1) - やりやすいことから少しずつ


ニューロティカです。ピエロがボーカルのベテランパンクバンド。私はパンクを通っていないので、ニューロティカは全く聴いていません。ボーカルのあっちゃんがお菓子屋やっていることはなぜか知っていた。昔何かのインタビューで読んだな。
積極的に聴いていたわけでもないし、世間的なヒット曲もない。なのでどれも知らない曲ばかりでしたが、楽しかったです。それはやっぱりボーカルあっちゃんの人間性。もうすぐ50歳になる人がピエロのメイクをしている。ヒット曲もないし髪の毛も薄くなってきているのに、ピエロのメイクで笑顔でパンクを歌う。後半では側転も披露していました。同い年の岡村ちゃんよりきれいな側転でしたよ。
ピエロって道化の象徴ですが、私にとっては明るいとか笑えるとかより怖いとか哀しいというイメージがあります。ニューロティカがヒット曲を飛ばしていたらこんな哀しい感じにはならないんでしょうが、そうではないので、何だか哀しい。インディーズバンドがこんな大勢の前で演奏するというのはもちろん晴れ舞台なわけですが、ヒット曲もないということは、誰も知らないわけです。そんな超アウェイの中で演奏するアラフィフのピエロ。楽しいけれど、哀しい。
今考えるからそんな評論めいたことを思ってしまいますが、演奏している最中はずっと楽しかったです。そして、松本人志の笑いが笑いと共に哀しみや狂気を含んでいるように、アラフィフのピエロは哀しいけれど楽しいのです。
これは、あっちゃんというキャラクターと人間性があるからでしょう。セカオワのピエロじゃこうはいかない。あれはただの被り物だから。
関係ないけど、「ピエロのメンバーがいるバンド」という質問でニューロティカと答える人は40代以降だな。これで世代が分かる。
ニューロティカ チョイスで会おうぜ~ア・イ・キ・タ - YouTube

ア・イ・キ・タ ニューロティカ - YouTube
現在ニューロティカはあっちゃんを主役にしたドキュメンタリー映画を制作しているそうです。愛されているなあ!
ニューロティカ公式HP→ニューロティカ | 俺達いつでもロックバカ!
あと、あっちゃんは口元にマイクを持っていくので口周りのメイクが落ちて「ダークナイト」のジョーカーみたいな口になっていました。


ゑび中は何も知らないので一旦退却。
DJブースへ行くと岡村ちゃんがかかっていました。お客さんも何人かいましたが、踊るのは恥ずかしかったので耳だけ残しながら本日2食目。
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ラーメン(とビール)。気候が暑すぎないのでビールも旨いし食欲もある。


ここでTwitterをポチポチしていたら岡村ちゃんつながりのフォロワーさんから「エセさんも来ているんですか」とリプライが。人見知りの私ですが、社交は大事。連絡を取り合い、DJブースでお会いしたその方はとても美人さんでびっくりした。緊張しちゃう。
「乾杯しましょう」と水筒を取り出すと、何と中身はワインでした!自宅でワインを入れて来たそうです。面白い。でも酔っちゃうよう。


フォロワーさんとしばしお話して、筋肉少女帯へ。
着いた時にはもう始まっていたので最初の煽りVTRを見ることができなくて残念。このフェスの煽りVTR、全て力が入っていてみんな面白い。VTRだけでも全アーティスト見ればよかった。
「イワンのばか」の後、MC。「ここに来る途中、車がパンクしちゃって、マネージャーは大慌てで。『ああ、こんな日に限ってJAFカード忘れて来た』とかテンパっちゃって。俺が『大丈夫?もうすぐフェス始まっちゃうよ』って言ったら『フェスよりJAFだ!』って」オーケン、相変わらず面白い。
さらに「みんなもお目当てのアーティストとかがいて、それがモチベーションでここに来てるんだろ?俺のモチベーションはね、4歳の甥っ子のためにきゃりーぱみゅぱみゅちゃんのサインをもらうことだー!もらうまでは帰れねえー!お客を沸かすことなんて5の次6の次だー!」と畳みかけます。
そして「日本印度化計画」「踊るダメ人間」。「踊るダメ人間」は曲が進むにつれて「ダメジャンプ(XジャパンのXジャンプっぽいやつ)」をする人が増えてきて、後ろで見ている私は嬉しかったです。曲のラストでは「ダメよ~ダメダメ」とエレキテルも入れてくれました!
続いて、「俺は作詞も結構してるのよ。安達祐実さんとか細川ふみえさんとか裕木奈江さんとか山瀬まみさんとか」この流れ、そうです。アレです。
「そういうわけで、俺が作詞した曲の中から、安達祐実さんの…」というお約束のボケを挟んでももクロの「労働讃歌」!
労働讃歌/ももいろクローバーZ 歌のみver.(ROUDOU SANKA/MOMOIRO CLOVER Z ...
これが盛り上がる!コールもフリもみんな完璧!私、それ以外の曲はみんな知っているのに、この曲は知らない。オーケンがこの曲作詞したことは知っているんだからこうなることは予測できたはず。ちゃんと予習してくればよかった。
ラストは「釈迦」。会場の余熱はありながらも盛り上がりはほどほど。やはり今の若者には知られていないんだなあ。
そして筋少といえばツーバスのドラミングや高速ギターソロなどが武器ですが、今の若者にはそういうのは武器にならないんだなあ、とも思いました。「速く弾ける=偉い」というヘビメタ時代の評価軸は今の時代には通用しないのね。当たり前だけど。
筋肉少女帯 - イワンのばか - YouTube

筋肉少女帯 - 日本印度化計画PV - YouTube

筋肉少女帯 - 踊るダメ人間 - YouTube

筋肉少女帯 - 釈迦 - YouTube


筋少が終わって空を見上げると、何だか不穏な雲が上空にやってきていました。今日はずっと晴れだと聞いていたけど、夕立はしょうがない。30分くらい濡れてやろうじゃないか、と思っていたのですが(とはいえ、すぐに雨に対応できるようにレインスーツを用意しておいたけど)、一瞬ぱらついただけで、「雨降り」にはなりませんでした。これで今日の成功は約束された!


次は味噌汁’s。知っていますか?RADWIMPSの覆面バンドです。ファンのみんなは知っているけど誰も突っ込まない、公然の秘密です。ちなみにメンバーはジョンとポールとマッカーとトニーです。面白い。
私はRADWIMPSのライブには行ったことないのですが、ライブ会場では味噌汁’sのグッズも売っているのでしょうか?Tシャツとか付け鼻メガネのお客さんがたくさんいました。どこで買ってるの?
開演前の煽りVTRで翔やんが語ります。「タイガーマスク佐山聡のような。ストロングマシンと平田淳嗣のような。お前、平田だろって。お前、RADWIMPSだろって」翔やん、言っちゃった!
「にっぽんぽん」や「友達の友達」ではスクリーンに歌詞が出たので、一見さんにも分かりやすくて良かったと思います。
野田君(に似ているジョン)は動きが軽やかでいいなあ。身体能力高そう。MCで「今日味噌汁飲んできた人」で「はーい」と答えるお客に「うそつけー!」と一喝。そうだよね。
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野田君(に似ているジョン)に言われたので翌日の朝は味噌汁を飲んだ私。
味噌汁's MV「お年玉 ~TOUDAIMOTOKURASHI~」 - YouTube


ここでまた切ります!まだフェスは中盤戦。終わらない。これは4回コースだな。