ルームランナーのススメ
人間は頑張れない
私は運動をまったくしないので、体力がまったくありません。このままでは老後の日常生活がヤバいと思い、数年前からジムに行っているのですが、ちょっと行ってはサボって行かなくなるので、体力がつきません。数ヶ月後に再び行くとすべてが元に戻っている。基礎になる体力が備わっていないから。
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それが、今年度になって職場で駅伝に出ようということになり、これはさすがにちゃんとやらねばならぬと思い、7月くらいから継続的にジム通いをするようになりました。駅伝は10月末。それまで頑張るぞ。
何度目かのリスタート。当然体力はリセットされており、最初は走れない!走った後は生まれたての羊か処女喪失直後の少女のよう(あくまで喩えです)。
それでも、続けていれば徐々に体は慣れてくるものです。距離もスピードも徐々に伸びてくる。
で、今回のゴールは駅伝なので、ジム内のルームランナーで足をくるくる回しているだけではダメだろうなと思い、外でも走ってみました。
しかし、距離も時間もよく分からず、自分がちゃんと走れているのかもよく分からない。そして、仕事終わりに走るには秋は夕暮れが早い。走っているうちに暗くなっちゃう。反射材など持っているわけないので、危ない。しかしそこで買うほどやる気に満ちているわけではないので、買わない。
結局外で走ったのは2回だけで、あとはジム内のルームランナーのみ。
しかし、私は気づいたのです。ルームランナーの方がいい。
だって、外で走っていて、辛くなったら足を緩めるでしょ。本当の頑張り屋さんはそこでも頑張るのでしょうが、私のような弱い人間は、すぐ緩める。心の中でいろいろ言い訳して、すぐ緩める。
それが、ルームランナーだと強制的に走らされるので、走らざるを得ない。もちろんルームランナーだってボタン一つで遅くすることはできますが、距離やスピードが分かるので、あとちょっと、この距離まで走ったら、と少しの頑張りを促すことができる。その積み重ねが、肺と足を強くしていく。
心の弱い人間は、ルームランナーの強制力がないと頑張れない。
あと、距離やスピードが分かるので、前回よりどれだけ頑張ったかも可視化でき、これもいい。外で走ると天候の影響などで比較が難しい、そこに「心の言い訳」の入り込む余地ができちゃう。今日は暑かったからな、今日は風が強かったからな。ジムはいつでも一定。機械もいつでも一定。結果は自分の頑張り次第。
駅伝本番まで毎回少しずつスピードを上げて走ることで、7月と比べて確実に距離もスピードも走れるようになりました。
結果、駅伝では8人抜きをして、なかなかの成績を収めることができました。
やればできる。頑張った、私。
このジム通いの頑張りは、ライブにも活きています。夏の頃はライブハウスでへとへとだったのに、秋のライブはへっちゃら!スタミナ、付いています。
こういうのは、物理的な体力増強も大事ですが、それと同じくらい「自分は大丈夫」という自信・思い込みが大事。その心のゆとりが現実の強さを生む。
この結果に気をよくした私は、駅伝終了後も継続してジム通いを続けています。ペースはだいぶ減ったけど。
というわけでジム通いオススメ記事なのですが、ひとつ注意点を。
体脂肪、変わらないよ。
私はやせっぽちなので、減量は望んでいません。それでもこの歳になると腰回りに「持つとこ」ができつつあり、危機感を抱いています。そこで、ジム通いでこの「持つとこ」をなくそうと目論んでいたのですが、なかなか現実は厳しい。
どれだけ走っても、体重も体脂肪も変わりません。数年前から断続的にジム通いをしていますが、やっても減らないし止めても増えない。ちょっと走るだけじゃ、体重は変わらないのです。
体感では「持つとこ」は減りつつあるような気がしていますが、体重も体脂肪も変わっていないので、実際はほとんど変わっていないのでしょう。
やっぱり、体重や体脂肪を減らすには「食事の改善」が必要のようです。残念なお知らせ。
体脂肪は筋肉付けないと減らないんですよね?走るのと平行して筋トレもやらなきゃダメか。でも、そこまでするモチベーションがないんだよなー。
体脂肪を1%減らすごとにきれいなお姉さんが何かしらのサービスをしてくれるとか、分かりやすいアメがないとダメだ。実際は因果関係としては逆で、頑張った結果きれいなお姉さんが現れるのでしょうが。そして、そういう都合のいいことを考えているから私にはきれいなお姉さんは現れないのだ。
それでも、ある程度の結果が出るとやる気になる。当たり前だけど、やれば結果になる。そして、心の弱い人にとっては、ある程度の強制力を持つ「機械の力」に頼った方がよさそうです。
今年は、きれいなお姉さんを期待しよう。(そういう邪な心がダメなんだぞ)