やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

「青天の霹靂」 劇団ひとり 感想

劇団ひとり、好きなんです。小説の第1作「陰日向に咲く」はとても面白かったです。映画を見たらとってもつまんなかったけど。
今作も映画になるということで、その前に読んでおこうと思って読みました。
映画の公式HP→映画『青天の霹靂』| 公式サイト


面白かったです。
小説としては正直弱い。筆力が足りない。エッセイのように読みやすいのはいいのですが、「言葉の森に抱かれる」とか「魅惑の語彙に溺れる」なんてことはありませんでした。
プロットやコネタや伏線はとても上手い。これは映画化期待できます。心配なのは劇団ひとりが監督ということ。才能があるのは認めますが、映画監督は果たして?


物語は上手くできているのですが、ラストがちょっと不満。
主人公の晴夫は心を入れ替える・生まれ変わると決意しますが、それを表すエピソードがない。また今までと同じく「思うだけ」かもしれない。具体的に何か行動で見せて欲しかったです。そしてその後に電話が鳴るとか。
※ネタバレしたくないので書くのが難しい。


作中に「あの人」が出てくるのですが、映画ではどうなっているのかな。あの人が出てほしいけど、年齢的に難しいか。


劇団ひとりのエントリ↓
舞台「テレビのなみだ」 感想 - やりやすいことから少しずつ
この才能をもっと世に!「都会のシェイクスピア」 劇団ひとり 感想 - やりやすいことから少しずつ

青天の霹靂 (幻冬舎文庫)

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青天の霹靂

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青天の霹靂

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