奇跡以外の何物でもない
大人計画30周年、つまり松尾スズキ30周年ということで「30祭」が開催されたので行ってきました。
otonakeikaku.jp
会場は表参道。大人計画、そんな洒落た街でイベントやるのかい。下北沢とかじゃなくていいのかい。
これまでの公演チラシ。あー、あれ行ったなー。
顔ハメ看板があってスタッフに撮ってもらったのですが、逆光でよく見えなかった…。
入り口に大人計画社長の長坂さんの文章。「この博覧会は、そんな私たちの成長の記録です。改めて見返すと、懐かしく思い出すこともあれば、記憶の彼方に忘れ去ってまったく思い出せないことも多々あります」
過去は恥ずかしいことではない。週刊文春のクドカンのコラムでも「俺は20代の舞台写真、別に恥ずかしくない」と書いてありました。皆さん同じ意識なんだなー。それが素晴らしい。
ここから先は写真撮影NGです。
中は、基本的には劇団の公演の歴史です。皆さん若いなーとか、演劇ってドラマや映画と違って役者の力量のみで闘わなきゃならないので大変だなーとか、そんなことを思いながら見ていました。こんな人たちが今では日本の映画やドラマに引っ張りだこなんだもんなー、価値観は変わるよねー。
劇団員の子供の頃からの写真をまとめたコーナーがありまして、小路さんは頭悪そうだなーとか、宍戸さんは時代ごとにどんどん変わってるなーとか、クドカンですら若い頃は色っぽいな、若いってすごいなとか、サダヲさんずっと美少年じゃん!とかそんなことを思いました。
松尾さんは漫画家を目指していたときもあるので、絵が上手い。ミュージシャンでも芸人でも、才能ある人はなんで絵も上手いのかな。器用とかセンスがあるとかそういうこと?
チーム紅卍(河井克夫さんとのユニット)の完成原稿と松尾さんのネームがあって、比較ができてよかった。結構そのままなのね。もっとラフでざっくりしたネームなのかと思っていました。
この辺、文字だけでは全然伝わらないですね…。
もちろん大人計画には星野源もいるわけで、でもこの頃はぜんぜんパッとしない童貞野郎なんですけどね。今のスター性は誰が発見したんだろ。
全裸で股間を何か(あー、覚えてない!)で隠している写真なんかもありましたよ。「ホシノ100%は国民的歌手です」という誰か(あー、これも覚えてない!)のキャプションが入っていた。上手い!
その他まだこぢんまりと弾き語りしている写真もありましたが、確かに『ばかのうた』の頃、『恋』とか『アイデア』を作るとは誰も思っていなかったよなー。
出たら、劇団メンバーがお出迎え!
サダヲさんに肩組んでもらえるよ!
お花。なぜこの二人から??
ああ、終わってしまった。そしてこのイベントも12/30まで。短い。1年間ロングランとかすればいいのに。
それにしても、大人計画は奇跡だ。小劇場の舞台でアングラでサブカルでありつつメジャーでも通用する劇団なんて(ほぼ)ない。気持ち悪いしイケメンでも美人でもないのにスター揃いの劇団メンバーたち。星野源はちょっと別枠ですが、クドカンと阿部サダヲがいるってだけでもすごいのに、その他のメンバーも今の日本のドラマや映画では欠かせないメンツばかり。
松尾スズキ、すごい。大人計画、すごい。
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