音楽の情報はほぼありません
今年もまたフジロックに行ってきました。
ese.hatenablog.com
昨日十分楽しかったのに、今日もまた行くことにしました!そして今回も感想というか日記。
昨日に続き再び越後湯沢駅。
フジロック、今日もまた俺だーーーー!!
シャトルバスの列は昨日より少ない。日曜日なので人少ないのかな?レッチリ・電グルに合わせてスタート遅めなのかな?
列に並んでいたら、ピーター・バラカンさんがいらっしゃいました。バラカンさんでも列に並ぶのか!車でひゅーいじゃないのか。
ピーター・バラカンさん、普通にシャトルバスの列に並んでいる。ベビメタ見るのかな。#fujirock #frf16
— エセ@8月17日レキシ (@ese19731107) July 24, 2016
しかしバラカンさんのTwitterを見たらずっとフィールドオブヘブンにいる予定となっていました。見なかったのか。
シャトルバスは今日は路線バスではなく観光バスをゲット。座ってゆっくり会場へ。よしよし。しかし昨日と同じく渋滞にはまり、60分近くかかり到着。でも座れたからいいのさ。
何かいた。
オアシスでカレーを食べる。タイカレーなので辛いのを覚悟(というか期待)していたのに、辛くない!美味しいけど、辛くないぞ!
ゴミはちゃんと分別するぜ。
ご飯食べながらDMA'Sの音漏れを聴いていたのですが、離れたところで聴くリバーブのせいもあるかもしれませんが初期オアシスみたいだなーと思いながら辛くないカレーを食べていました。
今日は昨日の疲れが抜けないので、歩くのはやめた。
ドラゴンドラだぜ!
すげー並んでいるじゃないか…。
しばらく並んで、GO!スタートダッシュはちょっとジェットコースターっぽい。こんなアトラクション感覚だったかな?
うひょー!楽しいぜ。ドラゴンドラってこんなに上下しながら進むのね。2013年に乗ったのに何も覚えていない。あの時は大雨だったしな…。
それにしても、この山の中にゴンドラ作ろうぜって、今の時代通らない気がする。堤帝国、恐るべし。
着いたどー!
浅野忠信さんがDJやっていましたが、人が多くてよく見えない。テクノを延々とプレイしておりました。
さらに上に上ると、こんな絶景が!天気はいいけど風は冷たく、とても気持ちがいい。天国か!ここは天国だ!
何かいた。バンジョーを弾いている男性は大川興業の総裁みたいな毒舌で「フジロック、すごい人がたくさん出るのに、何でこんなとこいるの?チケット高いんでしょ?普段我々なんて2,000円もあれば見れるんだよ」なんて言いながら私たちを楽しませてくれます。「サルゴリラチンパンジー」の歌などを演奏。見ている子供たちも楽しそうでいい。私はこの方たちを全く知らないのですが、見ているお客は結構知っているようで、合いの手を入れながら楽しんでいました。
こういうバンド(?)にも出会えるのがフジロックだよなー。無駄に見えるところに楽しさや発見がある。だって、ここにもステージあるとはいえ、下では世界的なミュージシャンがプレイしているんですよ。なのにこの人数。みんな、費用対効果は考えないのか。私もその一人だけど。
帰ろうとしたら行列が上りの倍になってる!しかし列をさばく係員はいない。お客さんたちのマナーのみで列が作られています。素晴らしいぜフジロッカー。
上りの列、上りのゴンドラ、頂上の天国(時間を忘れる)、下りの倍の列、下りのゴンドラ。で、ものすごく時間を使ってしまった!竜宮城か。
下りてきてステレオフォニックス。しかし聴きながら素通り。すみません。
ところ天国。モテキごっこはしないぜ。
いろいろ売り切れだったので、トマトスープパスタ。全然美味しくなかった。麺がおかしい。うどんなのかな?昨日茹でた麺なのかな?
しかも並んでいる最中にビール売り切れ!全然天国じゃないぞ!
フィールドオブヘブンに移動してビールゲット。ジンジャービールにしたら、ジンジャーが強すぎて私の口には合わなかった。普通が一番。
LEON BRIDGESを聴きながらだらだらしていたら、既にホワイトステージは混み始めているらしい。移動せねば。
おいおい、この写真は17時だぜ。ベビメタは18:10からだぜ。もうホワイトステージ終わってるじゃねーか。
歩いている途中でロッキングオンの渋谷社長を見かけたのですが、すぐにはぐれてしまった。ベビメタ見るのかなと思いましたが、渋谷さんのブログを見たらロバート・グラスパーを見てその後ジャック・ガラットに移動したらしい。
何とか場所を確保。前は帰るのが大変そうなのでモニター見えればいいやで我慢。
ベビメタ前のROBERT GLASPER EXPERIMENTは、ニルヴァーナの「スメルズライク~」を全然違うアレンジで演奏。最初分からなかった!地蔵が多い中、いいパフォーマンスでした!
