一度でいいから食べてみたい
日本科学未来館で開催されていた『マンモス展』に行ってきました。公式サイト↓
www.mammothten.jp
この記事を読んだらぜひ会場に行っていただきたいのですが、11/4で閉会しちゃった…。
とても面白かったです。最近の展示会・博物館は写真撮影OKのことが増えて嬉しい。「心のフィルムに」なんて言うけど、無理だよね。覚えてられないよね。写真、ありがとう。
入り口前には映えるフォトスポットがありましたが、何せひとりなもんで、ただ撮影するだけ…。
いきなりこんなマジのやつが!冷凍ってすごい。永久凍土ってすごい。
せいこうさん!
臼歯、でかすぎ。これ、直径50センチくらいあります。ユザーンのタブラよりでかい。
食事に16時間。起きている間はひたすら食べていたのね。夢のような生活だ。
毛が生えているからケサイ、草原に住むからステップバイソン、洞穴に住むからホラアナライオン。ひねりなさ過ぎ!
もし今の時代にウサギがいなかったら、この骨格からこの耳は想像できたのかな。そういう意味で恐竜の姿もいつも眉唾だなーと思っている。
さあ、いよいよマンモスですよ。
絶滅の理由は②と③の両方だろうな。環境の変化に適応できなかったから。恐竜もそうですが、でかい奴は簡単に変化できない。強い者が生き残るのではない、適応した者が生き残るのだ。
マンモスの語源。結構テキトーなのね。
こんなに分かっちゃうの?現代科学、すげえ。
マンモス展オフィシャルプログラムより。上手いな。
ここからは永久凍土から発掘されたすごい奴らのターン。
私の写真の腕前でどこまで見えるか分かりませんが、目(というか瞼)や肛門まではっきり分かるレベルで凍っていたのです。本当に「馬、そのまま凍らせました」なんです。ただし4万年前。永久凍土、すげー。
もちろんこの状態を維持しなければならないので、マイナス20度以下の環境で展示。そりゃそうだよね。
お次は、ついに来た!「マンモス復活」の時間です!
私の写真のせいでこのすごさが伝わらない!くそう!いい鼻なのに!
ここからは実際にマンモスを復活させるプロジェクトの紹介。
この、漫画風に伝えていくのがとても面白かったです。
お尻とか足の裏とか、リアルだなあ!
科学的・技術的にマンモスの復活は可能かという期待と、それは生命の倫理を侵すことではないかという危惧と、それで生まれたマンモスは幸せなの?という素直な問いと、いろいろ考えさせられる問題ですね。
ラストにマンモスの展示があったのですが、残念ながら撮影禁止。
と思ったが、出たらすぐに完コピレプリカが置いてありました。こんな完コピだったら本物を撮影可にしても変わらないくらい精巧な出来。
出口に髪の毛と毛皮を着て槍や棍棒を持って撮影するコーナーがあり、私はひとりだったのですが係員が撮影してくれるということなので意を決して頼んで撮影してもらいました!マンモス倒すぞー。写真は載せないけど。
楽しかった。
私、恐竜も好きなのですが、最近はもうさすがに食傷気味というか飽きたというか新しい発見がないのであまりワクワクしなくなっちゃいました。しかし、マンモスは違うぞ。2億年前~6500万年前よりも、400万年前~1万年前だろ。人間と同時代を生きたんだぜ。人間が倒したり食べたりしていたんだぜ。想像するだけでワクワクするだろ。
そして、永久凍土のおかげで、化石でなく「そのまま」で眠っている姿を見れるんだぜ。マンモスサイコー。
個人的には倫理的な問題はあるにせよ、マンモス復活させてほしいなー。そしてゆくゆくはピクルとか宮本武蔵とかアクメツとかも作れるようになってほしい。
この展示会は、日本科学未来館では長期間実施しましたが、ぜひ全国各地でツアー展示してほしいです。冷凍展示など非常にお金がかかることは承知していますが、この知識的興奮はぜひ全国の少年少女にも味わってもらいたい。
わけあって絶滅しました マンモス展 キーホルダー アクリルキーホルダー イブクロコモリガエル
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