やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

期日前投票に行ってきました

ベターな選択を消去法で


先日、期日前投票に行ってきました。
今回は原発・増税・TPP・外交・景気対策・震災復興など、争点がたくさんあります。
事前に政党や候補者の公約は読んできたのですが、私と完全に合致する政党・候補者はありませんでした。この部分については政党A、この部分については政党B、この部分については候補者x、この部分については候補者yが私の意見と合う、といった具合。
そしてそもそも「誰がやっても同じ・変わらない」「入れたい政党がない・政治家がいない」「自分が投票に行っても行かなくても結果は変わらない」という意見もよく見聞きします。
でも、選挙には必ず行かなくてはいけない、と私は強く主張します。
現在の日本の民主主義では首相を直接選ぶこともできませんし、法案についての可否も決めることができません。
私たちが実際に力を発揮できるのは選挙に投票することだけなのです。
極端に言えば、選挙に行かない人は日々の生活についての不満を言う資格すらないと思っています。
その代わり、選挙に行った人がその時の公約・マニフェスト・アジェンダがきちんと実行できているかを監視し、それに対して意見を言うことは正当性があります。
そして次の選挙で、前回の選挙の時にきちんと有言実行した人は当選させますし、私たちとの約束を反故にした人は落選させます。
これが選挙のあるべき姿だと思っています。


そこで「でも入れたい政党がない・政治家がいない」ということもあるでしょう。
でも、そんなこと言っていても誰かが当選するのです。であれば、「一番悪くない人」「一番マシな人」を選択しましょう。
ベストでなくてもいいんです。積極的に支持する人でなくてもいいんです。
自分の意見と全ての争点において合致することは希なので、より多い一致点がある候補者、自分が重要と思っている争点について合致している政党・候補者を選びましょう。
「選びたくない人を当選させない」というためにも、必ず投票に行き、一番ベターな選択をすべきです。


これだけ日本を迷走させた民主党がまた多くの議席を取ることにはならないでしょう。
人災により福島を、東北を、日本をダメにした菅元首相が再選することはないでしょう。
「権力を握ること」が目的で、そのための政策はブレまくりの維新の会が躍進することはないでしょう。
「第3極」の流れに乗り遅れないためだけに集まった日本未来の党に票が集まるとは思えません。
原発推進・積極的な公共投資という旧来の政治へ戻る自民党に任せるのも不安です。
信者以外で公明党に投票する人がいるとは思えませんが、そんな政教分離に反した政党にキャスティングボードを握らせるわけにはいきません。
絶対に政権を取ることがないと分かっているからこそいくらでもホラが吹ける共産党に入れる人などいないでしょう。
既に存在理由が全くない社民党は今回の選挙で消滅するかもしれません。


さて、正直手詰まりです。ベストな政党はありません。
それでも私たちは選択をして、投票をしなければなりません。より悪くない党へ、よりマシな人へ。
今回の選挙は日本にとって非常に大きな選挙になると思っています。
みなさん、モアベターな選択を、消去法でもいいのでして、必ず投票に行きましょう。