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やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

映画「テッド2」 感想

映画

おとぎ話ですよ


映画「テッド2」を見てきました。前作を吹き替えで見たので、今回も吹き替えを選択。
映画の公式HP↓
ted-movie.jp
前作の感想↓
ese.hatenablog.com


感想はねえ、難しい。面白かったですが、前作を超えているかというとそうでもない。「前作と同じ」です。
前作と同じく下ネタ満載で、くだらなく、映画愛やアメリカのポップカルチャー愛に溢れたいい作品でした。
タイトルクレジットのミュージカル風の演出がとてもカッコよく、お金もかかっているな!前作ヒットしてよかったな!と思いましたが(ちょっと長いな、とも思いましたが)、それ以外は特別スケールアップしている感じはしませんでした。する必要ないので問題ないけど。


テッドの奥さん役のジェシカ・バースがギャルっぽくて良かった。10年後には確実に太っている感じも。と思って調べたら現在37歳!あら、それだったら十分イケてるじゃないですか!
もうひとり、メインのヒロインであるサマンサ役のアマンダ・セイフライド。うん、かわいい。この人何かで見たことあるなー、と思って調べたら、「TIME」でした。
ese.hatenablog.com
このエントリでも「目が大きい」と書いてありますが、本作でもそう思っていたら劇中でテッドが「ゴラム女」と言っていました。上手い。


前作は翻訳監修に映画評論家(最近は脚本など映画を作る側の人にもなっていますが)の町山智浩さんがいたので、アメリカのカルチャーで日本人には分かりにくい部分はいろいろ置き換えられていましたが、本作は町山さんは携わっていないようで、ほぼそのままの翻訳だったみたいです。
なので、面白さが分かりにくい部分がいくつかありました。アメフトのスター選手であるトム・ブレイディが本人役で出ていたのですが、私、彼のこと知りません。なので彼がどれだけすごい人なのか分かりませんでした。「日本でいえばイチローみたいなもんだよ」みたいな一言入れてくれれば分かりやすかったのに。
その他の映画などのパロディはこのエントリにまとめられていたので分かりやすいです。
nodogurokun.hatenablog.com
大麻の畑を見つけたときの感動を「ジュラシック・パーク」で表現するセンス。そして「群れで動いている」というセリフ。最高です。劇場内もウケていました。
ゴラムはこれ見れば分かりますね。目が大きいバケモノです。
サミュエル・L・ジャクソンは、サマンサのフルネームが彼と同じ頭文字だから出てきたワード(そして彼女がポップカルチャーに疎いというキャラ設定にもつながる)で、個人的には後半の敏腕弁護士では彼が登場すると思っていたのに!いや、モーガン・フリーマンで何の文句もないのですが。アカデミー俳優がよくぞこんな作品に出てくださいました!
リーアム・ニーソンは「96時間」ネタでの登場でしたが、私このシリーズ見ていないので全然ツボが分かりませんでした。大オチとしてもう一度登場するので、知っておけばよかった。くそう、もったいない。
ジョナ・ヒル。新スーパーマンの俳優として発表され、ジョンが「ウソだろ!」と絶叫していましたが、知らない!多分日本ではほとんど知名度ないですよね。それだったら日本向けに「カンニング竹山です!」「ガリガリガリクソンです!」とかに置き換えればいいのに。前作ではこの辺を町山さんがいろいろ補ってくれていたんだな。
「ルーツ」とか「クンタキンテ」とかは確かに若い人は知らないだろうな。本作は「ぬいぐるみに人権はあるのか」というテーマなので、黒人に白人と同等の人権がなかった時代のこういう作品を登場させて現在との意識の差を考えさせたのでしょう。現代でいえば同性愛などがこれに当たりますね。


とはいえ、本作はそんな社会的なテーマを声高に訴える映画ではありません。そうだったら視覚障害者にいたずらをして謝らないとかジョギングしている人にトマト(リンゴだった?)をぶつけるとかコミコンの参加者をバカにするような描写はしないはずですから。
ちなみに、本作は面白かったのですが、上に書いたこの辺がちょっと受け入れられず、引いてしまいました。


でも、他は面白かったです。
上に書いたトム・ブレイディの家に夜這い(精液を取りに行く)に行きちんこを見たときの光り輝く描写は、よく本人OKしたな、もしイチロー松井秀喜だったらOKしたかな、と思いながら見ていました。
そして精液の保管室で棚を倒してしまい全身に精液を浴びてしまうジョン。私は大笑いしましたが、劇場内はだいぶ引いていました。そりゃ女性は笑えないよな。でも、その直後にテッドが写真を撮ってFacebookにアップしようする場面では爆笑でした。よかった。
特別な存在だったテッドが世間の見本にならずにだらしない生活ばかりすることを「君はジャスティン・ビーバーだ」というのも面白かったですが、アメリカだったらもっとウケていただろうな。
コミコンの場面ではドラゴンボールのコスプレが多くて結構嬉しかったです。ナルトやワンピースはアメリカではそんなに認知度ないのかな?
ここにいるお客がみんなナードっぽくてよかった。そう、アメリカ人だってマッチョでイケメンばかりじゃないんだぜ。でも、そういう人たちをいじめるのはいかんぞ!後半でもっと分かりやすい仕返し受ければよかったのに。


ラストはもちろん助かるんだろうな、と思っていましたが、ああそうか、こうだったな。前作を忘れていました。
前作でも感じましたが、トータルでは映画の王道に則った作りです。キャラクターの紹介、問題発生、解決のために、挫折、再起、危機、解決、大団円。それをテディベアと下ネタとポップカルチャーで現代に通用する映画に仕上げているのです。


下ネタの量は前作に比べて減っていないと思います。お下劣ワードは前作より増えていると思いますが、エロネタが今回はないんだよなー。それが残念。本当に個人的な感想ですみません。
ジョンが離婚している設定なのですが、これはなぜでしょうか。前作を見ればとてもお似合いの二人なのに。本作のサマンサとくっつけるためなのか前作ヒロインのローリー(ミラ・クニス)が出演できないからこうなったのか。何かしら事情はあったのでしょうが、残念。
あとは、やはり翻訳の問題は大きいです。前作のエントリでも書きましたが、揶揄やパロディといった笑いはその国の文化を知らないと笑えないので、日本人が分からない単語や人名は分かるように差し替えてほしかったなあ。翻訳の人、真面目か!前作の成功は町山さんの力も大きいと思うのですが、なぜ今回は参加しなかったのかな。


他の人の感想を見ると「マリファナ礼賛みたいで不愉快だった」なんて感想もありました。前作見てないのかな。前作からこうじゃないですか。そして、本作はそういう描写があってもそういうテーマの作品ではないし、「日本でもマリファナ解禁を!」となるわけないじゃないですか。フィクションですよ。お話ですよ。真面目か!
おススメですが、カップルや親子ではあまりおススメできません。見ている最中に存分に笑いづらいし見終わった後気まずいし。というわけで、ひとりで見に行った私の勝ちだな!



映画『テッド2』R15+予告編 - YouTube

映画『テッド2』最新予告編 - YouTube
テレビCMで流れているこの予告編では交差点で交通事故がありますが、本編ではそんなシーンなかったぞ。