やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

ウッチャン登壇!「ボクたちの交換日記」 先行上映に行ってきました!

鈴木おさむ原作「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」が、内村光良脚本・監督により「ボクたちの交換日記」として映画化されました。
公式HP→映画『ボクたちの交換日記』公式サイト
公開は3月23日とだいぶ先なのですが、先行上映会が新潟で行われ、何とそこに内村監督自らが舞台挨拶に来られるということで、行ってきました!
公開はまだ先なので、なるたけネタバレはしないように書くつもりですが、ウッチャン熱の間からポロリといくつかこぼれるかもしれません。


私が行ったのは新潟市にあるワーナーマイカルシネマズ新潟です。朝イチの回だったので、わざわざ前乗りして行ってきましたよ。新潟は雪が怖いので。
会場に着くと、まだ「先行上映チケット発売中!」のポスターが。売り切れてないのかよ!宣伝が足りん!ウッチャンに恥かかすなよ。
※後で調べたらこのスクリーンは105席しかなかった!この劇場で最小のスクリーンです。なのに埋まらないとは…。ウッチャンすみません。新潟を嫌いにならないで。
と思いながら入場。私の席はB列、つまり前から2列目です!しかも最前列は誰もいなかったので一番前ですよ!
わーいと思いながら座ると、画面がデカすぎて情報が一度に入ってこない。そして首が辛い。うーむ、舞台挨拶には最高だけど映画鑑賞には厳しい場所ですね。
そして後ろを振り返るとやはり満員ではないようです。8割くらいの埋まり具合かな。


さて、映画スタート。
この映画は鈴木おさむさんの小説が原作なのですが、原作は読んでおりません。でもだいぶ話題になったので何となく内容は知っています。
なかなか芽の出ない芸人が「交換日記」を通して普段言えない心の内を吐露しながら、お笑いコンテストに挑んでゆく。
私は芸人さんも好きなので、スべる怖さとか周りが売れていく焦りとか、当事者でもないのに胸が締め付けられる思いで見ていました。
そして、まさに当事者であった内村監督は、どういう思いでそれぞれの場面を撮影していたのでしょうか。
テレビに出られる芸人なんてほんのひと握り。出続けられる芸人はさらにひと握り。一度もテレビに出られない芸人がほとんどで、ちょっと売れてもすぐ新しい芸人にとって代わられる。「夢」なんて叫んでも叶えられるのはほんのわずかな人たちだけ。ほとんどの人はどこかで違う夢を見つけたり現実に向き合ったりしなければならない。
この物語の中のコンビも、映画だからといって成功物語にはなりません。それでも人生は続いてゆく。結婚したり子どもが生まれたりしたら、自分だけの夢を追うことも難しい。


とても良かったです!
後半、この交換日記で泣かせる場面があるのですが、その出来事も相方目線では全く違うように映っていたのでした。泣きながら見ていた私は「そうか、そっち目線ではそう見えるよな」とはっとさせられました。しかしさらにその先もあるので、またまた涙腺決壊…!
ライムスター宇多丸さんが「SRサイタマノラッパー」で当事者ならではの「分かりすぎる感じ」で号泣メーン!したように、芸人さんたちはこの映画で全員号泣でしょう。
私個人はラストの場面で、ある芸人コンビをふと想像しただけで涙が止まらなくなってしまいました。コンビでなければ分からない様々な感情を想像して。


この映画をウッチャンが監督したのは、とても意味があると思います。
同じ芸人として分かりすぎる気持ち、途中でリタイヤしていく芸人もまだ芽が出ない芸人も昔は売れていたのに今はさっぱりな芸人もたくさん見てきたでしょうから、その彼らに対する気持ち、そして自分は運良く成功しているありがたみや申し訳なさなどの気持ちなど、様々な感情があったでしょうが、それでもこの映画は芸人であるウッチャンが監督したからこそ、芸人でなければ分からない感情なども表現できたのだと思っています。


キャストも良かったです。主演の二人の対照的なキャラクターはもちろん、周りのキャストもはまっていました。入江雅人など、ニヤリとする出演もあります。出川さんをどこかで出してあげればよかったのに。


そしてエンドロール終了後、内村監督登場!間近で見るウッチャンは、テレビよりもさらにさらにいい人そうでした。
撮影の裏話や自身の思い出などを語ってくれました。質疑応答などもあると思っていたのに、それは無し。残念、訊きたいこといっぱいあったのに。


公開はまだ先です。宣伝プロデューサーの方がツイッターなどで広めてくださいと言っていましたが、私はツイッターをやっていないので、これを読んだ人は広めてあげてください。ハッシュタグは「#交換日記」だそうです。よろしくお願いします。


ウッチャン関係のエントリ↓
内村光良一人舞台「東京オリンピック生まれの男」 感想 - やりやすいことから少しずつ



映画『ボクたちの交換日記』特報

芸人交換日記 ?イエローハーツの物語?

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