もうだいぶ前の話なのでもうだいぶ忘れています。3日経つと半分忘れ、1週間で8割忘れる私が今覚えていることだけを書こう。
公式HP→「不道徳教室」公式サイト | 作・演出:岩松 了 | 会場:KAAT神奈川劇術劇場/シアタートラム
場所は世田谷シアタートラム。初めて来ました。東京って、ライブハウスも舞台もいくつもあるのね。いいな。
ポスターの写真も撮ったのですが、びっくりするほど自分が映り込んでいて掲載できませんでした。
私は舞台はちょっとだけ見ますが、エンタメものばかりです。ですので、こういう「いわゆる演劇」はあまり経験がありません。
チケットは「L列20番」だったので真ん中くらいかな、と思っていたのですが、だいぶ小さな劇場だったので最後列の端っこ付近でした。12列目なのに最後尾かよ!20番目なのに端っこかよ!A列の前にさらに何かあるのかな?
物語は、時系列が入り組んでいて、正直きちんと理解できませんでした。エンディングも、「ここでおしまい?何か解決した?」という感じでした。
とはいえ、舞台はストーリーも大事ですが、目の前で演じている熱だったり俳優の台詞だったりキャラクターの強さだったりが良ければ「面白かった」になるのですが、それも正直そんなに感じることができませんでした。
そうはいっても演者の皆さんは素晴らしかったです。二階堂ふみの「子どもだけど子どもじゃない」感じ(だから先生がストーカーになっちゃうんだ)、大森南朋の優柔不断な感じ、黒川芽以の他人を振り回す悪い女の感じ、岩松了の保身第一な「ザ・教頭」な感じ、趣里と大西礼芳(これで「あやか」と読むんだって。読めません)の箸が転がっても可笑しい年頃、恋に恋する年頃な感じ。
関係ないですが、黒川芽以の台詞の言い方がゴッドタンに出ているときの大堀恵みたいだな、と思いながら見ていました。そんなの多分私だけ。兼ちゃん元気ねぇ~。
あと、台詞が「これぞ舞台」な感じの台詞回しが多くて、それもちょっと入り込めなかった要因です。
「あなたそう言ったじゃない」「言ったって?何を?」「言ったわ、○○を」「何のこと?○○って」まどろっこしい!普通、人はそんな会話の仕方しないよ。
説明台詞も興ざめですが、こういう台詞っぽい台詞も入り込めない。そこにその人が生きている感じがしない。
というわけで、私はイマイチ入り込めない舞台でした。台詞かストーリーがもうちょっとすっきりしていれば感じ方も違ったんだろうけどなあ。
もやもやするので他の方の感想を探しましたが、結構褒め褒めですね。私の感受性と理解力が足りないせいだな。
でも、舞台はやっぱり素晴らしい。目の前でやっている、しゃべっている。このライブ感は劇場映画の3Dでも感じられません。「舞台」って何だか敷居が高そうな感じがしている人もいると思いますが、そんなことありません。映画には行くでしょ?ライブも行くでしょ?じゃあ、舞台も行ってください。(ほぼ)ハズレないですから。何見ても楽しいですよ。私のような素人の演劇ファンよもっと増えろ!
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