さて、BABYMETAL。私は以前↓こういうエントリを書いたことがありますが、基本何も知らないズブの素人です。
ese.hatenablog.com
開始直前についに雨が降ってきた!3日間耐えたのに!しかしほんのパラパラで大したことなくてよかった。
いよいよスタート。まずはモニターで世界観を表した後、神バンドのインスト。ギターの人が速弾きをするのは分かりますが、ベースの人がタッピングするなんて!ギターと同じレベルのベースのタッピング初めて見ました。しかも6弦ベースじゃないか!さらにドラムのツーバスの激しいこと(そして安定している)!音作りもこのバスドラを基準に作っている感じ。いやはや、こりゃその名の通り神バンドだわ。
そして、3人が登場!BABYMETAL DEATH!
初めてライブを見ましたが、MOAMETALとYUIMETALはこんなに踊っていたのか。そしてSU-METALもこんなにシンクロして踊っていたのか。全然違うけどPerfumeレベルのダンスじゃないか。
で、やっぱりSU-METALなんですよ。きれいでお人形のような美しいお顔。あの顔だからクールな表情が似合うし、クールである分たまに笑顔になると一気に惚れちゃうわけですよ。そして、やはり圧倒的な歌唱力。上手過ぎて口パクだと疑われるレベル。
BABYMETALは、メタルの演奏にアイドルの曲、というミスマッチが面白いわけです。多分最初はそんな「それ面白いじゃん」くらいで始まったのだと思います。それがYouTubeのおかげで一気に世界スターへ。世の中分からんもんですな。
運営側も途中から本気になって演奏の強化をして神バンドになったのだと思いますが、歌唱力はどうしようもない。しかし、ここのボーカルはSU-METALだったのです。この奇跡!
SU-METAL優勝!
— エセ@8月17日レキシ (@ese19731107) July 24, 2016
SU-METAL都知事になっちゃえよ。
— エセ@8月17日レキシ (@ese19731107) July 24, 2016
とまあ、これくらいのツイートはしてしまうわけです。完全にホワイトステージは狭すぎた。
babymetalmatome.com
レッチリのメンバーも袖で見ていたらしい。
もうちょっとBABYMETALについて考える。
彼女たちは全世界で大人気ですが、これってどういう人気なんだろう。海外の人たちは「新しいメタルヒーローだ!」と思っているのか、「ジャパニーズのあんな小さい女の子がメタルやってるぜ。かわいい!」なのか。
錚々たるメタルレジェンドたちとも共演していますが、彼らは「新しいメタルヒーローだ!」ではないですよね。娘や孫を愛でる感覚ですよね。
メタルのみで評価されたわけではなく、「小さな可愛い女の子が!」という付加価値が大きいですよね。いいんです。それでいいんです。クールジャパンってこういうこと。世界基準でないガラパゴスなものこそ世界を突破する。
なんてことを考えながらホワイトステージを後にしました。
グリーンステージではベン・ハーパー。全然知らなかったのですが、とてもよかった!ベース弾きながらあんなに歌えるのか!と思ったら、スライドギターがベン・ハーパーだったのか。
レッチリも電気グルーヴも見たいのですが、帰る手段がなくなってしまうので泣く泣く撤収。
また来年!
昨日以上に音楽を聴かないフジロックでした。ドラゴンドラとところ天国とベビメタ地蔵で終わった。
それにしても、フジロックはライブを見ない人が一番多いフェスのような気がする。ドラゴンドラがあんなに大人気で山頂にあんなに人がいるなんて。ところ天国はどの時間も人がいっぱいで川遊びしている。キッズランドは子供と一緒に遊ぶ親がたくさんだ。そしてあらゆる空間にイスを出して休んでいるしあらゆる斜面に人が寝ている。
これでいいんです。漏れ聞こえてくる音を聴きながらこの非日常な空間を楽しむ。さらには音楽なんて聴かずにひたすら自然と親しむ。昼は寝て夜が本番の人もいるでしょう。全てが自由。フジロックに来た、フジロックにいる、というのが大事なんだろうな。
フジロックが最高とは思いません。チケット代は高いし。
フェスは飽和状態なので、ただブッキングだけ頑張ればいい時代ではありません。何をしたいフェスなのか、何を感じてもらいたいフェスなのか、主催者側の意志やこだわりがフェスの色を作ります。そしてもちろんフジロックにも「フジロック色」があります。
全国には特色のあるフェスがたくさんあります。ロックインジャパンは野外なのにホスピタリティ万全だし、スイートラブシャワーはカヌーや熱気球を楽しむことができます。10-feetの京都大作戦やくるりの京都音楽博覧会などミュージシャン主催のフェスはブッキングにも主催者側の意図を感じることができます。
フェスは楽しい。
- アーティスト: BABYMETAL
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2016/04/01
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