岩手の旅2016、夏。(1日目)
例えが古くなる
東北を旅してきました。今回はアラフォーとアラフィフの3人旅。若い女の子はいねーよ!
友人を拾って6時新潟市出発。磐越自動車道から郡山JCTを経て東北道へ。さらに花巻JCTから釜石道へ。随時休憩しながらひたすら進む。磐越自動車道は対面通行で疲れるなー。途中雨も降ってきてテンション上がらないなー。
宮守ICで高速を下り、宮子駅へ。
ここで13:30。お昼ご飯です。雨は上がって雲も切れてきました。いいぞ。
有料駐車場はもったいないのでパチンコ屋の駐車場に入ったらおばあさんがいて、ここも有料駐車場でした。やべ!失敗した!「どこ行かれるんですか?」「えー、ちょっとお昼ご飯を」「蛇の目さんかい?」「え?そうです」「じゃあ、この券にはんこ押してもらえば無料になるよ」「ありがとうございます!」いい人だった!
海が近いので海鮮を食べようぜ。私が頼んだのはお寿司他の豪華お膳。写真の他に茶碗蒸しとアイスも付くんだぜ。お寿司はウニもアワビもあるんだぜ。
で、お味はもちろんめちゃめちゃ美味しかったです。味の分からない私ですが、このウニは旨いぜえー。エビはでかいぜえー。
大満足でお店を出て、最初の目的地である浄土ヶ浜へ。
なんと、ここで晴れてきた!青空も出てきた!普段の行いがいいからだ!
大潮の時間だったので、波が打ち上げる!彼女とだったらキャッキャするシチュエーションです。彼女とだったら…。
景色もきれいですが、水もきれい。この透明感、私の写真じゃ伝わらない!
「浄土ヶ浜」の由来は「天和年間(1681年 - 1684年)に、曹洞宗に属する宮古山常安寺七世の霊鏡竜湖(1727年没)が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けられたとする説」だそうです。(ウィキより)
いやほんと、極楽浄土やで。
浄土が浜のウミネコは駅の鳩並みに逃げない。 pic.twitter.com/rGcOBlixAx
— エセ@11/17ライムス×スクービー (@ese19731107) 2016年7月6日
ここにはウミネコがいるのですが、全然逃げない。駐車場に普通にいる。野生はどこにやった!
ここは、2015年5月に「自然の脅威や震災の記憶を後世に伝える場」として開園しました。震災から5年、ようやくここまで復興したのですね。
jodogahama-vc.jp
この周辺は道路もお店も家も、そしてお墓も新しいです。震災で全てリセットされてしまったのですね。ピカピカで同じデザインのお墓が坂の斜面にずらっと並ぶ光景は、震災の忘れてはいけない現実を私に突きつけました。
道路脇には「津波到達区間」という表示が何か所も設置してありました。海はあんなに遠くてあんなに低いのに、ここまで津波が来たの?想像できない。自分があの時ここにいたら、津波の危険性を察知して逃げることができただろうか。まさかここまで届くわけないと甘く見ていただろうか。いろいろ考えさせられました。
続いて、龍泉洞へ。
ここは日本三大鍾乳洞だそうですが、「三大」って自称でしょ。三大といいながら5つも6つもあるんでしょ。と思っていたら、素晴らしい鍾乳洞でした!ロマンシングストーン秘宝の旅!(アラフォーの旅なので例えが古くなります)
16:40くらいに入ったので、お客さん誰もいない。貸し切りだぜー。
中は涼しい。奥へ行くと8度くらいでした。
これ、水面を撮っているのですが、分かりますか?きれいすぎて写真に写らないのです。ブルーハーツの気持ちが分かった。
ビーナスの像。おしりなどが分かるでしょうか。
途中、ライトアップされてきれい。彼女と一緒なら…。
奥まで進むと地底湖が出現。もうね、ここがきれいなのよ。永遠の深さと広さ。なんでこんなにきれいなのかよ、と思わず大泉逸郎を口ずさむほど。
と思ってさらに進んでいくと
第3地底湖は何と98mの深さ!圧倒的!
伝わらない!写真には写らない美しさがあるのだよ!
ビーナスに続いては獅子。見えるでしょうか。足がポイント。
素晴らしかった。外に出ると橋の欄干も龍なのね。
道の向かい側には「龍泉新洞科学館」の看板を発見。このフォントも作りも、何だかドラマ「トリック」に出てきそう(うさんくさいという意味で)。
中は龍泉洞に比べて学術的でエンタメ感は少な目。写真撮影禁止など変なこだわりがあり、何だか東京タワーの蝋人形館の奥みたいでした。カオス的な意味で。
撮影禁止なのですが、あまりにもチンコだったので1枚だけ撮らせていただきました。ちんこ。
宿に着いて近くの居酒屋へ。写真撮るの忘れてしまいましたが、ちりとり鍋(ちりとりのような四角い鉄板にモツ・バラ肉・ニラ・もやしなどを入れて食べる鍋)や地元のクラフトビール・日本酒をいただきました。美味しい。
というわけで1日目終了。走行距離819キロメートル。
同世代が集まるとたとえ話の単語が古くなる。あと、趣味が近いのでコアなサブカルの話題で盛り上がる。若い子がついてこれない楽しい旅でした。2日目に続く。
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