やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

あいみょん『TOUR 2018 -TELEPHONE LOBSTER-』に行ってきました! 感想

全部できる子、あとはライブ


あいみょんのツアー『テレフォンロブスター』のファイナル公演に行ってきました。
会場は渋谷クロトロ。
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クワトロって有名だけど、私来たの初めてだな。
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中に入るとインスタ映えしそうなツアータイトルのタペストリーがあったり先日出演したテレビ番組からのお花があったり。


今回はグッズを3,000円以上買うとサイン会に参加できるとのことでしたが、入場後に買うような出足の遅い私には「もう締め切りです」でした。そりゃそうだ。
Tシャツは先日買ったので、今回はタオルと光る指輪っぽいやつを購入。
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スイッチを入れると点滅・点灯します。これ、電池なくなったらどうなるの?


今回は整理番号がだいぶ遅かったので、後ろ側で見ることに。ライブハウスなので距離はあまりないのですが、人の頭越しに覗く感じなのでやっぱり見にくい。私の身長がもう少し高ければなー。ライブハウスもステージをもう少し高くしてくれればいいのに。


開演時間を5分くらい過ぎ、フィンガー5『学園天国』の出囃子であいみょん含むバンドメンバー登場。ドラム、ベース、ギター、キーボード。みんな若くてイケメン(多分)です。
1曲目は『ふたりの世界』。「まだ眠たくないのセックス」でおなじみの曲!
あいみょんは作詞作曲素晴らしいし声もいいし歌も上手い。そして、ライブで聴いても音程いいし歌上手い。すげーなこの子、全部できるじゃん。
バンドの音は、「CDよりもグルーヴがすごい!」とは感じませんでしたが、皆さん上手かったです。ただ、スネアの音が好みじゃなかった。バシャンバシャンというスネアは好きではない。もっとスコンスコンとした音が好み。あくまで私の好み。


そのまま連続して『幸せになりたい』『ジェニファー』。『ジェニファー』ここか!こんなオープニングに持ってくるのもったいないくらい。


マトリョーシカには「キラキラに光何かを追いかけて」という歌詞があって、物販で買ったアレはここで光らせるのだ!しかし焦った私はスイッチの場所がよく分からず、最初のサビに間に合わず。
つーか、あいみょんも「次の曲ではキラッキラに光らせてね~」とか言ってくれるものだと思っていたのですが、何も言わずにスルー。曲が終わってもスルー。何だよー、張り切って買ったのにー。
そもそも、会場内でもそんなに皆さんが持っていなかったですね。レキシの稲穂くらいの所有率だと勝手に思っていましたよ。


『愛を伝えたいだとか』では「皆さん踊れますか?」と煽ってくれたので、腰を揺らす。あいみょんもギター持たずにハンドマイクで歌ってくれればいいのに。
『生きていたんだよな』はギター1本弾き語り!これは曲の伴奏も好きなのになーと思っていたのですが、ギター1本での説得力もとてもよかった。
で、この後『わかってない』という曲を歌ったのですが、これ、私知らない。シングルのカップリングですか?これがまたいい曲!この子、ダサい曲1曲もないのね。
(追記:この曲は『満月の夜なら』のカップリングだそうです)


『○○ちゃん』の前で「この曲は私をあいみょんと名付けてくれた子がモデルで、大阪でライブをやったときに『ここ地元やからあんまり言わんといておこう』って思って抑えていたのに客席でめっちゃアピールしよる。めっちゃ目立っとるやん」と言っていました。この子のネタ、テッパンですね。
「よく『私の曲作って』って言われることあるんですけど、そういうときは『大した人生送ってない奴の曲作ってもおもんない』って答えてます」うん、それでいい。
「今回の『テレフォンロブスター』っていうツアータイトルはどこから付けたか知ってますか?」と会場に問い掛けると「ダリ!」と即答する男性。「すぐ答えるやん。そうなんです。ダリの作品に『ロブスターテレフォン』っていうのがあって、『いただき!』と思ってスタッフに提案したら『いいですね!』って言われた」
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これです。


「このツアーのために新曲を作ってきました」と歌ってくれたのは『夢追いベンガル。これもいい曲!(しかしもう何も覚えていないのですが)本当にこの子は駄曲ゼロだな。
『漂白』で本編ラストかなと思っていたら、『君はロックを聴かない』でシメ。『漂白』は映画のエンディングテーマとして作った曲なので、サビに至るまでが長い。こういう構成がきっちりした曲も書けるのね。今後もノベルティソング作っていこうぜ。
『君はロックを聴かない』は、あいみょん初期の名曲としてずっと歌われていくんだろうな。ミスチルCROSS ROAD』とか尾崎豊『15の夜』とかDragon Ash『陽はまた昇りくりかえす』とかRADWIMPS有心論』みたいな位置づけ。決してこの曲が世間で一番有名な曲にならない。今後も絶対いい曲書くことは分かっているのだから。


アンコールで登場したあいみょん野生爆弾くっきーがデザインした(全然似ていない)あいみょんリーゼントTシャツで登場。「今日の物販で売っていないTシャツで出るという」とあいみょん自身言っていたけど、普通物販の宣伝として着てくるだろ!
そして新曲『満月の夜なら』
www.youtube.com
まだフルMV解禁しておらず、聴けるのはここまで。でも、いい曲なのは伝わるでしょ。ライブではイントロから全部聴けた(当たり前だ)のですが、もうAメロから名曲!


メロディって音符が五線譜を上下しているわけですが、そこにはリズムとコードがあって、その3者の関係の中で音楽は成り立っています。だから、リズムのどの部分(キックなのかスネアなのか等)にどんなメロディを当てるのか(上げるのか下げるのか伸ばすのか休符にするのか等)、そこにどのコードを乗せるのか(もしくはこのコードにどのメロディを乗せるのか)が肝なのですが、それをできるのが「才能」なわけです。
もちろん技術や知識でできる部分もありますが、それを凌駕するのが才能なわけで、彼女にはそれが備わっている。


ラストは『どうせ死ぬなら』。インディーズの1曲目で本編締められるなんてすごいな。デビュー時からいい曲を書いてきて、しかも新しい曲の方がさらに名曲。今後もいい曲を書くであろう確信しかない。あいみょん株があるなら貯金全部はたいて買ってもいいぜ。だって上がることはもう分かっているもん。


ライブ終了。ここまで書いて分かる通り、素晴らしいライブでした。
しかし、少し注文を書きます。
ライブ中あいみょんはずーっとアコギを弾きながら歌っていたので、動きがない。アコギは彼女の武器なので必須アイテムですが、今後は手ぶらで歌う曲も増やしてほしいな。ステージの左右まで動いてお客を煽ってほしいです。サザン桑田さんやミスチル桜井さんくらいの分量でいいです。
そして、曲もライブを意識した曲を書いてほしいな。合いの手入れるとか一緒にコーラス叫ぶとか、そういうライブで機能する曲がほしい。君ならできる。
ついでに。MCはもう少しできるようになるといい。おもしろでも感動でもいいですが、もう少ししゃべれるといい。ライブ中「私が本気出したらやばいで。お腹よじれるで」と言っていましたが、そんなおもしろでもないよー。まあ、私が普段見ている真心とかレキシとかRHYMESTERとかと比べるのは酷ですが。


いい曲いい歌いいライブ。十分満足。今後はもっと大きなハコでやるようになるでしょうから、そういう意味でもライブパフォーマンスはまだ伸びしろがある。期待しかない。新曲も楽しみです。


こちらのセトリを見ながら記憶を手繰って書きました。
www.livefans.jp


満月の夜なら

満月の夜なら